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西目山、右田ヶ岳縦走

upload 2001.11.22

大日-西目山-勝坂窯-右田ヶ岳-上右田A

map

 防府の右田ヶ岳の西隣の西目山から右田へ縦走してきました。西目山も右田同様、岩が露出した山容が特徴的です。西目山の標高はわずか300m余りですが、大日からのコースは期待通り岩場が多く、見晴しの良いなかなか面白いコースでした。西目山頂から勝坂への道は薮漕き気味で展望もなくイマイチですが、続く勝坂からの右田ヶ岳への登りは、岩場の連続する急登コースでこれまた面白いコースでした。両山とも500mにも満たない低山ですが、面白さでは他の山にない魅力的なコースです。穂高などの岩稜コースに備えてのトレーニングコースとしてもお薦めです。ただ、いずれも岩場コースですので、岩場に慣れていない方、お子さん連れにはお薦めできません。


区間所要時間(分)
大日登山口-(25)→西目前峰-(30)→西目山山頂-(50*)→勝坂窯-(5)→
右田ヶ岳勝坂登山口-(15)→岩場急登-(20)→右田ヶ岳西峰-(5)→右田ヶ岳山頂-(5)→右田ヶ岳東峰-(30)→上右田A
*西目山山頂→勝坂窯区間は、クモの巣だらけで普通に歩けませんでした。


  2001. 9.23(日) 晴れ

8:15 新南陽市発
 昨年秋の九州遠征からほぼ1年振りに2号線を西へ向けて車を走らせる。しかし、朝早いのに戸田から渋滞。椿峠を越えると順調に流れ始めたが、防府東ICを過ぎると再び渋滞。直進路線が非常に混んでいる。みんな”きらら博”へ行くのであろうか? 国道262に入って3つ目の信号(「←大日古墳」の案内あり。)で左折。細い路地を少し進むと右手側の真新しいアパートの手前の電柱の横に木製の小さな案内が立っているのが見つかる。(←丁度電柱の陰になり分かりにくいので、右手に注意して走ろう。”大日古墳→”の右折の案内が出てきたら行き過ぎです。)しかし...
9:05 大日着
 登山口は確認できたものの、車を置く場所がない...。登山口への坂道を登っていくと、駐車スペースはあるが「私有地」と書いた大きな看板が立っており、車を置くのはためらわれる...。近くを往ったり来たり10分位走り回ったが、合法的に置く場所は見つからなかった。私のように右田まで縦走するつもりなら、右田から大日まで何処に置いても歩く距離は同じなので幾つか駐車スペースは見つかりますが...。地元の方の迷惑にならないよう、262あるいは右田の前の新しい広い道沿いにスペースを見つけるしかないのかな? 以前、”学校が休みの日は駐車可”と書いてあった右田小学校前の広場は、工事中でした。

9:10

登山靴に履き替え出発
 と、言う訳で、とある場所に車を置いて出発。
9:15 大日登山口
 真新しいアパートの横を登っていくと、墓地になっており、さらに登るとちょっとした広場に出る。この広場の左手の方から山に入っていく。
9:25 林を抜け展望が開ける
 しばらく雑木林の中を進むが10分ほど登ると林を抜けて岩の多い道を急登することになる。振り返ると眼下に防府の市街地、瀬戸内海が広がっている。隣の右田ヶ岳や、巨石の林立する西目の前峰を見上げながら、岩場を20分ほど登っていくと、その岩の固まりのてっぺんに登り着く。
9:40 西目山前峰
 ついさっきまで、”あんな所には登れないな”と見上げていた岩の固まりの上に立っているのは不思議なものだ。”成せば成る。”ということか...。
 ここまで岩場の急登が続いて、”これを登り切ればもう頂上はすぐかな?”と思っていたが、頂上はまだまだ先である。矢筈ヶ岳や、岩だらけの西目主峰を見晴らしながら、ひと休み。
 このあと2つ位ピークを乗り越えて、前峰から約30分で頂上手前の展望の良い岩場に到着。
10:15 頂上手前の岩場(大休止)
 頂上は、もう少し先の、電柱が立っている所なのだが、木の茂みに邪魔されて、展望が遮られ気味のようであるので、こちらの防府、瀬戸内海を見晴らす岩の上が一番展望が良さそうだ。北方、西目の山腹には”ローソク岩”という感じの巨石がそびえている。東方は、向いの右田ヶ岳とその向こうに矢筈ヶ岳、さらに背後に大平山が広がっている。西方には形の良い隣の楞厳寺山とその向こうは瀬戸内海につながっている。正面南の海の向こうには、うっすらと山陰が続いている。九州国東半島であろうか? 九州が西ではなく南に見えるのはなんとなく感覚的にはしっくりこないが、地図上では国東半島が丁度防府の真南まで突き出ている。早朝など山並みがもっとハッキリ見える時には、由布岳の双耳峰が識別できるそうだ。
10:35 休憩を終え出発
 先客のおじさんに近くの山のことや、右田の勝坂登山口の場所(←分かりにくい)を教えてもらって、出発。
10:40 西目山頂上(312m)
 電柱の根っこに三角点がある頂上は、確かに木に囲まれて展望はイマイチ。”頂上”という解放感がない。これから向う右田ヶ岳を垣間見て、北方に降りていく道を行くと、北方の展望が開けて、採石場であろうか?削られて痛々しく地肌を見せている山が見える。
 道はただちに怪しい雰囲気になる。マーカーが多く勝坂への道に間違いはないと思われるが、踏み跡が薄く、人が通った形跡が少ない。少なくとも今日は一人も通っていないのは、クモの巣の量で明らかだ。2,3歩歩く毎にクモの巣を払わなければならない状態で、下りなのに登るよりも遥かに時間が掛ってしまう。おまけに、木の枝が張り出したり、シダが茂ったりと、半ば”薮漕き”状態となり、私は短パンなのでシダのトゲの様なものが足を引っ掻く。足は引っ掻いてもソックスを引っ掛けるのは止めて欲しい。結構高いんだからこのハイソックス...。
 昔はこの”勝坂コース”が西目へのメインルートだったのだが、最近は展望の良い”大日コース”の方がメインとなって、”勝坂コース”は廃れつつあるようだ。
 向いの右田ヶ岳や国道262が見えるようになってくると、ようやく薮漕き区間終了。やや急な下り道を降りると谷道となって、左に砂防ダムが見えるとまもなく民家もあらわれ、アスファルトの道となる。道なりに進むと陶器工房の前を通って国道262に出る。
11:30 勝坂窯(国道262)
 さて、次は右田の勝坂登山口へ向うのだが、これがまた分かりにくい...。丁度信号に出るので262を渡って右手に少し下ると、毛利邸と防府天満宮の案内標識が立っている。その少し先で左手に登っていく道が登山口。(左後方に登っていく道じゃなくて、左前方に登っていく道です。)
11:35 右田ヶ岳勝坂登山口
 262から分れてすぐに民家の前に出てしまう。あれ?って感じだが、この民家の左横から山道に入る。
 10分ほど雑木林を歩くと、林を抜けて岩の多い道となる。木々の切れ目から、バットレスのように迫り出した右田上部の岩肌が垣間見える。”まさかあんな所は通らないだろうな。”と思っていたが、道はこの岩壁に着実に近付いていく。振り返ると、今、登ってきた西目山が見渡せて、どの辺りを通って降りてきたのか、何となく分かるような気もする
11:50 ロープ付きの岩場
 いよいよこのコースの名物?岩場の急登が始まる。ロープを使うほど取っ掛かりがない訳ではないが、とにかく急登の岩場が続き、ついに、下から見上げたあの岩隗に到着。当然この岩隗は巻いていくものと思ったら...右端の方を直登していくことになる。(右から捲いて行く道もあります。)”岩場を登り切って、ほっと一息。この岩隗を登り切れば頂上”と思ってがんばって登ってきたが、まだまだ急登は続く...。岩場では緊張もあって大丈夫だったが、西目の頂上から休憩してないので、緊張が解けると急速に失活、急登が辛い...。さらに、朝食を食べてこなかったので、モーレツにおなかが空いてきた。ヘトヘト状態で登っていくと右田西峰に出る。
12:10 右田ヶ岳西峰
 こちらは眺めもイマイチなので、誰も居ない。私も素通りして頂上に向う。一度下って天徳寺からの道と合流、そして登り返すと、大展望の岩のテラスに出る。
12:15 右田ヶ岳頂上(426m)(昼食)
 ようやく昼食にありつける。今回は山で初のご飯炊きに挑戦。というのも、秋に傾-祖母を縦走する予定なので、これに備えての予行演習。しかし、夕食用の1合炊きなので昼にしては多い。多めの水でブクブク吹きこぼしながら十数分で完了。スピード炊き上げで、やや”芯あり”状態だが、私はグルメではないので問題ない。カレーをかけて出来上がり。
 東の矢筈ヶ岳とその向こうの大平山、正面南に広がる防府市街、西の西目山を眺めながらのんびり昼食。残念ながら右田頂上からは、北方向の展望はない。
13:40 昼食を終え出発
 あとは下るだけ。少し遠回りになるが、まだ歩いた事がない”上右田Aコース”で下山してみることにした。”上右田Aコース”は東峰を越えて東へ下っていく。頂上から、一度下って登り返すとすぐに右田東峰に到着。
13:45 右田ヶ岳東峰
 東峰からは、頂上からは見えない北方向の展望が望める。山口市街の向こうに東西鳳翩山が見える。東鳳翩は分かりにくいが、西鳳翩は恰幅のよい山容で分かりやすい。
 東峰を過ぎると林の中を少し下るが、すぐにこのコースも岩の多い道となる。登りに使うと、岩の露出した右田頂上部を見上げながら登る事になるので、中々面白そうなコースである。
 登りは腹ペコであったが、山頂で1合も食べたので下りはお腹が重く、下りの振動で胃下垂になりそう...。
 コース上部は岩の多い見晴しの良い道であったが、コース下部は木陰の道となり、ひたすら下っていくと、田んぼに面した用水路沿いの舗装路に出る。
14:20 上右田に下山
 用水路の土手には赤い彼岸花が沢山咲いていた。ここが何処なのかわからないが、とりあえず降りてきたばかりの右田の岩隗を右手に見上げながら西へ移動。しばらく歩くと、見覚えのある小学校の前にでてきた。
14:30 右田小学校
 小学校前は工事中になっていて、少し回り道。校庭の南は遺跡が出た模様で、何時頃の遺跡なのか分からないが発掘中であった。暑いので日向を避けて新幹線の高架沿いの日陰道を歩いて車に帰着。
14:40 車に帰着
 西目頂上から勝坂に降りる道は惨々だったが、大日からの西目の登り、勝坂からの右田の登りともに岩場が多く大変面白いコースであった。
14:45 大日発
15:30 新南陽市帰着
 




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