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三倉岳、瓦小屋山縦走

upload 2004. 8. 2

三倉平-(Bコース)-上ノ岳-中ノ岳-下ノ岳-三倉岳頂上-瓦小屋山-栗谷

map

 広島の三倉岳、瓦小屋山を周回してきました。三倉岳は広島の山でちょっと遠いので敬遠していましたが、アプローチの道が良いので時間的には寂地へ行くのと変わらないのでは?と思い、行ってみることにしました。
 三倉岳は花崗岩が露出した3つのピークを持つ特徴的な山容で、これが名前の由来になっています。大岩のテラスとなった3つのピークからは展望抜群で、低山ながら素晴らしい高度感が得られます。絶壁を見上げたり、大岩のテラスで休憩したり、鎖を登ったりと、他の中国地方の山にはない岩山の魅力が味わえる山でした。
 三倉岳だけでも展望は堪能できますが、瓦小屋山へ縦走するとさらに好展望が続きます。ただし、下山後駐車場に戻るには車道を約30分歩かなければならなくなるのが珠に傷です。
 「山の愉しみはやっぱり展望だよね。」という方には超お薦めのコースです。ただし、岩場が多いので、岩場に慣れていない方、お子さん連れにはお薦めできません。


区間所要時間(分)
三倉平-(45)→上ノ岳-(10)→中ノ岳-(15)→下ノ岳-(5)→三倉岳頂上
-(20)→灯籠岩-(25)→瓦小屋山-(15)→630mピーク-(40)→栗谷-(30)→三倉平


  2004. 4.17(土) 晴れ

7:00 周南市発
 会社の同僚K氏を拾って出発。新岩国で国道2号線から県道で美和へ抜け、国道186号線で弥栄峡沿いに北上。”三倉岳”の案内に従い栗谷方向へ入ると岩を露出した三倉岳の岩峰が見えてくる。案内に従い進むとAコースの登山口を通過して三倉平の駐車場に到着。
8:35 三倉平駐車場着
 予想通り、寂地に行くのと同じ時間で到着。一番乗りだ。駐車場奥にはフリークライミングの人工壁がそびえ立つ。
 縦走せずに三倉岳だけなら駐車場前から左手へ登っていって、ログハウス前の駐車場に車を置く方が登山口に近い。

8:45

登山靴に履き替え出発
 ”どうやって登るの?”とも思える、そびえ立つ3つの岩峰を仰ぎ見ながら出発。少し肌寒いので上着を一枚羽織って出発したが、登山口に辿り着く前に早くも暑くなってきて、置いてくればよかったと後悔。上着はずっと”お荷物”となる。
 登山口はログハウス手前の大きなコース案内図から右手へ入っていく。しばらくはキャンプ場の中を行くがやがて雑木林の中へ入っていく。
9:00 4合目小屋への分岐
 4合目小屋への分岐を過ぎしばらく登ると”胴乱岩”の案内板に出くわす。が、どれがその岩なんだか良く分からない...。良く分からないうちに登りがきつくなってきて、石段状の急登となる。それでも5合目を過ぎると時折展望が得られる場所も出てきて、ベンチがある所まであるのでひと休みするのもよい。さらに急登を登っていくと大きな岩壁が次々と現れる。ロッククライミングの練習場のようだが、この時は誰も登っていなかった。
 巨石群を縫って登っていくと、登山口から40分程で上ノ岳(朝日岳)と中ノ岳(中岳)の分岐に到着。まずは右手朝日岳へ。岩をよじ登っていくと5分程で頂上に出る。
9:35 上ノ岳(朝日岳)(605m)
 あまり展望がよろしくないと評判?の朝日岳だが、それは中岳、夕陽岳の展望が良すぎるからで、ここからの展望もなかなかのものである。ただ、ここからと同じ展望を中岳からはもっとワイドに展望できるというのもまた事実である。唯一中岳からは見えない光景、中岳の岩稜を見上げ、中岳へ向かう。
 先程の分岐へ戻って中岳方向へ進むといよいよ鎖場が現れる。足場が打ち込まれているので全く問題なく登っていくと広いテラスに出る。
9:40 天狗の踊場
 ”天狗の踊場”と名付けられたテラスからは東側の展望が絶好で広島の山々が連なるが、最も展望が良いとされる中岳がすぐそこなので、先を急ぐ。大岩から垂らされた鎖を頼りに登っていくと、絶景の岩のテラスに出る
9:45 中ノ岳(中岳)(635m)
 宮崎の大崩山を想い起こさせる白い岩のテラスからは大パノラマが広がる。回りに視界を遮る山がないので、わずか600m余りの高さだが素晴らしい高度感が得られる。麓の栗谷の集落を見下ろすとずいぶん高い所へ登ってきたように感じる。しかし少し傾斜のついた大岩の上は下手に動くと転がり落ちそうなのであまり落ち着かない。10分ほど展望を楽しんで先へ進む。
 我々はこれが中岳とは知らず、ずいぶん狭かったので中岳手前のテラスかと思っていた。鎖を下って鞍部に降りると”夕陽岳→”の案内を発見し、”ん?、あれが中岳だったの?”という感じで割りとあっさりと主要ポイントの一つを通過してしまった。戻っても仕方ないので次の夕陽岳に期待して先へ進む。鎖を2本ほど登ると中岳から15分ほどで事実上の三倉岳の頂上?夕陽岳頂上に出る。
10:10 下ノ岳(夕陽岳)(680m)(昼食)
 期待の夕陽岳だったが展望が西方に限定的でちょっとがっかり。しかし登ってきた方向からみて左手奥の方へ行くと中岳頂上に負けない大展望の岩のテラスに出ることができる。こちらのテラスはかなり広く、先の方まで行けそうであったが、岩の上に砂が浮いていてズルっと行きそうなのでやめておいた。
 大きく開けた展望は、西方、なじみのある寂地方向の山は、頂上に人工物がある羅漢山や、頂上の形が特徴的な冠山など識別できる山もあるが、東方の広島の山は全くどれが何山なんだかわからない。
 かなり早いが隣の中岳、朝日岳を見下ろす本日最高の展望所で昼食をとる。三倉岳は非常にメジャーな登山スポットと思っていたが、土曜日であるせいか、それとも時間がまだ早いせいか、登ってくる人は少なく、長時間この展望席を独占することができた。
11:35 昼食を終え出発
 心地よい風に吹かれて、いつまでものんびりしたい所だが、まだまだ遠くに見える瓦小屋山を目指し出発。夕陽岳から下っていくと鞍部に今にも壊れそうな9合目小屋がある。ここでAコースから登ってくる道が合流。これを過ぎてしばらく登るとすぐに三倉岳頂上に出る。
11:40 三倉岳頂上(702m)
 木々に囲まれてほとんど展望のない頂上は、三角点がなければ誰も立ち寄ることもないだろう。
 ただちに瓦小屋山に向けて出発。しかし、道が登ってきた以外に2つあり迷ってしまう。見事に道を間違え途中でUターン。正解は西側、羅漢山が見える方向へ降りる道で、林の中のやや細い道を下っていく。あまり展望はないが尾根道っぽい所を歩いていくと、三倉岳〜瓦小屋山縦走路の中間点”灯籠岩”の案内を発見。
12:00 灯籠岩(大休止)
 岩によじ登ると、またまたの大展望所で大休止してしまう。本当に展望所が多いコースで休んでばっかりだ。ついさきほどまで居た夕陽岳がもうずいぶん遠くに見える
12:20 休憩を終え出発
 縦走路に戻って先へ進むと尾根のやや三倉側を通るコースとなり、時折夕陽岳の岩隗が遠望できるようになる。また縦走路上にも巨岩が現れるようになり、これを仰ぎ見たり灯籠岩や夕陽岳を振り返りながら進むと灯籠岩から30分程で瓦小屋山頂に到着。
12:45 瓦小屋山三角点(664m)
 残念ながら展望はあまりよろしくない。しかし、少し先へ進むと林が開けて、巨岩の向こうに630mのピークが展望できる。なかなか絵になる展望だ。
 さて、この展望所の左手から下にロープが垂れていて、”なぜこんな所にロープが???”と不思議に思うが、栗谷に降りるにはこの630mのピークへの尾根を進まなければならない。そして尾根を進むにはどうやらこのロープを頼りに急降下しなければならないようだ。薄暗い林の中を一旦下って登り返すと10分ほどで左手に分かれていく栗谷への下山路が見つかる。これを過ぎるとすぐに630mのピークに出る。
13:00 瓦小屋山630mピーク
 西側が開けていて展望はまずまず。さらに先へ進むと展望が開けるというので行ってみると、今度は東側の展望が開ける。三倉岳の勇姿を最後に展望して下山路へ引き返す。
 先程の分岐へ戻り、右へ折れて栗谷への道を下る。この道はトゲのあるシダがやたら多くて登山道に張り出しているので、いつものように短パンの私は足を引っ掻かれて痛い。K氏はズボンの縦糸ばかり引っ掛けられてズボンが縦縞模様になってしまった。時折垣間見える岩隗の絶壁を見上げたりしながら、結構な傾斜を下ること約30分でU字溝状のやや広い道に合流する。
13:35 U字溝状道に合流
 これは左手に進む。ボブスレーのコースのような溝状の道で雨が降ったら悲惨なことになりそうだ。やがてこの道は大きく広がって林道のようになり、ついには民家の間を抜けて”瓦小屋山登山口”の案内のある車道に出る。
13:45 瓦小屋山栗谷登山口
 駐車場へ戻るにはここからは車道を歩くことになる。道も良く分からないが基本的に左手、北方向へ進むと朝来たアプローチ道に合流して駐車場に辿り着けそうだ。途中から三倉岳の三峰も見えるようになるので迷うことはないだろう。この辺は涌水がでるのか水が豊富で、あちこちで鯉を飼う池が見られた。下山口から30分ほどで駐車場に辿り着いた。
14:15 三倉平駐車場帰着
 久々の登山でしかも長い車道歩きで足の具合が悪くなると思われたが、展望所が多くて休憩が多かったからか、意外と無事に帰ってくることができた。しかしさすがに、駐車場奥の人工壁に挑戦する元気は残っていなかった。計算すると、歩行時間はわずか3時間半、出発して帰着まで5時間半。1/3以上休んでいたことになる。本当に展望の良いコースであった。
14:25 三倉平駐車場発
16:00 周南市帰着
 




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