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雪の寂地峡

upload 99. 3. 1

寂地峡-木馬トンネル-みのこし峠-木馬トンネル-寂地峡

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 寂地峡付近は、”冬の間は道も真っ白”というイメージがあったので、昨年秋、一緒にキレット越えに行ったS氏に”ノーマルタイヤではアプローチできないのだろうね。”と話したところ、彼は最近、自慢の四駆にスノータイヤを履かせたようで、”寂地山に行こう!”と誘ってくれた。
 と言う訳で、S氏と二人で、雪の寂地山を目指し、寂地峡へ行ってきた。行く前は”ノーマルタイヤ”でアプローチできるかどうかしか考えていなかったが、山に登るのも、雪が深く、”ノーマル靴”では登れなかった。そこで、8人組の”かんじき軍団”の後ろを、つかず離れず、”小判ザメ作戦”で登ったが、 寂地山の手前の峠まで登ると、足の付け根まで埋まるようになって歩けなくなったので、引き返さざるを得なかった。
 山の頂上までは行けなかったが、1年振りに、雪にズブズブとハマッていく感触を楽しむことができた。


  99. 2.21(日) 晴れ のち 雪 時々 吹雪

7:10 新南陽発
 須々万は、やはり道が白い。しかし、錦町付近はただのウェット。ノーマルタイヤでも行けるか?と思われたが、寂地峡直前に国道434から迂回路に入れられ、ひと山越えさせられるため、雪が残っているとノーマルでは寂地峡にたどり着けない。
8:50 寂地峡着
 国道から、”寂地峡”の案内に従って左の側道へ入る。案内板で再び左折。宇佐神社への道を過ぎると左側に寂地峡の駐車場が見つかる。
 駐車場へ入らず、林道をさらに登っていくと、寂地山を半分くらいまで車で登ることができる。下から登ると、雪がなくても頂上までかなりの時間を要するので、本当は車で上まで登りたかったのだが、この日は雪も多く、さすがの四駆でも途中で登れなくなりそうだったので、下の駐車場に車を停めた。
9:00 登山靴に履き替え出発
 雪の日は、道を見失ってしまうのが心配。我々が到着した時、丁度”かんじき”を履いた8人組が出発したので、このグループについていくことにした。
 ”かんじき”の跡は、”五竜の滝”から登っていったようだ。雪は、登山口ですでに靴が埋まる程積もっている。滝の前の川沿いの木々も、すっかりわたぼうしをかぶっている。寂地峡入り口の”竜尾の滝”も寒々しい。滝に沿った階段を登っていくと、高い絶壁や淵が現れ、積雪時にしか味わえない水墨画のような世界を楽しむことができた。”白竜の滝”や”竜頭の滝”など”五竜の滝”巡りの急な階段を登り切ると突き当たりで、右手のトンネルを抜けるといよいよ、寂地山、右谷山への道となる。
 真っ暗な”木馬トンネル”を抜けると、そこは雪国だった。(トンネル前から十分”雪国”だったけど...。)”竜生橋”を渡り、左へ沢沿いに進む。さすがに、”竜ヶ岳”へ向う足跡はなかった。唯一の展望地の”竜ヶ岳”だが、この雪ではとても、展望岩に登れそうもない。雪さえなければ、”竜ヶ岳”への寄り道をお薦めする。(竜ヶ岳までは分岐から10分くらいかな?)
 道は沢に沿って緩やかに登っていく。天気は基本的には良く晴れていて、青空も見られるのだが、雪が舞い、時には吹雪くこともあった。真っ白な雪の世界を歩くのは新鮮で楽しいが、腰をおろす場所がなく休憩できないのが困りものである。
 しばらく行くと、前を行く”かんじき隊”に追付いてしまった。徐々に雪も深くなり、新雪を分ける”かんじき隊”の先頭は苦労しているようで、ペースが遅い。しかし、8人の”かんじき隊”の後ろを歩いていても、”ノーマル靴”では時折ひざまではまるような状態なので、追い抜く訳にはいかない。後ろから見ていると、”かんじき”は抵抗を大きくして雪に埋まらないようにしているので、逆に、後ろ足を雪から抜く時の負荷が大きそうで、また後ろ足を前に運ぶ時に”かんじき”が雪に引っ掛からないように大きく足を上げるので、先頭はかなり大変そうであった。ほとんどの人がアルミの輪っかのようなオーソドックスな”かんじき”を付けていたが、一人だけプラスチックのキャタピラのようなタイプのものを付けていた。表面の雪をラッセルしながら”すり足”で進むこの”かんじき”は、雪にあまり埋まらず、楽そうに見えた。
 さて、我々は、この”ラッセル隊”...じゃなくて、”かんじき隊”に付かず離れず、”小判ザメ作戦”で登っていたが、”タイコ谷分岐”を過ぎた所で、”かんじき隊”が止まってしまった。ザックまでおろしはじめているではないか。やむを得ず我々も昼食をとることにした。
12:10 みのこし峠手前にて昼食
 歩いている間は寒さを感じなかったが、雪の上に腰をおろしているとさすがに寒い。おまけに吹雪になってきて、指が凍って感覚がなくなってきた。おしりも冷たい。髪も凍って、バリバリだ。寒さに震えながらラーメンをすすって、再出発。”かんじき隊”は休憩だけですぐ出発したようだ。
12:40 昼食を終え出発
 徐々に峠に近い雰囲気になってきたが、雪の方も深くなって、ひざまでは当たり前、時折足の付け根まではまるようになってきた。
 峠のすぐ手前では、2,3歩ごとに足の付け根まではまり、這い出すとまたすぐはまる状態で、ひざで歩かないと、前に進めなくなってきた。雪と格闘しながら、ようやく”みのこし峠”に到着。
13:10 みのこし峠
 峠は、当然ながら真っ白で深い雪に埋まっていた。”かんじき隊”は寂地山に向ったようだが、先ほどの吹雪で早くもトレースが薄くなっていた。既に1時を過ぎていたので、まともに歩けない我々には寂地山は無理と判断。せめて近い右谷山へと思ったが、右谷山への道(寒さのためブレてます。)も当然深い雪に埋まっており、ここで引き返すことにした。
 登りは苦労した深い雪だが、下りはズブズブと雪にハマッていく感触が楽しく、穴ボコだらけにして歩いた。昼食中から指が凍って感覚がないので、指を解凍するため、両手を両脇の下に挟んで歩いていると、雪に足をとられて前方にバッタリ倒れて”歩く雪だるま”状態になってしまった。S氏は、転んだついでに”そり”のように、おしりで滑り降りようとしたが、あまりうまく滑らないようだった。
 再び日が射してきて雪の白さが輝くように綺麗に見える。それでも、木の枝にはたっぷり雪が載っているので、時折風の悪戯で、”超局地的豪雪”にみまわれることもあった。
 下りは快調に降りてきたが、雪で足への負荷が高い上に休憩できないので、滝に近付く頃には、さすがに疲れて足が上がらなくなってきた。トンネルを抜けて、いかにもすべりそうな滝沿いの階段を手すりに掴まりながら慎重に下り、無事帰着。
15:00 寂地峡帰着
 時折吹雪くこともあったが、まずまず天気が良かったので、雪の山歩きを楽しむことができた。
15:20 寂地峡発
 今日は天気が良かったせいか、道路の雪はすっかり溶けていた。前日天気が良く、夜に雪さえ降らなければ、ノーマルタイヤでもアプローチできるかもしれない。でも道が濡れてたら夜に凍るかも。ご注意を!
17:00 新南陽市帰着
 




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