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寂地山、冠山、広高山、額々山縦走

upload 2002. 5.13

三葛-広高山-冠山-寂地山-額々山-三葛

map

 カタクリの咲く時期、寂地、冠は非常に混むので、裏側(島根県側)から静かな山行をと、匹見の三葛から広高谷をつめて、広高山、冠山、寂地山、額々山を廻ってきました。広高、額々は寂地、冠の近所なのでカタクリも咲いてるのでは?と期待しながら行ったのですが、全く咲いていませんでした。木が茂り過ぎて陽当たりが悪いからかな? おまけに木が茂り過ぎてるおかげで展望も限定的で、苦労はあまり報われませんでした。新緑や紅葉の季節にはこのコースもいいかも知れません。ますますトレースが難しくなりますが...。
 なお、このコースは、登る人が非常に少なくて案内板もなく、マーカーと薄い踏み跡だけが頼りという登山になりますので、初心者の方には不向きです。
 
 最近(2003年秋)、アプローチの林道が延長されて、登山口の状況が、この登山記録とは変わってしまっているようです。御注意下さい。


区間所要時間(分)
三葛登山口-(100)→広高山-(30)→後冠山-(35)→冠山-(40)→寂地山-(15)→額々山-(75)→三葛登山口


  2002. 4.14(日) 一応晴れ

7:00 新南陽市発
 国道434で錦町広瀬を過ぎて国道187に入る。寂地へ行く道と分かれて、187をさらに北上。峠を越え、六日市を過ぎてしばらくの所で右折して県道42号線に入る。この道路は安蔵寺山の登山口”ゴギの郷”へ向かう道だ。その”ゴギの郷”を過ぎると道は突然狭く曲がりくねった山道になってしまう。対向車が来ないことを祈りながら進む。山道をしばらく走ると久々に人家が現れる。この集落が三葛。橋を渡ってから右折し、あとは道なりに奥へ進む。県道42の三葛附近は丁度工事中だったので、新しい道に変わるとこの三葛を素通りしてしまう恐れがあるので注意。
8:55 三葛(広高谷)登山口着
 川に沿って三葛の奥へ進むと、道は未舗装の林道に入る。タイヤがパンクしないのを祈りながら進むと約4kmで林道の突き当たりに到着。林道終点は少し広がっていて10台近くは駐車できそうだ。

9:00

登山靴に履き替え出発
 さて、林道終点には着いたものの、登山口の案内は何処にもない。林道突き当たりに山に入る道はあるものの、案内もマーカーも無いのはおかしい...。突き当たりの少し手前の道脇に車が3台(それにテントも!)停まっていたのであの辺りがどうも怪しい...。少し林道を戻ってみると、カーブミラーの横に山への入り口とマーカーが見つかった。車が停まってなかったら、林道突き当たりを登っていってしまうところだった....。と言う訳で登山口は林道終点直前のカーブミラーの横です。
 山に入ると、少し登るがそのあとはトラバース気味に谷に沿って進む。早速、角が生えた紫色のイカリソウが沢山咲いている。またやはり紫色のスミレ系?の花も見られる。しかし、道は谷へ崩れ気味の所が多いので脇見は禁物だ。
 20分位で滑滝が現れ、いよいよ沢沿いの道か?と思ったら、これは素通りして道はどんどん右手、南の方へ流れていく。途中、黒い花を発見!エンレイソウかな?これは数が少なかったです。
 約30分歩くと広い沢に出てこれを左へ進む。今度こそ沢沿いの道か?と思ったら、これまた沢から離れてしまう。途中、倒木で道を見失ったりするが、やはり右手の方へ進むと踏み跡、マーカーが見つかるので、無闇に沢筋を登ったりせず、マーカーを探そう。沢を右手に見下ろしながら谷沿いの道を進むと登山口から約1時間で沢にでる。
 このあと沢を渡ったり戻ったりしながら沢沿いに進む。このあたりイワナが釣れるようで、3,4人釣りをしている人がいた。途中、額々山への分岐があるはずなのだが、これは不覚にも見落としてしまった。
10:40 広高山への登り口
 沢に入ってから40分位で沢から離れてテープが何重も巻かれた木に出くわす。真直ぐにも踏み跡があるが左へ向かう踏み跡の方が確かそうだ。左へ直角に折れて進むと、ブナ林の下、ササが茂る中を広高山への登りに掛かる。急登を登り切ると尾根に出て、この尾根の北の端が広高山の頂上。
10:50 広高山頂上(1271m)(休憩)
 何度も迷いかけながらなんとか辿り着いた広高山頂上だが、開けているのは北北西方向だけで恐羅漢も良く見えない。この季節、まだ木々が葉を付けてないので南方に冠山の特徴的な山頂部が垣間見られるが、じきに冠山も見えなくなることだろう。
11:10 休憩を終え出発
 広高の次は、登ってきた谷には戻らずに別の道で冠山の右手に見えていた後冠山の方へ向かう。頂上から尾根を少し戻ると左手にマーカーと共に降りていく踏み跡が見つかる。急降下の後、道は杉林の尾根道となって南へ向かう。頂上から20分ほどで道はブナ林に入ると登りに転じ、ポツポツとカタクリも見られるようになる。しかしこの辺はほとんどまだつぼみだ。振り返るとブナの枝の向こうに広高山が見えている。10分ほど登ると、明確な頂上は見当たらないが後冠山付近と思われる寂地-冠間の尾根に登り着く。
11:40 後冠山付近
 寂地-冠の縦走路から外れてほとんど人が来ないこの付近にも沢山のカタクリが咲いていた。まだつぼみのものもあるが、ほとんどは綺麗に咲いている。この時期、カタクリ目当ての登山客で寂地、冠は異常に混むので、裏側の広高山、額々山にカタクリが咲いていないか調査に来たのだが、ようやく”秘密の花園”を見つけることができた。しかし、ここなら表から登った方が近いので結局人混みの中を登るしかないのか...。とは言え、人の来ない所に沢山のカタクリを発見したのは、来た甲斐があったというものだ。”秘密の花園”を見つけて喜んでいるうちに、ふと気付くと踏み跡が全くなくなっている。コースを見失ってしまったようだ。ミスコースに気付いたら、最後のマーカーまで戻るのが鉄則だが、ここまで来れば縦走路はすぐそこのはず。無理矢理薮の中を突き進んでいくと突然薮が開けて、中年の御夫婦が弁当を広げている所に出てきてしまった。変な所から出てきた足傷だらけの男に不審がる御夫婦に、”縦走路はそこですか?”などと照れ隠しに明るく挨拶をしつつ無事縦走路に合流。
11:55 寂地-冠縦走路に合流
 さて、無事縦走路にはでたものの、これでは二度とあの”秘密の花園”へ行けないではないか...。ちょっとがっかりしつつも、冠山へ急ぐ。下山も額々山経由の初めての道で降りるので、あまり遅くならないように12時頃には冠に着きたかったのだがだいぶ遅れてしまった...。無理せず冠山は省略してもいいのだが、急げば冠も廻れそうなので、かなり飛ばして冠へ向かう。
12:00 冠山-寂地山分岐
 松ノ木峠からの分岐を左に入ると、一度下ったあと登り返すことになるが、この冠山の南斜面を登る辺りは特に沢山のカタクリが見られた。”ココ、こんなに沢山咲いてたっけ?”と思う程今年は多く感じた。
12:15 冠山頂上(1339m)(昼食)
 いつもの北側に開けた所で昼食。冠山も結構人が多い。この日は曇りがちで正面の恐羅漢、十方山すらも霞んでいた。左手の今登ってきた広高山、これから向かう額々山を見やりながらラーメンをすする。
12:45 昼食を終え出発
 冠から寂地へ向かうと、松ノ木峠からの道に出る直前に右手に分かれていく道がある。前からこの道が何処へ行くのか気になっていたのだが、ひょっとして寂地山への近道?と思って入ってみた。ところが”急がば廻れ”のことわざ通りミスコース。どうやら中津谷の上流へ降りるルートのようだった。冠頂上から見ると中津谷の上流に当る広高山の手前に林道のような道が見えるが、車であんな所まで入れるのだろうか?
 急いでるのに5分以上ロスして冠-寂地縦走路に復帰、寂地へ向かう。途中、後冠山への分岐らしき所を発見。自分は後冠から寂地側へルートを外したと思っていたのだが、どうやら冠寄りの所へ出てきたようだ。
 飛ばしたのでミスコースしたにもかかわらず50分かからずに寂地頂上に到着。
13:30 寂地山頂上(1337m)
 やっぱり寂地頂上は人で一杯。頂上からあふれた人達があちこちの茂みで弁当を広げている。頂上は素通りしてカタクリの多い、犬戻峡からの道との分岐の方へ行ってみた。
13:35 犬戻峡分岐(大休止)
 この辺り、丁度寂地と南寂地の鞍部となって平地が広がっていてカタクリが多い。3年前に来た時には寂地山頂広場や、その北側、少し冠縦走路へ入った所にもカタクリが沢山咲いていた記憶があるのだが、今回は全く咲いていなかったように思う。頂上付近のカタクリが減っているのは、最近登る人が増えて、頂上からあふれた人達があちこちの茂みで弁当を広げたり昼寝したりしているせいではないかと危惧される。私の思い過ごしならいいのだが...。
14:00 休憩を終え出発
 冠から飛ばして来た反動で大休止してしまった。こんなにゆっくりしていては下山が5時近くになってしまう...。
14:05 寂地山頂上
 次は額々山経由で広高谷へ降りる。額々山への分岐は、寂地頂上から冠への道を少し歩いた所に左手に入っていく道で特に案内板はない。マーカーを探しながら荒れた杉林の中を一旦下って登り返すと正面に大きな岩が現われる。この大岩の上が頂上なのだが、直登はできない。岩の左手に廻り込んでマーカーのあるところから岩と岩の間へ無理矢理登るとすぐ右手が頂上。
14:20 額々山頂上(1279m)(大休止)
 残念ながら額々山の頂上も広高頂上同様、あんまり展望はよろしくない。開いているのは南の寂地山方向だけで左手に冠山がかろうじて見える程度。右手、右谷山(←南寂地山かな?)は木の枝越しとなる。
14:45 休憩を終え出発
 広高谷への降り口は、頂上から尾根を少し北方へ歩いた所、右手に降り口が見つかる。木の枝越しだが、正面に広高山を見ながら急降下。15分ほど下ると小さな沢にでる。沢にでると、”この沢に沿って下るのかな?”と勝手に思い込んでしまって、またもミスコースするところだった。マーカーは沢を渡った所に続いている。マーカーを追って下っていくと、無事広高谷に降りて広高-額々の分岐に出る。
15:10 広高-額々分岐
 分岐点近くの木には多量のマーカーと小さな案内板が付いている。広高、額々とも踏み跡が薄く案内板があるのもここだけなので、マーカーだけが頼りとなる。特に沢を渡ったりする所ではマーカーをひとつ見落とすとすぐミスコースにつながるので十分な注意が必要だ。と言いながら私は朝、この分岐点を見落としている。これだけマーカーがあるのに気付かなかったとは信じられない...。沢の反対側歩いてたのかな?
 冷たい沢の水で顔を洗ってリフレッシュ。ここからは来た道を戻るだけなのでちょっと気が楽だ。とは言え、かなりの長距離コースで足も”額々”になりつつある...。
 分岐から30分ほどで滑滝の沢を渡り、さらに10分ほど歩くと道脇にイカリソウが見られるようになる。この花は登山口近くだけに咲いてたので、登山口は近いはず。分岐から50分くらいで無事帰着。
16:10 三葛(広高谷)登山口に帰着
 朝登山口に停まっていた車もテントもすでになくなっていた。恐らく釣りをしていた人達のものだろう。釣りの人は朝が非常に早く昼前には帰っちゃうのじゃないかな? それにしても釣りをする人も釣り場まで1時間以上歩くとは御苦労さんです。(寂地山まで歩くヤツの方がよっぽど御苦労さんだが...。) 因みに安蔵寺山登山口の”ゴギの郷”の”ゴギ”とはイワナのことだそうです。
16:20 三葛(広高谷)登山口発
 未舗装路をガタガタ進み、次は離合も難しい狭い道...。帰りは特に辛い...。
18:15 新南陽市帰着
 




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