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平家ヶ岳

upload 2000. 1. 1

香椎神社-木谷峡-平家屋敷跡-平家ヶ岳

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 昨年秋に、紅葉の名所、木谷峡から平家ヶ岳に登ってきました。しかし紅葉はすでに終わってました、と言うより、一昨年と同じで”見頃”のないまま散っているようでした。
 香椎神社前に、”落石のため全面通行止”と書いてあったので、そこで車を置いて登山口の平家屋敷跡まで歩いたのですが、非常に遠かったです(アプローチだけで約1時間半!)。私は登山口に着く前に足が痛くなってしまいました。
 平家屋敷跡から平家ヶ岳頂上までは、これまた道が荒れていて、ほとんど登山の雰囲気のないまま頂上に着いてしまいますが、展望は非常に良く、恐羅漢〜冠、寂地〜羅漢山の冠山地が一望できます。
 と言う訳で、非常に展望の良い山なのですが、香椎神社から歩くと遠すぎるし、かと言って平家屋敷跡まで車で入ると余りに簡単に頂上に出てしまう(たった40分)ので、ちょっと中途半端です。六日市側から登ると丁度いいのかも知れません。(でもずっと笹だらけのような...。)


  99.11.13(土) 晴れ

7:40 新南陽市発
 国道434号を錦町へ向う。菅野湖ではまたしても霧が立ち込めている。辺りは真っ白で前もよく見えないくらいだ。広瀬手前のトンネル出口近くにある”木谷峡”の案内板に従って、Uターンするように左折する。橋を渡って左折、工事中の箇所を抜けて、細い道を道なりに進む。一応舗装された道なので、少し慎重さを欠いてしまった。舗装の穴にタイヤを落としてしまい、この時にタイヤがパンクしてしまった。応急タイヤに取り替えさらに進むと、渓流沿いの道となる。しかし、あまり赤く色付いた木々は見られない。既に見頃は過ぎているようだ。久しぶりに建物が見つかる所で橋を渡るとすぐに香椎神社前に到着。
9:15 木谷峡香椎神社着
 本来は登山口の平家屋敷跡まで車で入れるはずなのだが、神社前で”落石のため全面通行止”との看板が出ている。既にタイヤを一つパンクさせている私は、これ以上危険はおかせないので、神社前のスペースに車を置いて歩いて行くことにした。
9:25 登山靴に履き替え出発
 綺麗に色付いた神社前のイチョウの大木を見上げながら出発。渓流沿いの道を進む。残念ながら紅葉の見頃は既に過ぎたようで、綺麗な赤は見られない。
 約10分で鹿落ノ滝前に到着。大きな落差にひとすじの白い帯が掛けられているようで美しい。滝の前を落ち葉が舞っているのがこれまた美しいが、すこし滝が遠いのが残念だ。
 鹿落ノ滝を過ぎて少し行くと、今度は”赤の滝降り口”という案内が見つかる。川辺へ降りる階段が掛けられているが、途中で壊れていて下の方は危ない状態になっている。途中で土手に降りた方が安全である。さて、危険を冒して川辺に降りたにもかかわらず、川の中に入らないと滝は見えないようで、すぐに引き返すことになった。
 道路に戻り、再び川に沿って渓谷を見ながらの散歩を楽しむ。落ち葉の中にはもみじの葉も見られるが、多くは黄色の状態で落ちている。枝にまだ付いている葉も赤くならず黄色〜オレンジで、枝の先の方の葉だけわずかに赤くなっている。昨年の秋、右谷山に行った時もそうであったが、寂地付近は今年も赤くならずに葉が落ちてしまっているようだ。と言う訳で、赤い葉はあまり見られなかったが、黄色く色付いた木は見ることができた
 神社から約30分で鹿野や長野山へ行く道との分岐点に到着する。
10:00 鹿野・長野山分岐
 分岐を過ぎると道は未舗装になる。山側から土砂が流れ出ていたり、ガードレールが川に落っこちたのを引き上げて置いてあるだけの状態の所があったりと荒れてくるが、車が通れない程の所はない。
 ここまでは、まだ”散歩を楽しむ”といった余裕があるのだが、このあと登山口までが非常に長く、”いい加減にしろ!”と思えてくる。分岐から20分位歩いたところで道が2つに分かれ車道は右へ曲って行く。川沿いの真直ぐの道を行くが、私はガイドブックのコースタイムを間違って”鹿野分岐まで1時間、分岐から登山口まで30分”と覚えていたので、30分以上歩いても一向に登山口に到着しないので不安になった。途中で引き返し、曲って行く道を少し歩いてみるが道脇に営林署かなんかの地図入りの看板があり、やはり川沿いに真直ぐ行くのが正解と分かり、また引き返す。結局これで30分位余計に歩いてしまった訳だが、おまけに右足の付け根が痛くなってきて足が上がらなくなってきた。
 対岸の山の紅葉を見上げながら川の左手を進み、途中、川の右手に渡ると、道の両側の木々も赤や黄色の木が増えて秋山らしくなる。しかし、たいした勾配ではないが延々続く登りが、ボディーブローのように堪える。1時間くらいで着くと思ったので、途中休憩しなかったのもよくなかった。2時間歩き通しで足を引き摺るようにして、ようやく登山口に到着。
11:25 平家屋敷跡(登山口)
 少し広いスペースがあるので10台近く車を停めることが出来そうだ。どの辺が”屋敷跡”なのか分からないが、なんか”作業場”みたいなのがあるので、休ませてもらう。ベンチに寝転がって、渓流のせせらぎや風の音を聞いていると、”足も痛いので、このまま昼寝して帰ってもいいかな?”という気もしてくるが、せっかくここまで来たのでやむを得ず平家ヶ岳頂上に向けて出発。
 登山口には”あと1.5km”と書かれた綺麗な指道標が立っているが、道は”登山道”の雰囲気ではなく、まだ林道の延長のように、わだち分だけコンクリートで固められている。しかし、少し行くと木が2,3本倒れていて道が塞がれている。さらにショベルカーが放置されていたりして、全く”登山道”の雰囲気ではない。道は折れ曲がりながら登って行くが、舗装のコンクリートがグチャグチャになっていたり、山側から土砂が流れ出していたりと荒れ放題になっている。約20分登ると、見晴らしの良い峠に出て、左手に山への入り口が見つかる。
12:00 作業道から山に入る
 ”あと0.5km”の案内板からようやく山道に入る。道は真直ぐ急登。”頂上まで直登か?”と思われたが、一山越えて膝〜腰まである笹を分けて一度下る。再び登りになってこれを登り詰めると右手に寂地の山々の展望が開け、山道はわずか15分、平家屋敷跡から40分弱で頂上にでる。
12:15 平家ヶ岳頂上(1066m)
 頂上には誰もおらず、私が一番乗りであった。あまり”山登り”という感じのないうちに着いてしまった平家ヶ岳頂上だが、展望は西方向を除き大きく開けている。
 そろそろお昼の時間であるが、このまま先に”西の展望所”と呼ばれる所に行ってみて居心地のいい方でお昼にすることにした。”西の展望所”は登ってきた道をそのまま先へ5分ほど進んだ所にある。笹を分けて軽いアップダウンの後、眼下に六日市が見下ろせる所にでる。これが”西の展望所”(だと思う。)
12:20 西の展望所(昼食)
 こちらは、南方向を除き東〜北〜西の展望が広がる。どちらかと言うと頂上の方が解放感があるが、また戻るのも面倒なので、あまり人の来そうもないこちらで昼食を取ることにした。
 六日市を見下ろしながら昼食。西方向には、昨年登った莇ヶ岳-弟見山が見えているはずであるが、どれだか分からなかった。東方向は、寂地の山々が連なる。
13:10 昼食を終え出発
13:15 平家ヶ岳頂上(大休止)
 頂上へ戻って、北から恐羅漢、冠、寂地、鬼ヶ城、羅漢と連なる寂地の山々を眺めながら再び大休止。南西の方角には馬糞ヶ岳や長野山が見えているはずなのだが、詳しい地図を持っていなかったのでどれだか分からなかった。長野山は目の前のはずなのに...。
13:55 休憩を終え出発
 車までは遥かに遠いので、そろそろ下山しなければ、と重い腰をあげる。笹を分け、荒れた林道を通ってわずか20分で登山口に到着。
14:15 平家屋敷跡
 登山口までは早いものの、ここから先が長い。行きは右足の付け根が痛くて足が上がらなっかのだが、帰りはなぜか左足の足首が痛くて、歩く度にポキポキ音がする。私はどうゆう訳か下りになると、足首からポキポキ音がすることが多い。音はしても痛いことは少ないのだが、この日は痛かった。
 途中、何組かの登山者とすれ違ったが、神社から登山口までが余りにも遠いので、結局平家には登らずに登山口までで引き返すことになった人も多いようだった。皆、登山口まで車で入る積もりだったのだが、”全面通行止”の看板を見て車を置いて歩いてきたので、予定より3時間も余計に掛かってしまったためだ。皆、口々に、”これなら車で行けたのに...。”とこぼしていた。
15:15 鹿野・長野山分岐
 夏にでも遡行しようかと思って、木谷峡の様子を見ながら降りてきたのだが、鹿落ノ滝のすぐ上に砂防ダムがあるので、これを過ぎた所から沢に入って、鹿野分岐近くの滝まで歩くのが適当かと思われた。少し短いかも知れないが、平家屋敷跡までは到底行けそうもない...。
15:40 香椎神社帰着
 帰りも足を引き摺るようにしてようやく車に帰着。そもそも、アプローチでタイヤがパンクしたのがケチのつけはじめであった。登山口に着くまでに足が上がらなくなるし、散々な山行であった。
16:00 香椎神社発
17:15 新南陽市帰着
 ガソリンスタンドでタイヤを修理してもらおうと、トランクから出してみると、ただのパンクではなくて、タイヤのウォールがバックリ裂けていた。これでは直しようがない。タイヤを1本だけ交換するのはバランスが悪いので、結局2本も交換することになって、25000円も余計な出費を強いられた。過去最悪の山行であった。




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