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莇ヶ岳、弟見山

upload 98.11. 4

石鎚神社-三ノ鎖-莇ヶ岳-弟見山-莇ヶ岳-石鎚神社

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 10/3に天気が良かったので、山口の山に初挑戦。最初は近所の山(四熊ヶ岳:504m)に登ろうと思っていましたが、かなりの好天が期待されたので、30分で登れる山ではせっかくの好天がもったいないので、もう少し高い山に登ろうと言う訳で、莇(あざみ)ヶ岳から弟見山へ縦走してきました。莇ヶ岳は、頂上への”名物”鎖場が予想以上に長く、かつ傾斜が急(上部はほぼ垂直に見える!)であるのに驚きでした。莇ヶ岳までは良かったのですが、弟見山への縦走路は途中ひどい薮になっていて大変でした。特に私は、朝一番の”切り込み隊長”だったので、でかい蜘蛛の巣を払いながらの薮漕ぎでコースタイムの倍近く時間が掛かってしまいました。おまけに帰ってからも手のあちこちが、モーレツにかゆくなって散々な山行でした。フツーの人は、莇ヶ岳だけで帰った方が賢明です。(マニアな人は、弟見山から仏峠へ抜けてみて下さい。)

1998.11.23 追記
 莇ヶ岳から弟見山への縦走路のひどい薮は、地元鹿野町の有志の方々の手によって、10月末までに刈り取られたそうです。感謝!
m<(_ _)>m 安心して弟見山へ縦走して下さい。(11月に行けばよかった...。)
 
2001. 9 追記
 莇ヶ岳から弟見山への縦走路は、また薮漕き状態に戻っている模様です。覚悟の上、お出かけ下さい。
 薮漕きがなくても、莇までは登っても弟見まで縦走する人はほとんどいないんだろうな...。
 
2004. 5 追記
 5年半振りに莇ヶ岳-弟見山を縦走してきました。再び刈り取りをして頂いたのか、笹で道が見えなくなるような箇所はなく、楽に弟見山まで行くことができました。
 
島根県柿ノ木村、右ヶ谷キャンプ場からの莇ヶ岳、弟見山縦走はこちらです。


  98.10. 3(土) 晴れ

7:15 新南陽発
 国道315号で鹿野を抜けてしばらく行くと、道脇に”莇ヶ岳登山口”の案内板を発見。あわや通り過ぎそうになり、急ブレーキ&バックで無事登山口への道に入る。バス停”戸根橋”先から右手へ入るのだが、この案内板がなければとても入り口は分らない。案内板は左右にあるので、信号すら滅多にない道だが、道脇に注意して走ろう。
8:00 登山口着
 国道から右に入ると、次の三叉路でまた右へ、あとは道なりに山手へ向かう。石鎚神社の前を過ぎると左手の林道へ進む。道は舗装されているものの非常に狭くなり心細いが、なお進むと行き止りで、広い駐車スペースがある。
8:05 登山靴に履き替え出発
 林道の延長を沢に沿って進む。すぐに林道の延長とは別れて左手の杉林に入る。杖になりそうな木がバケツに沢山差してあるのが面白い。(水を準備していない人は、そこから左へ道をそれると沢に出て水を補給できる。)
 道は杉林の中を急登する。杉林を抜けてしまうと、日当りが良くなり、非常に暑い。振り返ると、車で走ってきた谷を見下ろせる。その先には山が重なって国道はもう何処だか分らない。杉林を抜けても急登は続く。私が朝一番なので、やたらに蜘蛛の巣が多い。平日に登る人は全くないようで、登山道にも立派な蜘蛛の巣が掛かっている。3歩進むごとにこれを払いながら進むので調子が上がらない。ひたすら急登のまま、分岐点に到着。
8:50 鎖場への分岐 → 鎖場の様子は、こちらでも紹介しています。
 右へ進むと、”名物”の長い鎖場へ進む。自信のない方は左の道へお巡り下さい。
 さて、右へ進むとすぐに大きな岩が見えてくる。この岩から鎖が2本下がっているが、ほぼ垂直で登るのは大変そうだ。これはパスして、道を進むといよいよ名物の長い鎖場に辿り着く。
 やたらに太い鎖が2本下がっているが、下から見上げると、さほど大した鎖場には見えない。実際下から見える範囲は足場も多く、鎖なしでも登っていける。ところが、登っていくと、下から見えていたのは半分だけであることに気付く。これは長い! しかも上半分はかなり傾斜がきつく、垂直に登っていくようにも見える。おまけに足掛りになるものがなく、鎖頼りの”腕ずく”で登ることになる。幸い、傾斜がきつくなる中間部からエスケープルートがあるようなので、下半分で”やばい”と感じた方は、左手へ逃げましょう。
 青空に向かって登っていく途中、下を見下ろしてみると、かなり危険な状態にあることに気付く。年に2,3人死人がでても不思議ではない状態だ。”落ちたら大変だ!”と思うと増々腕に力が入る。これを登り切ると、背後に広がる展望を安心して楽しむことができるようになる。
9:00 莇ヶ岳頂上(1004m)(朝食)
 頂上からは北方向を除き270度の展望が開けるが、座るとせっかくの展望がよく見えないので、見晴しの良い鎖場の上に戻って朝食。日陰で休みたいという方には、頂上北側の木陰の広場へどうぞ。
 パンをかじりながら、地図と磁石で山の名前を確認しようとしたが、見渡す限り山が折り重なっているので、どれがどの山だか全く分らない。1時間以上地図と照らし合わせたが、名前が分かったのはほんのわずかだった。また、特に特徴のある山もないので、違った所から眺めると、たちまち名前が分らなくなってしまいそうだ。
10:15 朝食を終え出発
 莇ヶ岳からは北方の展望がないので、北の弟見山に行けば北側の展望が得られるのでは?と思い、弟見山に向けて、頂上横の木陰の広場を奥へ進む。
 最初は笹もきれいに刈り取られ、木陰の散歩道という感じで楽であったが、20分位行くと”刈り取り区間”は終了。ひどい”薮漕き”を強いられる。私が朝一番なので、笹が朝露に濡れていて、服はびしょびしょ。またしても立派な蜘蛛の巣が架けられ、巣の中央では2cm位の丸々とした胴体の蜘蛛がふんぞり返っている。これを払い、笹を分けるとワヤワヤと小さな虫が涌いてきて、不快指数300%だ。もうしばらく莇ヶ岳頂上で休憩して、先に2,3人行ってから追随する方が賢明であった。(しかし、この日弟見山まで縦走したのは私以外にはわずか2組だけであった。)
 道は笹を分ける頃から左側が開けて笹が低い所では展望が得られるようになる。右手はブナ林で、目的地の弟見山もよく見えない。しばらくは尾根を歩くが、途中道は尾根から外れ、左へ直角に折れて急降下する。麓に降りてしまうのではと不安になり、ますますペースが落ちる。しばらく下り、目的の弟見山と思われる山が見えるようになると一安心。それでもずいぶん下ってしまって弟見山は見上げる程でまだまだ遠い。笹を分けたり、潜ったりしながら進むと、徐々に笹に普通の木が混じりだし、いよいよ弟見山への急登が始まる。道に木の枝が張り出しているのは、これまた厄介だ。笹にはいないが、木の葉には毛虫がついていることがある。注意しながら登っていくと、背後に”弟”(莇ヶ岳)が見えてくる。兜のようなヘンテコな形の頂上部から右手の尾根を歩いてきたようだ。
 急登する道も、見上げると青空が透けて見え、頂上が近いぞ!と期待するが、”頂上まであと15分”の看板を発見してかえってがっかり。しばらく行くと、南方を中心に西から東まで展望が開ける所に出る。”お店”を広げるにはややスペースが小さいが、頂上よりも展望が良いので、お昼はこちらで取ることをお薦めする。ここからもう少し行くと頂上。
12:05 弟見山頂上(1085m)(昼食)
 ようやく辿り着いた頂上だが、木に囲まれ展望はイマイチ。背伸びすれば、西方向、東方向の展望は得られるが、北、南は全く展望がない。仏峠への道を少し行けば北方の展望が得られるかもしれないが、仏峠への下山口は、とても突入できる状態ではなかった。恐らく薮の中で何も見えなかっただろう。
 結局、先ほどの展望の良かった所まで戻って昼食。北方向を除き270度のパノラマが得られるが、あんなに苦労してここまで来たのに見える景色は莇ヶ岳からと大して変わらない。唯一違って見えるのは、弟見山からは”弟”の莇ヶ岳が見えるということくらいか? またしても、地図とにらめっこするが、やっぱり、山の名前はよく分らない。ずっと東の方に羅漢山が霞んで見えた(と思う)。
13:50 昼食を終え出発
 また、深い笹をかき分け進む。今度は何人か通っているので、行きより、かなり楽に歩くことができる。いいペースで歩いていると、横でガサガサと葉音がした。鈴鹿では、ガサガサと音がすると、何がいるのかな?と覗きに行くのだが、山口では熊の出没が頻発しているので、私は音がする方を見るより早く、一目散に走った。走りながら追っ掛けてくる足音がないのを確認してようやく振り返って安全を確認。里山歩きも命がけである。(注:山で熊に出会った時、走って逃げるのは熊が追っかけてくるので最も危険な行為なんだそうです。じゃあ、どうすればいいのか...?)
14:45 莇ヶ岳頂上(小休止)
 帰りは、蜘蛛の巣も、迷いもなかったので1時間以内に莇ヶ岳に戻ることができた。木陰でしばらく小休止。
 下山時は、例の鎖場は危険なので、巻道から下山した。急下降が続き膝への負担が大きいが、一気に30分で降りることができた。
15:30 車に帰着
 延々薮漕ぎが続き気持ち悪かったが、駐車スペースの裏を流れる沢で、手や顔を洗ってようやくさっぱりすることができた。沢に入ってみると、足がしびれるほど水が冷たかった。
 帰りに、石鎚神社を覗いて見ると、社下の階段に、鎖場に掛っていたのと同じ大きな輪っかのついた鎖が下がっていた。
16:50 新南陽市帰着
 薮漕きもひどかったが、今回は帰ってからがまた大変だった。帰った時は、毛虫に刺されたようで、左手首がかゆかっただけなのだが、夜になって手のあちこちがかゆくなって、次の日もまた違うところがかゆくなりだした。会社では”ツツガ虫病じゃないか”と脅される始末で、治まるのに10日近くかかり、散々な山行であった。

島根県柿ノ木村、右ヶ谷キャンプ場からの莇ヶ岳、弟見山縦走はこちらです。




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