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駐車場を出て車道を歩いて行くと前方に朝焼け雲が見えた。雲の動きは早く、不安定な空模様だ。
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駐車場から10分ほど歩いて行くとゲートがあった。ここが登山口のようだが車道はまだまだ続く。かなり急勾配の車道を20分ほど登ってようやく登山道に入る。
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幾度か沢を渡り返しながら高度を上げていくうちに道は凍て付いた滑りやすい雪に覆われてくる。駐車場から1時間ほどで明神滝が見えてきた。
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滝を高巻いて登って行くと休憩適地のベンチがある。その近くでアイゼンを装着する。凍て付いた沢を横切ると明神平への登りが始まる。
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明神滝までは狭い谷の中だったが、明神平に近づくにつれて広々とした斜面のつづら折りの登りとなる。
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水場を過ぎて明神平が近づいてくるとともに風の音が大きくなって急に冷え込んでくる。
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明神平直下から見た薊岳。6年前に登った山だ。
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8時40分に明神平に着く。人影はなく、ただ冷たい風だけが吹き抜けていた。予想していた天気とは違って上空には次から次へと雲が流れて行く。
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明神平から前山を目指して行く。振り返ると水無山とその背後に国見山が見え出す。いつかはあの稜線も歩きたいと思う。
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前山を見る。雪は思っていたよりも少なく、ところどころ地肌も見えている。
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前山を登る。雪は固く締まっていて潜り込むこともなく歩きやすかった。
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流れゆく雲に遮られて前山から遠くの眺めは得られなかった。明神岳に向かって稜線沿いに歩いて行くと三ツ塚分岐に着く。明神平から直接来る道もあるようだ。
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道の傾斜はそれほどでもないので途中でアイゼンをはずす。右側が切れ落ちた稜線を登り詰めて明神岳に着く。標高1432mはこの付近では最高峰だが、山頂は樹林に囲まれていて展望はない。
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明神岳から稜線沿いに少し行くと道標がある。池木屋山へと続く台高山脈の主稜線と別れて桧塚に向かう。
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雪の上の踏み跡は真っ直ぐに斜面を下って行く。いよいよこのコースの核心部に入って行く。
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予期したとおり霧氷は皆無だったが、このような風情もなかなかよい。
このあたりを判官平と云うのだろうか、尾根はたおやかで風も少ない。
青い空を背にした冬の木立は清々しく、歩いていると幸せな気分になる。
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広々とした緩やかな起伏の高まりを超えると写真のような尾根道となる。
そのようなことを何回か繰り返しながら進んで行く。
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1394mのピークと思われるところで道は左に折れる。道標には書かれていないが、ヒキウス平はここを真っ直ぐ行くと辿り着くのだろうか。
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桧塚に近づくにつれて青空も増えてくる。
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いつ果てるとも知れない冬木立の中を桧塚に向かう。
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桧塚奥峰に近づくと樹林が途切れて北の展望が開けた。高見山も今日は霧氷はお休みのようだ。
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奥峰へ登る途中で振り返ると明神岳から前山に続く稜線が見えた。あちらの方は相変わらずの曇り空だ。
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桧塚奥峰を登る。全く雪もなく春先のような感じだが、樹林帯を出ると風は相変わらず強烈だ。
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桧塚奥峰に到着。少し右に行くと展望が開ける。
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時刻は10時15分。随分歩いたようでも明神岳から45分ほどの道のりだった。
このあたりは青空が広がっており、樹林から抜け出て広闊な眺めを楽しむことができた。
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東側には目の前に桧塚が春の残雪期のような姿を見せていた。
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南西方面には幽かに大峰山脈が・・・。
そのほか東から南にかけて無数の山々が連なっていたがこの地方の山は不案内なため省略します。
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桧塚に向かう途中の千秋峰付近から水無山と国見山を振り返る。
この付近も風は強く、何度も帽子が吹き飛ばされそうになった。
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笹原の中の道を下って桧塚に向かう。風が強いところなので吹き飛ばされてしまうのだろうか、それとも日当たりがよいので溶けてしまったのだろうか、雪は非常に少ない。
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鞍部から桧塚の上の空を見る。
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歩いてきた桧塚奥峰からの尾根を鞍部から振り返る。
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桧塚への登りから奥峰を振り返る。
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桧塚に10時半に到着。山頂は樹林の中で展望はない。
一休みして腹ごしらえをし、10時45分に明神平に向かって帰途に着いた。
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明神平へ戻る途中、再び前山に登って遙かな桧塚を振り返る。右には明神岳も見える。
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桧塚奥峰をズームアップ。左端に山頂部だけが見えているのが桧塚だろうか。
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12時過ぎに明神平へ戻る。あとは明神谷を下るだけだ。
今回の山行は思いのほか雪が少なく固く締まっていたため、道に迷うこともなく桧塚まで辿り着くことが出来た。
おかげでルートはよく分かったので、次は是非新雪と霧氷を眺めながら檜塚まで行ってみたいと思う。
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帰途、やはた温泉によって冷え切った体を温めた。
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湯船は古代檜という樹齢千数百年を経た樹で作られているとのこと。檜塚とは無関係のようです。
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