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ゲーム紹介文について

 Vectorやその他フリーゲーム紹介サイトに登録する際に、そのゲームの紹介文を入力することが求められます。
 入力した紹介文はゲーム紹介ページに掲載され、プレイヤーがダウンロードするかどうかの判断材料になります。
 当然、紹介文の善し悪しによってゲームのダウンロード数が変わってきますので、なるべくいい紹介文を書きたいものです。

 しかし、各紹介サイトごとに1つ1つ丁寧に紹介文を書くとかなり大変なうえ、ムダが多いです。
 よって、複数のゲーム紹介サイトで同じ紹介文を使い回すことで労力を軽減し、効率をよくしていきましょう。

 さてこのページでは、ゲーム紹介文を、1行見出し、短い紹介文、長い紹介文、制作者インタビューの4つに分類しています。
 なお、いずれの紹介文も決まった書き方というのはありませんので、このページに書かれているのは1つの考えです。

1行見出しを書こう1 1行見出しとは

 1行見出しとは、15〜40文字程度の簡潔な紹介文です。
 文字数が少ないので、ほぼ一文となります。

 1行見出しは、ゲームタイトルとセットで表示されます。
 つまり、その名の通り「見出し」として表示されるわけです。

 さて、この1行見出し、紹介文の中で最も重要です。
 なぜなら、ゲームタイトルと並んで、最も早く目に入ってくる文字情報だからです。

 もう少し詳しく説明しましょう。

 1行見出しを採用しているゲーム紹介サイトには、必ず「長い紹介文」が用意されています。
 そのため、「1行見出し⇒(興味を持ったら)⇒長い紹介文」という流れが存在します。

 この流れの怖いところは、「長い紹介文でどんなにいいことを書いても、1行見出しで興味を持ってもらえなかったらアウト」ということです。

 そのため、プレイヤーの目を引くような1行見出しを書く必要があります。
 いわば1行見出しはキャッチコピーなのです。

1行見出しを書こう2 1行見出しに何を書くか

 まずは、VectorのRPGのページで現在公開中の人がどんなことを書いているか見てみましょう。

 RPGのカテゴリなので、「〜RPG」という文がほとんどですね。

 では、「〜RPG」の「〜」の部分はどうでしょう?

 ストーリー面が多い傾向がありますが、マチマチです。
 ということは決まったパターンはないということです。

 では何を書けばいいかというと、「一言で言えば『どんな』RPGなのか」です。
 ストーリー重視ならあらすじを、システムに特徴があるならその旨を、といったようにそのゲームの特長を書くのがいいと思います。

 なお、RPG以外のゲームの場合は、「〜ゲーム」と書くのが定番となっていて、こちらは「一言で言えば『どんな』ゲームなのか」を書くことになります。

1行見出しを書こう3 1行見出しの字数

 各ゲーム紹介サイトの制限字数一覧です。
 (〜?)は、「制限字数の明記はないけどこのくらいが上限かな」という推測です。

  • Vector : 〜全角50
  • フリーゲーム夢現 : 全角20字程度(〜約33字?)
  • フリーゲーム総合サイト : 1行(〜約33字?)
  • ゲームモリモリ : 指定なし(〜33字?)
  • AnyWare+ : 1行(〜50字?)
  • 無料ゲームDAフリゲマン : 指定なし(〜35字?)

 一番制限が厳しいのがフリーゲーム夢現の「全角20字程度」です。
 しかし、サイトのレイアウトや登録済みの記事を見る限り33字までは大丈夫そうです。

 あとは他のサイトですが、33字までならほぼ確実にいけます。
 よって、だいたいの相場は20〜30字、もうちょっと範囲を広げれば17〜33字といったところです。

1行見出しを書こう4 思いつくためのヒント

 はっきり言って、1行見出しはものすごく難しいです。
 そう簡単に「これだ!」という案が思いつくなら苦労はしません。

 そこで、思いつくためのヒントを2つ出します。

 1つは、「他のゲームの1行見出しを参考にする」です。
 VectorのRPGのページなどを参考にしてください。

 もう1つは、「『キャッチコピー』で検索をかける」です。
 やってみるとわかりますが、情報がワラワラ出てきますよ。

1行見出しを書こう5 アビスセレナーデの例

 戦略性を徹底追求した戦闘特化型RPG。Windows100%掲載経験あり (全角換算29字)

 2文目はともかく、1文目はセオリー通り「〜RPG」の形です。
 アビスセレナーデの最大の特徴は戦闘システムなので、「〜」の部分には戦闘関係の説明が書かれています。
 そして、アビスセレナーデのほとんどが戦闘と戦闘関連で構成されているので「戦闘特化型」、戦闘の方向性としてはテンポよくサクサクよりもじっくり考えることに傾いているので「戦略性を徹底追求」という言葉が使われています。

 では2文目に移りますが、そもそも「2文も可」というのがかなりの盲点です。
 1行見出しは通常1文ですが、文字数を抑えれば2文でもOKということです。
 長い1文だと修飾関係が複雑になったりして読みづらい文章になりがちです。
 また、1文にすべてを詰め込もうとすると、どうしても一語一語の意味が薄くなります。
 それならいっそのこと2文に分けてしまったほうがいいことも多いです。

 さて2文目の内容に入って「Windows100%掲載経験あり」ですが、これは「『Windows100%』というパソコン雑誌に掲載されたことがある」という意味です。
 雑誌に掲載されるというのは、プロの目から見て相当と判断されたことを意味しますので、一般ユーザーの評価よりも重みがあります。
 雑誌に収録・掲載されたことがある場合、ぜひそのことを書きましょう。
 また、コンテストで賞を取った場合もぜひその旨を書きましょう。
 審査員が見て相当と判断したということは、やはり一般ユーザーの評価より重みがあるからです。

短い紹介文を書こう1 短い紹介文とは

 短い紹介文とは、120文字程度の比較的短い紹介文です。
 1行見出しの約5倍の字数で、3文程度で構成されます。

 短い紹介文が採用されているゲーム紹介サイトでは、「1行見出し」や「長い紹介文」はありません。
 つまり、短い紹介文がすべてということです。

 短い紹介文がすべてということは、1行見出しで人を引き付けたり、長い紹介文で詳細を説明したりできないということです。
 そのため、短い紹介文はかなり難しいです。

 短い紹介文は、1行見出しより字数が多い分自由度が大きいため、いろんな書き方があります。
 実際にどういう書き方があるかは、例のところで説明します。

短い紹介文を書こう2 短い紹介文の字数

 各ゲーム紹介サイトの制限字数一覧です。
 (〜?)は、「制限字数の明記はないけどこのくらいが上限かな」という推測です。

  • ディンギルゲームズ : 120前後
  • 無料ゲーム総合サイト : 〜200
  • フリーゲームの森 : 指定なし(〜200?)
  • 無料ゲームアタック!! : 指定なし(〜130?)

 とりあえずディンギルゲームズの120前後に合わせれば4つすべての条件をクリアできます。ただし、無料ゲームアタック!!の〜130はかなり怪しいので、100〜120字程度がいいのではないでしょうか。

短い紹介文を書こう3 アビスセレナーデの例

 戦略性を徹底追求した、オリジナルプログラムによる戦闘特化型RPG。戦闘では600以上のスキルを使用可能であり、スキルの組み合わせや使いどころなど、考えどころが多くやりごたえ満点。チュートリアルが充実しているのも魅力。

 全角換算105文字、3文で構成されています。
 では、この3文の内容を詳しく見ていきましょう。

 1文目は「オリジナルプログラムによる」が加わっているだけで1行見出しとほぼ同じです。

 2文目は1文目の説明です。
 「『戦闘特化型』とあるけど、どんな特徴のある戦闘なの?」とか「『戦略性を徹底追求』した結果、どんな考えどころがあるの?」といった疑問に答える形になっています。

 3文目は1〜2文目の弱点補強です。
 1〜2文目だけだと、「難しそう」とか「敷居が高い」といった印象を与えてしまいます。そこで、プレイのしやすさをアピールすることで1〜2文目の弱点を補強しています。

 さて、ここで重要なのは、ストーリーには一切触れていないことです。
 アビスセレナーデは完全にシステム重視なので、ストーリーは重要な点ではありません。
 「重要な部分だけ残して、それ以外はバッサリと切り捨てる」……これが短い紹介文を書くうえでの最大のポイントだと思います。

長い紹介文を書こう1 長い紹介文とは

 長い紹介文とは、約300字以上の比較的長い紹介文です。
 長さに余裕があるため、もはやなんでもアリです。
 好き放題アピールしてください。

 ただし、1つ注意があります。
 文章をダラダラ書くと、かなりの確率で読み飛ばされてしまいます
 読み飛ばされないためには、段落分けをしたり、箇条書きにしたりといった工夫がほしいところです。

長い紹介文を書こう2 長い紹介文の字数

 各ゲーム紹介サイトの制限字数一覧です。
 (〜?)は、「制限字数の明記はないけどこのくらいが上限かな」という推測です。

  • Vector : 〜1000
  • フリーゲーム夢現 : 200字以上
  • フリーゲーム総合サイト : 〜1500
  • ゲームモリモリ : 指定なし(制限なし?)
  • AnyWare+ : 指定なし(制限なし?)
  • 100%ふりげストア : 指定なし(制限なし?)
  • ふりげ!(掲示板) : 指定なし(制限なし?)
  • 無料ゲームDAフリゲマン : 〜500

 結論としては、500文字以内の紹介文を1つ作れば、長い紹介文を採用している全サイトに対応できます
 500文字だと少ないように感じるかもしれませんが、意外と字数は余ります。
 よく考えてみれば、短い紹介文(約120文字)の4倍以上ですので。

 もっとアピールしたい場合は、「無料ゲームDAフリゲマン」を捨てましょう。
 そうすれば制限字数が500から1000に倍増します。
 まあ、「無料ゲームDAフリゲマン」用に紹介文を作れば捨てなくても済みますけど。

長い紹介文を書こう3 アビスセレナーデの例 (こんな感じ)

ストーリー

 主人公「ニジ」は、今日から冒険者。
 仲間と出会いながら、冒険者として数々の依頼をこなしていきます。

 しかし、国どうしの激しい戦争に巻き込まれ、
 やがてニジたちは、戦争の中心となってしまいます。

 この戦争に、終わりは来るのでしょうか?

 人類は、争い続けるしかないのでしょうか?
 それとも…分かり合えるのでしょうか?

システム
  • 会話と戦闘で構成される「ミッション」を攻略していくのが目的。
  • 戦闘では600以上ものスキルを使用可能。
  • 戦闘システムはオリジナル。「支援→メイン→必殺」のコンボが可能。
  • 面倒なレベル上げは一切なし。
  • チュートリアルとイージーモードあり。
  • コレクション要素として敵リストと音楽リストあり。
  • 操作は基本的にマウスで。ほぼ直感的に操作可能。

 字数は全角換算で325.5字です。改行やインデントは字数に入れていません。
 では、この紹介文に施された工夫を見ていきましょう。

 まず、「ストーリー」と「システム」の2つに大きく分割しています。
 分割することで読みやすくなるほか、そのゲームの何について書いているのかが一目でわかるようになっています。

 次に、ストーリーの部分の文章では、、1文を短くしたり、「、」で区切ったりと、横に長くなりすぎないようにして読みやすくなるように工夫しています。

 最後に、システムの部分が箇条書きになっています。
 システムはストーリーのような「流れ」がないので箇条書きに適しています。
 紹介文を書く側としても、箇条書きの方が書くのが楽というメリットがあります。

インタビュー記事を書こう1 インタビュー記事とは

 Vectorでレビューされた場合、「ソフト作者からひとこと」ということでインタビュー記事を書くことになります。
 また、ゲーム紹介サイト「フリーゲーム総合サイト」の登録時に紹介記事を書く際にも、いくつかのインタビュー記事を書くことになります。
 これらのインタビュー記事を使うのは早くてもVector公開後なので急ぐ必要はありませんが、前もって準備しておくと後で慌てずに済みます。

インタビュー記事を書こう2 アビスセレナーデの例 こんな感じ

  • ソフトを開発しようと思った動機、背景(Vector)
  •  フリーソフトを含めていろんなゲームをプレイしているうちに、いつの間にか新たな戦闘システムがひらめいていました。その戦闘システムは既存のゲーム製作ツールでは作成不可能だったので、初のプログラミングによるゲーム製作にチャレンジしました。

  • 開発中に苦労した点(Vector)
  • 苦労した点(フリーゲーム総合サイト)
  •  当ゲームは日本語プログラム言語なでしこで作られているのですが、プログラミングの参考になる本格的なゲームがまったくなかったため、自力で試行錯誤しながらプログラムを組まなければいけなかったところです。

  • ユーザにお勧めする使い方(Vector)
  • 製作者からプレイヤーへのコメント(フリーゲーム総合サイト)
  •  ゲーム中にチュートリアルがあるので、説明書を読まずにプレイしてもさほど問題はありません。なので、気軽に手をつけてみてください。もちろん、説明書をじっくり読んでおもしろそうと思ったらプレイする、というのもアリだと思います。

  • 今後のバージョンアップ予定(Vector)
  •  戦闘システムやゲームバランスはこれ以上ないほど十分に煮詰まっていると思いますが、ストーリー面が弱いのが今後の課題です。

  • 次回作の予定(フリーゲーム総合サイト)
  •  当ゲームの作成前に3DダンジョンRPGを2つ作っています。その2作品をリメイクする予定があります。

  • 一番見て欲しい点(フリーゲーム総合サイト)
  •  とにかく戦闘です。戦闘システムやゲームバランスはこれ以上ないほど十分に煮詰まっているかと思います。

  • その他(Vector)
  •  作者ホームページの「伝説とやすらぎ」では、当ゲームの説明書が公開されています。興味のある方、ダウンロードするかどうか迷っている方はぜひどうぞ。

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