食事療法をパソコンで 

2001/09/11 火曜日

 

カロリー管理がコントロールのよしあしに大きく影響することはわかっていても、毎日の食事で実践するのは、プロの栄養士さんでもなかなか難しいものです。その一助として、「食品交換表」が考案されましたが、それさえも難しいと感じる方も多いようです。

私たちはせっかくパソコンが使える環境にいるのですから、食事管理に利用しない手はないと思います。
あらかじめカロリー計算をして献立を決め、食事を作るような食事療法は、一般家庭ではまず無理だと思いますし、長続きしないでしょう。
しかし、毎日の食事の内容をパソコンで記録するだけでも、食事のバランスとカロリー量に、常に注意を向けることになります。それだけでも、食事療法にプラスだと思います。

食事内容の記録をとることは治療の第一歩です。

ここでご紹介しているカロリー管理ソフトは、私自身が使用しているものです。

「ダイエット5」は、もともとダイエット用のソフトですが、アイコンを食事欄にドラッグするだけの簡単な操作でカロリーと主要な栄養素の計算をしてくれます。

「ヘルシーメイカー」は、栄養士向けに開発されたようですが、簡単な操作で全栄養素を計算してくれ、食事内容の分析もしてくれます。

 ダイエット5  ヘルシーメイカー  トマト・カロリー・V

 

 ダイエット5

http://hp.vector.co.jp/authors/VA002384/index.htm

このソフトはもともとダイエット用のものですが、糖尿病の食事療法にも十分役立つ優れものです。
アイコンを食事欄にドラッグするだけの操作の簡単さに加え、カロリー管理だけでなく食品交換表や栄養チャートも作成され、日々の運動も記入できます。

ダイエット5は上記のホームページからダウンロードできますが、オンラインソフトを利用するには、別にランタイムと呼ばれるプログラム集を前もってパソコンに入れておく必要があります。オンラインソフトを実行したとき、 「プログラム開始エラー」「MSFLXGRD.OCXがないか適切に登録されていません」 などのメッセージが出るときはランタイムが必要です。ランタイムはパソコン雑誌の付録CDでインストールするのが一般的ですが、上記のページからも、「VB6用ランタイム」をダウンロードして簡単にインストールできます。

フリーウェア版は一部の機能が制限されています。料金を払ってパスワードを入力することで、簡単にシェアウェア版になります。

糖尿病用には、少々カスタマイズした方が使いやすくなります。次に挙げるのは、私流のカスタマイズと利用法です。

                  

  ダイエット5の活用法

食事記録をとる・・・食品交換表による分類に基づく摂取カロリーが管理できます。

献立を立てる・・・カロリーや栄養バランスを考慮した献立を立てることができます。

                  

  ワイ流カスタマイズ

 食品分類の変更

食品の分類は、一部を除いて栄養成分表の分類に準拠しています。これを食品交換表の分類に沿うように変更します。Except.txt を編集することで、例外処理が可能になります。

少々荒っぽい方法ですが、食品グループを変更してしまうこともできます。ただし、過去の食事記録も書き換えてしまうので、やるのなら使いはじめの一番最初に限ります。私の場合は豆類の中で野菜扱いのものと魚欄の海藻を野菜欄に移動してあります。味噌も豆類から調味料に移動させています。

また、食品交換表では、量によって1(穀類)に分類が変更される野菜があります。豆類やとうもろこしは少量ならば野菜ですが、多く食べるとご飯を控えねばなりません。私の場合はアイコンを2重に登録しています。
まず、アイコンを右クリックしてアイコンの書き換えを選びます。実際に書き換えても、書き換えなくてもかまいません。名前を付けて保存の時に、少し名前を変えてやります。例えば、「グリンピース(少量)」という具合に。こうすると同じアイコンでも新しいアイコンとして登録できます。これを豆類のグループから野菜グループにドラッグして変更します。移動先で新たに成分表を記入します。このアイコンは野菜として6に数えられます。この方法はアイコンを新たに作りたいときにも役立ちます。

 コメントの活用

アイコンをポイントすると、下にコメントが表示できるようになっています。
アイコンを右クリックし、「食品メモの記入」を選びます。コメント記入用の窓が開きます。
活用法としては、次のようなものが考えられます。

 調味料や粉類、飲み物など体積で計量することが多い食品の目安重量。
 個数で数えられる食品の1個あたりの目安重量。
 大きさにあまりムラのない食品の目安重量。
 魚や野菜、果物などの廃棄率。
 塩分や特筆すべき栄養素。

 調理法アイコン

調理によってカロリーが高くなることがあります。天ぷらやフライ、から揚げ、炒め物などは油をたくさん使う関係でどうしても高カロリーになります。また、煮物や酢の物も、砂糖や味醂を多く使うとカロリーが高くなります。こういう料理のときに一々砂糖や味醂、小麦粉や卵やパン粉や油などをドラッグするのは面倒くさい上に場所を取ります。そこで私は、ユーザー1欄に調理法だけのアイコンを作りました。食材と調理法をドラッグするだけで、応用が利きます。
家庭料理は同じ名前の料理でも食材の種類や量が変化しがちです。その都度アイコンを作ったり、内容を書きかえるより、この方が手間要らずです。

 アイコンの内容の書き換え

欲しい料理のアイコンはあるけれど、自分の料理とは材料や味付が違う。そんな場合は遠慮なく中身を書き換えましょう。ただし、「ダイエット5」はバージョンアップの頻繁なソフトです。新版をダウンロードするたびにせっかく書き換えた内容が元に戻ってしまいます。この事態を避けるには、アイコンのデータの入ったファイルを別の場所に避難させ、インストール後に元の場所に戻すという方法をとります。

そんな手間をかけるほどでもない場合は、自分用に書き換えたアイコンの名前を少しだけ書き換えます。料理名や食材名の前に「my」と付けるだけでも別の料理として書き換わらずに残ります。

                  

より細かい栄養管理をしたい方は・・・

 五訂対応栄養価計算ソフト「ヘルシーメーカー」

マッシュルームソフトのシェアウェアです。
五訂食品成分表に対応しており、食品写真のCD−ROMもあります。
朝食、昼食、夕食、間食の栄養価計算と、体重や運動量の記録、食品交換表と食品群別表の設定ができ、食事内容の分析もできます。

http://www.msrsoft.com/

                  

まず、ユーザー情報の登録と食品交換表の設定をします。

食事の入力は食品リストからの検索入力になっています。そこで、入力を簡単にするためには少々カスタマイズしましょう。

  • 積極的に料理登録する。
    料理を登録する機能があります。よく食べる料理や食事の組み合わせは、料理として登録してしまいます。
  • 食材は追加よりも削除のほうが簡単。
    食材の追加をするより、削除するほうが操作が簡単です。料理登録のときは、使うか使わないかはっきりしない食材は使うものとして登録します。使わなかったものは後で削除すればよいのです。
  • 「調味料」「調理法」の登録
    基本的な食材や調味料の配分を「調味料」「調理法」として登録します。食材と調味料を組み合わせます。
    分量や食材を変更しても、過去の記録や登録された料理の内容には影響しません。
  • コピー&ペーストの活用。
    前日と同じ朝食なら、前日の朝食をコピーしてきて、貼り付けてしまいます。分量の違うものは、訂正できます。

                  

操作性の良さでは「ダイエット5」、計算の細かさでは「ヘルシーメイカー」といったところでしょうか。
「ダイエット5」のほうが、使い方によってはカロリー摂取量が少し低めに出るようです。

                  

 トマト・カロリー・V 

作者 Yasuhisa Ishii 氏

  • 簡単操作の栄養計算&食品データベース(五訂日本食品標準成分表)ソフト
  • WindowsMe Windows2000 Windows98 Windows95 WindowsNT 
  • シェアウェア 2,800円

本などで紹介されている料理や自作のオリジナルレシピのカロリーを計算したい時のお役立ちソフトです。

トマト・カロリー・V は簡単操作の栄養計算&食品データベースソフトです。
○料理の材料と分量を入力することにより、それらの栄養素(エネルギー、 たんぱく質、脂質、炭水化物、無機質、ビタミン等)を算出します。 なお、栄養素算出のためのデータは、「五訂日本食品標準成分表」に 収載されている1882食品×36栄養素です。
○栄養所要量(基準値)と現在の栄養との差をレーダーチャートにより比較できます。
○ユーザー独自の食品成分データベースを追加・編集できます。
○分量は 0.00g〜10000gまで入力できます。

作者のホームページ http://www.bekkoame.ne.jp/~ishii-ya/

ベクターのダウンロード・サイト

http://www.vector.co.jp/soft/win95/home/se113497.html

 

                  

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