東証相乗平均


東証1部の全銘柄について株価の相乗平均を求めてみるというのがこのページの趣旨なんですが・・・。

相乗平均とは、株価が A、B、C の3つなら、A×B×C の3乗根として求めるやつです(幾何平均ともいいます)
東証1部には、1500くらいの銘柄がありますから、それらをすべて掛け合わせて 1500乗根を取るわけです。

これには通常の平均より少しばかり合理的な面があります。個人投資家の場合、投資成績を日経平均や TOPIX と比べるより相乗平均と比べる方が適切かも知れません。そうする理由については、ここをクリックしてください。

簡単にいうと、日経平均や TOPIX は中低位株を軽視しているのに対し、相乗平均は中低位株を公平に扱っているということです。

下図は、2002年6月10日〜2003年2月14日における日経平均、TOPIX、相乗平均のグラフ。
縦軸は、6月10日の値に対しての比率で描いています。
2003年に入ってから、ソニーやトヨタは低迷していますが、中低位株が幅広く上げているため、相乗平均はよく上げていますよね。
個人投資家にとっては、この方が市場のムードを正しく反映しているかも知れません。


で、次は 1983年1月〜2003年2月までの月足チャート(最後の 2月は、14日までで作っています)
初めのが相乗平均で、後のが日経平均のチャートです。





1997年の末あたりからちょっと違っていますね。日経平均では、1992年〜2000年は、上がったり下がったりですが、相乗平均では1997年後半にドスンと落ちて、レンジが一段下がっています。

1999年から2000年にかけての 「ITバブル」 も、相乗平均には現れていません。このときは、一部の情報通信関連株だけが上げており、中低位株はボロボロに売り込まれていました。この状況は、当時の騰落レシオのグラフを見てもわかるはずです。


個人投資家は、相乗平均で考える方がいいと思うんですが、どうして一般的に使われていないのでしょうね。
なにか、私が勘違いしているのでしょうか?

勘違いでなければ、あなたも今日から東証相乗平均を使ってくださいね。

私は、保守的な性格なので、おとなしく日経平均と TOPIX を使いますけど。


(2003/2/16)
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