おもしろすぎるぜ 中国で農業
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中国の野菜は、毒菜といわれていますが・・

中国の「農業事情」

7●中国野菜は、毒菜・・・
                       2004年7月30日(金)

2002年3月に、中国から輸入された冷凍ホウレンソウに、
日本の基準値をうわまわる農薬が検出され、
中国の野菜は、「毒菜」と報じられた。

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中国輸入野菜から残留農薬 “中国では5割が汚染、10万人が中毒” 2002.3.15
・・・・この記事が、2002年の毒菜問題に関して 一番まとまっている
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中国の政府は、この間積極的にこの農薬問題を扱ってきており、
「緑色食品」・・・「安全、優良な品質、健康によい食品」として、
生鮮野菜、食品、原料、加工品も含まれている総合的な名称の普及にいそしんでいる。
いろいろなものに、「緑色食品」が書いてある。

これは、「中国緑色食品発展中心」が行っており、政府の認証制度だ・・・
有機農産物や減農薬野菜を政府主導で推進しようとしています。

2002年7月には、政府農業部は、
「毒性の高い農薬の削減計画を推進し、
毒性の高い農薬劇薬を含む農薬の比率を、現在の35%から20%に減少させる。・・・
(⇒それでも20%・・・多くは、殺虫剤です。)
2005年頃には、中国の国情に合い、また
国際的な標準に達した残留農薬の標準システムを完成しているだろう。」と表明した。

上海などの都市部については、かなり農薬の規制がつよい。
地方では、まだ使われているようですが・・・

中国は、農業大国・・・
生産量世界一の農産物(2001年)・・・・

米、小麦、サツマイモ、ジャガイモ、リンゴ、トマト、キャベツ、葉タバコ・・・
などは、世界一なのです・・・
サツマイモは、世界の80%を作っています。サツマイモ大国です・・

しかし、農薬の使用量は、不思議なことに、日本の方が多いのです。
2001年
中国 作物作付け面積 約1億5千ヘクタール 年間使用する農薬 約25万トン
日本 作物作付け面積 430万ヘクタール  年間使用する農薬 約35万トン

実際の作付け面積でいえば、日本の作物の方が、
比較にならないほどの沢山の農薬をあびているのです。
環境の負荷から見れば、日本の方が大変と言うべきでしょうね。

農薬を沢山使ったら、毒菜というならば、日本の方が「毒菜」でしょうね。
日本は、自給率もまかなえない「農業小国」で、「農薬大国」という状況である。

●世界の農薬販売額は、3兆円だそうです。
 日本は、そのだいたい12%くらいで第2位です。
 一番沢山使っている国・・・それは、アメリカです。
 世界の28%は、アメリカが使っています。
 しかし、アメリカが沢山農薬を使っていることは、
 あまり問題にならないのは、なぜだろうか?

 中国の野菜を毒菜という人たちは、
 日本で中国より沢山農薬を使っていることをふれたがらないのも不思議だ・・・

ただ、中国では、農薬中毒の事件がよく起こります。

●上海の野菜で農薬中毒、88人が中毒(上海エクスプローラーより)

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6月11日に奉賢区の工場の従業員60人と工業地区の建築現場17人、
さらに11人の市民が中毒症状で病院に運ばれた事件で、
奉賢区の衛生監督所は、中毒患者が2箇所の食堂で食事をしたところから
原因を追跡したところ、緑奉副食品市場で購入したチンゲンサイが原因と判明した。

この88人は全員がこのチンゲンサイの炒め物を食べており、
測定の結果このチンゲンサイに使われていた有機リンの農薬が原因と特定された。

・・・・・

中国では、このような農薬中毒が後を絶たない。
それは、農薬を使う農民への指導、適切な農薬の管理・・・がおくれている。

時折おこる、農薬の希釈倍率の間違いなどによります。
実際委託先の農場では、最初の段階ですが、農薬の倍率を間違え、
全部枯らしてしまうと言う事件も起こった・・・

また、私は、愛知県から沖縄に行った時に感じましたが、
愛知県ではほとんどが温室であり、機械で農薬をまく・・・・
しかし、沖縄では、農民が農薬をまく・・・・
そのため、農薬散布している人が、
農薬被害を受けるということが多かった・・・
実際、農薬で、手がしびれている人もいた・・・
また、沖縄では、露地栽培が多く、風向きが変わりやすいので、
風下に自分がたつこともあり、農薬を自分にかける結果になる・・・

そして、農薬をまくノズルの穴が、大きすぎた・・・
それを小さくするようにすることを呼びかけたのが、ひょっとしたら、
私の沖縄農業への貢献かもしれない。
使用量も、グンと減った・・・

農家は、作物が、農薬で水浸しになるのをよくきいていると勘違いしていた・・
やはり、霧状で葉の裏までうまく到達することが基本です。
(害虫たちの多くは、葉の裏側にいる・・・

中国に来ても、やはり農薬散布のノズルの穴が大きすぎた。
さっそく、沖縄から、ノズルの小さい物を買って、使うようにした・・・
しかし、担当者は、当初 あまりにも霧状なので、農薬をかけた気がしないと
いっていた。農薬水浸しになるのが、どうも、かけた気がするらしい。

基本的には、農薬を扱うことがきちんと教育されていないことが、
様々な問題を起こす・・・

しかし、市場で並んでいる野菜を見て、
農薬が沢山かかっているのかどうかが、よくわからない。

●葉物の野菜、残留の農薬少なくなく(上海エクスプローラーより)

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上海市食品農産品流通安全情報ネットでは、
7月22日に上海市内の野菜の農薬検査の結果を発表した。

全体的には合格率は95.98%としているもの、
葉物の野菜に関しては残留農薬が相対的に多いことが明らかになった。

例えばチンゲンサイの合格率は82.67%、セロリは83.33%と平均を下回っている。

そのため、専門家は葉物の野菜を摂取するときは、
以下の問題に注意するように呼びかけている。
(1)まず、野菜などで皮を除去するものはしっかりと除去する。
(2)流水でしっかりと2−3回洗う。その上で、食塩を若干混ぜた水でしっかりあらう。
(3)ソーダ粉を使って15分ほど水に野菜を浸けておく。
(4)野菜洗いようの洗剤を水で薄めて洗い、その後水で1−2回しっかりとすすぐ。
(5)ピーマンやセロリ、カリフラワーなどはまず熱水をかけてから使う。
(6)一部農薬は太陽光で分解されるので、
太陽に野菜を当てるのもよい。などのアドバイスを出している。 
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野菜などは、長時間水につけておくと、水に溶けやすい成分 ビタミン類などが
溶け出してしまいます・・・
また、実際農薬を使う場合に、農薬ばかりでなく、展着剤を使います・・・
(中国では、あまり展着剤は見ない・・・
この展着剤が、農薬をしっかりと野菜にくっつけるのです・・・

上海市食品農産品流通安全ネットでは、「ソーダ粉」を使えと過激ですが・・・
実際は、酢を使うといいようです。
これは、私は、うちのカミさんに教えてもらいました・・・
なるほどと思いました・・・
その方が、展着剤などが、野菜からはなれやすい・・・

●日本では、洗剤で米を洗う人もでてきたという話ですが、
 洗剤で野菜を洗う・・・
 しかし、皿などの容器は、洗剤などは、流しやすいのですが、
 野菜の場合は、構造的に複雑なモノがあり、
 充分に洗剤を流し出すことができない場合が、あります。
 結果として、野菜に残留した洗剤を食べることになってしまうので、要注意です。

日本では、野菜のトレーサビリティが、だんだん明確に打ち出されてきています・・・

中国でも、近いうち、そのようなことが実施されていくと思います・・・
世界の野菜の貿易量の30%が、made in 中国です・・・
中国で、安全な野菜を作ることが、
世界の人を健康にすることは確かです。・・・・

(追補)・・・・・・・・・・
●日本の農薬中毒・・・
 日本においては、誤用による農薬中毒は、きわめて少なく、年間10件に
 以内といわれています。この場合は、急性のみをいっています。
 徐々にかかって、病気になるというのは、表面化してきません・・・
 しかし、農薬による自殺者が、年間1000名近くあるそうです。
 最近は、農薬毒性が少なくなって、命を取り留めるという笑えない話もあります。

(参考)
『中国の農業と病害虫防除』シンジェンダ社HP
中国の農業の現状
農薬行政
登録農薬とその使用方法の実態

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