最高裁判所に見学の予約を入れてみた。

最高裁の外観写真
最高裁の外観
最高裁判所を見学するには予約が必要。 最高裁判所の広報課にやや緊張しながら電話します。 希望日時を伝えると即OK。見学に関しての質問にもソフトな対応で好印象。 勝手に堅い対応と思っていたのですが大違いでした。 写真撮影を聞いてみたがやはりダメ。一応,当日の広報担当者に聞いてみてほしいと言われました。 忘れずに聞いてみよう。 ちょっとした注意事項と集合時間を教えてもらい難なく予約完了。

見学者は最高裁判所の西門に集合します。


最高裁の入口
集合場所は,西門の外。 待っている間に敷地内の郵便局をパチリと撮影したら警務さんから,ていねいに 注意されました。写真は館内だけでなく敷地内もNGみたい。ごめんなさい。 撮った写真は没収されることはありませんでした。
今日の見学者は,私たち+法律関係者っぽいグループが2組。総勢18人くらい。 時間になると広報担当の方が登場。最高裁判所の見学スタートとなる。

セキュリティーチェックで金属探知器が鳴った…。

階段をあがって最高裁判所にはいります。 はいるとまずは手荷物をすべてロッカー(無料)に預けます。基本的に手荷物の持ち込みはダメ。 そしてやはりセキュリティーチェック。金属探知器を通ります。 過去の経験から金属探知器は結構,鳴している。で今回は…。 ビィービィー。やっぱり鳴ったよ。まわりの視線を一気に集める。 ポケットの小銭,財布他をすべて出して再チャレンジ。 今度は無事に通過。お騒がせしました。
館内は,車いすを移動させるバリアフリーの設備もちゃんとありました。
その後,見学者控え室でパンフレットをもらい最高裁判所の役割や法律についての説明ビデオと 広報の方の話を聞く。敷居が高く難しい世界だと思ってましたが最高裁判所や法律を知るのによい ビデオと話でした。なかでも日本でもこれから導入される陪審員制度を熱心に説明してくれました。 ちなみに最高裁判所では,1000人ほどの人が働いているそうです。辺りに人気が全くないので殆ど事務棟で仕事をしているようです。

最高裁判所の大ホールはとにかく最高だった。


最高裁判所の大ホール
ビデオが終るといよいよ館内の見学。大ホールに連れて行ってもらう。 大ホールは天井がとても高く,だだっぴろい雰囲気に圧倒される。 あまりにも荘厳な雰囲気で庶民感覚では,なぜか緊張してしまう。 司法の最高機関だからあえて「どうだ?スゴイだろう」的な造りなのかも知れない。 最高裁判所の総工費は当時の金額で126億円。最高のハズです。

写真の左奥が大法廷への入口。右奥が小法廷への入口になるそう。 この辺りは,最高裁判所のバーチャル見学がわかりやすいかも。
大ホールには,入ってまんなか辺りに定礎石が埋まっている。 その他には両側に2つのブロンズ像があった。
定礎石の写真
定礎石
定礎には最高裁判所が竣工した「1974」年と刻まれている。またこの下には,最高裁判所長官名の「定礎の辞」が刻み込まれたブロンズの銘板, 和紙数枚に墨書された「最高裁判所庁舎新営の記録」が鉛の箱に収納されて埋め込まれているらしい。 粋なタイムカプセルだ。 定礎石に描かれている線の延長は,それぞれ国立劇場の中心と国会議事堂の中心に繋がっているそうだ。 なにか風水的で感動した。
正義のブロンズ像
「正義」のブロンズ像
ブロンズ像のひとつは「正義」という女神の像。右手には正邪を断ずる剣を掲げ,左手には衡平を 表す秤(はかり)を持っている。ギリシャ神話に出てくる法の女神テミスに由来するらしい。 目は閉じているのは外貌に惑わされず言い分に耳を傾けるためだそう。
椿咲く丘のブロンズ像
「椿咲く丘」のブロンズ像
もうひとつは,「椿咲く丘」という椿の花が咲いている丘のベンチに男の子と女の子が座り, 鳩が集まっている像です。「平和」を象徴しているようです。

大法廷はアートスペース。

大法廷の写真
最高裁判所の大法廷
大法廷は,傍聴席の好きなところに座って説明を聞きます。 大法廷ででまず目に付いたのが壁に掛かったでかいタペストリー。 大法廷の前壁,後壁にそれぞれ2枚ずつ飾ってある。 前壁面のタペストリーが「太陽」を表し,後壁面のタペストリーは「月」を表しているそう。 かなりアートしてます。「月」をちょっと触っちゃった。 これは,西陣織で吸音効果もあるそうです。 さらに音の反響を防ぐため,花崗岩の壁にもスリット(すき間)が。 これらの吸音効果はバツグンで大法廷内はまったくエコーなし。 手を叩いてみても反響なしでなにか妙な感じ。 大法廷の中は,暗く感じたけどこれは自然光を取り入れているため。 曇りや雨の日はもっと暗くなるそう。 この光のためか劇場のような雰囲気がしなくもない。 自然の光は,天井の吹き抜けのガラスを通して大法廷に射し込んでいる。 この吹き抜けは最上部のガラスまでの高さが約41メートルもあるそう。
大法廷の写真
月のタペストリー
15人の裁判官席がズラリと並んでいました。裁判のときは奥の扉から順番に入廷するようです。もちろんド真ん中が最高裁判所長の席。夏休み企画で子供は座って記念撮影できるらしい。羨ましい。

最高裁判所の法廷が他の裁判所と違うところは3つ。
一つは,席が裁判官の方を向いている。(他は向かい合わせ)。
二つめは,証人席等がない。(法律心なので証人はいない。)
三つめは原告と被告の席が逆になっている。(昔の庁舎で出入りが不自由なために,逆にしていた名残(!?)。)

広報の方が法廷で質問も受け付けてくれます。 大法廷を退廷して見学は終了になります。

売店でポストカードを購入。

最高裁判所には,なんと売店もある。館内は撮影ができないこともありポストカードを購入。 あとは,何を売っていたか忘れてしまいました…。ちゃんと見ておけばよかった。

最後に,お願いしていた撮影ポイントに連れて行ってもらった。 撮影ポイントは,最高裁判所の正門。 扉を開けて外の階段(最高裁の入口の写真で見えるのわかりますか?)からは撮影OK。 広角でないとキビシイ画角でしたが貴重な写真を撮らせて頂きました。
広報の方,シャッター押してくれてありがとうございます。

見学してヨカッタ。

見学していろいろな説明を聞くとちょっと裁判とか司法に対する意識が変わった気がする。 場違い的な雰囲気も感じたけど見学してよかった。もう一度行ってもっとよく見て質問したい。
よっぽどのことがなければ訪れることのない最高裁判所だけに一度は見学をオススメ。 法律に興味がなくても知らなくても建造物の雰囲気を味わうだけでも価値があります。
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