樹種解説書 樹種(WOOD) 解説書 

 かや   学名 Torreya nucifera

概 要  イチイ科カヤ属 常緑大高木 
年輪の幅は狭く、独特の匂いがあり、やや重硬で、弾力に富む。
分 布 日本(本州・四国・九州)、韓国(済州島)に分布。
国内では、主に関東以西の山地に自生し、社寺の境内にも植えられ、しばしば大木となる。
特 徴  比重0.53。 直径2mに達するものもある。
心材は褐黄色、辺材部分は黄白色。心辺材の区別はやや不明瞭で、年輪は液状を呈しています。
耐朽・保存性は高く、水湿に強い。加工性は容易。樹脂分が多いので経年変化が美しく、独特な渋い黄金色になる。

カヤに似た同じイチイ科のイヌガヤは、イヌガヤ科に属し、全く別の樹木です。

 葉先は鋭く尖り、触れると痛い。葉の上(表)面は、濃緑色で光沢があり、下(裏)面には、2本の気孔線がある。

 秋に、楕円形の2〜3cmほどの実を結び、紫赤色に変化する。種子は食用にもなり、良質な食用油や整髪油がとれる。
この実ですが、銀杏などと同じく雌雄異株なので、雌株にしか実はつきません。
食べられるのは、実の中にある15〜20ミリ位のナッツのような核果で、昔は、実の周りにある厚い仮種皮を搾って油とし、食用、または、明かりに利用していました。

用 途 材は優美なため、建築材、木具材、工芸用と広く用いられています。舟材として利用されるほど水に強く、古くから人と密接な関係にあった。

木桶、とりわけ、柾目が通った碁・将棋盤は最優秀品として賞用されています。。これは、石を打っても肩がこらず、盤面も暫く置くと、へこみが再び元に戻る不思議な特性があるからです。


↑ カヤの幹・樹皮   カヤの葉 ↑ 


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