フラッグをおっ立てよう!
■今回のテーマは、艇につける“フラッグ”(つまり旗)の存在意義について。
これはツーリングカヤックの世界でもベーシックではないし(一部エリアでは吹き流しがローカルルールになっている所はあるようですが)、ぜんぜん強制ではありません、あくまでもTEAM N.Wからの提案です。
でも、一人でも多くのカヤックフィッシャーマンに共感してもらいたいとも考えています。
さて、フラッグを艇に立てると何がいいのか?
これは「他の船舶からの視認性がアップする」これにつきます。
ご存じのとおり、カヤックは非常に小さくて薄い乗り物です。広大な海に浮かんでいればただの木の葉のようなもんです。
当然、他の船舶からは見えにくいということが言えます。
以前、ソルトウォーター誌の取材のお手伝いで伊豆に行った時のこと。
取材艇二艇で沖にシイラを探しにいこうということになりました。
しばらく沖に出ると、ウネリがどんどん大きくなり、ついには10mぐらいしか離れていないもう一艇の取材艇がウネリで見えなくなるほどに・・・
こんな状況で一般の船舶が通りかかったら・・・カヤックは見えない、つまり轢かれることさえあるかもしれません。
僕らは3キロほど沖でシイラ探しを断念し、岸寄りに戻りました。
ツーリングカヤックのように航路を熟知したリーダーがいて、大勢でまとまっていて、常に移動をしていればそんな懸念は少ないとは思いますが、僕らフィッシングカヤックは釣りをしている間はパドリングを止めて浮いています。
もちろん、そんなことはあってはいけないのですが、釣りに夢中になっている間に、船がよく通るエリアに流されてしまうことだって可能性としては大きくなりやすいのがフィッシングカヤックです。
そこで、他の船舶からより発見してもらいやすくなるためのツールは必要なのではないかと考えました。
視認性をアップするツールは、吹き流し、レーダーリフレクター、フラッシュライト、フラッグなどいくつかありますが、僕らがセレクトしたのはビッグなフラッグです。
これぐらいでかいです。でかすぎという噂もあります(笑)
■僕らはちょこちょこ小遠征に行くこともありますが、基本としては千葉県の干潟に浮くことが多いです。
富津などは展望台から先の沖には航路がありますが、僕らは航路には出ません。富津にしても木更津にしてもあくまでもウエーディングの延長のシャローの釣りがメインです。
干潟では水深が浅いために大型船舶は通りません、というか通れません。通るのは小さいエンジンだけを積んだ小さい和船の漁師さんがメイン。潮位が高い時にたまにシーバスプレジャーが進入してくる程度です。
ですから、フラッグで十分だと考えています。
また、ここいらですと、風波が出ることはありますが、艇が隠れるほどのウネリが出ることはありませんので、フラッグを掲げる高さもだいたい人間の背丈ぐらいの高さがあれば十分だと思っています。

他の船からはこんな感じで見えています。
■ちなみに、横浜エリアをメインに釣行している横浜の伝説のカヤックフィッシングチーム・木曜会やShallow water(Team FiT Tokyo)のYATAさんなどはまた違った装備をしています。
レーダーリフレクター+フラッシュライト、さらにリフレクターの上にフラッグもプラスしていたりします。
これがYATAさん艇のレーダーリフレクター。
レーダーリフレクターがあることで、通りかかる一般船舶のレーダーには前方に船が浮いているという風に認識されるのです。
横浜エリアでは大型漁船が多い。また沖に出てかなり広範囲を攻めることも多い。こうなってくると、大きい遊漁船や大型船舶の航行も多い横浜エリアではレーダーリフレクターがあるにこしたことがないという形になってくるのです。
レーダーリフレクターについて詳しく知りたい方は↓↓Shallow water(Team FiT Tokyo)を是非チェックしてみてください。
●Shallow water(Team FiT Tokyo)
■さらに、伊豆に目を移してみます。
伊豆の場合、凪いでいれば私達ぐらいのフラッグで十分だと感じているのですが、ウネリがひどい時は人間の背丈ぐらいの高さのフラッグではウネリで消されてしまうこともあります。
そこで、より高い位置にフラッグを設置することで視認性が確保されます。

伊豆を攻める時のナカムラ軍曹のフラッグは9ftほどもあります
■このように、所変われば装備も変わります。
僕らのフラッグが正解ということではなく、視認性を上げる装備を考える時は、ご自身のフィールドに最適なものをチョイスすることが必要です。
<NW流・フラッグのおっ立て方>
■僕らのフラッグですが、完全に自作になっています。
構造としては、ポールは折れたロッドのブランクスを再利用しています。

なるべくシンプルにしたかったので、艇のドレンホールにぶっさして固定しています。
根本の部分をドレンホールのサイズに合わせ、上にいくほどにビニールテープを巻く量を徐々に多くして太くしていき、ドレンホールに無理矢理ねじこんで摩擦で固定しています。
最初は普通に刺してみたのですが、キャスト時にフラッグにルアーが引っかかるトラブルが多発したため、お風呂掃除のスポンジについていたアルミパイプを曲げてブランクスと接着し、ビニールテープでぐるぐる巻きにして強化してみました。

これでやや後ろに角度がついた形でフラッグが固定されるので、キャスト時にルアーが引っかかりにくくなります。

フラッグとポールになるブランクスは針金や配線用の留め具を使って固定しています。
ちなみに2ピースで収納面もOKっす(笑)
フラッグの方にも針金を通し、上部はロッドのブランクスを使って固定し、風でポールに巻き付かないようにしています。
ただ、これでも後ろから風を受けると自分の方にフラッグがたなびいてキャスト時に引っかかることもあります。
また、雷などが発生した時は、このフラッグが避雷針状態になってしまうこともありえますので、まだまだ改良の余地があると思っています。
また改良の際にはこのコラムのコーナーで加筆修正していきます。
■・・・いかがですか?フラッグ。
出艇の時などに目立っちゃうのでちょっと恥ずかしいですけど(笑)、これで少しでもリスクが減ると思えばやってみる価値はあると思いませんか。
また、ただ義務のようにやっていてはつまりません。
せっかくの趣味なのですから、思う存分フラッグのデザインにもこだわってみませんか。
ちなみに、ガンダム世代に僕らはジオン軍のフラッグを選びました(爆)
ジーク!!
ジオン!!
ヤフオクなどで検索すると、いろいろなデザインのフラッグが売っています。
好きなアーティストのフラッグでもいいですし(ちなみに、ボブマーリィーのラスタカラーのフラッグなんて超目立っていいと思います)、好きな球団のフラッグでもいいと思います。好きな国の国旗でもいいでしょう。
フラッグは没個性的なカヤックの中で、かなり自分を主張できる部分になるはずです。そんな楽しみもあると思いますよ!!
あ、でも、空や海にとけ込んでしまうカラーリングはよくないと思います。
目立つカラーのものをセレクトしてみてくださいね!!
■ちなみに・・・・・
こういう自作が面倒な方、苦手な方は、実は市販品も存在します!
BBMさんのホームページの「B-B-M」のバナーをクリックしてご覧ください↓↓
BBMさんは、フラッグの必要性を啓蒙されるため、全て手作業でフラッグを作っては儲け抜きで2000円台という激安価格で発売されています。本当に頭が下がります。
カラーも非常に目立つオレンジ色です!
サウスウィンドさんなどでも取り扱っているとのことなので、ぜひお問い合わせしてみてはいかがでしょうか!
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