傾聴専門員制度

 

 利用者満足度調査の経験をもとに、「傾聴専門員」事業を行ってます。

「傾聴専門員」事業  依頼者募集

 1000人の方々から傾聴した経験をもとに、傾聴専門員養成講座を実施し、資格者となったプロの傾聴員が独居高齢者や施設入所者のお話を伺います。

 この有料の傾聴専門員には、有料の訳があります。
・利用者は、常に最も下の身分であるとの気がねがあり、家族、介護職員、専門家の先生、ボランティアの方々には、本音を話すことができない人が大変に多いのです。
 しかし、仕事で傾聴する傾聴専門員の場合は、利用者さんがお客様で上の立場になります。
 そうすると、水が高いところから低いところへ流れるように、話しが流れ出てきます。
 利用者満足度調査で、普段話さない方がたくさん話してくれたと言ったら、介護職員がびっくりしたということがありましたが、そういうことなのです。
 職員やボランティアの方がいくら頑張っても心情的に無理だろうというのが、この「傾聴専門員」事業の発想です。

 さらに、傾聴専門員は、有資格者です。
 もし、利用者さんから聞いたことを、他人に漏らしたら資格をはく奪される守秘義務を負っています。
 この収入をかけた守秘義務があることが、利用者さんの安心を誘い、気楽にお話し頂けるポイントです。


(傾聴ワンポイント)
〇まずは、自分の意見を言う雰囲気を最初につくること。
 「何か不自由はないですか?」といきなり聞くと、「まあ、皆さんよくやっているんじゃないですか。」と評論家の話しになってしまいます。
 そうならないように、心で感じていることを自然に伝えるように思ってもらえる、最初の一言がすごく大事です。
 例えば、「お風呂の後でしょう。疲れとらんかん。」、「どっちの耳が聞こえやすいかね。」と聞き、まずは、今の気分を聞きます。話さなくても顔の表情や手のしぐさでもわかります。
 そこで、すかさず、「今日は、悪いね―。〇〇さんの意見を聞く仕事で来たもんで、話してもらわんとお手当てをもらえんで、助けてくださいね。」とか言うと「しょんないね。なんだん。」と話にのってくれます。

〇人生の大先輩から教えて頂く。
 話しを聞くことは、手段であり、目的は、話しの中から自分の人生の教訓を得ることであると心得よ。

 うまく傾聴をやって上司の評価を得て出世しよう、仕事だから時間まで聞けばいい、こういった考えが頭にあると、人生経験豊かな利用者の方々には、口には出しませんがしっかり見通されます。
 1000人を超える方々のお話しを聞き、その経験は、人生とはなんだろうか、そんなことを考える時間でもありました。
 その答えは、まだ見つかりませんが、こうして様々な方々の人生談を聞くことは、とても有益であることは確かだと思います。
 こんな話がありました。小さい時から般若心経を読まされた、その時は訳が分からなかったが、今ではとてもありがたく、毎日、上げさせて頂くだけで、一日が楽しく過ごせる。とのことでした。
 やはり、加齢とともに死期が近づくのは避けられないことで、若いうちには考えないが、そのことに向き合う信仰心というものが、やはり救いになるのだな、教えて頂けたこともありました。
 
〇傾聴専門員でしか救えない、漆黒の闇夜に差す一筋の光なること
 中には、「あんたとなんか話したくない。」、「話してもしょんない。」と怒る人もあります。
 そういう方は、回りの人は先生ばかりで注意されてばかり、話しを聞いて味方になってくれる友達はいない、そういう中で自暴自棄になってしまっているのだと思います。
 しかし、そういう方ほど、言いたいことがたくさんある方で、最後には本当にいい笑顔になることが多いです。

 また、認知症や妄想が進み、一見会話が成り立たないと思う方もみえます。
 その場合には、自分もその世界で一緒に遊びます。
 お母さんとあやとりをするといったら、教えてもらい、どの子が可愛いかとの話しには、おとうさん流の口説き方を教えてもらいます。
 そんな銀河鉄道の旅が、時折、その方の軌道にもどることがあります。
 あやとりをしていたお嬢さんが、自分の子どもには「嘘だけは許さんかった。だから、毎日、来てくれる。」と教えてくれます。
 ずっと歌を歌っていた方が、最近職員が忙しくて口腔ケアの時間が短くなったと教えてくれました。



★最期まで残存する楽しみは「人と話すこと、話しかけられること」です。
 お友達が訪ねてくれて、おしゃべりをしてくれればいいのですが、それもなかなか難しい。
 残念ながら、家族にも、介護職員にも、ボランティアにも、遠慮の壁は崩せないでしょう。
 そこで、「傾聴専門員」に託してみませんか。
 お子さん、お孫さんからのプレゼントしては、いかがですか。

 この傾聴専門員にご興味がある方は、まずは、お尋ねください。
☆お問い合わせ先:
NPO法人しんしろドリーム荘 高齢者福祉部
Email: info@dreamso.org , FAX:(0536)23-6995