武器リスト

図は実際の武器の約1/10サイズです。実在の武器に基いて紹介していますので、イラストが若干、作中と異なる場合があります。
情報の提供の他、掲載に誤りがありましたら指摘をお願いします。 参考文献・・・「武器辞典」 新紀元社、「武器屋」 新紀元社
 
ガッツ  
トゥ・ハンド・ソード
種類 両手剣
特徴 全長180cmを超える両手専用の大剣。長くて重い。両手で使えるように柄の部分が長く作られている。その大きさの為に腰に吊るす事はできず、背負ったり、肩に担いだり、乗馬に取り付けたりして運んだ。この剣を扱うには、かなりの技術を要し、訓練も段階を重ねて行われる。腕力に頼って振り回す為、体力、敏捷性等の身体的に優れている事も大切。
   

グリフィス
 
   
サーベル
種類 剣
    .特徴 騎兵用に片手で扱え、できるだけ長く作られたもの。細身の刀身を持つ。突き刺すだけでなく、切りあいにも用いられた。形状は種類の幅が多く、直刀、半曲刀、曲刀があり、それぞれ、刺突用、両用、断ち切り用とされる。
         

キャスカ
 
   
ロング・ソード
種類 剣
    .特徴 中世後期頃の剣。ナイト・ソードと呼ばれることもある。馬上の騎士が使いやすい長さになっており、軽量化が図られていた。握りは片手分しかなく、鋭い切っ先は突く事に、両刃の刃先は切る事に適している。
         

ジュドー
 
   
カットラス
種類 剣
    .特徴 船乗り達が使い、歩兵が断ち切り用に用いた刀剣。身幅が広い為、激しい打ち合いに適している。刀身が短いのは混戦に使われることを想定して作られた為である。刀身の切っ先から3分の1が両刃になっており、これにより、突き刺す事も可能となっている。
         

ピピン
 
   
モーニングスター
種類 打撃
    .特徴 棍棒の頭部にスパイクを付けたもの。「明けの明星」、独語で「モルゲンステルン」と呼ばれる。馬上で握り損ねても落とさないように、柄に紐がついている物もある。満身の力を込めた一撃が当たれば、兜はおろか頭蓋骨まで砕いてしまう程の破壊力を持っている。鎧に対して有効な武器であった為、中世ヨーロッパでは馬上用の武器として広い範囲で使われた。
         
   
ホースマンズ・ハンマー
種類 打撃
    .特徴 片手で使う馬上用の戦鎚。鎧や兜に対して、有効な武器として古くから用いられていた。戦鎚はもともとは歩兵用の武器だったが、柄を短くする事で、騎兵にも用いられるようになった。歩兵用の物と比べ、重量も軽く作られている。その為、馬上で片手で扱うことが可能となる。平らな面で鎧や兜の上から叩いても、十分な威力が見込める。
         

シラット
 
   
ジャマダハル
種類 短剣
    .特徴 インドのイスラム教徒固有の短剣。インド地域以外で見られることは滅多にない。まっすぐ突き出して使う。西洋では「カタール」と呼ばれていた。しかし、これは誤りで、西洋にジャマダハルを紹介した際に、書物の挿絵が間違えられていた為に、カタールとして伝えられてしまった。2本の平行するバーと、その間に渡された、握りとなる1,2本の横木からできている。鞘は革でできており、貴金属や木彫がはめこまれている事もある。手元の操作により、剣が三つに分かれるものなどがある。
         
   
チャクラム
種類 投擲武器
    特徴 インド北部のシーク教徒が使用した。平たい金属の輪で、2〜4pの身幅をもち、外周部が刃になっている。使用法は、内側の輪に指を入れ、回転させて投げる方法とフリスビーのように投げる方法がある。回転しながら飛翔して40〜50m離れた敵を攻撃できる。投擲武器は刺すものが多く、このチャクラムのように切る事を目的とした投擲武器は大変珍しい。インドの神ヴィシュヌが使った事でも有名。
         

バーキラカ (ミッドランド)
 
   
バグ・ナク
種類 Strange
    .特徴 バグ・ナク(虎の爪)は野生の動物の鉤爪と同じ効果を発揮できる。図は前膊部に縛りつけるタイプ。熊手状の爪の部分の後ろ、あぶみ形になっているところが握りになる。バグ・ナクは接近して使えば大変効果的な武器である。刃はフック形をしているので、喉元を引っかけば引き裂かれた部分に大口の穴をあける事ができる。隠し持つことができる為、合法なものとは見なされず、暗殺者や盗賊などが使用した。
         
   
ブロウガン
種類 吹き矢
    .特徴 筒に軽い矢を込めて端から息を吹き込んで吹き飛ばす。射撃の動作が筒を構える事のみの為、狭い空間での使用に適している。射程は短く、針自体にはわずかな威力しかないが、針に毒を塗る事によって致命的な武器になる。塗る毒はクラーレが主。クラーレとは「鳥が死ぬ」という意味。クラーレを打ち込まれると、目筋や手指、足など速く動く筋肉から先に力が入らなくなる。次第に四肢の筋肉におよび、最後に横隔膜が麻痺して呼吸が完全に止まる。クラーレの解毒剤は、カラバル豆の種の中に含まれるフィゾスチグミン(エゼリン)という物質がそれにあたる。
         
ジャベリン
種類 投げ槍
特徴 ジャベリン(図上)とは投槍のことだが、普通の槍と明確な違いはない。穂先が小さめで鋭く、また投げやすいように作られている。飛距離を伸ばす道具として、スピア・スロワー(図下)を使用する。スピア・スロワーを使うと威力、槍の飛ぶスピード共に増加。また、投げる動作中、槍を敵に向け続けることができる為、命中率も上がる。スピア・スロワーの先端にジャベリンの尾部を引っ掛けて、てこの原理を利用して投げる。紐を用いて投げる投槍器もある。
 

バーキラカ (クシャーン)
 
   
カタリヤ
種類 投擲武器
    .特徴 カタリヤはインド西部のグジャラートから、インド北西部のベンガルや、チョタ・ナグプール高原に居住するコール族が用いた戦闘用ブーメランの一種で、骨または金属で作られている。平たく三日月状に湾曲しており、一端に球状の重りとなる部分がある。これは、一端に重りを付けることにより、相手に当たったときの衝撃を増やすためと、握りとしての役目を果たした。回転しながら飛翔し、その回転力によって、本体のどの部分に当たっても十分な威力をもつ。
         
   
ハラディ
種類 短剣
    .特徴 柄の両側に刀身を持つ特殊な短剣。刀身は緩やかに湾曲した鋭い切っ先をもち、刃先は互いの方向を反対にして着柄されている。柄は動物の骨などで作られていた。ハラディは西部、中部インドにいくつかの政権を打ち立てたラージプート族が使用していた。8世紀にインドに王国をうちたてるが、12世紀にイスラム勢力が侵入した事により、ハラディはイスラム世界にも伝わった。
         
   
クリス
種類 短剣
    .特徴 マレー民族の短剣。切れ味が鋭い。刀身はまっすぐなものもある。宗教的な意味合いも強く儀礼などにも用いられる。刃の根元部分には様々な装飾が施され、柄にはヒンズーの神々が厳かに、そして華美にあしらわれている。クリスとはマレー語で短剣を意味する。
         
   
ペシュカド
種類 短剣
    .特徴 ペシュカドは、ペルシャと北部インド固有の短剣で、ペルシャではカルドと呼ばれている。刀身は鍔元あたりの断面は字型になっており、刀身はS字型に湾曲している。片刃で先端は鋭く尖り、湾曲した刀身は甲冑を突き刺し、自然とえぐる事ができるよう、適した形をしている。柄は重めに作られることが多く、象牙などで装飾されている。切っ先は両刃である場合や、キリのように丸く加工されているものもある。
         

ゾッド
 
   
コピス
種類 湾刀
    特徴 語源は「切る(kopto)」という動詞から派生。全体が金属で作られたギリシアの鎌状剣。フェニキア人によって地中海世界の至る所に広められた。束と剣身とが一体となった片刃剣であり、彎曲した内側に刃先がある。斧のような威力をもち、相手に引っ掛けて切断する。ゾッド使用のものは大きさが通常の数倍はある。
         
   
コラ
種類 Strange
    特徴 ネパールのグルカ族が17〜18世紀に用いた。しかし、その起源は古く、9〜10世紀頃に作られたもので、コピスの末裔と目されている。インドのコラは刀身の先端を重くし、根本の2〜3倍の身幅になっている。そのユニークな形は独特のもので、先端は斧のような形をしている。これは振り下ろす際に反動をつける為の工夫であり、その重みによって打ち切る力を強くしている。その威力は並はずれたもの。
         

セルピコ
 
   
エペ
種類 剣
    .特徴 貴族達が用いた実戦用の刀剣。片手で構えて、突いて使用する。スピードが命なので、重い鎧との併用はできない。貴族達が自らの名誉の為に戦う「決闘」の際に用いられ、彼らにとっては欠かせない武器だった。
         

ボスコーン
 
バルディッシュ
種類 ポール・アックス
特徴 幅広の刃が付けられており、柄は切断されないように金属で覆われ、中ほどには柄に沿って流れてくる敵の刃から手を守る円盤がついている。両手斧とは違い、2〜3mと非常に長く、斧のように断切る機能だけでなく、打撃としての機能が付け加えられている。斧頭の重さによって、甲冑で防護されている敵にも断切るほどの大きなダメージを与えられる。馬や歩兵の足を薙ぎ払う事もできる。
   

アドン
 
トライデント
種類 槍
特徴 トライデントは、長い柄の先に、三つの鉾先が付いた槍の一種。元々は魚を獲るための狩猟用器具として生まれ、農具としても使用されていた。古代ローマ時代、コロッセウム(円形闘技場)で行われるグラディエーター(剣闘士)の戦いにおいて、レティアリウスと呼ばれた戦士達が、トライデントを武器として使用した。正式な武器として国家の軍隊に採用されたことはない。ギリシャ神話の中では、海の神ポセイドンが持つ武器として知られている。
   
コルセスカ
種類 槍
特徴 イタリアでコルセスカ、英仏でコルセック(コルセーク)と呼ばれるもの。15世紀中頃から登場した。突きを目的とした長い穂先の根元左右に2つの刃がついている。左右2つの刃は、中心の刃が深く突き刺さって抜けなくなる事を防止する役目を果たす。根本の2つの刃の形から「こうもりの翼形」と呼ばれる。形のバリエーションは多数ある。
   

ゾンダーク
 
ウォー・ハンマー
種類 打撃
特徴 歩兵用の戦鎚。その形状は、柄が長く、鎚の片側は平たくなっており、もう一方は鉤状になっている。どちら側からでも攻撃する事が可能。鉤側は鎧や兜を突き破る事ができ、平たい側は鎧を突き抜けるほどの衝撃を与える事ができる。重装備の相手に効果的。ヨーロッパでは、13世紀頃から使用され始めた。全長は50〜200cm、重量は1.5〜3.5kg 。
 

その他
 
   
ソード・ブレイカー
種類 マン・ゴーシュ(レフト・ハンド・ダガー)
    特徴 剣とペアで使い、懐に迫った敵の剣を受ける為の左手専用の剣。のこぎり状の刃で相手の剣の切っ先を受け止め、刀身を折る為に独特な形をしている。対象はあくまでレイピア程度のもの。
         
   
ショテル
種類 湾刀
    .特徴 独特のS字型の刀身をもったエチオピアの湾刀。中には鉤爪状に極端に湾曲したものもある。両刃の為、引っ掛ける事もかすめ切る事もできる。また、盾を構えた敵に対して、その盾を避けて攻撃する事もできるように作られている。しかし、その特殊な形状から鞘には収まらず、敵にその存在を知られてしまう事が多い。重心の位置によっては非常に使いづらい形状であり、その使用には熟練を要した。
         
   
ハルパー
種類 Strange
    特徴 鎌剣とも呼ばれるギリシアの剣。刀身が鎌状に曲線を描いているのが特徴。刃が内側についており、相手を引っ掛けるようにして攻撃する。一体成形で作られた為、柄を含めて全てが金属製であり、握った手が馴染みやすいように山なりの握りになっている。英雄ペルセウスがゴルゴンの三姉妹の一人、メデューサの首を切り落とした剣としても知られている。