|
☆ 授業のコースなどについて ☆
フルタイムのコースは以下の通りです。
Communication Design
Industrial Design
Animation
Integrated Media
Photography
Painting
Drawing
Ceramics
Digital Visual Arts
Printmaking
Mixed Media Sculpture
詳細は学校のホームページをご覧下さい。(リンクはこのページの一番最後にあります)
また、私が通っていたパートタイムのプログラムについてですが、
これは働きながら勉強を続けたいという人たちなどのためのコースで、
平日の夜や週末の昼間の授業が中心でした。私が取ったのは証明書つきの平面デザインのプログラムで、
決められた期間内にすべてのコースをパスすると、終了したという証明書がもらえます。
他に立体デザインや絵画のプログラムもあり、個々のコースを単独で取ることもできます。
当時は先着順で勉強したい人は誰でも同じ料金でコースを取れたのですが、
今はこのコースにも、外国人向けの料金があるそうです。学校で一緒だった友達が、
あなたラッキーだったわよ、と帰国後にメールをくれました、が・・・今、ウェブサイトを
調べたのですが「外国人向け料金」というものは見あたりませんでした。パンフレットに載ってるのかなぁ・・・。
ちなみに私は英語の勉強にもなったので、パートタイムのコースでも得るものはかなりありましたが、
きちんと美術を学びたい方はフルタイムのコースがもちろん良いと思います。
パートタイムのコース 「Continuing Studies」
http://cne.eciad.bc.ca/
ちなみに、フルタイム、パートタイムを問わず、学生ビザが必要です。
ワーキングホリデービザや観光ビザで通える学校は、語学学校のみだそうです。
☆ 場所と行きかた ☆
バンクーバーのダウンタウンとその向こうをつなぐ、グランビル・ブリッジ(Granville Bridge)
という大きな橋のたもとに、グランビル・アイランドという小さな島があります。実際は陸続きなのですが、
そこだけ独立したエリアになっていて周りもぐるっと水辺なので、本当に島のようです。学校はこの島の中にあります。
(でも、今改めて考えると、島の入り口は木の橋のようになっていたような。本当に島なのかも・・・)
ダウンタウンからは、グランビル・アイランド行きのバスも出ていますが、
本数が少ないのでとりあえず 「グランビルブリッジを通るバス」 に乗り
(4、8、10番のバスなどたくさんあります)橋を渡ったところでバスを降ります
(ブロードウェイまで行くと行きすぎです!行き過ぎてしまったら、
坂を下って橋まで戻ってくださいね)。橋の両側、どちらにも
橋の下のほうへ降りていく細い道があるので(このあたり、春はれんぎょうが
きれいに咲いています)道に沿って下っていき、
信号をひとつ渡ってさらに下ると、島の入り口が見えてきます。(バス停からここまで5分程です。グランビル・アイランド行きのバスは島の中まで入ります。帰りは島の中でバスに乗り、行きたい方向にバスが行かない場合は橋まで出たら乗り換えましょう。一定時間内の乗り換えは無料です。)
島の入り口からは、楽しそうな赤いおもちゃ屋さんを右に見て通り過ぎてごちゃごちゃした道を走る車に
気をつけながら、やや右寄りにまっすぐ進みます。つきあたりの工場に出たら
右に曲がり、少し歩くとコンクリートの4、5階建ての建物が両脇にあります。
そこが学校です。事務所などは左側の建物です。
グランビル・アイランドへは、ダウンタウン側から川を渡る小さなフェリーも出ています。
片道1ドル50セントくらいで、自転車も一緒だと料金が上がります。料金を直接運転手に渡したら、ほんの1、2分で橋の向こう側へ到着します。
一時期私はそのフェリー乗り場から1ブロック入ったところに住んでいたので、
フェリーで学校へ通っていました。毎回小旅行気分で楽しかったです。
(そういえば、そのころ住んでいたアパートメントの向かいには、入り口を少し入って
天井を見上げたところが、なんと2階にあるプールの底になっているアパートメントがありました。
残念ながら人が泳いでいるところを見るチャンスはなかったけど!)
学校の近くにはマーケットがあり、実際それがグランビル・アイランドのメインのような
場所なのですが、野菜や果物、肉、魚、パンなど新鮮な食料品が手頃な価格で売っています。
フードコートもあるので、中で食べることもできます。学校の中にもカフェがあります。
学校の隣には画材屋さんがあります。また島の中には、カナダのビールの中では美味しいグランビル・アイランド・ビールの工場や、きれいなガラス細工のアトリエ、木工細工のお店、ビーズ屋さんなどいろいろなお店があります。そして島の周りには海に浮かぶ家が並んでいたりします。是非散策してみてください。
ちなみに画材屋さんは、すこし遠いけれど「Behnsen」というところもおすすめです。(Behnsen Graphic Supplies Ltd / 1629 Main St. 604-681-7351)
周りの環境ですが、バンクーバーの中の西側ということもあり、治安の良いエリアではあります。
(東側、イーストバンクーバーは、雰囲気が全く違う場所などもあります) ただ島の周りなどは
暗くなるとちょっと怖いかな、という気もします。基本的には、夜の一人歩きはできるだけ避ける、
通りと通りのあいだの道(名前のない、いわゆる裏道)は通らない、怪しそうな人には近づかない、
などを気をつけていれば大丈夫です。
☆ 授業について ☆
英語での授業についていくことができるかどうか不安だったのですが、「もう、とにかく行って慣れるだけ!」
と、カレッジに通っている日本人の知り合いに言われ、半信半疑のなかにもその言葉に変な自信を持って授業を受けました。
確かに慣れというものはかなりあるので、初めのうちは自分がするべきことさえ
理解できればどうにかなるという程度に(気を楽に)考えていれば良いと思います。
それだって、分からなければ周りのクラスメイトに聞くこともできます。
でも、フルタイムの学生になる場合、TOEFLのスコアがペーパーで570、コンピューターで230以上
必要なので、そのあたりそれほど心配ないのかも知れないですね。
面白いのが、与えられた課題を言われたとおりにやってこない生徒の多いこと!
そして、先生がそれを否定することは殆どなく・・・というより見たことがなく、はじめはかなり戸惑いました。
言われたとおりにやるやらないで、評価の点数が変わるのかどうかは分かりませんが、
結果的に良いものができれば良い、みたいなところもありそうです。
なので、課題を制作していて良いアイデアが浮かんできたら、
与えられた条件をはみでていても、どんどん実行して行くと良いと思います。また、それまで自分はそこまで丁寧なほうとも思っていなかったけれど、
改めて、日本人の持つ細やかさに気がついた気がします。また逆に、
他の生徒達の大らかな表現の仕方は見習いたいと思いました。
語学力のなかった私はその点もちろん大変でしたが、日本でデッサンの勉強などをしていたこと、
デザインに関することに興味があったことや、多少の知識があったことは、かなり役に立ちました。
留学を考えている方はご自分の興味のある範囲だけでも、美術展などに足を運んだり、
本を読んだりしておくと、とてもいいと思います。また、美術展などでも、
作品の英語のタイトルなどをちょっと気にするだけでも後々役に立ちます。
☆ 先生達 ☆
先生達はみんな、プロフェッショナルで熱心!
授業中、ディスカッションをする機会が何かとありますが、誰がどういう意見を言っても、
頭ごなしに否定されることはまずなく(美術という、答えがひとつではない分野だからというのはあっても)
きちんと話を聞いてくれます。これは作品発表のときも同じです。
また、分からないことがあったら、ためらわずに聞いたもの勝ちです。
授業中でも終わった後でも、次の授業のときでも、とりあえず質問しましょう。
例えば、与えられた宿題についていまいちぴんと来なかったときでも、
「今日の宿題はこれについてこういうレポートを書いてくればいいんですよね?」と
聞くだけでも、「そうだね、例えば・・・」と何かしらヒントをくれたりします。
(これは私の英語がつたないという甘えかもしれないけど!)
また、先生のメールアドレスも教えてもらえると思うので、メールで聞くこともできます。それから、先生のアシスタント達も親切です。パソコンやプリンターで分からないことがあったら彼らに聞くのも良いと思います。
もちろん、クラスメイトとのコミュニケーションもとっても大切です。持つべきものは友、というのはどこでも一緒!
私が、「現代デザインにおける論点」という、ラモン先生のレクチャーだけのコースをどうにか
クリアできたのは、本当に友達のおかげです。
「デザイン会社にアポを取ってインタビューをして来る」という宿題が出たとき、私は前の授業で仲良くなった友達が、建築デザインの会社で働き始めたことを思い出しました。しかも
その場所は、私の住んでいたアパートメントの真裏。その日学校から帰ってすぐに友達に連絡を取り、数日後そこを訪ねることに。自分の部屋から歩いて1分とかからない場所にそのオフィスはあり、仕事中の友達に会社の中を案内してもらいながら、聞きたいことをすっかり聞いて、
辞書とにらめっこしながらレポートを書いて授業にのぞみました。「ユウコ、君はどこか取材してきた?」 それまで宿題をしてきたか聞かれて、首を横に振ったことも数回。そのたびに先生は、「してきてないんだね」とは言わず、「まだなんだね」と優しく受け流してくれてきたのですが、今回の私は自信たっぷりに 「Yes!」。
「はい。Bing-Thom Architectsに行ってきました。」「Bing-Thom・・・え、あのキャンビー
ブリッジのところにある?」「はい。私あの近くに住んでいるんです」・・・実は先生も知っている
かなり有名なデザイン会社だったらしく、自作のレポートを読み上げて発表もすんなり終了。先生が満足そうに頷いていたのがすごく嬉しかったです。そして、その日は最後の授業だったこともあり、
終わってからみんなでバーに行ったのですが、先生は「君があんなに立派な取材をしてくるなんて、
びっくりしたよ。良くやったよ。」と何度も言ってくれました。もちろん、友達が働いていたなんてことは内緒!
・・・以上、行きたいと思っている方は、是非行って学んできてくださいね。バンクーバーは、勉強をするのに
とても良い環境のところだと思います。物価も安いし、基本的に治安も良いし、アジア人が多いのでひどい差別もないし、
娯楽施設が少ないので、むだにお金を使わなくてすむし(!)。そして学校の中でも、一生懸命やっている人には大抵みんな
協力的です。言葉に多少不自由があっても、作品で表現をすればかなり評価してもらえます。楽しんできてくださいね!
|