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ミラクルフルーツ

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酸っぱいものが甘くなる?

 少し古い話題になってしまいますが、「ミラクルフルーツ」をご存知でしょうか。

ミラクルフルーツ

ミラクルフルーツとは

 ミラクルフルーツとはアカテツ科フルクリコ属に属する植物で、学名をSynsepalum Dulcificumといいます。主に西アフリカ原産の熱帯地域に育ち、2メートル〜4メートル程度の低木で、2cm位の赤い実がなる植物です。花は米粒程度の小さな白い花で、甘い香りがします。

 このミラクルフルーツの生育するアフリカには、酸味のある椰子酒やパンを食べる前にこの果実を食べる習慣があります。この習慣を横浜国立大学の栗原良枝教授が見つけ研究を続けることで、世界で始めて「ミラクリン」の科学構造を決定いたしました。

 ミラクルフルーツの実には、「ミラクリン」と言う糖たんぱく質が含まれ、これが酸味のあるものを甘く感じさせる作用があります。

 ミラクルフルーツが酸味を甘味に変えるメカニズムは、ミラクルフルーツに含まれるミラクリンという成分が重要な働きをします。ミラクリンは酸味を甘味に変化させるのではなく、舌が酸味を甘味として認識させる作用をします。

 人間の舌には乳頭と呼ばれる細かな突起が無数にあります。その乳頭には味蕾(みらい)という味を感じる組織があり、この味蕾には甘味、酸味、苦味、塩味、うま味を感じる場所があります。ミラクルフルーツを食べると、そこに含まれていたミラクリンが舌に付着します。この状態で、酸っぱいものを食べると、舌に付着したミラクリンと酸味の成分が結合し酸味と作用することにより、味蕾の甘味神経を刺激するのです。この作用により、酸っぱいものを甘いと感じるわけです。

 なおミラクリンは酸味を感じる場所を塞いだり麻痺させるのではないため、酸味は感じます。また味の感じ方を変化させているだけですので、食べたものの成分は変わりません。したがって、酸っぱいものを食べ過ぎると胃を悪くしたりするので気をつける必要があります。

 以上がミラクルフルーツに関する解説です。


ミラクルフルーツで実験


ミラクルフルーツ5個入り

ミラクルフルーツ5個入り


 ここにアップした写真は実際に購入したもの。ドライフルーツ状態になっており、ひとつづつ包装されています。これが5つ入って、1,050円でした(購入した場所は「中村理科」の通信販売です)。約1年前に購入して、直ぐに3個を家族で食し、実験してみました。


ミラクルフルーツの実

ミラクルフルーツ


 まず、包装されている袋を開けて実を口の中にいれます。しばらく舌の上で転がしていますと、水分を含み果肉がふやけてきます。2分から3分程度舌の上で転がしてなめることで、ミラクリンを舌の表面に付着させます(ここで噛んではいけません。種は苦いらしいです)。なめ終わったら実は吐き出します。そして、実際に酸っぱいものを食べて(飲んで)みましょう。


その結果、確かに酸っぱいものを甘く感じました。


  ☆レモン・・・レモンの砂糖漬けのような感じの甘さ。若干の酸味は感じます。
  ☆黒酢・・・・黒酢に砂糖を大量に入れたような味(表現が下手ですね)。なお娘は気持ち悪くなって吐いてしまいました。


このミラクルフルーツの持続時間は個人差もありますが、30分から2時間程度です。

 というわけで、残りの2つには誰も手をつけずに現在に至っていますが、ドライフルーツ以外にも、生の果実も販売されているようです。また、鉢植えの木なども手に入るようなので、暖かい地域では栽培も可能なようです。


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