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真空管式ラジオ

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真空管式のラジオ


真空管式ラジオ


 ここでは真空管式のラジオの紹介をします。今はラジオも半導体技術の発展し、1チップのICを使用することで、非常に小型かつ低価格になりました。そのおかげで100円ショップでも購入できるようになっています。しかし、30年程前まではまだトランジスタ式が主流だったと思います。さらにそれよりも昔まで遡ると(トランジスタの発明以前)、真空管式のラジオでした。私が子供だったころは、トランジスタ式が主流で一部でICが使われ初めていました。しかし、数は少なくなったものの真空管式ラジオもまだまだ現役でした。そんな子供の頃を思い出すラジオが真空管式ラジオなのです。

東芝 うぐいすDS

 写真は東芝製のラジオ「うぐいす」です。ここで紹介するのは、うぐいすシリーズのなかでも「DS」という機種です。


うぐいすDS

東芝ラジオ うぐいすDS

 上の写真はうぐいすDSの全体です。この写真では小さく見えますが、横幅は約50cmあります。スピーカーは左右についていますが、ステレオ対応ではありませんので、ただ2つ付いているだけです。


うぐいすDS背面

うぐいすDSの背面

 裏面からは、アンテナ線(左側)とAC100Vのコード(右側)が出ています。中央の白い3つのターミナルは「Phono」端子で、レコードプレーヤーの出力を接続します。当然前面には、ロータリー式の切り替えスイッチがついています。


うぐいすDS前面

うぐいすDSの前面

 このラジオの受信帯域は中波、短波の2バンドです。そのほかにレコードプレーヤーからの出力をつなぐ「PHONO」端子に切り替えることも出来ます。もちろん再生はモノラルになります。



内部

 写真は「うぐいすDS」の内部の様子です。左右に見える円形のものがスピーカーで、中央に3つある端子が「Phono」端子です。さらにその上にある四角い部品がバリコンになります。ところどころに見えるガラスの管が真空管で、それらをマウントしているベースになる部分がシャーシと呼ばれます。ここで、何極管がどうのとか、同調回路がどうのとか薀蓄を述べられればいいのですが、残念ながらそのような知識を披露できませんのでこのへんで終わりにしたいと思います(かなり以前はできたかもしれません。一応昔はアマチュア無線やってましたが)。



マジックアイ

 写真は、マジックアイと呼ばれるものです。日本語では同調指示管ともいわれます。チューニングの状態を表示するもので、緑色に光っています。扇状に明るい部分と暗い部分がありますが、明るい部分が閉じる(暗い部分がなくなる)と同調が取れたということです。残念ながら、この部品も入手が困難なようです。

 ところで受信の状態ですが、地元の放送局は聞こえますが、それ以外は聞こえません。最も鉄筋コンクリートの部屋なので、屋外へアンテナを伸ばせばもう少し聞こえるかも知れません。


クリーニング


 今回入手したものは、レストアしなくても受信できるようでしたした。でもいきなりAC100Vを加えるのは危険ですので、テスターで抵抗値を計ったあと、スライダックを使い徐々に電圧を上げていきまいた。

うぐいすDS内部

内部

 使えるとはいっても、同調つまみを回しても糸が滑ってうまく同調できなかったり、汚れもありましたのでクリーニングをすることにしました。本当は、コンデンサなどを取り替えてレストアすれば完璧なのでしょうが。


うぐいすDSスピーカ

スピーカまわり

うぐいすDSクリーニング中

シャーシを取り外したところ

 シャーシやスピーカを取り外し、プラスチックケースは掃除用の洗剤で丸洗いしました。その他の部品は刷毛やブラシで丁寧にほこりを落とすます。滑っていた糸ですが、アルコールで掃除して、チューニング針のすべりが悪かったところにシリコングリスを薄く塗布してやったら何とか滑らなくなりました。本来なら取り替えるべきなのでしょうが(ロンジンを塗るといいとの話もあります)。


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