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SEIKO柱時計
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SEIKOの柱時計 「4PC」

 たまたま会社の人にいらない柱時計がないか聞いたところ、「1台ある」とのことだったので早速いただきました。
写真ではわかりにくいですが、文字盤のガラスが割れてなくなっています。これまでこの手の時計はあまり興味がなかったのですが、実物を見ると思ったより状態もよくきれいでした。せっかくいただいたので使えるように修理してみたいと思います。
(本来この時計は機械修理の練習用としていただいたのですが、常態も良いのでガラス交換をして使ってみることにしました。)

点検


ガラスが割れているところ以外は大きな破損はなさそうです。振り子、巻き鍵もそろっています。


このころ(昭和47年に購入したらしい)の時計になると「SEIKOSHA]ではなく「SEIKO」ブランドになっています。


「4PC]の文字が見えます。この時計が4PCである証です。


振り子です。特にさびや傷もなくきれいな状態です。


ぜんまいの巻き鍵です。水色のシールは修理をしたときの時計店のものです。巻き鍵はこちらに固定できます。
(このシールには昭和61年に分解修理したことを記載してありました)


状態はそれほど悪くはなさそうです。


ケースに多少のすり傷が見受けられますが特に問題はないでしょう。

修理開始


まずはケースの汚れを固く絞った雑巾で落とします。
ケース内にも埃や、ガラス片などがあるのできれいに取り除きます。

ここで試しに振り子を付け、ぜんまいを巻いて動かしてみます。
10分ほど動かしましたがちゃんと動いているようです。時打、半打も正常に打ちました。
(最初の1回目だけ時間に合わない回数を打ちましたが、次からは正常な回数を打ちました。通常30日巻きの時計は、時打の回数を自動で調整してくれます。)

動きそうなことを確認しましたので、次はガラスの修理をすることにします。このまま時計屋さんで修理をしてもらうこともできますが、ガラスの取替えぐらいはできそうなので自分でやってみました。


まずガラスを調達するため、ガラスの寸法を測ります。この時計の場合、ガラスは正八角形です。
実際にガラスを切る際に、時計を持っていって合わせてもらえばいいのですが、時計を持ち歩いてもいられません。
そこで今回はボール紙で型紙を取ることにしました。

上の写真は出来上がった型紙です。型紙は実際のサイズよりも1〜2ミリほど小さく作ってあります。
(ガラスが多少小さい分には問題ありませんが、大きめにカットしてしまうと枠に収まらなくなってしまいます。)


この型紙を持って近くのガラス店へ。2ミリ厚の板ガラスのカットをお願いすると、5分ほどで出来上がりました。


こちらがカットしたガラスです。


早速時計にはめ込みたいのですが、ガラスを押させていた釘が残っているので抜かなくてはなりません。


写真のように隙間にドライバーを差し込んで抜きます。錆びているものは苦労しました。


釘の形はステープルのような形をしています。真ん中のはかなり錆びています。


ガラスを枠にはめ込み、先ほど抜いた釘を打ち込みます。


ここで活躍したのが100円ショップで購入したプラハンマーです。こちらがそれです。

これで一応ガラスの交換は終わりました。


最後に家具用ワックスを使ってケースを磨きます。
ケースについたキズについては「かくれんぼう」というキズ隠しでやってみたのですが、色が合わなかったためかあまりきれいに消えませんでした。今度はもう少し濃い色のもので試してみたいと思います。

完成


こちらは修理後の状態。試験的に動かしていますが今のところ問題なく動いています。

今回の修理費用は、ガラス代500円ですみました。

最後に

今回修理したSEIKOの4PCは話によると結構良い時計(機械の作りが)らしいです。

なお、4PCの修理についてはこちらに詳しく載っています。
小林時計店の時計修理講座


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