

デュアルパーパス車の中で、特に購入段階で迷うことが多そうな、
TRANSALPとKLEについて比較します。
両方とも乗っていたけれどえらそーなことは言えないので、スペックを見ながら解説します。
| 上・TRANSALP400V 下・KLE400 | 長所 | 短所 |
![]() |
・とにかく静かで、振動がないエンジン。 ・カウルやスクリーンが大きいため、防風効果が高い。 ・大きなキャリア。 ・疲れないゆったりポジション。 ・リーンインでもアウトでもウィズでも走れる。 ・エアクリーナーの交換は、サイドカウルをはずしてネジ3本取るだけ。数分。 ・タンクの容量が大きい。 ・重心が高いながらもKLEよりは少し低いので、どっしりと安定感がある。 |
・ブレーキが効かない。 ・あまりに静かなので、車が気づいてくれない。 ・タンクのキャップが出っ張っているので、つけられるタンクバッグが少ない。 ・ツインプラグなので4本必要。 ・なんにしろデカイ。(長所でもあるが・・・。) ・カウル横の穴、かたっぽだけ網つき。両方つけるかつけないかの方がいい。 ・アンダーガードが強化プラスチック製。(弱くはないが。) ・開放式のバッテリー、無線使うとすぐになくなる。 |
![]() |
・ピーキーだが、高回転でとっても元気なエンジン。(DOHC) ・高速の追い越し加速も得意。 ・ブレーキディスクについているガード。 ・大きなキャリア。金属製なので強そう。 ・疲れないゆったりポジションも、走りたい時のポジションも思いのまま。 ・リーンアウトで走るタイプで、重心が高いのでオフ車と同様に乗れる。 ・振動があるわりにはブレないミラー。 ・アンダーガードが金属製で強そう。 |
・ブレーキが効かない。 ・トラブルが多い。(エンジンまわりの異音・電装系の異常など) ・過積載でリアサスペンションが沈み込むと、ナンバープレートがタイヤに刺さる。 ・メーターまわりが安っぽい。 ・とてもスリムな車体のため、引き起こしの時に足や手を入れる空間が少なく、起こしにくい。 ・横風に弱い。 ・ハンドル位置が高い。 ・エアクリーナーまで行くのが大変。しかも湿式のため面倒くさい。 |
| HONDA ・TRANSALP400V |
KAWASAKI ・KLE400 |
コメント | |
| 全長x全幅x全高 | 2265x905x1305mm | 2210x870x1215mm | KLEのほうが一回り小さい。 |
| 車両重量(乾燥) | 183kg | 178kg | KLEの方が重心が高い感じがする分、取りまわしが重い。 |
| シート高 | 850mm | 840mm | 私の場合、KLEで足を下ろすとステップに引っかかる。両車とも170cmで両足指の付け根がつくくらい。片足ならべったり。 |
| 最低地上高 | 195mm | 185mm | たいして変わらん。 |
| エンジン | 水冷4サイクルV型2気筒・OHC3バルブ | 水冷4サイクル並列2気筒・DOHC8バルブ | フラットで扱いやすいが高回転でちょっと不足のトラン、ピーキーで扱いにくいが高回転元気のKLE。 |
| 総排気量 | 398cc | 398cc | いっしょ。 |
| 最高出力 | 37/8500(PS/rpm) | 42/9000(PS/rpm) | どちらもオンロード250cc並み。 |
| 最大トルク | 3.5/6500(kgm/rpm) | 3.4/8000(kgm/rpm) | トルク感はすごい。ぐいぐい。 |
| 始動方式 | セルスターター | キックペダルはない。 | |
| 点火装置形式 | CDI式バッテリー点火 | 電子進角式フルトランジスタ | CDIの方が高性能なのかな? |
| エンジンオイル容量 | 2.8リットル | 3.4リットル | オイル交換が少し安い、トラン。 |
| トランスミッション形式 | 常時噛合式5段リターン | 常時噛合式6段リターン | 5段だともう一段欲しくなる。 |
| 潤滑方式 | ウェットサンプ | 低重心化に貢献。 | |
| 燃料タンク容量 | 18リットル | 15リットル | 3リットルの違いはものすごく大きい。 |
| フレーム形式 | セミダブルクレードル | ダブルクレードル | トランのほうが強そうに見える。 |
| 懸架方式 | 前・テレスコピック式 後・スイングアーム式(プロリンク) | 前・テレスコピック式 後・スイングアーム式(ユニ・トラック) | ほとんど同じ。 |
| キャスター角・トレール量 | 28°・108mm | 27°・104mm | 直進安定性はトランのほうがいいような気もするが、コーナリングもクイックだし、うーん・・・。 |
| ブレーキ形式 | 前後油圧式シングルディスク | 効かない。ダブルにしてくれ!!KLEはディスクが強いのか、パッドが減りやすい気もする。 | |
| タイヤ | 前・90/90−21 54S 後・130/80−17 65S | いっしょ。 | |
| 最小回転半径 | 2.5m | 2.4m | 変わらん。 |
| ホイールベース | 1510mm | 1505mm | これも変わらん。 |
| 燃費(60km/h定地走行テスト値 | 33.1km/リットル | 36.5km/リットル | 左記に反して、トランのほうが燃費はいい(20前後)。KLEは15くらい。 |
| メーカー希望小売価格 | 589,000円 | 509,000円 | トランは生産中止だしな。(^^;) |
| カタログのうたい文句? | ジャパン、ツアー。 Rally Touring |
TRANS−NATURE Feel the Earth |
Rally Touringはシートカウルに書いてある。KLEの「TRANS−NATURE」って、すごい対抗意識? |
| 車名の由来 | Trans−Alpineから。アルプス越えって意味ですな。 | ??? | とらんざまぎ(Trans−Amagi、天城越え)じゃなくて良かったトラン。KLEは形式からかな? |
とにかく、トランザルプは優等生・KLEはじゃじゃ馬。トランは乗っていてゆったり走っていられるが、「旅に出よーよ、遠くへいこーよ。」と悪魔の誘いをかけてくる。KLEはじゃじゃ馬だから、調教して乗りこなしてやろうという使命に燃える。KLEはトランに対抗して発売されたので、ぱっと見おいしい。値段も8万安いし、パワーもあるし。でも実際は値段に見合った性能かなという気も。ただし。トランは7万kmでもほとんどノートラブルだけど、KLEは1万km超えたら異音やオイル漏れ・・・。カワサキはしょうがないけどね。お金かかる。(ToT)
結論としては、旅がメインの人で、のんびりゆったり走るのが好きな人はトランザルプ、旅+がーっと走るのが好きな人はKLEってところか。もちろんこれは私の意見であって、トランでがーっとも走れるし、KLEでゆったりも走れる。この懐の奥深さがデュアルパーパスなんですな!!