チブリ避難小屋まで(1.900M)

2004.5.12  晴れ  4名

行きたい行きたいと思いつつ、別山にはまだ一度も足を踏み入れたことが無かった。
まして残雪時、路が心配でしたがベテランの方が付いてくださり安心して行って来れました。

1ヶ月以上登山をしていない。いろいろあってストレスが溜まっている所に小屋まで歩いてみる?と嬉しいお誘い。前夜はなかなか寝付かれずぼーっとした頭で集合場所に5時半より早ーく着いてしまう。前夜までの雨も収まり今日は暑くなりそう。一路白峰に向かい、市ノ瀬で車を泊めまず林道を歩き出す。(7:00)
前夜までの雨と雪解け水で川の流れは速い。遮断機をくぐるとすぐ大きな落石の箇所がいくつもあり足早に通り過ぎる。
駐車場から25分くらいで標識のある登山口に着く。
山の会ではG.W.に別山に来ていますが天候の悪い時で小屋で引き帰しています。その時から見るとかなり雪解けが進んでいる様子。ブナやトチの大木、サワグルミなどの新緑が目に鮮やかで、鳥のさえずり、路の両側にはニリンソウの群落が迎えてくれています。最後の水場には8:30に到着。この辺りから所々雪で路がわからない箇所が出てきます。
尾根に出る手前の広い斜面には雪が張り付いていて路がわからず、たぶん右に巻いているのだろうと地図を出してお勉強会。まずこの上には間違いないだろうと急な斜面をキックステップで直登し藪を抜け出すと尾根路に出て一安心。この地点以外はほとんど夏道を通過。迷わないようにその先も何箇所も赤い布を付けながら行く。視界が開けてきて左側には柳谷を挟んで白山やそれに続く山々が広がっている。
広い谷で大休止。それっとばかりに沢山のおやつが出てきて、少しでも軽くしたいので、皆我先にと出してくる。ならば持って来なければいいのだが女性ばかり、大福も冷たいゼリーもミニトマトもグレープフルーツも美味しいのだからしょうがない。
下の方には別当出合の駐車場が良く見え、何台も車が見えるので白山の方は登山客も多いのだろう。
ところが、こちら側は結局我々だけで嬉しい限り!帰りに水場の上辺りでカメラマンらしき人を一人見かけただけでした。
室堂あたりの上空をヘリが忙しく飛んでいる。きっと荷揚げ作業が行われているのでしょう。
後を振り返ると加越国境の山々が残雪を残してはっきりと見えてきます。
例の大長山、左に赤兎山、その奥に経ヶ岳等など。もう少し左に目をやると大野市の荒島や銀杏峰などの山々も見えて、ご機嫌!高度が上がってくるとダケカンバが現れ、厳しい冬の風雪に耐えてきた姿には頭が下がる思いです。
上から見るエメラルド色に見えるブナの新緑とダケカンバの白い色が日に映えてとても美しい。
路を探しながら、景色を堪能しながらゆっくりと楽しむ山行は、天候とメンバーに恵まれ贅沢な気分にさせてくれます。オオシラビソやハイマツの景色になると正面に別山が現れます。最後の登りが少し急ですが、何とか乗り越すと雪でまだら模様の白山がでーんと大きく迫ってくるようです。(11:00)ここまで4時間。小屋の手前の雪原の上で昼食タイム。暖かく上着もいらず
あれが御前峰、その左が大汝、七倉・・・とくっきり見える姿を堪能。観光新道や南竜に続く路なども良く見えて、誰か登山者が見えないかと思ってしまう程。左の写真は避難小屋手前の狭くなった雪道。小屋からは御舎利山までの急登が迫ってきて、今回は時間切れと体力不足で残念ながらここまでですが、いつか必ずと思わせる迫力でした。右の写真は小屋から。
12:40下山開始。気温が上がり下界は29度の日とあって、風もあまり無くて下山は少々お酒が残った体には暑い。
ゆっくり展望を惜しみながら、赤い布を目印に下って行きます。登る時より下山時の方が間違いやすいから注意が必要と勉強。春は駆け足でチブリの尾根を上がってきているのでしょうが、1.700〜1.600M辺りではダケカンバは芽吹きはまだ、もう少し下のブナがやっとかなという程度です。
高度を下げるにつれて新緑の色が美しくなり、上から見下ろす眺めも又素晴らしく、来て良かったとつくづく思わせてくれる立派な木々が続きます。
右の写真は白山釈迦岳の下方の天井壁
、崩れ落ち岩盤だけが垂直に切り立っています。
釈迦新道はもっと長いらしく、行く事はあるのだろうかと思いますが、室堂から回って降りるコースでいつの日か・・・夢だけでも。水のみ場には2:00ごろ通過。

木の股からヤシャビシャク

イワナシ

ニリンソウ

サンカヨウ
仲間は皆白山より静かな別山の方が好きと言う。そのわけがわかったような気がしました。正しく自然が残されていてわずかな標識以外人口のものが無く、本当に山〜と言う感じがして、私も大好きになりました。何箇所か崩壊寸前の登山道のところがありましたが、観光化されないことを願うのみ。又今度は秋の紅葉時に来て見たいと思いました。登山口に2:55、駐車場に3:15に到着。自然を体一杯に感じてゆっくりと楽しい一日に感謝!!

トチの大木