遊具

 私はゲームに金をかけたくない主義なので、Web上にあるフリーゲームは大好きである。といってもクソゲーはゴメンだ!(えらそうに・・)
 今までちょっと起動したゲームを含めて、やったフリーゲームは30−40くらいだが、他人に勧めることのできるレベルとなると、そうはない。
 というわけで、私が今までやってきたフリーゲームで面白かったものを紹介します。今後みなさんがフリーゲームをダウンロードしようと思ったときの選択の参考にでもしてください。
 ここで紹介するのは、単に「私が面白かった」と思っただけではなく、「他の人がやっても楽しめる」と思ったものを紹介しています。
 いずれも、やってみて損はないものばかりです。評価のなかにケチがついてるのもありますが、それらの欠点を差し引いても十分に面白いものばかりです。


AMEL BROAT(RPG)

作者 Shou 氏 HP sakurayama square
環境 OS:Window95/98
他 :DirectX 5.0以上で、DirectDrawと、DirectSound
ファイルサイズ 1.378KB
概要  アルヤは「十六夜の剣」を求めて、旅をしている。そして、その旅のさなかに「十六夜の剣」についての手がかりになるものを盗賊が持っていることを知る。
 お供のヒロを連れて、その盗賊のアジトを襲うアルヤ・・・
 なぜアルヤは「十六夜の剣」を求めるのか・・
評価  主人公・アルヤが「十六夜の剣」を探しているという、いきなり強引な設定で始まりますが、この強引な設定が、「なぜアルヤは十六夜の剣を探すのか」という疑問をプレイヤーに持たせます。そして、アルヤの特徴が小出しに明らかになるにつれ、「アルヤの過去になにがあったのか」という疑問を引き出していきます。そうなったらもうクリアせずにはいられません。

 戦闘システムは一般的ですが、キャラクター独自の「必殺技」を用意しています。これは、ある状況(受けたダメージの量など)になって初めて使えるものです。
 また隠れイベントやアイテムなどが多いです。気をつけていないと見落とすアイテムやイベントがけっこうあります。というか普通は見れねーよイベントもありますが、そこらへんはSHOU氏のHPでサポートしています。

 ゲームバランスも問題なし。レベルアップのために苦労することもないですが、なんと言っても音楽は必聴ものです!種類が多い上に適材適所!それぞれの曲を聞くためだけにやってみても、損はないと思います。(私はPCを使う作業中に、よくこのゲームの曲を聴きます)
 最後に、このゲームが成功した最大の理由は、冒頭に述べたように、謎をうまく使った点です。そういう点で、ストーリーは大変うまく作られていると言えます。


「安所通りの殺人」Master's Edition(ADV)

作者 山崎 博 氏 HP Fine Art and Stuff
環境 OS:Window95/98
他 :コミックプレイヤー
ファイルサイズ 14MB
概要  警視庁捜査一課・高原警部補シリーズの第三弾。(なお、第一弾はMaster's Editionとは基本的に別の話の「安所通りの殺人」だが、今はダウンできない)
 女子大生の全裸死体が路上に放置されていたのが、事件発覚の始まり。
 多くの登場人物、複数出てくる動機、ある程度まで来ると固まってくる推理と容疑者。しかし、そのとき起こるどんでん返しによって振り出しに戻る・・
評価  グラフィックは、キャラの味を出すのに大きく寄与していますし、推理もののゲームにピッタリはまっています。
 ストーリーもタダゲーとは思えないレベルの高さがあります。金取っても問題ないレベルでしょう。
 音楽は必聴ものです(種類は多くないけど)。聞き込みの音楽は、昔の刑事ドラマを彷彿とさせるし、推理が進んだときの音楽は、犯人への接近を期待させます。
 弱点らしい弱点はありません。ただ、ファイルサイズが大きいのは難点ですが、それでも落とす価値はあります。あと、最後の展開が実にやりきれないので(下に紹介する「柵の淵」とタメはるぐらい)、そういう展開が嫌いな人は、やらないほうがよいでしょう。
 総合的に見て、金取っても問題ないレベルです。それほどレベルが高いです。
 なお、シリーズ物なので、他の作品もやってみると、なお主要キャラ(主人公・上司・ブンヤなど)に親しみさえ覚えるでしょう。


紫藤峠の殺人(ADV)

作者 山崎 博 氏 HP Fine Art and Stuff
環境 OS:Window95/98
他 :コミックプレイヤー
ファイルサイズ 1.977KB
概要 現在・ダウンロードできないようです。ただ、紫藤峠の殺人 Master's Editionを制作中とのことです。
評価 ってなわけで、現在は評価いたしません。


柵の淵(ADV)

作者 ekusia 氏 HP Project Ekusia アプリケーション置き場
環境 OS:Windows95/98/NT4.0/2000/MacのWindowsエミュレーター
他 :VisualBasic5.0ランタイム(SP3バージョン)
ファイルサイズ 4.116KB
概要  人気のない砂浜で美しい女性に出会う。彼女に誘われて、今晩は彼女の住む洋館に泊めてもらうことになる。
 そこには、彼女の姉とメイドが住んでいた。
 食事と、食後のひとときを過ごしたあと、あてがわれた部屋で休むが・・
評価  怖いです。15のエンディングが用意されてますが、TRUEエンディングおよびハッピーエンディングは4つだけで、残りの半分以上は死にます(主人公が)。
 炎に巻かれて!首を切られて!頭を殴打されて!死ぬ!死ぬ!死ぬゥー!
っと、いきなり物騒な話をしてしまいましたが、基本的には洋館の住人達は悲しい過去をもち、彼女たちはその柵(しがらみ)に囚われているという、大変悲しい話です。どう悲しいかを知りたければ、やってみてください。

 グラフィックは、風景は写真を使用し、キャラだけ作者が描いたものを使用していますが、変に違和感を感じることはないです。クラッシック風の写真は落ち着いた雰囲気を醸しだしている一方、夜の恐怖の舞台を飾るには最高です。
 音楽も適材適所で、いいものもあります。
 が、一番のウリは住人達の愛憎や執念の表現力です。どのキャラクターをとっても、「想いの強さ」を強烈に感じさせられます。また、人間は天使にも悪魔にでもなれると思わせられます。正直言って、ゲームの話の流れを読んでてゾっとしたのは初めてです。
 ただし、このゲームはあくまでも「悲しい話」であり、結果は「やりきれない」ものが多いので、そういう展開が嫌いな人は、やらないほうがよいでしょう。


favor《依頼》魔刹党原霧丸(RPG)

作者 Bell 氏 HP Bell's Soul Globe
環境 OS:Window95/98
他 :
ファイルサイズ 2.089KB
概要  これもシリーズ物。favor《依頼》シリーズ第二作目。favor《依頼》シリーズは、殺しのプロ・辻(忍者)を主人公とするシリーズ物。
 辻は、ある領主から、領地を荒らす盗賊団を全滅させる依頼を受ける。その盗賊団は、黒装束をまとった謎の集団(ってゆーか忍者集団)であった・・
 なお、いままでの説明だと、東洋風っぽい世界だと勘違いされそうですが、あくまでも世界観はRPGではオーソドックスな西洋風です。
評価  RPGツクールで作成されたゲームで、音楽はRPGツクールの範囲を出ません。
 しかし、デジタルファミ通コンテストパーク月間受賞作品で銅賞を取っただけあって、ストーリーは良くできています。が、私が注目したのは、キャラの性格。辻は任務達成に関係ない無駄(無駄な会話など)を極力省く徹底したプロであるため、その性格はクールを通り越して、人間が一瞬でミイラになってしまうくらいドライです。
 それはまさに、ゴルゴ13が忍者の格好をしてライフルの代わりに刀を持っているような感じです(爆)。
 ただ、中ボス及び大ボスが結構強いので、それらを倒すのに回復系・ドーピング系アイテムが必要になり、それらアイテムを十分に温存しないと、最後の方でアイテム集めに多少苦しむでしょう。
 最後に、本編からはずれた、おまけストーリーがあります。


favor《依頼》レジスタンスを排除せよ(RPG)

作者 Bell 氏 HP Bell's Soul Globe
環境 OS:Window95/98
他 :
ファイルサイズ 1.057KB
概要  favor《依頼》シリーズ第一作目。
 殺しのプロ・辻が、レジスタンス100人を全滅させる依頼を受けるが、レジスタンスは、町の住人に化けている者も多く、見分けるには会話などで判断するしかない。
 なお、関係ない者を殺すと、厄介なことになるのでご注意。
評価  RPGツクールで作成されたゲームで、グラフィックや音楽はRPGツクールの範囲を出ません。
 しかし、住人の中からレジスタンスを探していくというコンセプトが面白いです。推理ゲームに通ずるものがあります。
 ゲームバランスも問題ないし、レベルアップに苦労することもありませんが、最後の方で移動に苦労することがあるかもしれません。
 これも、最後に本編からはずれた、おまけストーリーがあります。


favor《依頼》殺人兵器S.K.G(RPG)(RPG)

作者 Bell 氏 HP Bell's Soul Globe
環境 OS:Window95/98/2000
他 :RTPランタイム
ファイルサイズ 1.282KB
概要  favor《依頼》シリーズ第三作目。
 銃などの近代兵器が出てくる産業革命の時代・・・あの辻が、目つきを一段と悪くして、帰ってきた!
 今回の依頼は、依頼機関(某国国家保安諜報部)の所属する国と敵対している国の、生体兵器研究所の所長暗殺。
 一方辻とは別に、国家保安諜報部の諜報部員(スパイ)が、同研究所の爆破の命令を受ける。彼らは、研究所に侵入する際には、辻に協力するようにも命令されていた。
 依頼を受けた辻は、諜報部員と落ち合うために移動するが、刺客に襲われる。だれかがこちらの情報を漏らしていたのだ・・。
評価  RPGツクール2000で作成されたゲームで、音楽はRPGツクールの範囲を出ません。
 しかし、デジタルファミ通コンテストパーク月間受賞作品で銀賞を取っただけあって、ストーリーは実に良くできています。特に、ダブルエージェントを見破るエピソードは、大変良くできています。ささいな出来事も見逃さない辻のプロぶりが光ります。
 前の作品(魔刹党原霧丸)でおおよそ固まった辻のキャラクター(ドライな暗殺者)が、この作品で完全に固まったと言えるでしょう。ゴルゴ好きには、たまらない作品です。
 なお、このファイルには「favor《依頼》ガンナーバラン」という短編も入っていますが、先にやるとしたら、「ガンナーバラン」のほうがいいでしょう。


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