
第一部 聖域編(プロローグ・銀河戦争の章)
まず、最初にちょっと用語説明。
聖闘士とは?
これに関しては第1話「女神の聖闘士の巻」で、偶然星矢と出会った観光客に神父さんが、「ホッホ それは女神の聖闘士じゃよ…」と丁寧に解説してくれます。
「古代ギリシア神話にアテナという女神がいてのォ…
アテナは神がみの王ゼウスの娘で全身に鎧をまとった姿で誕生した…
そう アテナは戦争の女神だったのだ!
しかしアテナはみずから戦うことは好まず その戦争はつねに守るための戦いだった!!
凶暴で残忍なアレスとの戦い 巨人ギガースとの戦争 ポセイドンとの大地をかけた争い…
神がみの壮絶な死闘は人間にとって気の遠くなるほどのながい年月続いた…
しかしその戦場においてつねにアテナのまわりを守る少年たちがいた…
それが女神の聖闘士なのだ!!
かれらは地上のあらゆる場所からやってきた真の勇気と力をもった少年たちだ!
武器をきらうアテナを守るため 少年たちはいっさい武器を持たず まさしく己の肉体を武器として戦った!
その拳は空をひきさき!
その蹴りは大地を割ったという!
今でもこの世に邪悪がはびこるとき かならずやあらわれるという希望の闘士…
しかし もはやギリシア神話の中にもその名は存在しない
幻の少年たち 女神の聖闘士――」
かなり興奮している様子の神父さん。夢中で語ってるうちに頭に血が上ったみたいです。
この後大きく「星矢とカシオス!!」と書かれて場面は闘技場に移るのですが、神父さんが二人の名前を知ってるとは思えないので、ここまでが神父さんの台詞でしょう。
これだけ聞くと、世界平和のために戦う正義の味方っぽいですが、実はそうでもないというのが第一部のお話。
聖闘士は守護星座を一人一つずつ持っています。どのように割り当てられるかは謎ですが。
小宇宙とは?
人間の体内に眠る生命エネルギー、それが「小宇宙」です。聖闘士はこのエネルギーで原子を砕くことにより、物質を破壊します。
ぶっちゃけ、東洋で言うところの「気」みたいなものですが、「気」は練って高めるのに対し、「小宇宙」は燃焼・爆発させて高めるものらしく、より攻撃的な気がします。
破壊力のみならず速度も増します。その速度たるや、最弱の聖闘士でもマッハ1。最高ランクになると光速で動きます。
あと、ものすごく高めると背後にオーラが浮かぶ事もあります。
聖衣とは?
聖闘士に与えられる鎧。組み合わせると、それぞれ聖闘士の守護星座を模した形をしています。
ところが聖衣にも生命や意思のような物があるらしく、戦う気のない者にとってはただの重いプロテクター。
星矢の師匠である魔鈴さんいわく「小宇宙がもえればもえるほど聖衣はかるく、あたえる力も増大する」そうです。
ちなみに「青銅聖衣」「白銀聖衣」「黄金聖衣」の三種類にランク付けされます。もちろん最強は黄金聖衣。
素晴らしいことに、作中に登場する聖衣はほとんど全て分解装着図が公開されています。ただし縮尺はかなりファジーです。
まあ、最初はこれくらいで充分かと。後は物語でおいおい語られますからね。
物語はギリシアにある聖闘士の総本山、聖域(サンクチュアリ)から始まります。
6年間聖闘士になるための修行をした主人公星矢(13)は、師匠や聖闘士の長である教皇の見守る中、1秒間に100発のパンチをぶち込む必殺技「ペガサス流星拳」でライバルのカシオスを倒してペガサスの聖衣を勝ち取ります。
必殺技にペガサスとついてるあたり既に勝ちを確信していた模様。 カシオスの敗因は己の勝ちを信じられなかったことでしょう。
さらに弟子の敵を取りに来たカシオスの師匠シャイナも退け、星矢は聖域を無事脱走して日本に帰還します。
一方、日本ではアジア最大の財力をもつグラード財団の総帥 城戸沙織(13)によって、聖闘士VS聖闘士の戦いを日本で開催することが発表されます。
そもそもの発端は彼女の祖父 城戸光政が、7年前に黄金聖衣を手に入れたことでした。聖闘士の存在を知った城戸光政はこの戦いのため、100人もの孤児を引き取って、世界中に100人以上はいると言われる聖闘士の訓練を受けて帰国させることを計画します。
(もっとも星座の数は88ですので、最低でも12人は「自称聖闘士」です。そんなところに送られた子供はさぞショックだったでしょう)
送られた孤児100人中90人は行方不明になりますが、それでも10人は地獄をくぐり抜け、聖闘士となることができました。しかもそのうち7人は既に帰国しているとのこと。
「聖闘士が無益に戦うだろうか?」とのマスコミの危惧に、沙織嬢は優勝賞品として黄金聖衣を提示し、これなら彼らは命がけで戦うと宣言します。
マスコミも沙織嬢の気迫に押され、一種の催眠状態になったところで「ヘッ ごめんだね」と星矢登場。いきなり主人公が水を差しました。
その後、聖衣の箱の陰から一角獣(ユニコーン)の聖闘士 邪武も登場。実は星矢と邪武は昔から因縁があったのです。
6年前、とてもワガママお嬢様だった城戸沙織(7)は、乗馬服に乗馬鞭という出で立ちで、孤児の星矢達に「だれか馬になりなさい!」と命令しました。
もちろん星矢はイヤだと断りますが、そんな星矢を邪武は蹴り飛ばし「どうかこの邪武の背におのりください!」と自ら馬になります。
プライドの高いペガサスと、乙女であれば問題なく乗せるユニコーン。 この時点で彼らの運命は決まっていたような気もします。
結局、星矢と邪武のケンカがデモンストレーションとなりマスコミは再び催眠状態へ。
星矢も城戸沙織に「優勝すれば行方不明になった姉を探し出す」と持ちかけられて渋々参加することに。銀河戦争(ギャラクシアンウォーズ)編の開幕です。
ところがこの大会(銀河戦争)は掟で禁じられた「聖闘士同士の私闘」にあたると聖域は判断。刺客として、白鳥座(キグナス)の聖闘士 氷河を送り込みます。
氷河は「おまえたちを葬りにきた」と言いながらも試合に参加。大ヘビ座(ヒドラ)の聖闘士 市とリングに上がります。
このヒドラの聖衣は体のいたるところから毒の牙が飛び出すというトンデモ聖衣。しかも何度も再生してきます。
どうやら聖闘士って武器は禁止でも毒を使うのはOKなようです。というか牙って武器じゃないんでしょうか。彼が受けた修行の内容がとても気になりますね。
続いて、龍座(ドラゴン)の紫龍VS星矢の試合。
最強の拳と最強の盾を持つドラゴンの聖衣に対し、星矢は自らの頭をおとりにすることで紫龍の自滅を誘います。
たかが聖衣の両腕部分を破壊されただけで、「もはや無用の長物」と聖衣を脱ぎ捨てた紫龍。結局これがアダとなって彼は星矢に撲殺されてしまいます。試合後心臓に一撃入れたら蘇生しましたが。
お次はアンドロメダ瞬VSユニコーン邪武。しかしこの試合は10人目の聖闘士、鳳凰座(フェニックス)一輝の登場でうやむやになってしまいます。

自分の体より小さな黄金聖衣の箱の中から、颯爽と登場するフェニックス一輝。中国雑伎団もびっくりの柔軟さです。どうやって入ってたんでしょうホントに。
なんと彼は、自分と同じ聖衣をつけた5人の黒い聖闘士に優勝賞品である黄金聖衣を奪わせていました。
優勝賞品がなくては大会は成り立ちません。銀河戦争は一時中止となりました。もちろん2度と始まることはありませんので、マスコミの方々は早く見切りをつけた方がいいですね。
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