第92回 マイホーム物語

基礎の調査2
ここで、主婦向けに、捨てコンクリートとは何か、
一体どんな役割を果たしているのか説明しよう。
捨てコンクリートとは、力を受ける基礎の底盤下に、最初に
50mm程度のコンクリートを打ち、水平を出すものである。
その上に鉄筋を組み、基礎のコンクリートを作る。
布基礎のフーチング(逆Tの字になったところ)下部、
べた基礎で逆台形になった部分、
もしくは全体に打つ。
そしてその後、鉄筋を組む。
この捨てコンクリートの施工を行なわないどうなるのだろうか。
コンクリートは、セメントと砂、砂利に水を加えて練り混ぜ、
セメントが水と出会うと硬くなる性質を利用して
硬化させるものである。
計算に基づく所定の量の水、セメント、砂、砂利を練り混ぜ、徐々に
硬化させることにより、必要な強度のあるコンクリートとなる。
基礎底盤のコンクリートも強度を得るためには、
徐々に硬化させる必要があり、水分を吸収しやすい土と隔絶する
必要がある。
捨てコンクリートが無い場合は
基礎工事の墨出しが出来ず、底面のレベルが一定しない。
打設したコンクリートは地面にしみこんでしまう。
そして、私の家と同じように基礎底盤の厚みが不足するばかりでなく
密実なコンクリート基礎とならない。
捨てコンクリートは基本中の基本だろうと思う。
何故、捨てコンクリートがない施工をするのか理解できない。
基礎底盤の下には、矩形図では
50mmの捨てコンクリート、その下には120mmの砕石があった。
しかし、我が家では、捨てコンクリートは無く、
その下の砕石は50mmだった。
地盤改良土は、砕石に届かず、砕石と、改良土の間には
盛り土があったのだ。
従って、足元がしっかりしていないところに
家が建っていることになる。
第93回へ
前ページへ TOPページへ