軍事学用語集



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イージス艦
もともとはソ連軍の対艦ミサイル集中攻撃から空母を護衛するためにアメリカが開発したシステム。SPY-1レーダーと呼ばれるレーダーによって約200もの目標を同時に探知・処理し、それらに対してスタンダード・ミサイルとよべれる迎撃ミサイルを発射して撃破する能力を有している。2005年1月の時点で
日本が保有しているイージス艦は4隻所有している。

インターオペラビリティ
異なる国家の軍の装備や補給品に互換性があること。これが高ければ高いほど効率的だと一般に言われる。

回転翼機
ヘリコプターのこと。普通の飛行機は固定翼機という。

可動率
戦闘機がどれくらいしようできるかという率。もし50%なら戦力は半分になる。24時間365日使用したら可動率は100%であるといえる。稼動率ということもある。日本のF15戦闘機は可動率が90%もあるり、米空軍のF15の可動率は約80%であり、中国のスホーイ27の可動率は65%未満であるといわれる。

業務手続標準 Standard of Procedure
司令部や現場の部隊に必ず常備させている業務要綱のこと。SOPともいう。

グリーンベレー Green Beret
アメリカ陸軍の特殊部隊。デルタフォースのアメリカ陸軍の特殊部隊。

軍事 Military Affairs
民事(Civil Affairs)に対する言葉で、軍人・軍隊・軍事力・戦争・防衛などに関することの総称。

抗堪性 Invulnerability
任務遂行のために組織的機能を失うことなく敵の攻撃などに対処する能力のこと。これを向上させる手段には防護、偽装、偽騙や分散の被害極限、被害復旧並びに代替機能の確保などがある。防護とは例えば航空基地の滑走路が破壊されないように地対空ミサイルで防護すること。また滑走路を地下につくって見つからないようにすることも抗堪性を高める。分散は攻撃を受けたときの被害を小さくするため装備を一ヶ所にあつめずいろいろなところに配置したりする。被害復旧はすぐに修復できるように滑走路が攻撃された場合は、攻撃によって損傷した箇所に応急マットを用意したりすることなど。

航空優勢 Air Superiority
航空戦力が空において敵の航空能力よりも優勢で、敵から大きな妨害を受けることなく作戦を実施できる状態のこと。制空権とはいわない、なぜなら航空優勢という理由は時間的・空間的な占有力に欠けることが航空勢力の特質であるから。

互換性
ある機器の部品を他の類似品と交換しても、全体の基本的な機能に支障がないこと。一般に大量生産するためには互換性が精密であると有利である。互換性があると戦場などで応急修理などができるようになる。

固定翼機
普通の航空機のこと。ヘリコプターは回転翼機という。

SAT Special Assault Team
日本の警察庁の特殊部隊。1996年から創設された。MP5サブマシンガンなど装備し、他に狙撃銃や閃光手榴弾などを装備している。

施設科
自衛隊において工兵のこと。普通化は歩兵、特科は砲兵のこと。

シールズ SEALS
アメリカ海軍の特殊部隊。

スクランブル
緊急発進のこと。スクランブル発進ともいう。

スペツナッズ Spetsnaz
旧ソ連の特殊部隊。

制海権 Thalassocracy
海上における敵に対する優位のこと。一般的には艦隊の能力が重要視されるが、航空勢力や潜水艦による影響も大きい。海上優勢と呼ぶこともある。

精密誘導兵器
爆弾やミサイルそのものにセンサーを搭載し、命中率をたかめ、ピンポイント攻撃を可能にしたもの。レーザー光線やテレビカメラなどによって誘導される。

専守防衛 Defensive Defense
相手から攻撃されて始めて報復攻撃を行い、自分からは絶対に攻撃しないというもの。例えば、北朝鮮が日本を攻撃するためにミサイルに燃料を注入していたとしてもミサイル攻撃があるまでこちらからは攻撃しないというもので、他国からの無用の脅威をそぐには多少やくだったかもしれないが、今後は変更が迫れる。

戦争 Warfare
政治の延長で話し合いとは異なる政治の継続のこと。
クラウゼヴィッツは次のように言った。「戦争は一種の強力行為であり、その旨とするところは相手に我が方の意志を強要するにある。*」
* クラウゼヴィッツ (訳)篠田英雄 『戦争論』(1968、岩波書店)p.28

戦力の無形的要素
部隊を構成する個人・集団の心身両面の能力のこと。精神力、指揮の優劣、規律・士気の状態、訓練の成否、団結心などのことをさす。指揮は指揮官や参謀などの資質・能力や指揮系統が確立されているか、通信連絡手段が途絶したときどうするか、武器使用や武力行為に関わる基準が組織的に確率されているかどうかなど。また無形的要素にはその国の経済力や外交力も加える場合もある。

戦力の有形的要素
兵力量の多さや物の質や量で物理的に作用するもので、編成、装備、施設、兵器の威力・性能・数量、殺傷力、破壊力、機動力、抗堪性などのこと。

掃海艇
機雷処理などをするための船。機雷に反応しないように木造でできている。エンジンなどの金属をつかった装備品は非磁性のアルミニウム、青銅鋳物を使用している。船の航走音やエンジン音に反応する機雷があるため音を小さくする対策がとられている。
自衛隊の掃海艇には「はつしま」「うわじま」などがある

早期警戒管制機 AWACS
電波は直進するためにレーダーは地平線の下の目標を探知することができない。そのために、より高い位置からより遠い目標を探知するために航空機にレーダーを搭載し敵機を遠方から発見し、味方に航空機を効率的に管制することを目的とするもの。

相互確証破壊
十分な報復能力を確保することによって、相手側の先制核攻撃を抑止しようという考え方。1960年代から70年代にかけて理論化されてた。MADともいう。

単座
一人乗りの飛行機のこと。最近は単座が主流であるらしい。複数人乗りのものを複座という。

地対艦ミサイル
地上から洋上の水上艦艇を攻撃することを目的としてミサイル。射程は約100キロである。

デルタフォース Delta Force
アメリカ陸軍の特殊部隊。グリーンベレーもアメリカ陸軍の特殊部隊。

特車
自衛隊において戦車のことを意味した。1962年1月にこの呼称は廃止された。

特殊警備隊 SST
海上保安庁が編制した部隊。MP5サブマシンガンのほかに八十九式小銃を装備している。

特別儀仗
外国の国賓・公賓そして大将以上の軍人に対して、主として防衛庁、迎賓館、羽田空港で行われる重要な国家行事。

特別警備隊
海上自衛隊の特殊部隊。2001年3月に創設された。

特科
自衛隊において大砲を操る砲兵のこと。普通化は歩兵、施設科は工兵のこと。

パトリオットミサイルPAC3 Patriot Advanced Capability-2
TMDの下層空域を担当する迎撃ミサイルシステムのこと。本来は航空機に対する防空ミサイルであったが、弾道ミサイル迎撃能力が付与された。

パワープロジェクション
なんらかの事態が発生した際に、それに対処するための軍事力をその地域に展開すること。

非対称型戦争 Asymmetrical Warfare
ゲリラやテロとの戦いのこと。特徴は物理的被害よりも心理的効果のほうが大きいことや、また敵の何十倍もの兵力が必要になる。

複座
複数人のりの飛行機のこと。一人乗りのものを単座という。

複数個別誘導弾頭 MIRV : Multiple Independently targetable Re-entry Vehicle
一つの弾道ミサイルに複数の弾頭を装備したもの。時間差や方向差などをつけて投射できるので複数の目標を攻撃できる。

普通科
自衛隊において歩兵のこと。施設科は工兵、特科は大砲を操る砲兵のことをそれぞれ意味する。このような名前にするのは軍とイメージが結びつかないようにするための努力だといわれている。

文民統制 Civilian Control
選挙によって選ばれた者(文民)が軍隊の最高指揮権を持つ制度のこと。軍事に対する政治優先のこと。シビリアン・コントロールともいう。

編制
部隊などがその任務を達成するための固有の組織、定員や主要装備定数。

編成
編制に基づいて、部隊などを新編または改編すること。

ホストネーションサポート
ある国が他国の軍隊を自国領内に受け入れるさいに行われる支援のこと。例えば在日米軍への「思いやり予算」など。2004年には思いやり予算は2440億円もあり、在日米軍の必要性の議論も必要であると思われる。

ボトルネック
戦略的に有効な攻撃対象のこと。

目的
獲得すべき所要の成果のこと。

目標
目的達成のために遂行すべき具体的事項のこと。

要撃機
自衛隊において戦闘機と同じ意味。

ライセンス生産
武器移転の一種の形態であり、武器の設計や製造法、ノウハウなどのライセンスを有償で供与して相手国がそれにもとづき武器を生産するという仕組み。技術力をもたない国が技術的に発展している国から技術を入れる際の方法でもある。

両用技術
民間用と軍事用で両方に使用可能な技術のこと。軍事技術を民間用に応用し民間技術を向上させることをスピンオフ効果といい、民間技術を軍事移転することをスピンオン効果という。スピンオフ効果の例としてはカーナビなどがある。

レンジャー訓練
陸上自衛隊でもっとも厳しい訓練といわれ、敵陣の潜入、襲撃、爆破などの特殊工作をはじめ、格闘技、山野におけるサバイバル訓練などがある。


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