『中古ギターの隠れ家』 by イージーギターズ

BMP1A.gif

福島県公安委員会許可第251170000502号
道具商(古物商)

YAMAHA/Dynamic Guitar bS/Acoustic Guitar/1960s
ヤマハ/ダイナミック・ギター bS/アコースティック・ギター

yamaha-dynamic-guitar-top1.JPG

yamaha-dynamic-guitar-top2.JPG yamaha-dynamic-guitar-top3.JPG

yamaha-dynamic-guitar-side2.JPG

yamaha-dynamic-guitar-side3.JPGyamaha-dynamic-guitar-top5.JPGyamaha-dynamic-guitar-back2.JPGyamaha-dynamic-guitar-side1.JPG

yamaha-dynamic-guitar-label.JPG

YAMAHA/Dynamic Guitar bS

ヤマハのアーカイブ・データによると1961年12月発売(発売価格¥5,200)となっている。約50年前の製品となる。
1961年頃のサラリーマンの平均月収と現在を比較すると約10倍程になる様子で、単純スライドで考えると現在のミドル・クラス価格品
に相当することになる。

bSは、モデル・を表している。bP.2.4.8.10.15.20....
通称黒ラベルは、各モデル共通使用されスタンプにより(モデル)を表記している。

yamaha-dynamic-guitar-headtop2.JPGyamaha-dynamic-guitar-headback2.JPGyamaha-dynamic-guitar-headtop3.JPG

ナット加工後                                               ナット加工前

ナット欠品だった為、クラッシック(ガット)ギター用の成型プラ・ナットを使用。(中空タイプでは、無いもの)

ダイナミック・ギターは、基本的にクラッシック(ガット)ギターをベースに改良されている為、
ナット部幅は、クラッシック(ガット)ギターの平均値52oに対して、実測で約49.5oと若干、細い(狭い)が、
フォーク・タイプと比べれば、だいぶ太い(広い)ので、クラッシック(ガット)ギター基準のナットがベストと思われる。

弦間ピッチは、芯〜芯で、約8.5oとなり、フォーク・タイプの平均値の7〜7.5oとの差は、約o。
弦溝の外内ピッチだと約7.5o。

ゼロ・フレット仕様bSもあり、人気的には、そちらのほうがある様子だが、フレット&ナット交換を考慮すると
ちょっと厄介ではある。

yamaha-dynamic-guitar-peg.JPG

チューニング・ペグの二箇所ほどに軸の曲がりがあった為、ある程度、補正してあります。

yamaha-dynamic-guitar-necktop3.JPG

yamaha-dynamic-guitar-neckside.JPG

yamaha-dynamic-guitar-neckback2.JPG

トラス・ロッドは、当然、入っていません。

ネックの握りは、クラッシック・タイプより丸みのある太め。

カタログの仕様で指板は、柞(イスノキ)となっており、楽器材としても活用されている。三味線や琵琶の撥(バチ)の材等。

ネック材の表記は、無い。マホガニー系の柔らかい材である事は確か。

画像では、確認しずらいが、指板は、低音弦側からセンターにかけて木目が分かれている。
公開されている画像でも同じ様なものが見受けられるので、この材の特徴なのかもしれない。

yamaha-dynamic-guitar-necktop2.JPG

ネット公開のカタログによるとフレットは、洋白と表記されており、銅、ニッケル、亜鉛による合金となっている。
bSの正式データは、載っていませんが、1964年カタログとされるbP0.15.20あたりが価格帯的に同クラスと
考えれば仕様的には同じでは?との判断です。

yamaha-dynamic-guitar-bodytop1.JPG

カタログ明細からトップは、エゾ松と思われます。単板と思われます。

ブリッジは、木目から指板材と同じ柞(イスノキ)と思われます。

yamaha-dynamic-guitar-bridge.JPG

オリジナルのブリッジ・サドルは、樹脂製の丸棒が乗っかっているだけ
欠品だった為、弦高を考慮し銅丸棒2φを切断使用した。ほとんどブリッジと面一(ツライチ)状態。

弦高は、貼りがけで、6弦→3.5o強、1弦→3.5o弱。一晩放置で、6弦→4.o弱、1弦→3.5o強。
(ライト・ゲージ弦)

yamaha-dynamic-guitar-bridge3.JPG

yamaha-dynamic-guitar-bridge2.JPG

弦を張るとクラッキングが浮き出ます。(現在、ライトケージ)応急措置をして様子見です。
エクストラ・ライト弦でも同じだと思われます。ちょっと厳しいかもしれません。

接着剤により一晩放置した結果、安定したようですが、一日の演奏終了後は、弦をゆるめた方がベストのようです。

ネックへの影響を考慮しエクストラ・ライト・ゲージ弦に交換済み。

yamaha-dynamic-guitar-bodyside.JPG

サイド&バックは、カタログでは、楓杢の表記。単板仕様に見えます。

yamaha-dynamic-guitar-bodyback1.JPG

比較的綺麗なトラ杢が出ています。ボディー自体は、非常に軽い。

経年により、バインディングの剥がれあり。

yamaha-dynamic-guitar-neckhill.JPG

ネック・ヒールのセンター部の線状に見えるのは、クラッキングではなく、クラッシック・タイプの
成型に見られる鋭角処理のなごりというか処理が甘い為と思われる。

yamaha-dynamic-guitar-bodyin.JPG

ネック・ブロックにスタンプされているシリアルaBこの時代のものは、年式を表すものではなく通し番号の様だ。

yamaha-dynamic-guitar-top6.JPG

SampleSound

(WMA形式)
Windows Media Player/Windows Media Player for Mac対応

Finger@

Pick@

FingerA

PickA

Click or Double Click

YAMAHA(ヤマハ)フォーク・タイプの原点と言えるダイナミック・ギター

クラッシック(ガット)ギターベース鉄弦も使用できる様に改良された物。
カタログ・キャッチコピーには、鉄弦ナイロン弦ガット弦の使用可能と記載されている。

ダイナミック・ギターも変遷がある様子で、様々なモデルがあるようです。このモデルは、初期型モデルのようです。
海外ブランドのコピー、レプリカまたそのアレンジ・スタイルの定着および海外ブランド所謂本家物の入手が一般的に容易になった
現在では、演奏性、耐久性の面からは、主流を外れてしまったギターではあるが
(もっとも、現在ではUSEDでしか入手できない遺物)
いまだにマニアックな人気のあるギターでもある。

発売後は、この手のギターがなかったのもあって、その後、ブランド違いの同じ様な物が数多く出現している。

リサイクル・ショップ、質屋、ネット・オークション等で結構頻繁にお目にかかれるギターではあるが、なかなか程度が良さそうな
物がないのも事実。多くの場合、そのスタイルからナイロン弦(ガット)が張られた物が多く見受けられる。実際、ナイロン弦(ガット)
を張ったほうが音が良いとの向きもあるようだ。

試奏した感じとしては、演奏性は、クラッシック(ガット)ギターに準じており、フォーク・タイプの演奏性を望むには根本的に
無理がある。単に弦間ピッチを替えたとしても、それに近づける事は出来ないと思われる。

このギターの最大の特徴は、その名の通り、音のDynamicさだろう。よくバカ鳴りとの表現がされるが、音の良し悪しを言う前に
音量が大きい。バカデカイ音と言ったほうがいいかもしれない。
特にローコードを掻き鳴らすと正にバカみたいな音がする。ピック弾きより爪を使ったスパニッシュ・スタイルの
ストローク・サウンドの方が迫力が増す。

サイド&バックの楓杢の影響か、バリンというかジャラゴンというのかそんな感じのある意味暴力的な音さえに感じる。
Dynamic(ダイナミック)のネーミングを付けた理由がうなずける。
古きよき時代に、現在と違った行楽レジャーのお供や人々が集い歌う場での貴重な伴奏音源として音量的に十分効果的な道具
あったであろう事がうかがえるギターだ。

鉄弦、ガット弦のいずれかを張るかで音も演奏性も異なると思われるが、演奏性に高みを望まなければ古きよき時代を回顧できるギター
なのではないだろうか?

Top

a Musical
Instrument Top

Gibson Type

ELECTRIC

Fender Type

ELECTRIC

Modern Style

ELECTRIC

Bass Guitar

ELECTRIC

Acoustic Guitar

Amp & Effect1

Amp & Effect2

SOLD OUT