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『中古ギターの隠れ家』 by イージーギターズ



Greco/EG600J(1978)/LES PAUL standard type/(JEFF・BECK model)
グレコ/レスポール・タイプ/(ジェフ・ベック・モデル)
NOT FOR SALE



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オールド・タイプスリム・ヘッド仕様。

ヘッドには、ツキ板(樹脂製)がある。

アーガス・スピード・ペグに交換。

ロッド・カバーは、Gibsonと同じ上下二点留めのベル型がオリジナル状態で付いている。

ナット付近に、つき板浮き抑えのビス留めを自家加工しています。

シリアルbフ解読は、頭の英文字が製作月、次の二桁の数字が、製作年の下二桁を表している。

1978月製作となる。

Grecoのヘッド・ロゴの違いは数種類あるが、’76年製との違いは、こちらの方が、細身になっている。
詳しくは、上記の画像をクリック。

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ローズ指板。

2000年リフレット、ナット交換、指板矯正を工房依頼にて実施。

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メイプル3ピースネック。

握りは、60sタイプの平たい感じの為、薄く感じる。

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ネック形状と指板矯正によりフラット気味になった指板Rの為、握った際に一般的なレスポール・タイプより
ワイドな印象を受ける。

別所持のSG-Special(上記画像の下段)より少し薄いが、ワイド感は増している。

ネック形状と指板Rが握りの印象に大きく影響する事が、よくわかる。

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コントロール・ノブは、ポイント・ワッシャー付Gibsonについているものは、爪が直角に近く立っている。

ノブも年代コピーだと円柱型のバレル・ノブだが、'55年以降の仕様のトップ・ハット・ノブを採用している。

こちらの方が操作性は良い感じがする。

ジェフ・ベックが入手する前のオリジナル・ゴールド・トップ・モデルは、こちらのバーブリッジ仕様となる。

通称ソープ・バーPUからハム・バッカーPUに載せかえる場合、縦横サイズの違いと設置方法の違いから
収納スペースの形状が異なる為、穴加工が必要となる。

ポッドは、全て交換済み。

自由度の高い考え方のアメリカと思われがちだが、契約重視の面もあり、レスポールとの提携モデルの為か
オリジナル外の物は、近年のミュージシャン・モデルや提携モデルを除くと基本的には無い。

よって、ジェフ・ベックが使用したレスポールは、Gibsonとの提携もしくは、カスタム依頼した物でない為、
この器体が発売された同時期にGibson製のものは、無いはず。

Gibsonオリジナル基準からすれば、スタンダードの場合、通常ネック及びボディー・バックは、
マホガニーの木肌が確認出来るシースルー・カラーが一般的。

いわゆる、ジェフ・ベック使用モデルは、1950年代のゴールド・トップ・モデルカスタム・リペア
した物の為、本来は、こんな感じとなる。→ 
クリック 

この器体のネック・ヒールは、Rの緩いカマボコ型となっている。

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画像は、Greco EG-500J/1979

ピックアップ・カバーのメッキは上質で30年以上経過しているが、ほとんど曇らない。

定番アフターパーツのバダス製ブリッジに交換。

音の分離のよさとオクターブ調整の正確さは得られるが、既存のバー・ブリッジに比べサウンドが変化するので、
その選択には一長一短なところがある。

ギブソン・タイプには無い、各弦独立の弦高調整が出来るという点では、優れているが、ある意味、そのギブソン・
テイストが無くなるとも言えなくもない。

当時のカタログには、コンビネーション・ブリッジ(オクターブ・ラインの入ったもの)との表記があるが、
実際には、ラインの無いプレーンのものが搭載されており、カタログ内容と違っていた。その他にペグ・ヘッドが
半円型が角型になどの違いがあった。

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Materials(Greco/EG-600J/1978)

Body Maple(3piece)top/Mahogany back
Neck Maple/RoseWood
Pickups U-1000 x2
Color DarkGreen
Price \60,000(1978)
Replaced Tuner,Bridge,Fret&Nut


 Sample

(WMA形式)
Windows Media Player/Windows Media Player for Mac対応

EXTRA Light(.009-.042)

Fender-Japan/SL-15DXU


25p(10インチ)クラス/6Ωx1+30p(12インチ)クラス8Ωx1 スピーカー・キャビネット

Amp Direct In

VOLUME

BOOST

MASTER

TREBLE

MIDDLE

BASS

PRESENCE

6.2

on

1.1

6.1

10

10

6.0

リアPU/Vol.10/Ton.10

サンプル音源@

VOLUME

BOOST

MASTER

TREBLE

MIDDLE

BASS

PRESENCE

10

off

1.1

6.1

10

10

6.3

リアPU/Vol.10/Ton.10

サンプル音源A

VOLUME

BOOST

MASTER

TREBLE

MIDDLE

BASS

PRESENCE

2.5

off

3.8

6.1

10

10

6.3

リアPU/Vol.10/Ton.10

サンプル音源B

Click or Double Click

OLYMPUS/VoiceTrek(V-22)/IC RECORDER




Grecoのカタログは、ネットで公開されているので、詳細を知る事が出来ます。

Greco/EG-600Jについては、1977年カタログと1978年カタログでは、ボディー材の表記が変更になっており、
77年表記が、メイプル・ラミネイト・ボディーとありバック材の表記がありません

78年表記は、3ピースメイプル 単板削り出しトップ マホガニー・バック となっています。

カタログ的には、同じ写真を使っているので、仕様を見た限りでは、その意味するところが、
よく理解できなかったのですが、
77年表記のメイプル・ラミネイト・ボディーというのは、自分が考えていた
マホガニー・バックにメイプル・トップが張り合わされた所謂、Gibsonオリジナルの仕様の事を
違う言い回しで表記している
のとは違ったプレス・アーチ・トップによる中空ボディーの事を言っているようです。

あるいは、完全メイプル・ラミネイト・ボディーかもしれません。

というのも以前から、ネットで、Greco/EG-600J中空ボディーものがあるらしい事は知っていましたが、
最近、シリアルbェ77で始まる77年製のEG600R(レッド・サンバーストのカスタム・タイプ)と思われる物
に触れる機会があり、トップに縦のクラックが入っていたのを不思議に思い、手にしてみるとその軽さと指で
軽く叩いてみたときの音の判断で
中空ボディーである事が判明した訳です。

同じ77年表記EG-700シリーズメイプル単板削り出しトップ、マホガニー・単板・バックの表記が見られるので、
パック材表記が無い物は、
中空ボディーと考えるのが正解のような気がします。

ちなみに、シリアルK76....(1976年製)のEG-600の詳細は、こちら→クリック

Greco/EG600シリーズは、1977-1978カタログで絞って言えば、
1977年→EG600R(レッド・サンバーストのカスタム・タイプ)/EG600J(ジェフ・ベック・モデル)
EG600P(P・フランプトン・モデル)/EG600GS(
ミニハム・ゴールド・トップ)四機種で、仕様は、全て
メイプル・ラミネイト・ボディー、メイプル・セットネック(ローズ指板)となっています。

1978年になるとEG600Rは、EG600C枝表示が変わります。(EG600PRが追加された関係と思われます。)
/EG600J(ジェフ・ベック・モデル)は、モデル名の変更無し。

この二機種については、3ピースメイプル 単板削り出しトップ マホガニー・バックボディー材の仕様変更
が成されています。

EG600Pは、KISSのエース・モデルが追加され、
フランプトン・モデルEG600PB(ブラック)とエース・モデルEG600PR(チェリー・サンバースト)枝表示が変わります。

この二機種については、ホワイト・シカモア・ラミネイト・ボディー(バック材表示無し)に変更されています。
◎カタログでは、エース・モデルとは載っていません

残る、EG600GSは、77年表記と同じで変更はありません。

以上、五機種になっています。


1978年なり、同シリーズ内で異なった仕様変更がされた理由を推測すると、EG600CEG600Jは、
リアル・コピーが進みボディー材を変更した。

EG600PBEG600PRは、ハムバッカー×3仕様ハムバッカー×2仕様とその他、多少の仕様の違いはあっても
同じ価格というのは、不思議な感じもするので、ボディー構造は、変更せず材のコストダウンとハムバッカー×3仕様
バランスを保ったというところでしょうか。

EG600GSに関しては、単純に在庫が余っていたので、変更なしで載せたというところではないかと推測するのですが。

1979年になると承知のごとくGibsonのクレーム問題対処策として、ヘッド形状が変更され、ピックアップ支持ボルトが、
3点留仕様
となりますが、EG600C廃盤となり、EG600Jは、メイプル単板トップ、(マホガニー・バック、ピックアップは、
変更無しで、U-1000が継続して搭載)となり、
EG500JEG600GSは、メイプル単板トップ、マホガニー・バック
(ピックアップは、変更無しで、PU-113が継続して搭載)となり、
EG500GSに変更され、モデル名が示す通り価格が下がっています

EG600シリーズとして残ったのは、EG600PB、EG600PRで、メイプル単板トップ、マホガニー・バックに変更になっています。

1979年になりEG600シリーズに変動があったのは、ヘッド形状の変更、ピックアップ支持ボルト数の変更により人気低下を
見越しての価格ダウン処置が推測されます。

EG500Jについては、カラーが明るくなっており、EG600Jの黒系からグリーン系がはっきり確認できる塗装に変わっているのが
現物で確認できています。

EG600PB、EG600PRが価格ダウンしなかったのは、ボディー材をメイプル単板トップ、マホガニー・バックに変更したのと
ピックアップが3個搭載及びバインディング処理、ヘッド・インレイに関わるパーツ&工程数から
500J500GSとのバランスを考慮した物と推測。

EG600Cについては、廃盤と書きましたが、
それまでの
EG500CR、EG500CB(ホワイト・シカモア・ボティー、UDピックアップ、シルバー・パーツ)
メイプル単板トップ、マホガニー・バックにグレード・アップし、ゴールド・パーツに変更して、
実質的にEG600CEG500CR、EG500CBを統廃合したようです。

1979年カタログを見るとEG600PB、EG600PREG500JEG500GSが同じページの区割りに載っており
EG500CR、EG500CBが別ページの区割りに載せられている事で、その事が推測されます。

注意及び訂正

今回、追記した事は、推測によるものですので、ひとつの考察とお考え下さい。

Grecoの77年版カタログは、76年版の継続版から77年版まで三種類確認できますが、
仮にこれを
前期、中期、後期とすると中期から後期78年版とほぼ同じ掲載形式で、材仕様が表示されています。

また、直近の頂いた情報では、76年までは、フジゲンマツモクが担当し
それ以降、
Fender JAPANが発生するまでは、フジゲンダイナが担当ししているという事を踏まえて、

EG600GS(ミニハム・ゴールド・トップ/レスポール・デラックス・タイプ)のキャッチ・コピーには、
マホガニーボディーによる甘いトーンとの記載があります。

材仕様が確認できるカタログとして74年版には、EG550GS(3ピース・メイプル、エボニー指板/ボルト・オン・ネック)
が載っていますが、ボディー材等の表示として、
トップ・マホガニー・ゴールド仕上げ/サイド、バック・マホガニー・ナチュラル仕上げの材及び塗装色の表示があります。

75-76年版/EG550GSは、マホガニー・ボディーとだけ記載されています。

単純に文面通りに解釈すると、オール・マホガニー・ボディーの様にも受け取れますし、
マホガニー・トップ/マホガニー・サイド、バックつまり、箱ボディーとも受け取る事が出来ますが、
レスポール・コピーとしては、シングル・コイルのP-90タイプ・ピックアップ搭載のレスポール・カスタム・タイプ
でもない限り、オール・マホガニー・ボディーというのは、おかしな仕様となりまし、
ホロー・ボディーのマホガニー・トップという解釈も強度的に問題があるので、まず、ありえない仕様と思えます。

結局、この仕様記述では、詳しい判断は難しいと言う事です。

77年版/中期から記載されているメイプル・ラミネイト・ボディーの表示とキャッチ・コピーの
マホガニーボディーによる甘いトーンを考慮すると他のEG600シリーズは、マホガニーボディーでは無いのか?など、
どう受け取ったらいいのかわからないカタログ記載となっています。


Greco/EG600J 保証書記載事項


greco-eg600j-19.JPG

記入項目は上から登録番号、機種名、製造番号、購入年月日

地元楽器店に注文してから納品まで一ヶ月ほど掛かった。

どの時点で、登録番号=製造番号(シリアル)が付くのかわからないが、この器体の場合、
受注時に付けられた物と思われる。

購入年月日は、出荷日と思われる。私が実際に楽器店から受け取ったのは、9月に入ってからの
事のように記憶が蘇ってきた。

通常、取寄せに一ヶ月程度掛かると言う事は、受注生産と考えていい。

当時は、流通事情をよく知らなかったのと店頭で特別その辺の説明を受けた記憶は無いし、
カタログにもそんな記述は無かったので、せいぜい遅くても一週間くらいで届くのかと思っていた。

調べによると、このシリアルは、Gー78−7−830 と区切られると思われる。

最終桁に9の付く同機種が確認できているので、G787830〜9 のシリアルのEG600Jが同一期間に
生産されたと考えて良いと思われるが定かではない。

もしかすると、別モデルの混同シリアルbフ可能性もある。

G78は、1978年7月だから受注及び製造開始年月という事で間違いないと思われる。

次のは、製造工程の何らかの意味、一説には、別ラインまたは、別製造工場を表すのでは?とも
言われているが、
一説には、頭三桁の意味合いを除くとはっきりとした管理は、されていないのではとの話もある。

Grecoの付属品


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Grecoの付属品。成毛滋氏の教則冊子はカセット付で、後日、前巻と冊子が郵送されて来た。

カセットは、初級・上級編の二本が用意されており、初級編がサービスで送られてくる。

80年4月にチェリーを買った際は、冊子は、成毛氏の同じ物が送られてきたが、
カセットは、竹田和夫氏の物(またまた前巻だった。)が送られてきたが両方とも今は手元に無い。

この他に、ステッカー・シール・シートが、あったが、ギターに付いて来たか後送されてきたか記憶に無い。

『ブラック・ナイト』のリフは、結構気に入って弾いていたが、後に本曲を聞いた際に、大分全体のイメージが
(リフのみの教則だったので)違うので驚いた。

最近の缶コーヒーのコマーシャルを聞くと当時を思い出す。

(値札、保証書、成毛滋氏監修の教則冊子)


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(JEFF・BECK model)の表示は無い

greco-eg600j-21.JPG

このギターが、Greco EG600(J)である事を証明してくれる値札と保証書

値札には、製造元である富士弦楽器製造株式会社(現フジゲン)のみの表示

保証書の株式会社 神田商会 には、発売元の表記は無い

最近、疑問に感じるが、マツモク工業製Grecoの場合は、この辺のところは、どうなって、いたのだろうか。

マツモク工業製Greco/荒井貿易(発売)の値札、保証書があることは確認できていない。

Grecoは、詳細は、はっきりしないが、富士弦楽器製造側のブランドだったらしい。

富士弦楽器製造は、米国に輸出していた当初は、販売を商社等を介さず直接自社で行っていたようで、
後に海外と国内(神田商会)販売のそれぞれに商社を介するようになったらしい。

この情報は不確定です。理由はこちら→参照

(成毛滋氏監修の教則冊子)


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成毛滋氏監修の教則冊子(表)と裏表紙。教本\500 カセット\1,500とある。

残念な事に、'07.3月末に成毛滋さんが、永眠されました。享年60歳とのこと。ご冥福をお祈りします。

Grecoのハンドブック


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ハンド・ブック。MRが表紙を飾っている。

このハンドブックは、1976年5月の表示があり、発売元は、神田商会のみとなっている。

カタログでは、前年の1975年まで、中部地区発売元として荒井貿易の名前が確認できる

後藤ガット/ロトマチック・チューナーのトルク調整マニュアル


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後藤ガットのロトマチック・チューナーのトルク調整マニュアル。

英語版まで付いている。時代的に見ても流石といえる(輸出仕様)


ジェフ・ベック・モデルは、ギブソン1954 ゴールド・トップ(P-900PU)・レスポール・スタンダード
をベースに再塗装され、(黒ではなく濃緑茶黒色)PUをハムバッカーに交換したものをベックが質屋で見つけたと
言われています。

ちなみに、78年頃のグレコのカタログには、ダーク・グリーンと載っています。

見た目は、ほとんど黒にしか見えず強いライティングを受けた際に緑色らしさを感じ取れるほどです。

オリジナル(ベックが使っていたギター)は、ピック・アップ・カバーが、外されており、
コントロール・ノブは、円柱状のスピード・ノブ。

BBA時代に使用されていたのと『ブロー・バイ・ブロー』のジャケット写真に使われているのが有名。
このアルバム自体では、ほとんど使用されていないと言われている。

高校生時代に買った初めてのエレキギター、違いがわかる歳になったので?近年リペアに出して
(ほとんど買ったときの値段ほどかかってしまいましたが)その良さをあらためて確認しています。

本来、バー・テール・ピースですが、消耗したのとオクターブ調整を考えバダスに換えましたが、
やはりバーテールピースの方がいろんな面で、このギターにはあっていると思います。

はっきり言って、トーンは変わってしまいました。

余談ですが、イエススティーブ・ハウが、バンド時代レスポールJrを同じくバダス・ブリッジに変えていましたが、
近年オリジナル・タイプに戻しています。オリジナル・トーンを考えての事のようです。

ベックにしても、テレキャスターに関して、3WAYブリッジをそのまま使用しているのは、機能的な事よりトーンを
重視するからだと言われているようです。

バダス・ブリッジは、B.Cリッチ等に良く使われるブリッジで、オクターブ及び各弦ごとの弦高調整が可能で、
音の輪郭は、はっきりします。

私が、この後にGrecoの59.58スタイル、チェリー・サンバースト、スタンダード・レスポール・タイプを
購入したのも本来のスタイル(チューン・O・マチック&テイル・ピース仕様)が、どんな感じか知りたかったのも
理由のひとつです。

主な特徴は、この時期までのGrecoの特徴のひとつで、ネックがメイプルとなっている点です。

今では、レスポール・モデルといえば、マホガニー・ネックが王道ですが、70年代のES-335等にも
メイプル・ネック仕様は、存在しますし、80年代前半のカタログ本を見るとGibson/レスポールを含む
多くのギターにもメイプル・ネック仕様が確認できます。

材に関しては、当時の現行モデルをGrecoが参考にしたのかもしれません。

ネック・ヘッドには、つき板または、ヘッド・ベニヤと呼ばれる化粧板がセットされています。

安い物は、塗装でそれ風にしています。私のチェリーがそうでした。

本家Gibsonは、他ピース構造のネック・ヘッド(シースルー塗装の場合裏から見るとウイング部を
貼り合せしてしているのがわかる)を表面から隠す目的もあって、この処理をしているのではないかと
思うのですが、私の推測です。

十年ほどたったある日、ヘッド・トップにヒビを発見した私は、当時つき板の存在を知らず、
その線が均等に入っているのを見て、随分、厚くて硬い塗装だなとへんな関心をしていたのですが、
そのまま、ほっておくわけにもゆかず接着剤でくっつけたのですが、ナット付近がうまくつかず、
仕方なくビス止したのでした。

ヘッド裏にはシリアル(製造番号)が打刻されその上にゴールドで塗装がされています。

何かこれだけで、高級感が味わえた気がします。

ネック自体は、薄めで、レスポール・クラシックに近い感じです。チェリーに持ち替えたときに、
やけに太く感じたのを今でも覚えています。

上品な女性の600Jに対して無骨な男のチェリーとでも言うのでしょうか。

ネック・バックの形状のせいもあり、少しワイドな感じもします。

リペア後、指板がフラット気味になったので、今では、Gibson/SGスペシャルのネックを少し肉薄に
したような感じもします。

音は、メイプル・ネックの為かマホガニー・ネックの弦振動が分散して抜けていく様な柔らかい感じより、
アタック感と、ねばりがあり、音の輪郭が、ある感じを受けます。

若干ストラトの様な硬質な感じも受け取れます。

現行のストップ・テール・ピース仕様のマホ・ネック、レスポール・タイプを弾いている人には、
かなり硬質な音に感じるかもしれません。

また、バー・ブリッジ方式の為か、ストップ・テール・ピース・タイプに比べテンションが弱く
弦振動の持続が長く独特のサウンドになっています。

ピック・アップは、全体的にフラットな感じで、クリーン、ドライブ・サウンドのどちらにも素直に反応する感じです。

Gibson/'54レスポールスタンダード・タイプ/ハムバッカー・スタイルのレスポール・タイプは、
現行では、基本的にギブソン・カスタム・ショップくらいしか製作していないので、
メイプル・ネック仕様のこのタイプは、かなり、手前味噌の自慢になってしまいますが、完成度が高く、
異色で珍品希少品と言えるかもしれません。

リペアは、結構、有名な所に出して、満足はしていますが、ブリッジ設定が、私が出したときと変わっており弾き難く、
改めて調整しなおさなければ、なりませんでした。ギブソン・タイプのテンション感がわかっていれば明らかに、
きつめのものに、なっているのが、わかるはずなのですが、肝心なところで、疑問を感じる仕上げで帰ってきたので、
この設定が、あそこの職人にとっては、弾きやすいものなのかと、ちょっとガッカリしました。

音、弾き心地、その他の感想は、リペア後及び個人カスタム後の現在の状態で、弾いた際の私個人の感想であり、
主観的なもので書いておりますので、あくまで、ひとつの感想としてお考え下さい。

参考資料

FERNANDESのホームページに公開されている1978年(前期・後期?)のカタログを見ると
前期?に FLG-80VG,FLG-75BG 後期?に FLG-80VG,FLG-75BL JEFF BECK・タイプが載っている。

前期、後期とも材、仕様にこだわっており、同時期のGrecoメイプル・ネックに対してマホガニー・ネック
を採用している。

カラーがちょっと独特で、VGは、バイオリン・グリーン。BGは、ブラック系グリーン
後期分ではVGは、モス・グリーン。BLは、特に書いていないので単なる黒か?

80VGは、カバードPU75BG/BLは、オープンPUで、BGが、六角ポールピースのダブル・アジャスト・タイプ

BLは、通常のオープンPU

前期に記載されたGibsonタイプは、一般的に知られるBurnyロゴは見られない。

例のGibsonとの訴訟問題による為かと思われるが、ヘッドには、何やら細々と文字が載っており、
シンプルさに欠けるものとなっている。

また、レスポール・タイプの上位機種に、サンバースト・カラーのマッチング・ヘッドの面白い仕様の物がある。

余談になるが、Fenderタイプのボディー材にマホガニーを早い段階で使用している。また、シルバー・ハート
いうギター材としては、あまり知られていない木材を使用しているのも興味深い。




捨てられないピック
(ERIC CLAPTON model)


pic.JPG

1978年、GRECO EG600J が来る前に買って待っていたピック。

パステル・ブルーのティアドロップ型にエリック・クラプトンの文字が
なんともロック色の強いプロっぽい感じを強調していて、
ピック一枚でやる気を起こさせる重要なアイテムでした。

25年過ぎたというのに未だに捨てられないというか失くすことはあっても
捨てることは出来ない思い出のピックたちです。




Greco 番外編

MAXON GRECO MAKES IT  BLUBBER crying baby machine
マクソングレコ・メイクス・イットブルーバー クライング・ベイビー・マシン


wau3.JPG

wau1.JPG wau4.JPG

wau5.JPG

あまり、使いこなせなかった、ワウ・ペダル。
結果的に、マイケル・シェンカーよろしく、イコライザー&ブースターとして使っていました。


Top

a Musical
Instrument Top

Gibson Type

ELECTRIC

Fender Type

ELECTRIC

Modern Style

ELECTRIC

Bass Guitar

ELECTRIC

Acoustic Guitar

Amp & Effect1

Amp & Effect2

SOLD OUT