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The Art of YOU Young-Dong. part1
バックボレー編

一応ことわっておくと当サイト『ヴィルトゥオーゾ』で紹介するプレーはすべて神技である。あえて劉永東に神技のサブタイトルをつけたのは拙文「劉永東は神になるか?」にかけてのことである。 vol.1でも書いたとおりこのサイトの第一回は当初の劉永東から始める計画だった。そのvol.1では画像も作成済みと書いたが、ここに公開したのはその画像ではない。幻のvol.1は、いまのところ、お蔵いりである。別に深い意味はないが・・・

 

 先週の東アジア韓国予選で劉永東(ユゥ・ヨンドン)に会った。すでにお伝えしたとおり、この不世出の大前衛は2003年の世界選手権を最後に現役を引退し、コーチになった。現在も張漢渉監督のもとで韓国女子実業団チームの強豪、農協中央会のコーチをつとめる。
 張監督にチームの指導を一任されているようで、試合中(?)も試合後も熱心な指導が続く。(←李福順を特訓?する劉永東。2005韓国国家代表決定戦にて)

 金明希(キム・ミョンヒ 2003世界チャンピオン)の引退で韓国女子の前衛陣はがたがたになったが、その再建は彼の肩にかかっているといったら言い過ぎだろうか。なにしろあのヨンドンがコーチするのだから。
 また韓国のビッグネームコーチには後衛出身がおおい(張漢渉--農協、李明九--利川市庁、金成洙--忠清HANA銀行、南宗大--達城郡庁等)。元有名前衛だったコーチというのは数少ないということもある(実業団)。しかもほかならぬヨンドンである。いやそんなことはどうでもいい。本音のところでは、まだまだ若いだけに、プレーヤーとしての彼をもっとみてみたいという気持ちである。明日にでも復帰してほしいくらいである。

 

 「マカオで会いましょう」と彼は別れ際にいった。僕はコート上での彼に会いたい。叶わぬ夢であろうか?

 


 さてその劉永東のバックボレー。ややネットから離れた位置でのものだ。

 ネットから離れたボレーのことをローボレーとかハーフボレーとかいう人がいるが間違いである。用語は正しく使いましょう。

 一見してわかるとおり、非常にシンプル。そして完璧。ほとんど付け加えるとことはない。ただひたすらに見てほしい。どこをとっても誤解しようがないほど、簡潔でパーフェクトである。百聞は一見にしかず・・・

 とはいうものの、上級者はともかく、ビギナーやジュニアにはちょっと不親切なのでいくつかポイントを。

 まずリラックスした構え、スタンス、ラケットの位置、全てが模範的。そっくりコピーしてなんら差し障りがない。ストロークに入ってからの右肘の使い方にも注目、8コマめから肘がぐぐっとあがってくるが、なぜかこういう動作を否定するボンクラコーチがいるからだ。脇があいている、などとわけのわからないことをいうのである。脇から肘までを身体に密着したままボレーさせようとするのである。百年練習してもまともなボレーはできない。柔らかい下半身の使い方もおおいに学んでほしい。左手のサポートがフォワードスイング直前までつけられていることにも注目。これがラケット(面)のぐらつきを最小限に押え、正確なインパクトをうむ。

 vol.2でも書いたが打球後、すぐに構えていることも学んでほしい。こんな基本的なことが出来ていない選手が、ほんと、おおいのである。まずそこからである(by TOSHI)

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