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ドーハで活躍が期待されるプレーヤー達 1 金裁福(韓国)編

 金裁福(キム・ゼボク)は2004アジア選手権に朴昌石とのペアでダブルスに優勝した。以後、期待の若手として韓国国内での活躍は目覚ましいが、国際大会への出場はそのチェンマイでのアジア選手権以来となる。

 今回ペアを組むのはあの劉永東。劉永東は過去三度アジア五輪に出場し、2度(1994、2002)ダブルスに優勝している。

(団体優勝も二度(1998、2002)、その他にミックス(2002)での優勝もある)。

 つまり、今回の韓国のエースは当然この金裁福・劉永東である。

 この金裁福はベースライナーであるが、台湾の王俊彦とともに、いやことによると王俊彦以上に、ダブルフォワード志向の強いプレーヤーといえる。ほとんどノーバウンドで処理しているのではないか、と思われるほどベースライン付近にはいないことがおおい。
 サービスは無論ダブルカット。
 ここ数年サウスポーと組んでおり、相手がカットサーブのときはレフトコートでリターンするという徹底振りである。ここまでやるのは台湾でも一部のペアのみ。昨年のマカオで韓国はトップに予想外の襄換星(サウスポー)・金煕洙というペアを持ってきたが、これは間違いなくカットサーブ対策であろう。韓国はダブルフォワードを考え抜いている。順クロスでの右利きのカットにはサウスポーをあてることが実に有効なのだ。カット対策に限らず、様々な局面にしたがってリターンサイドをチェンジすることは台湾や韓国ではもはやあたりまえにみられるのだが・・・話がそれた。

 さて劉永東はこの金裁福とのペアリングに最初難色をしめしたと伝わっており、興味深い。

2006アジア五輪予選(チュンジュ)での金裁福(右画像も)

 ヨンドンがいやがったのは当然金裁福のプレースタイル、つまりダブルフォワードであろう。といっても劉永東が頭の固い保守派というわけではないと思う。ヨンドンは「ひとりダブルフォワード」といえる傑出した攻撃力の持ち主、さらにもう一枚フォワードなどいらない、むしろ邪魔だ、ということなのではないか?それはもっともであると私も思う。しかし、ステイバックしたまま、つまり後衛、でプレーしたのでは金裁福の良さが死んでしまうのもまた事実であり、そのへんの折り合いをどうやってつけてくるのだろうか?恐怖のトリプルフォワードか?8月終盤よりは断続的につづいている強化合宿でどう仕上げてきているか注目されるところだ。

 

 さて、ここでは彼のバックハンドを見ていく。彼は韓国でもバックハンドの名手とみなされている選手である。典型的な『韓流』といえる。彼もいわゆる両手打ちではないが・・・もっとも私自身は彼の凄いバックをゲームでみた記憶がない。だってグラウンドストロークほとんどしないからなあ............

 かなり極端なクローズドスタンスになっているが、これは相手のボールがベースライン一杯に深かったため。さらに軸を保つためにジャンプしている(17コマ〜)。つまり、かなり押されており、ほとんど体重移動ができない状況。

 しかしこのような状況でもフォームは崩れていない。むしろ韓流がむき出しになるかのように特徴がでている。その典型は15コマ以降に顕著で、右肩をブロックし、前方へのスイングが徹底されている。エッジのきいた分厚い当たりを動画で感じてほしい。連続写真ではそれを感じるのはむつかしい。

 20コマめのフェースの角度をどう解釈する?

 フォロースルーの独特な形は韓流ならでは。

 

(by TOSHI)
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