2006中山カップ(台湾台中市)での花田。ダブルス、シングルスの2種目に優勝。写真はシングルスより。
 
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2006アジア五輪代表決定戦での花田直弥。
花田のフォアハンドグリップ。極めて薄い。人さし指のサポートが強烈。一番下の写真ではハンドル部分の特異な形状がよくわかる。
 
花田直弥のフォアハンド

このヴィルトゥオーゾには少なからずリクエストをいただくが、なかでも花田直弥(京都市役所)に対するものは格別におおい。花田といえば豪速球。スピードボールにはそれだけ魅力が秘められているということか?。私もそう思う。速い、もうそれだけで魅力的なのである。

世界には快速球、豪速球プレイヤーは少なからずいる。花田はそんな中でどれくらいのポジションをしめるのだろうか?具体的な数値を示す資料は皆無である。がトップを狙えるスピードの持ち主であることは間違いないだろう。コートサイドでみているとそれがいやになるくらいわかる。目にも止まらぬ、というとあまりに陳腐な表現かもしれないが、それがぴったりくる。それどころか、インドアのような光量の弱いところだと、止まらないどころか見えない!!ほんとこれは大袈裟でもなんでもない。とんでもないスピードなのである。

画像の説明に移ろう。

2006アジア五輪予選での花田。これも似たようなシチュエーションで逆クロスに打ったものか?

これはゲーム中。左ストレートのラリーで相手を押し込み甘くなった返球を、当人もペアの川村も全く珍しいと口を揃えていう逆クロスに、たたきこんだもの。もちろんエースとなった。

もちろん、珍しいというのはいわゆる「言葉のあや」であり、実際にはいくらでもあるわけだが、ジュニアの頃、クロスに打て、としかいわれなかった、という彼。強烈なクロス志向の選手であるといえるだろう。それは薄いグリップにも端的に現れている。

下半身の大きな使い方、ひたすら前へ前へ伝えられるパワー、等々、豪球の秘密の一端がしめされている。25、26あたりで左手が下がっており、気になるといえば気になる。回転の補助となるにはボールを指すようにぐっとあがっていることが望ましいともいえるが、花田の豪速球に文句をいえるはずもない。(このページの他の画像においては左手は合理的にバランスよくつかわれており、動画ではなにか別の理由があるのかもしれない)

テイクバックは日本選手にしか見られない下からまわすループスイングであり、12コマめの引き初めからラケットは動きをとめることがないシームレススイング。一見コンパクトであるがラケットの移動距離は大きく充分にパワーがためられている。

注意! 17〜のバックスイング時、打球面が後ろをむくように伏せられいるが、厚いグリップの人はここだけを単純にコピーしないこと。厚めのグリップではフェースのリカバリがむずかしくなり、不安定になりがち。

フォワードスイングは29から。そこからインパクト32までほぼ一直線。インパクト後(32コマ〜)ぐっとボールをおさえつけるような動きはイースタン系独特のものである。

32と33の間はわずかに0.03秒。この間にラケットとボールの間に何が起きているのか?なにを成すことが可能なのか?非常に興味深いし、今後の研究がまたれる。

全体としていい意味でのラフさがあり、それは以前によりも増しているような気さえする。これは驚くべきことである。

オーヴァーサイズのラケットフェースにローテンション、特殊なグリップハンドル形状と興味はつきない。

 握りは薄めのセミウエスタン。限りなくイースタン寄りの薄いものだ。

(by TOSHI)

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