Best Motoring(ベストモータリング)

 

車は走るから面白い。でも,実際に走っているところを見る機会は,思ったより少ないのが現実です。それも,性能を引き出した全開走行ともなると・・・。ですから,こういったビデオは貴重な機会といえます。  

 このビデオのすごいところは,まずドライバーの面々でしょう。現在GT選手権やFニッポンで活躍されている一流選手が駆るのです。  そして,そのテクニックの数々。(情けない話でしたが,僕はこのビデオで初めて「ヒールアンドトゥ」がどんなものか知りました)  

 また,登場する車も興味深いものです。
 基本的に市販車同士で走り,そして比べるので,僕らユーザーにはとても参考になります。基本的に280馬力クラスの出番が多いのですが,200馬力以下の車も最近は結構登場します。また,スポーツ系だけでなく,まれに軽自動車,ミニバン,そしてフェラーリやポルシェなどの「スーパーカー」,はてはフォーミュラマシンまで登場することもあります。

 発売日は毎月24日,1900円(税別)。60分収録です。ちょっと大きい本屋さんでよく扱っていますが,コンビニでも販売しているところがあります。

  毎月発行ですので,以前発行の物はなかなか入手困難ですが,インターネットオークションで結構探すこともできます。その他の入手方法は,古本屋さんのビデオコーナーです。ネットオークションが2000円前後(つまり定価)であるのに比べ,300〜1000円で取り扱っていることが多いので見つけたらラッキーです。

 ただし,このコレクションはそれなりに場所を取り,しかも湿気など保存には気を付けないと!  

 ところで,このHPで採り上げている車たちも,ベスモには何度か登場しています。  僕が知る範囲では以下の通り。他にもあったら教えてください!!

 

1992年5月号「ホンダ'92全開総力特集」
CC2ビガー25S(サンルーフ),CC3インスパイア20Gi

 
ゼロヨンは17秒097(CC2),18秒441(って流した状況では,軽くロールを伴いなCC3)と,ちょっと発進に手こずりますがホイルスピンはあまり見られませんでした(TCS付き?)  黒沢元治氏が谷田部テストコースを軽く振がら,少々リヤが流れつつ徐々に収束する様が印象的でした。安定していながら,しかも回頭性がよくアンダーステアを感じさせないのです。さすが新車。  また,「(2リットルと)タイヤが違うので,より剛性感がある」「エンジンの質感や音が良い」「6発(6気筒)より静か」「アコードスポーツとしてアメリカで通用させている」といったコメントもありました。

1991年3月号「全開総力特集HONDA’91」
KA7レジェンド

 いざ4000ccのセルシオと0→400mの勝負をすると,実はほぼ互角だったりします。スタートではTCSのおかげかほとんどホイルスピンしないとはいえ,セルシオのFRのスタートにちょっと離され,ほぼ1車身差を保ったままゴール。セルシオ15秒8に対し,レジェンド15秒9でした。(補足しておくと,相手は初代の260PSセルシオですち上がるのではなく,前が沈み込んで)。  なお,時速120km制動距離は53.3m(セルシオ50.65m,BMW59m)でした。姿勢は後ろが持いく感じです。それも,沈み込みの量はそれほど多くなく,FFミッドの効果はそれなりにあるようでした。ということは,やはりブレーキ性能そのものに余裕がないように思われます。  サーキットも結構速いです。筑波サーキット1分16秒前半。(ちなみにセルシオは1分15秒。なお,2代目シティや初代ロードスターも1分16秒台,と聞くとちょっと悔しい?)最高級車にしては驚異的軽さの1590kg(現行セルシオは1800kg。210kgも違う)がかなり効いているはずです。

黒沢元治のATドライビングテクニック :
KA8レジェンド

 おそらく,氏の愛車ではないかと思われるKA8レジェンドクーペ。このビデオでは車よりも走り方に主眼が置かれていますが,それでも峠を流している映像から様々なことに気付きます。まず,結構なペースで走っているにも関わらず姿勢が安定しており,遅いかのような錯覚すら覚えること。走っている様子を見ると,レジェンドも結構良いデザインだと感じました。ベスモには珍しく,レジェンドの全開走行はありません。  

1995年8月号
UA2インスパイア25S(なぜかパッケージではセイバーになっている)

 筑波サーキットにてアバロン対ディアマンテ30M(3000MIVEC270PS!)対インスパイア25Sをしていた。なおインスパイアは、大井選手が大ボケで2速発進!!!当然出遅れたものの、キャスターが皆ハンドリングを高く評価しており、 「ハイスピードドライビングできる」「エンジンが気持ちいい」「車が軽い感じ」 「バランスの良さがいい」「操舵感がしっかりしている」「ベンツのように限界域でのコントロールする幅が広い」と、他の車にはない評価を得ていた。 ちなみにゼロヨン17秒237、筑波サーキットタイムは1分17秒24。
 

1996年2月号
UA3インスパイア32V

 ちなみ
に,当時の比較の相手はこのUA3。エンジンは縦置き,FFフロントミドシップで210馬力,車重が1500kg。E320は実に1590kg。ちなみに他にもY33セドリックアルティマターボ,クラウンロイヤルツーリング(3000ccNA),2代目センティア(3000ccNA)が走りました。 驚くべきことに,UA3インスパイアは,軽量で210馬力を生かし,ゼロヨン15秒をマーク。これは結構速い。一方のE320は馬力こそ224馬力ではあるが,90kg重い。これは,インスパイアよりも0.5秒速かったのです。確かにインスパイアにはFF(しかも重心がより後ろ)ですが,それにしても90kg重い車にこの差を与えられるほどとは考えにくいのも事実。この0.5秒,実際の差にすると決して小さくないのです。ちなみに両車ともAT任せ。  筑波サーキットでのベストラップは32Vが1分15秒。  205−65R15ですが,それが影響するのか,ずいぶんタイヤがよれ,ややふらつくコーナリングに見えました。ダンパーも柔らかく,ロールも大きい。同じベースシャーシの25Sがしっかりした動きなのに比べると,まるで別の車のような動きでした。黒沢元治氏のインプレッションも,UA3は「平坦なところはいいが,やや剛性が足りない」とコメントを残しています。ただし,セドリックやクラウンなどの国産車の中でもっとも評価が高かったことも事実でした。  

1994年2月号
CE5ラファーガ2.5S

 インテグラタイプRやインプレッサWRXなどライバルがあまりに速いために、それに比べると速さこそ目立たなかったが、ラファーガについて走行後に清水和夫・黒沢元治・土屋圭市の各氏からエンジンフィールの気持ちよさを採り上げられ、コメントされていた。ちなみに2.5S(AT)で0〜400mが16秒820、筑波サーキットベストが1分15秒86だった。これは当時VTEC搭載のアコードセダンSIRと同等のタイム。決して悪くはないと思うがいかがか。もっとも、ATでなければ一層のタイム向上が望めたはずである。そして,2.0CSだったならば・・・・。  

黒澤元治のアクティブドライビング上巻 :
KA9レジェンドエクスクルーシヴ

 実は最新KA9のベスモ初登場がこれ。対向車が通れないくらいの幅のサイクルコースを猛然と攻めるのですが,実はレジェンドよりステップワゴンの方が乗りやすいとのこと。これは結構ショック?です。走行中の姿勢は悪くないんですが,明らかに重たそうなゆったりした挙動で,アンダーステアが出ないのが不思議なくらい。もっとも,コーナリングよりも高級車然とした姿を求めた最新レジェンドですから・・・・。できればサスが固めに設定されている「レジェンドユーロ」を持ち出して欲しかった気もします。

2001年10月号
UA5インスパイアtypeS

 とうとうこの車の登場です。実は物議を醸した「V35スカイライン」の登場で,そのライバルの1台として登場しています。
 周りがFRであるせいか,コーナリングやハンドリングではあまり高い評価を得られてはいませんが,僕らも気になるそのエンジンフィールが
「スカイラインよりずっと上(黒沢元治氏)」と絶賛しています。
 そんなにハンドリング悪いの?と見てみると,正直言って相手が・・・スカイラインはともかく,マーク兇錬蕋辧檻屐ぅ譽シイB4と,足を固めた強者ばかり。確かタイプSは少々固めたとはいえ車高を下げていないはずですから・・・・ある意味しかたない結果かも・・・。
 逆に,それだけ乗り心地は確保されているということでしょうか?