Language : Japanese


応用1 - Coupの種類
(Advanced skill 1 - Various coups)


▼短いCoup・音を引くCoup
 通常のCoupは右図のaのように短く一瞬鳴らすだけなのですが、Buzz音を長く引かせる場合もあります。右図のbのようにCrank handle1周、場合によっては1周半、2周などと音を引かせます。これは、2分音譜・全音譜などが入ってリズムの刻みが少ない場合、またはTrillなどを入れる場合に使います。短いCoupと音を引くCoupの使い分けができると曲にメリハリが出ます。ただ、これは弾く人の趣味にもよるので、必ず使わなければならないというものではありませんが..。短いCoupばかりを使う人もいます。
 Buzz音を引かせる際には、HandleのKnobをしっかり握る人もいますし、手の中でころがすようにしている人もいます。私は後者ですが、どちらでも自分に合ったやりかたでいいと思います。


▼立ち上がりが曖昧なCoup
 通常のCoupを出すときは、HandleのKnobを叩くようにして、右図のaのように音の立ち上がりをはっきり出します。しかし、bのように立ち上がりをはっきりさせず、一種の唸り音のようにして変化をつける場合があります。
また、その際、右手を細かく動かしてKnobを手の中で転がすようにするテクニック(図 c)もあります。


▼基本パターン以外のもの
 右手の基礎のページに書いた基本パターンだけで、フレンチ・トラッドのダンス音楽はほぼカバーできるのですが、基礎のページに書いたこと以外のことも当然できます。下に若干の例をあげます。



 上に挙げたものは可能性の一部であり、基本パターン以外は、演奏する曲目と個人の創意にかかっています。
私が主に弾いているフランスの伝統ダンス音楽は単純なリズムのものが多いのですが、普通の音楽ならもっと多様なリズムが出てくると思います。また、単純なリズムの曲でも演奏に際して独自のアレンジを加える場合もあるでしょう。
 ちなみに、私の場合、上図a〜cのような4分割系のパターンはときどき使いますが、dやeのように4分割・3分割から外れるものは使っていません。Coupを出す難しさの割に使う機会があまりないと判断したからです。ただ、他人のやらないことをやれば、自分のカラーを出し易いということもあり、このあたりが奏者の創意にかかっていると思います。

First upload : July,1998
Last update : Apr.,2004


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