Language : Japanese


楽器の構え方 (How to hold the instrument)


 Vielleは、イスに座って弾く場合も、立って歩きながら弾く場合もあります。しかし、座位のほうが楽器が安定するし、演奏時に楽器にかかる物理的負担も軽いように思います。
 Vielleは座位で演奏される場合が主だと思いますので、ここでは座位について説明します。
 楽器は、右写真のように太ももの上に45度前後かたむけて置きます。弾いた鍵盤のバーは自重で元の位置に滑り落ちるようになっているので、傾きが浅いと鍵盤がひっかかります。
 太ももの上に置いた楽器はベルトを腰に回して固定します。リズムを出す際、右手でハンドルをひっぱたいたり、下から突き上げたりといった動きをするので、楽器が動かないよう、しっかり固定します。


Play A Play B

Aの写真のように足を開いて、楽器の頭をやや下向きに置きます。女性にとってはあまり上品な恰好ではありませんが...。Bのようにももの上に置いているだけだと不安定です。また、楽器保持用のベルトは腰に回すというより、尻の下に敷くといった気持ちで、Aのようにがっちり楽器を固定します。Bのようにお腹にベルトを回しているだけだと、(かなりお腹が出ていない限り)安定しません。
当然、右手はハンドルに、左手は鍵盤ボックスの上に置きます。
以上、座位での楽器の構え方です。
 ただし、楽器の形状もいろいろありますし、演奏者の体格・演奏法も様々なので、人によって楽器の持ち方は変わってくると思います。弾いているうちに、人それぞれに合った形に落ち着いてくるでしょう。


 参考までに色々な演奏家の写真をご紹介しましょう。
写真は直接本人の掲載許可は取ってありませんが、随分前に雑誌に公開済みのものであるし、もしかしてご本人がこの写真を見つけても、Vielleの啓蒙および教育目的(ホントか?)ということで快くご了承頂けるでありましょう。

Bernard BLANC (左) Frederic PARIS
Blanc
 写真がちょっとボケていますが、左側のB. BLANCは私の一番好きな演奏家で、渋い中にも熱い情熱がほの見えるといった演奏です。楽器は足をおっぴろげて構えています。私も彼のような演奏を目指していますが、なかなかこの足の開き具合には到達できません。
 右のF. PARISは技巧的な演奏です。






    Rene ZOSSO        Dominique REGEFF
Zosso Regeff
 左のZOSSO御大は足をガッと開いて床を踏み締めていますが、右の方は気楽そうに足を軽く組んでいるように見えますね。













Jean-Francois DUTERTRE(左奥) Emmanuelle PARRENIN(右はじ)
Emmanuelle
 Vielle奏者二人とも初期フレンチフォークの立役者です。
女性はスカートをはいていると足の構えがよくわからないのですが、この写真ではズボンをはいているので、足の置き方がよく見えると思います。













Morvan
 立って演奏する場合は、腰回りのベルトの他に、もう一本肩に回します。















References
  以下の雑誌・レコードに掲載の写真を転載しました。

First upload : April,1998
Last update : Feb., 2000


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