Language : Japanese


T折々想うことU1

楽器の名前 (Name of instrument)


 私はこの楽器を(ヴィエル ア ルウ)と呼んでいます。これはフランス語の名前で、Vielleはバイオリンの祖先の擦弦楽器の呼び名、roueはホイールの意味です。つまりホイール付きの古式バイオリンとなります。普通は、短くVielleとだけ呼んでいます。
このページを開くに際して、楽器の名前はカタカナで書こうかとも思いましたが、日本語には V の音がないので、ビエルにするか、ヴィエルにするか迷って、結局アルファベットのままにしておくことにしました。また、これは、英語ページを作るのはいつになるか分からないので、アルファベットがあちこちに入っていれば、日本語の入っていない機械でアクセスしても内容の見当がつくのではないか、という姑息な考えもあってのことです。(私は、まるで解読不能なページにアクセスして困惑したことが何回かあります)ですから、楽器の名前だけでなく、パーツやコードの呼び名もかなりアルファベットのままでいくと思います。
Vielleの読み方ですが、ビエルでもヴィエルでも、お好きなほうでどうぞ。日本語ではバイオリンもヴァイオリンもどちらも使われていますから。以前、ある本でヴィエユとカタカナ書きしてあるのを見たことがありますが、これは間違いです。「ユ」ではありません。「ル」と読みます。
 ちなみに、ホームページのタイトルにある Vielleux(ヴィエルー)というのはフランス語で「Vielle弾き(男性)」という意味です。Violoniste(ヴィオロニスト)がバイオリニストなら、Violoneux(ヴィオロヌー)はバイオリン弾きといったイメージです。また、in Thailand とあるのは、現在、私がタイに住んでいるからです。タイに住んで、Vielleでフランスの民俗音楽を弾いている日本人、という分かりにくいキャラクターです。尚、このホームページのタイトルは、個人的に気に入っているレコード(その後CD版も出たと聞きます)"Vielleux du Bourbonnais" (ブルボネ地方のVielle弾き達)から連想してつけました。

"Vielleux du Bourbonnais" のレコードが出たときの広告

 Vielleは国によって違う名前で呼ばれています。英語ではハーディ・ガーディ (Hurdy-gurdy)、ドイツ語ではドレーラー (Drehleier)、イタリア語では....ちょっと忘れました...等々です。また、フランス国内でも、地方によって違う名前があるようです。
日本では、英語のハーディ・ガーディで呼ばれることが多いようですが、私はVielleと呼ぶほうが好きです。実は私は70年代の終わりごろ3年ばかりフランスにいたのですが、当時はフランスにもまだフォーク・ブームの余韻が残っておりまして、短期間とはいえ、フレンチフォークの流れにどっぷり浸かった者としては、やはり懐かしい名前で呼びたいと思います。ハーディ・ガーディと聞くとなにかハンプティ・ダンプティを連想しますし、この名前はどうも....。ハーディ・ガーディという英語名は、この楽器を演奏している音から来た、と何かで読んだ記憶がありますが、この命名からするとイギリスにはヘタクソなハーディ・ガーディ弾きがたくさんいたのでは、と邪推してしまいます。


First upload : April,1998
Last upload : Aug.,1999


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