ダーティー・ハリー症候群


精神医学の小田普先生が仰っていた。
異常な正義感に囚われてしまう職業病で、アメリカでは「こう」呼ばれ要注意視されている、と。
例えば、警察官の様に職権により人々が服従してしまう職業の人に見られることがある、と。

オトリ捜査をし、現場に表われた犯人を射殺してしまう。
そして、それは犯罪を犯す為に現場に現れたのだから、問題が起こる前に射殺した、
と正当性を強く主張する。

「仮想犯罪」をも許す事が出来ず、語る人を自らの手で抹殺してゆくにまで至る…
自分が最高裁判所の判事であり、死刑執行人であるのだ。
正義のための…

この話し、私にはそう不可思議なものとは思えなかった。
ルールがある以上は違反すれば罪である。
ルールが守られなければ、秩序は一体どうなるというのか?
通常の説明では分からぬ人には、
分かるよう「特別に指導する」のが親切なのではないのか?


勿論「殺害」という部分は異常性であるだろう。
そこまでせずとも、説明する手段を持っているのが人間だと言うのだろう。
しかし、言葉の通じぬ人もいるのである。
そして、それを異常に許せぬ人がいてもおかしくない、と私は思う。
法に触れぬ程度なら…

そう言えば、国を上げて正義を唱えている人達、いるよね。
我々は世界の警察…と。



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