紅茶の知識

インドの紅茶

■ダージリン (Darjeeling)

皆さんご存知のインドのダージリン地方で栽培される世界3大紅茶の1つ。中国原産でストレートティに向く。インド3大紅茶の1つ

■アッサム(Assam)

インドのアッサム地方で栽培される紅茶でインドの紅茶の生産量の70%はアッサムティ。 インド原産でミルクティに向く。
インドのミルクティ「チャイ」はアッサムティがベース。インド3大紅茶の1つ

■ニルギリ (Nilgiri)

 インドのニルギル地方で栽培される紅茶。「青い山」という意味。インド3大紅茶の1つ

■ドアーズ (Dooard)

 インドの 西ベンガル州低地の平坦部ドアーズ地方で栽培される紅茶。CTC茶製法がほとんどで、アッサムよりもやわらかくダージリン
よりも香りが落ちるブレンド用紅茶。

■テライ(Terai)

 西ベンガル州のダージリンのふもとの低地平坦部での栽培。ドアーズに隣接しており、茶葉が小さく黒色でドアーズ茶に近い品質。

■シッキム(Sikkim)

 インドのシッキム地方(ダージリンよりも中国寄りで栽培されるダージリン系の紅茶。州政府管理のテミ茶園のみの生産で幻の紅茶といわれている。

■アルナチャル・プラディッシュ(Arunachal Pradesh)

  アッサム種の茶樹が発見されたアルナチャル・プラディッシュ地方原産の茶葉

■カングラ(Kangra)

インドのヒマラヤの西側、チベットの法王、ダライ・ラマ法王14世が亡命政府を作っているヒマーチャルブラディッシュ州の紅茶。
東インド会社が自ら茶園を開発しようと、中国輸入した茶樹の育成に成功したダージリン系の紅茶

■カンヤム・カンニャム (Knyam)

  ネパールティ。ダージリン地方に隣接しており、ダージリンティに近いがよりマイルドな気がする。ストレートティ向き。
  インド国境近く高地カングラ地区の製品は製茶方法がダージリンと同様の方法を導入しているためダージリンに似た品質。

紅茶のブレンド種類

 イングリッシュブレックファースト  モーニングティー用に作られたブレンド紅茶。

 ロイヤルブレンド           王室をイメージしたブレンド紅茶

 オレンジペコー           セイロン産の紅茶でつくるブレンド紅茶。

 クラシックブレンド         中国・台湾・インドのブレンド紅茶。

 アフタヌーンティー         コク、香りが強い華やかさをイメージした紅茶

紅茶のグレード(ストレート)

         S スーチョン お茶の木の下の方の大きな葉

          P. S. ペコ・スーチョン 太く短い葉 

                P  ペコ 短い葉

              O.P. オレンジ・ペコ 若い葉 (ブレンド名にあるのとは同音異義語)

            F.O.P. フラワリー・オレンジ・ペコ ティップスを多く含む

          G.F.O.P. ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ ゴールデンティップスを含む

       T.G.F.O.P. ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ ゴールデンティップスをとても多く含む
    
     F.T.G.F.O.P.  S.T.G.F.O.P.ファイン(スペシャル)・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ
          ゴールデンティップスが殆ど


    S.F.T.G.F.O.P. スペシャル・ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコ
          ゴールデンティップスの質、量ともに最上級。

    日本で発売されている著名な缶入り高級茶でも、F.O.PO.Pくらいで、それ以上のものは一部の高級紅茶専門店にある程度。

葉のカットの大きさによる分類

     OP     オレンジペコ (7-12mm

    BOP     ブロークンオレンジペコ (2-3mm

     BOPF     ブロークンオレンジペコファンニングス (1-2mm

          ダスト (1mm

摘む時期による分類

  ・ファーストフラッシュ  春摘み新茶。香りが強く発酵が浅い。高価

  ・インビトゥイーン        中間摘みといわれる紅茶

  ・セカンドフラッシュ     夏摘み紅茶。最高級品質で味、香りともにバランスのとれた紅茶。

  ・オータムナル             秋摘み紅茶。品質はセカンドフラッシュに比べ劣る。

ティータイム

 ・アーリー・ティー(ベッド・ティー) 朝の起き抜け用。

 ・ブレックファースト          朝食の紅茶。

 ・イレブンジィズ            仕事の手を休めて気分転換用。10時のおやつ?

 ・ミッディ・ティーブレイク      午後のおやつ。クッキーや簡単な焼菓子などを用意。

 ・アフタヌーン・ティー        社交を目的として午後4時頃から始まる。サンドイッチやスコーン、クッキー、ケーキなど用意

 ・ハイ・ティー            イギリスの工場地帯や農村部に伝わる夕食。肉類中心のメニュー+紅茶で「ミート・ティー」とも呼ばれる。

 ・アフタディナー・ティー       夕食の後や、ねる前にひとときをくつろいで過ごすための紅茶。

 ・ナイト・ティー           1日の終わりにくつろいで飲む紅茶

紅茶の作用

殺菌性       うがいなどに使えます

・利尿作用   むくみ解消など・・・

・薬理効果   「カテキン」、「フッ素」、「カフェイン」効果

   カテキン効果  抗酸化力(老化防止、ガン予防)、血中コレステロールの低下、動脈硬化予防 風邪の予防、血圧上昇抑制、下痢防止、食中毒防止、

   フッ素効果   虫歯予防。

   カフェイン効果 疲労回復、利尿作用、眠気覚まし

紅茶にまつわる世界史

アメリカの独立と東インド会社と紅茶

 茶のルーツは中国。日本にも茶は伝わっていたが、ヨーロッパは最初、オランダが中国から輸入を開始。
 その後、イギリスがオランダに勝ち、イギリス東インド会社が茶を独占。紅茶はイギリス貴族の間で人気を博した。
  1773年茶の在庫を大量にかかえ財政難に陥っていた東インド会社を救うため,イギリス政府は同会社に,アメリカ
 植民地における茶の専売特権を与えた。しかし、アメリカ国民は、専売化が他品目に及ぶことを恐れ、これが発端と
 なって植民地自治が脅かされることを恐れ、それがボストン港に停泊中の船を襲い,東インド会社所有の茶を海に
 投棄するという行動につながった。これが、「ボストン茶会事件」であり、アメリカ独立戦争のきっかけとなった。

アヘン戦争と、インドにおけるダージリン・アッサム茶の生産

イギリスは茶を清(現在の中国)から輸入し、代価として大量の銀を支払い苦しんでいた。イギリスはなんとかして清以外で
 茶を生産しようと、清から茶樹をもってきて、あたらこちらに移植しましたが失敗。しかし、奇跡的にダージリン地方に植えら
 れた茶樹だけが生き残った。それがダージリン茶。また、1839年偶然にもアッサムで野生の茶樹を発見しインドでの紅茶の生産
 を開始。これがアッサム茶。

 それだけでは、不十分で依然として紅茶は清に頼り、銀の流失を防ぐことができない。そして、ついにイギリスは強行手段に
 でる。植民地インドでアヘンを生産し、銀のかわりにアヘンで支払おうとした。当然、中国政府は激怒。1840年から2年に及ぶ
 アヘン戦争に発展した。

リーフティの日本価格(参考値)

ダージリン

   レア・マスカタブル           もし、売っていたら7000円(100g)以上する幻の紅茶。

   ゴールデンチップス         もし、売っていたら5000円(100g)以上、これも幻の紅茶  

   ゴールデン・フラワー        1000円(100g)前後、名前が似ているが別物

   缶入りダージリン   FOP.OP   1500-2500(100g)

  ファーストフラッシュ FTGFOP   3000-4000(100g)

  セカンドフラッシュ  FTGFOP      3500-4500(100g)

  オータナムル     FTGFOP   1500-2000(100g)

アッサム

  ファーストフラッシュ FTGFOP   1500-2500(100g)

  セカンドフラッシュ  FTGFOP       2000-3000(100g)

              CTC         600- 800(100g)

その他

  ブルックボンド タージマハール     1500(500g)

  インドモンスーンコーヒー       400(100g)