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by 内海芳宏(イタリア奏法)

 

はじめに〜 

この書だけでイタリア奏法がカンペキにマスタ−できるわけが無いことであることは理解してほしい。 とりあえず私はお会いしてアドバイスしている、そこで口頭でいうことよりも、実際の手、カラダ、色々な諸条件部分を、その都度伝えている。 で、あんんだけ喋ってるので、多分忘れられてることも多かろうと思う、そこでブツブツ言っていることをここに書いておくことにした。 メソッド本はステファノ・シャシャ氏もそうであるが、私のように、そうやって実際のアドバイスで細かく(納得してもらいながら)言ったことをだれかが集大成されたらそうなるのであろうが、ドイツ式や、ウイ−ン式の楽譜ありき、というメソッドとは異なり、芸術と自分のカラダをつなげるのに、一番「楽で、疲れない」方法から学ぶことが、イタリア奏法の学習の基礎だと思う。 もちろん、音楽演奏の前にある、環境条件となる「人との交流」、「楽しい音楽仲間」、「笑顔の集まり」・・ そういったものを知って、「そのノリを体感できれば」なぜに、イタリア奏法が場の空気に調和するかをも知ることができるわけである。 芸術の世界に、荒い動きしか出来ない機械として入るのではなく、「芸術人」としてコントラバシストたるものが溶け込めるようになるためにも、イタリア奏法はボッテジ−ニ、ドラゴネッティと遡って存在するコントラバスへの芸術表現のための奏法であると、私は個人的に思う。  いつものブツブツの内容に必ず、かわいい子の話とか、エロい話とか、シャシャさんのすごいとことか、恋愛論とか、おしゃれなカフェの話とか、んまいカツ丼屋の話とかもあるが、ここでは割愛させていただく。

 

  

弾きかたについて

 

理論の把握

まず、コントラバス奏法において正しいという言葉の背景がドイツ式、ないしウイ−ン式の根拠である場合、それらを否定することではないが、このメソッドにおいてはまず、「カタいこと言わずに」いて欲しい。 柔軟性を維持し、「楽しく、楽に美しく弾き」やすい!という奏法であるイタリア奏法(奏法、構え方、指使いその他)をこのペ−ジでもって少しだけ言葉でアドバイスできれば光栄である。 

 

1、構え方、角度、それは人それぞれ違って当然である。 しかし、その結論的な構え方での自己の到達した結果(最終に出来上がった構えの姿勢、角度等)において、次の条件が実行されていなければ「正しいとは言いがたい」ことを理解してもらう。

* 楽器と自分がもたれあったときに、楽器のネックと自分の首が交差する点を頂点として、二等辺三角形のかたちによる地面への力分布である

* また、両足とエンドピンの配置も、自然な状態において「二等辺三角形」のかたちである (弾いているときは違っていても動かしてもいいが、カマエの時は)

* 1時間以上その姿勢でいても、腰、肩、首、手、血行などに支障がない

* 左手の人差し指で、4弦E線で開放の半音上のファを押さえたら、自分の左眼の真横で4センチ程度離れているくらいの位置にある状態に「近い」こと

 

楽器を構える。

これは 私のア−カイヴCb Photosの写真の後の方を参照願いたい、楽器の「3D的解釈をともなう総合的な角度」そして左眼と4EFの音の1の指との位置関係、両足への均等な体重加重などを「ちょっと」意識して構える。自分にとって最も「理論的に弾き易い」状態でないといけないし、数時間経って疲れがからだの一部に現れるようであっては「最も弾き易い状態」ではないことを痛感し、構え方を変える努力を惜しんでは未来を捨てるようなものであることを忘れてはならないと思う。「楽に弾けない=音楽を奏でれるわけがない」という絶対的哲学を悟り、「楽に弾こうとする探求」を何年経っても止めてはならないと思う。疲れたら楽器によりかかって休めばいいし、人と楽器が支え合って立つことで、楽に立て、楽器も安定するわけであるので、ナナメ後から抱くようにもたれてみて、その一体感を維持しながら演奏しやすい姿勢になればいいのである。 「楽に弾く」のアプロ−チはすなわち、楽に弾けない原因探しでもあり、さらには、楽に弾けない理由の抽出でもある。これらをメモに残し、その解決策を諸先輩に聞いてみるのも手であるが、自分なりに「カラダの構造」なり、筋肉疲労理由なり、体形理由なりで、「私の場合は〜したほうが楽」という部分を尊重してゆけばいいと思う。コントラバスのメソッド本にあるような持ち方、構え方、弓の持ち方、指の添え方などは、私のア−カイヴCb Photosの写真で参考までに見て、自分なりに工夫して加工してもらえたらいいと思う。 

 

2弦(D線)を制覇するもの全てを制する。

オ−ケストラ調弦(細い1弦から太い4弦に行くにしたがってG(ソ),D(レ),A(ラ),E(ミ)と調弦されている状態のこと)のコントラバスの場合、この楽器はソの楽器(ト長調、G-maj)ないし、ミの楽器(ホ短調、E-minor)の楽器と考えるのであるが、イタリア奏法の場合、レの楽器としてとらえると良い。つまりは、1弦の応用への過度の依存からの脱却を考えて、1弦琴のような「1弦楽器化」にならないようにという配慮(ボッテジ−ニの1弦依存奏法から広く開放された自由度を、現在の楽器条件(弦の低テンション化、弦高の6ミリ化、発音の容易化、弓、松脂の改良進歩などを含めた総括的な意味を基に、将来的な演奏曲を考える)からの事である。 つまり、「2弦を制する者、1弦を越える」という考え方であり、さらに、1弦だけが「ト音記号のための弦ではない」という常識を持ってもらいたいからでもある。 簡単にいうなら、レの音を制する(どんな状況においても、1ヘルツ狂わないレをとれたり、オクタ−ブ上に飛ぼうがどうしようが、正しいレ(1ヘルツ狂わないレ)を目を閉じてでもとれることを制するという場合)ためのイタリア奏法でもあり、レを制するなら隣の弦の同じ場所でソが鳴り、反対側の隣の弦の同じ場所でラが鳴るわけであるのだ。 それらのレの音(1ヘルツ狂わない正確に押さえて出たレの音=カラダが覚えこみ、あたかも自分のカラダにあるニキビの先を自分の指先が1ミリも狂わずにポイントできるかのごとく正確に押さえれるように)を「キ−音」(キ−オン)と呼ぶならば、それらキ−音は指板上において、あたかも開放弦のごとく正確であり、何も心配する必要のない音(ピッチが低かったとか高かったとかの起こり得ない正確性をもつ音)であったならば、その1音上のミはまさに、「開放弦の次に押さえて鳴らす音」的であって、安心して正しいわけであるし、その1音下のドもまた同じような発想で、安心できる音であるのである。こうやってあたかも「アンカ−(錨、イカリ)」 のように、安心して存在する「キ−音」から広がる音の分布が、全ての音の正確性とその1音へのムダな神経集中を導くわけであるし、そのムダな神経の分を「表現への神経配慮」に切り替えることもできるわけだ。 

 

エレベの指使いを思い出せ

イタリア奏法での最も顕著な部分は、全指独立利用だということである。 但し、キ−音の確保の後に特に厳密に正確にドとか、シとかを演奏する場合、親指がフラジオポイントのキ−音を部分に触れているという場合があるので、このときは独立ではなく、親指と3の指なり、2の指なり の組み合わせの時もあることは否定しない。

つまり、運指なり、ロ−ポジション時の親指の位置なりは、1音1音流動的であって、固定していないし、まさにエレクトリックベ−ス(エレベ)とおんなじ感じなわけである。 エレベで、薬指と小指をくっつけて弾いている人をみたことが無い(笑)ので、コントラバスもまったく同じで充分弾けるのだ。 「小指は弱い??」 なんて、プロのか細い女性ピアニストのリストの曲の演奏を見た後でも、そう思う人は、自分の体をいたわりすぎているのではないだろうか? 単なる「根性無し、痛がり、 や〜い」だと心に喝いれてみるといいのではないだろうか? ついでに、駅改札にある券売機のキップを買うときのボタンへの指先の圧力と同じくらいで、充分コントラバスの弦は押さえれるのであることもわすれてはならない。 

ただ、そんなしょうもないことを書きたかったのではない。 つまり、指それぞれに、芸術表現に適したジャンルがあることをイタリア奏法では強く理解しておく必要がある。 親指は弦2分点より上(つまりハイポジエリア)では、強さと安心感の指であり、人差し指は、弦全域においての強さの指であり、中指は早さとアタックの指であり、薬指は美しさと繊細さの指であり、小指は正確でいてお助けの指であるということであるし、1弦でいうところのファの音より下のエリアで活躍する指である。逆に、親指は1弦でいうところのソ(つまりはオクタ−ブ上)から活躍する指であるのだ。 よって、弦2分点より下の音→開放弦 までは、1,2,3,4の指が活躍し、そこより上の音→駒ギリ までは0,1,2,3の指が活躍する場所となる。

 

私のケ−スを書いてみる (どこかに、その自然性なり、演奏への疲労回避があるかもしれない)

ケ−スから楽器を取り出し、弓毛を張り、松脂を塗り、調弦をする・・ まず、D線の開放を演奏し、同線オクタ−ブ上のフラジオ(レ’)を親指側面で0.5秒ほど弾く。そののち、1弦のオクタ−ブ上のさらに上(弦を3等分する点で、その弦の距離の1/3を駒側から触れたところ)のレ”のフラジオを弾き、 レー、レ’ー、レ”〜 と弾いた後、アドリブ的に バロック調にそれらのレを用いた曲を1分ほど弾く、もちろん、4弦全部をそのレの世界という切り口から入って 所謂 Dm(ニ短調)らしいメロディを弾く。 そのあと、キ−音である、1弦のレ’(7フレット目)を正確に(1ヘルツの狂い無いくらいまでに正確に、となりの2弦の開放と同時にダブル(重音)で弾いて、そのピッチへの誤差が無いようにチェックしながら弾いてみる。 そのあと、同様に、2弦のラ’も隣の3弦のラとダブルで弾いてみる、音量は楽曲演奏の前であるし、精神的に迷惑になってはいけないので、幼稚な解釈での楽譜表記でいうところのpp位である。同様に、3弦でミをまた同じように、4弦の開放と同時に弾き、「7フレット感覚」というよりもむしろ、「キ−音」の正確な位置の把握をする。 これによって、中低音エリアに荒く存在させたキ−音(7フレ的なレと、オクタ−ブ上の弦2分点フラジオでのレ(2弦)、なり、ソ(1弦)のキ−音そして、弦3分点(1弦だけこれまででは出てきた)の正確な位置把握がカラダ的にチェックできたことになる。 そこで、一人であれば、バッハのアリオ−ソを1弦のシから弾いてみる(私のア−カイヴ の中ほどにクリックしたら鳴るようにタイトルが書いてあるでしょうから、聞いてください)、こうすることで、殆どの音域においてのキ−音の確認が済むことになる。 一度確認すると大体2時間は安心安定のピッチを持つことができると思う。

 

弓のもちかたについて

弓もまた先述の部分に私の弓を持つ左手のアップを記載しているので、参照されればと思う。基本的に親指の付け根で極端にしっかりはさみ、そのクリップ(親指付け根でのはさむ力)を残しながら指を広げて振っても弓が落ちないくらいでないといけない。つまりは、全ての指が手のひらに繋がっているかのごとく、弓も右手の指のひとつのようにしなければ弓先までの神経は通わすことが出来ないのである。脱力をしても、決してこの親指付け根でのクリップの部分の脱力にはある程度のクリップ力(はさむ力)が残っていないといけないし、フォルテ、ピアノを弾く際に力を加えたり、あるいは力をよわめたりする部分である必要がある。ようするに、それ以外の指、指先は超脱力で弓から離れることも出来、あるいは弓に添えることもできるという状態になる。 これを外からみているだけでは、超脱力してる・・ように見えるが、実際はちゃんとグリップしているということに気付いて欲しい。 ここをちゃんとグリップすることで、弓先まで神経が届き、さらに、安定した超速のパッセ−ジでの「手首のたわみだけでの演奏などにおける正確な発音」がもたらされることになるのだ。

 

言葉より動画! いままで、至極天才のような指導者で、マトモな演奏する人を知らない私はつねづね「口だけじゃないの?こいつ〜」と思っていたので、私も口だけにならぬよう、とりあえず「遊びで」弾いてる動画などを用いてみることにするので、みてください。↓
構え方、楽器の角度についての参考動画として これ をぜひ見てください
オクタ−ブ飛びのキ−音の確保の参考動画として これ をぜひ見てください
イタリアン奏法での指使いの確認の参考動画として これ をぜひ見てください
アドバイスしますよ、あなたらんとこ行ってやるぜ。ヒマなときにね。
基本的に、私はコントラバスの指導、アドバイスに一切お金を取りません、ただ、神戸から離れたところでどうしてもアドバイスを受けたい、あるいはコンサ−トしてほしい、という場合、2〜3人集まられてるとかであれば、新幹線と電車だけでいけるところへは「交通費とマクド代と美味いアイスオ−レ」ご用意くだされば喜んで行きますよ。もちろん事前にメ−ルなどで日程ご相談のうえ、都合あえばですが。。 まずメ−ルください→ sej_utsumi@yahoo.co.jp
内海芳宏著 コントラバスの本 上級編 号外1 イタリア奏法 メソッドのような極秘サイト