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「特殊兵器」で赤児に降りかかる死の灰
'Special Weapons' Have a Fallout on Babies

ダール・ジャマイルの中東速報
Dahr Jamail's MidEast Dispatches
2008年6月12日
http://dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000815.php
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By Ali al-Fadhily and Dahr Jamail*

 ファルージャ発、6月12日(IPS) −− ファルージャで生まれる新生児はかつて経験したことのない規模で疾病と奇形を生じている、と医師や住民が証言する。

 新しい事例と子ども死亡数は、2004年のファルージャにおける2度の大規模爆撃で「特殊兵器」が使用されたあとに発生したものである。

 ペンタゴン=米国防総省は、最初はそれを否定したが、後に2005年11月になって、焼夷弾としては禁止されている白リン爆弾が前年にファルージャで使用されたと認めた。

 さらに、低レベル放射性廃棄物を詰めた劣化ウラン弾が、ファルージャで大量に使用された。ペンタゴンはイラクではこれまで1200トンが使用されたことを認めている。

 1991年の湾岸戦争および現在のイラク占領に従事した米軍帰還兵と同様に、多くの医師も、劣化ウランがイラクでガン患者を急増させた原因だと確信している。

 2004年、米軍による2度の包囲攻撃を生き延びたアリ・サルハン(50歳、教師)は、IPSの取材に、「私たちは米軍の砲弾やミサイルが爆発したあと、7色の虹が現れるのを見た」と話した。「被弾したあと、骨になったり黒く変色した死体を私たちは見たが、あとになってそれがリンのせいだとわかった」。

 「もっとも心配なことは、女性の多くが赤ちゃんを失ったり、また中には生まれつき奇形児の赤ちゃんを授かることだ」。

 28歳のハイファ・シュクルはIPSに、「生まれたときから脳に損傷のある子どもを2人抱えている」と語った。夫は2004年11月から米軍に拘束されていて、私が子どもたちを病院や診療所に連れて行かなければならなかった。2人は死んだ。私は貯金を使い果たし、相当額の借金をした」。

 シュクルの話では、医者たちは彼女に、禁止された兵器が使用され、それが赤ちゃんの脳に損傷をもたらし、その結果として死んだのだと説明した。「しかし彼らの1人として私に報告書を寄こす勇気を持ってなかった」。

 ある小児科医は、「多くの赤ちゃんが先天性の奇形をもって生まれた」と匿名で話した。「こうした幼児は心臓の欠陥や口唇口蓋裂、ダウン症シンドローム、手足に欠陥のある子が多い。

 この医師は、2004年11月び大虐殺のあと、あらゆる問題がすべて有毒ガスに関係していたという。

 多くの医者がよく似た症例、よく似たパターンについて話した。こうした症例は研究も公式記録もなく、エピソードとして話されるだけである。

 ファルージャ総合病院の理事会は、政府批判とみなされないかと心配して、奇形児に関するいかなる統計も提供したがらないが、1人の医師が匿名ながらすすんで話をした。

 「こうした症例には、最高・最新の技術を提供する国際的協力が集められる必要がある。それは当病院では100年は無理だろう」と。

 赤十字国際委員会(ICRC)は、バグダッドとバスラの病院で医療品が不足していることについて、3月31日付で懸念を表明した。

 ICRCはその声明のなかで、「これらの病院は重要な医薬品を備蓄してきたが、負傷者の流入に対応して、もっと多くの医薬品が必要になっている。水の入手も特定地域では依然として懸念材料である」と指摘した。

 イラク保健省の高官は、2月26日に、保健部門は何十人もの医師が殺され、医療スタッフの流出と貧しい医療基盤、薬不足に陥って、「大きなプレッシャー」のもとにあると語った。

 その高官は、「何もかもが不足しており、十分な専門医と薬を確保できないうえに、医療器機のほとんどが時代後れのものだ」と述べた。

 彼はさらに、「背骨と頭部に負傷した患者を多く受け入れたが、十分な専門家と薬がないことには、手の打ちようがない」と言った。「静脈注射は、それ自体は簡単なことだが、いつも利用できない」。1986年以後に新設された病院は一つもない、と彼は言った。

 イラク保健省のサリフ・アル・ハッスナウィ大臣は、イラク北部のアルビルでおこなった2月22日の記者会見で、薬不足を強調した。「イラク保健省は深刻な薬不足に見舞われている。われわれは必要に応じて、即時に薬を輸入することを決定した」。

 彼は、2008年の保健予算は、薬、医療器機、救急車への合計支出は、国民1人当たり22ドルになると言った。

 しかし、すでに大きな被害に耐えている新生児やその家族にとって、これは遅すぎる。それに奇形児のための特殊な需要をまかなうには少なすぎる。

(*Ali, our correspondent in Baghdad, works in close collaboration with Dahr Jamail, our U.S.-based specialist writer on Iraq who has reported extensively from Iraq and the Middle East).
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