イラク情勢ニュース URUK NEWS > 2007年10月

米上院のイラク分割決議に関する声明
 
<アラブ・ナショナリストの名簿>
Declaration of the Arab Nationalist List
on the US Senate Resolution on the Partition of Iraq

アルバスラ・ネット
2007年10月19日
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 運命と闘いを共有するアラブ民族の権利を確信する者すべての統一は、イラクを分割しアラブの地を再分割しようとする陰謀を叩きつぶすであろう。

 一つに団結したアラブ民族という主張を支持することが、分断に抵抗するただ一つの道である。
 <アラブ・ナショナリストの名簿>は、2007年9月26日に米国上院で可決されたイラク分割決議を強く非難する。米国上院はイラクに対して正当な司法権限を有しないので、「拘束力のない」主張ではあるものの、この決議は、イラクと周辺地域を分割することを狙って、2003年の占領以降、現地でおこなわれてきた実際の犯罪行為を反映するものである。

 世界的な覇権を求めてアメリカの構想を維持するために、同時にアラブ民族を分裂させるというシオニストの構想のために、アメリカ支配層の中枢にある合意を反映した決議でもある。

 したがって、これらの分割構想の標的とされているのは、偉大な祖国イラクだけではない。この分割構想に対してわが民族の名誉ある人々すべてと共に対決するにあたって、国の北から南まで、東から西までの全イラク国民にむけて、これらのイラク解体と征服の計画、アラブ民族の闘争からイラクを引き抜くことを狙う計画、イラクのレジスタンス闘争を中立化し機能不全にする計画などを警戒するよう呼びかける。

 われわれは全イラク国民、アラブ人、世界の団体と個人にむけて、敵のもくろみを挫折させ、イラクを強固で難攻不落の統一国として保全するために、この計画に対して一致した態度をとるよう呼びかける。

 占領軍と彼らの計画に協力する者については、解放後に、気高きクルドの人々がペシュメルガとクルドの愚かな指導者を措置するであろう。彼らはイラクの北部地域で真実の声を封じこめ、占領と彼らの犯罪を容認しないクルド人愛国者を何百人も殺害してきた。マフディ軍とバドル旅団に所属する者にも、同じ運命が待っている。イギリスの植民地支配に対する1920年の革命以来、英雄精神と祖国防衛の熱情を示したイラク南部のわが国民は、解放後かその前に彼らをもう一度イラクからイランに追放して、これらの犯罪者に対処するだろう。そこでイラン政府に言及する必要が生じるが、彼らがイラク分割構想を追求することへ責任は、アメリカおよびシオニストと等しく、それは今やイラク分割の代償がイランにも支払われるのであろうと理解されるに至っている。

 今日、分割を強く拒絶している愛国的勢力は、明日、明後日もその立場をとり、いかなる口実や弁解のもとにも、決して分割を許さないであろう。

 既に分割され細分化された国をさらに再分割しようとする、新たなサククス・ピコ協定がアラブ民族に突きつけられていることは、現在では誰の目にも明白になっている。2006年夏、シオニスト(イスラエル/訳註)がレバノンに侵攻するなかで、コンドリーサ・ライス米国務長官によって描かれた「新中東構想」がそれである。したがって、イラクで起こっている事態は、スーダン分割計画と切り離して考えることはできず、あるいはシリアへのアメリカとシオニストによる敵対行為のエスカレートと切り離すこともできない。この現実がわれわれに、アラブとしてのイラクの統一と性格づけを明確にするとともに、アラブとしてのスーダン、シリア、そしてアラブ全体の統一と性格づけを守ることを迫っている。さらに、この現実ゆえに、これらの敵意に満ちた計画に直接的に反対するだけでなく、根本的にアラブの民族的基盤に立って対決しなければならず、各地域独自の特徴や特殊な状況を見落とすことなく、アラブ民族の事業として計画を組み立てなければならない。

 そのなかでも、とりわけ、イラク分割構想を粉砕すること。

 第1。 すべてのイラク・レジスタンス組織が例外なく、すぐに統一すること。レジスタンス組織の統一が十分でなく、特定のブロックだけが理念的な類似性、あるいはセクト的な共通基盤のうえに合流している状況は、ひじょうに不適切である。統一を促さなければ、この状況はレジスタンスを分裂させる機会を敵に与えることになる。われわれは宗派と部族に分かれることに反対し、勇敢なイラク・レジスタンスの組織間に信頼を裏切る訴えが流行することに反対し、つまり占領に抵抗する勢力間にクサビを打ち込むことを敵に許す状況には反対であることを、ここに強く警告する。すべてのレジスタンス組織が拒絶し、抵抗しなければならない。

 第2。 統一は基本的原則のうえに確立されなければ実現できない。今日のイラクにおいては、強調すべき点はアラブというイラクの性格と統一にもとづかなければならない。そのような政治(あるいは選挙)活動の外に生じたものは、なんであれ、拒絶されなければならない。武装闘争と殉教という方針は、占領軍とその手先に対してのみ認められなければならず、この戦いはイラクの土地が残らず占領から解放されるまで続けられなければならない。

 第3。 われわれはイラクにおけるイスラムおよび愛国者のレジスタンスに物質的、政治的そして情報面における支援を提供しなければならず、その政治的役割を失わせせようとするすべての陰謀をあばき、多大な犠牲を払うことを回避する。この文脈において、われわれはイラク・レジスタンスがイラク国民を唯一正統に代表するものと見なされなければならないことを再確認する。

 第4。 イラク・レジスタンスを支援する活動領域(フロント、戦線)が、上述した基礎のうえに、イラクの国内・国外に形成されなければならない。

 アラブ民族という問題では、とりわけ分断を狙った策動を粉砕すること。

 第1。 わがアラブ民衆は、いずれの政党、労働組合、諸団体であれ、イラク分割の陰謀を非難しなければならない。これはアラブの大地を民族、宗派で再分割するための布石である。国民の幸福に身を投じている戦士と知識人は、アラブ全土のすべての息子と娘たちにむけて、この重大な危機について明白なメッセージを送り、イラク分割決議は犯罪行為であること、その犯罪性たるやアメリカ政府がイラクにおいてなした全犯罪をしのぎ、イスラエルがパレスチナに対してなした全犯罪を凌駕するものであることを指摘しなければならない。

 第2。 全アラブのレジスタンス組織は、イラク、パレスチナ、レバノン、その他解放運動があるところはどこでも、効果的に連携し協力しなければならない。2006年7月14日にレバノンのレジスタンスに支持を呼びかけた<アラブ・ナショナリストの名簿>が宣言したように、「アラブの土地におけるレジスタンス運動は、どの一つであっても客観的に他の運動を強化し、アラブ民族の利益に奉仕し、共通の主張と共同行動のために統一を導いていると見なされなければならない」。

 イラク国内のレジスタンスおよび他のアラブのレジスタンスに対する支援を拒否するレジスタンス組織は、神と彼ら自身と歴史の前に、そして全アラブ民族の前に告発されるべき大きな責任を負わなければならない。これは宗派やイデオロギーの違いにかかわらず、いっさいの例外なしに適用される。

 第3。 この歴史的局面において、アラブ民族の一般原則を掲げることが改めて確認されなければならず、最も重要なことは2005年9月23日にアラビア湾における会議で概括され、2006年3月18日にヨルダンで開かれたアラブ・ナショナリストの会議で確認された。

 「会議参加者は、このように組織されたアラブ民衆の運動形態は、組織あるいは政党ではなく、明確な原則の枠内にも複数の原則を設けた幅広い潮流である。そのなかの主要な原則は、次の通り」
 1.全アラブの領域に共通するアラブとして性格づけること。

 2.アラブ民族の敵および彼らの政治的あるいは非政治的な構想に協力することを拒絶すること。

 3.アラブの祖国にあるアラブ・イスラム文化のアイデンティティーを確認すること。

 4.パレスチナにいるユダヤ人は、左翼あるいは人道的意図を持つ者、あるいは野心家であるかにかかわらず、シオニストの計画の基盤とみなされること。

 5.政治的な立場と実践においてレジスタンスの運動に献身すること。
 第4。 統一したアラブ・ナショナリスト戦線が、これらの原則に献身するすべての個人と団体、すべての左翼、アラブ・ナショナリスト、イスラム教の著名人を網羅して、アラブ内に樹立されなければならない。右翼および悪意ある者と妥協して戦線が形成されることには何の意味もなく、妥協はすぐに受け入れがたいものへと滑り落ちる。統一アラブ・ナショナリスト戦線のようなものが、アラブ民族に敵対するすべての陰謀を粉砕する保証となる歴史的決議を制定する。もしわれわれが勝利を欲するなら、アラブの全地域にアラブ民衆戦線を設立し、すべての覇権主義の企みに対抗してアラブのアイデンティティーを守る攻・守の計画にこの戦線を活用するしか選択の余地はない。

 (内容重複もあり末尾の数段落を割愛)

統一され自由でアラブとしてのイラクに、その全構成要素への敬意をこめて、永遠なれ!

イラク国民を唯一正当に代表するイラクの愛国者とイスラム・レジスタンス万歳!

イラク解放のカナメである武装レジスタンスの統一万歳!


  アラブ・ナショナリストの名簿
  2007年10月19日 

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