どうしよう・・・まさか引っ張る腕間違えちゃったの・・・? 「痛い・・・」 その女の子は雨なんだか涙なんだかわからない状態のビショビショの顔を俺が掴んでいる手に向けた 「あぁ・・ごめんなさいッ」 俺が手の力を緩めた瞬間 サッと素早く腕を俺の手からすり抜くと一歩後ろにさがった。 完全に俺ってば悪い奴扱い・・・だよね 「ごめんね・・・その・・えーと・・悪気があったわけじゃないんです・・・その・・ただ・・・」 亡くなった大切な人と同じブレスレットをしてるのかと勘違いしてしまって そう言おうと彼女の腕を見ると 「うっそだぁ・・・」 確かにあのブレスレットがそこにはあった。 「これ・・!!」 思わず大きな声をあげた俺にビクっと怯えだす彼女の腕にはやっぱり俺とおそろいのあのブレスレットが。 「ほら」 そう言って差し出した俺の左腕を怯える彼女の腕と並べた。 驚いた顔をした彼女は「一緒だ・・」と小さく呟いた。 「ちょっと色々聞きたいことあるんだけど・・・いいかな?」