SPACE・和
西洋占星術とタロットカード
 SPACE・和では、西洋占星術とタロットカードを組み合わせて、占いを行なっています。西洋占星術(星占い)では、星座と星をもとに、主として性格や才能、資質を明らかにします。相手をどう理解し、どのように接したらよいのかといった、人間関係の問題、自分の欠点をどう受けとめたらよいのかといった、自分に関する問題、職業選択、人生の進路、子供の教育などの悩みについて、適切な答えを導き出すことができます。
 タロットカードは、人の気持ちや現在その人が置かれている状態を鋭敏に表わします。抱えている問題点、将来の展望、どうすれば道が開けるかという示唆、どのように行動すべきか、あるいは動かないほうがいいのか、相手は何を考え、望んでいるかなど、鑑定を進めるにしたがって、カードからいろいろなメッセージが読み取れます。
 仕事の成否、恋のゆくえ、結婚の時期など、今抱えている問題が、ここ数ヶ月のあいだにどうなるか、希望する状態に近づくにはどうすればよいかをタロットカードは示します。 

                      ……お知らせ……

                       次回の出張鑑定
           9月22日(月曜日) リサイクルと手作り雑貨の店 「夢蔵や」  JR日野駅から徒歩3分
              お店の中に占いコーナーがあります。 12時から18時まで。
                п@042-846-7754 夢蔵や   又は 090-9903-9917 浦山


                     
スピリチュアル・エッセイ「フフ〜屋根の上の天使〜」魂・神・輪廻転生・人生について
ブログ スピリチュアル・エッセイ  
和代のゆうゆう日記
占い鑑定・カウンセリング・インフォメーション 10分・1,000円より。電話占いもあります。
西洋占星術とは  はじめにお読みください。
12の星座の性格
続・12の星座の性格  下記の12星座の性格をさらにくわしく分析して紹介しています。
タロットカードの世界 タロットカードによる占いについてのページです。
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12の星座の性格

 西洋占星術の12の星座は、ひとつひとつが人間の性質を表わしています。一人の人間の性格は、いくつかの星座の性質が組み合わさって、成り立っています。たとえば、私は牡牛座生まれですが、牡牛座のほかにも、牡羊座、射手座、天秤座、蠍座などの性質を生まれ持っています。
 性格を理解するには、その人が持っているすべての星座を知らなければなりません。そのために生年月日をもとにホロスコープという、いわばカルテのようなものを作り、性格や資質、才能のありかなどを読み取っていくのです。
 ただ、性格を形作っているいくつかの星座の中に、必ず、中心になる星座があります。性格を一本の木にたとえるなら、中心になっている星座は、根っこと太い幹の部分、その人の個性をいちばん強く表わしている部分です。
 その中心の星座が、俗に言う、何々座生まれというものなのです。中心の星座の性質を知るだけでは、不十分ですが、自分をみつめたり、相手を理解するための、ひとつの参考になるでしょう。
 以下に、それぞれの星座の性質をまとめてみました。
 なお、星座が表わす性質は、特色が強く、かなり極端な性格だと思える場合もあるかもしれません。すでにお話したように、人間の性格は複数の星座でできていて、実際には、いろいろな性質がまざりあって現れており、それぞれが打ち消しあったり、バランスをとったりしていることを、頭のすみに置いて、読んでください。

 また、自分や家族、他人の性格をさらにくわしく知りたい方は、下記の<ホロスコープ性格診断>の文字をクリックしてください。

ホロスコープ性格診断 ホロスコープ解読の実例




★ ★ ★ 12星座の性格    ★ ★ ★ 


星座の名前をクリックしてください。

 おひつじ座   おうし座   ふたご座   かに座 
 しし座  おとめ座  てんびん座   さそり座 
 いて座  やぎ座  みずがめ座  うお座

牡羊座(おひつじ座)
 牡羊座の性質の核となっているものは、強い自意識です。自分で考え、自分で選び取り、自分で決断を下し、自分で実行に移す。自分でやった、という自覚が持てないと気持ちが満たされない、強い自我を持っています。自分が成し遂げたという達成感を味わうことが、生きる証であり、人生の醍醐味となるのです。 あやつり人形のように、誰かの言う通りに動いたり、その生きかたがどんなに安定していても、人が敷いてくれたレールの上を歩いたりするのは、本意ではありません。誰かの意思に左右される生き方は、牡羊座にとって、厳密に言えば、生きる意味がないのです。
 そういう強い自意識が、自主独立の精神や、開拓精神を育てます。
 人に従いたくなかったら、自分が長になり、すべてを支配できる自分の城を持つしかありません。他人が切り開いた道を歩きたくなかったら、自分で新しいルートを開拓する必要があります。誰かの庇護のもとで暮らしたくないのなら、安穏な暮らしを捨て、人生という大海原へ向って、ひとりで船出するしかありません。
 目的意識を持ち、目標を見定めると、牡羊座は果敢なチャレンジャーになります。目標に向って、自分の意思で行動しているときが、牡羊座の性質が最もキラキラ輝くときと言っていいかもしれません。失敗を恐れる気持ちより、チャレンジする喜びのほうが大きいと言っていいでしょう。結果を心配してくよくよ悩む人に向って、牡羊座の人はたいていこう言います。
「やってみなければ、わからない」
 チャレンジして、成功すれば、大きな幸福を味わえるし、失敗したら、そのときにまた考えればいい……。この積極性と楽天性が、牡羊座の人生を、前向きで多彩な、また山あり谷ありの変化に富んだものにしていきやすいのです。
 牡羊座は、ときには危険と思われるような賭けにも挑む、勇気と冒険心をそなえた性質ですが、まったく先が見えない状況でも、むやみに突き進んでいくような無謀さはありません。牡羊という名前が表わすように、ひつじのような小心さを、内面に持っています。危険や困難の度合いを考え、リスクが大きいと思えば、行動しません。ハタから見れば、大胆な行動をとっていても、本人はリスクと成功の可能性を秤にかけ、これはいけると思うからやっているのです。
 積極性や行動力とともに、こうした慎重な判断力を持つために、牡羊座には、社会の中で成功をおさめる人が少なくありません。ものの考え方に、地に足のついた現実性があり、実現しそうもない理想を追うような、夢追い人ではないことも、社会的な安定や成功を手にしやすい理由です。
 まわりに気を使ったり、歩調を合わせたりすることは、あまりなく、自分が正しいと思うことをストレートに言う性質です。相手が年上だったり、自分より地位が高かったりしても、臆することがあまりありません。たとえば、上司や先輩に向って、自分の意見をとうとうと述べ、おまえは間違っているとさとされても、いや、そんなことはありませんと、くってかかるような姿は、いかにも牡羊座的だと言えます。
 自分が納得しないことに、唯々諾々と従うのは、我慢がならないのですが、自分で自分の間違いに気づいたときは、いさぎよくそれを認めます。自分の正しさも、自分の間違いも、すべて自分で納得しなければ、前へ進めないのです。そういう意味で、自分という意識がとても強く、常に自分を中心にものを考えているような性質です。
 当然、自尊心も強く、人に負けたくないという気持ちも強く持っています。自分の間違いを認めるいさぎよさはあっても、自分が負けている状態に甘んじることはできず、リベンジをはかって頑張ったりするでしょう。敗北をバネにする心の強さを持っています。
 プライドの強さは、ときに、やせがまんや意地っ張りといった欠点となって現われることもあります。ホンネを押し隠して見栄を張り、へとへとに疲れてしまったり、格好よく振る舞いたいために、自分の力に余ることを引き受けたり、負けを認めたくないために、間違いに気付いていても、自分の主張を強引に通そうとすることもあります。
 頭に血がのぼりやすいことも、牡羊座のマイナス面です。追い詰められると、冷静な判断ができなくなり、無謀な行動に出たり、カッとなってケンカを売ったりするのです。仕事や勉強がうまくいかないと、いらいらが募って、何もかも投げ出してしまうこともあります。行動力や推進力はあっても、根気や忍耐力には欠けているので、歯を食いしばってつらさに耐えるといったことはできないのです。
 自分という意識が強いために、行動も思考も、非常に自己中心的になりがちなことも、気をつけなければならない点です。自分の満足を第一に追い求め、周囲の人の気持ちを考えなくなりがちなのです。誰かの幸せのために、自分が譲歩する、といったことが、できにくい性質です。
 相手や周囲をあまり強く意識していないために、人の神経にさわるような、気持ちを深く傷つけるような言葉を、平気で吐いたりすることもあります。ものの言いかたが、竹を割ったようにストレートで、単刀直入ですが、それだけに、相手に気を使わないでしゃべっていると、ときどき、相手の心にグサっと言葉のナイフを突き立ててしまうことがあるのです。悪意はないのに、知らず知らずのうちに、トラブルの種をまいてしまうことがあります。
 
《恋愛面・家庭面》
 せっかちで、異性を好きになるのも、行動を起こすのも、スピーディーです。相手の人柄をじっくり見きわめるといった、悠長な恋愛はできません。情熱だけで突っ走って、深い関係になり、相手の人柄がわかってから、この恋は間違いだったと気づいて、あっさりふってしまうこともあります。つねに自分の気持ちを中心にものを考え、相手がどう思うか、感じるかといったことを配慮しないので、相手を振り回したり、驚かせたりすることが少なくありません。
 異性に対する興味や、性への好奇心は強いほうで、恋愛経験は多くなりがちです。一気に温度が上昇するように過熱するタイプで、相手の家に押しかけていくような、大胆な行動をとることもあります。男性の場合、熱情にかられると、彼女の気持ちも考えずに、ホテルに連れていきたがるといった強引さも見られます。
 相手の反応を見ながら、駆け引きをするといった、まわりくどいことはしません。好きなら好きと、率直な言葉でラブアタックをします。ダメならさっさと諦め、未練を残しません。断られてもあとを追うみじめさに耐えられないからですし、無駄な努力はしたくないという合理精神もはたらきます。ふられたという現実を認めたくないために、あんなヤツ、こっちから願い下げだ、と、自分がふったかのように思いこんだりすることもあります。
 刺激のない単調さを嫌うので、恋愛期間が長くなり、マンネリ化してくると、別の異性に気持ちが向かうこともあります。ただ寄り添っていればいいといった、しっとりとした情感に浸るタイプではなく、相手との活発なコミュニケーションを求めます。会話が盛り上がったり、いっしょにスポーツや趣味を楽しんだり、ドライブしたりといった、明るく活動的なつきあいかたが好きです。
 プライドが高いのと、べったりと寄りかかりあうような関係を好まないため、恋人にべたべた甘えかかるようなことはあまりありません。女性の場合、気質が男っぽいので、ロマンチックなムード作りが下手だったり、内心では彼に寄りかかりたいのに、素直に甘えられなかったりすることが少なくないようです。相手の男性が気弱なタイプだと、自分がリーダーシップをとり、相手をぐいぐい引っ張っていったりもするでしょう。
 牡羊座には、弱いもの、傷ついたものを助けようとする保護心があります。愛する人が病にたおれたり、窮地に陥ったりすると、相手を救うためならどんなことでもやってのけるといった、けなげさを見せるでしょう。相当な犠牲を払っても、相手のためにつくすところがあります。
 結婚すると、女性は家事、育児をテキパキとこなす、有能な主婦になるでしょう。料理や子育てに関する情報にも敏感で、新しいアイディアをすぐ実践する、進取の気性に富んでいます。子供への期待度が高いと、きびしい教育ママになる可能性もありますが、本来、べったりした愛情を持たないので、子離れはあっさりとやってのけます。結婚後も仕事を続けたいと思うことが多く、仕事と家庭をきっちり両立させて、多忙な毎日をおくるでしょう。
 男性は、家族を守るという意識を強く持つタイプで、家族への責任感を強く感じ、仕事に邁進します。男らしい、頼りがいのある夫ですが、細やかな情緒に欠け、たまには優しい言葉をかけてもらいたいという妻の気持ちが、まったくわからなかったりします。仕事にのめりこむあまり、いつのまにか、妻や子供とのあいだに距離ができてしまう場合もあります。妻子と過ごす時間を大切にすることが、幸福な結婚生活をおくるためのポイントです。

《仕事、金銭面》
 積極的で行動力があり、ビジネスチャンスをつかむ能力を持っています。仕事に闘志を燃やすタイプで、仕事を生きがいにする人が少なくないでしょう。仕事を開拓することにたけ、営業面の手腕やセンスを、生まれつきそなえています。反面、根気のいる研究などや、変化に乏しい事務職などには、まったく向いていません。
 推進力、冒険心、瞬時の判断力に富むところから、新聞記者、特派員など、ジャーナリズムの世界にも適性があります。変化に敏感で、刻々と移り変わる情勢に機敏に対処できるところから、たとえば証券関係にも向いています。
 ちまちましたことが嫌いで、スケールの大きなものに出会うと、気持ちが奮い立つところから、ビルやダムの建設など、建設関係、航空機の設計やパイロットなど、航空関係も適性のある職業です。
 大きな組織の歯車の一部になるより、自分で会社を起こす道を選ぶ人も少なくありません。経営能力はありますが、金銭に関しておおざっぱなところがあったり、気長にチャンスを待つことができず、見切り発車をすることもあるので、脇を固めてくれる堅実なパートナーがいたほうがよいでしょう。
 金銭面は、お金を稼ぐことに貪欲ですが、貯蓄にはげむような地道さはなく、かなりの浪費家になることもあります。稼ぐという行為にのめりこむから貪欲になるのであり、金銭に対する執着心は薄いほうです。
 ただし、お金の使いかたに関しては、自分なりの合理的な考えを持っており、無意味な浪費はしません。高額商品を思いきりよく買ったりしますが、その商品の必要性について、きちんと考えていたりします。投資のために美術品を購入することもあります。
 自分のためにはどんどんお金を使っても、他人のためには、あまりお金を出したがらないという傾向もあります。優れたリーダー性をそなえている性質ですが、仲間を集めて大盤振る舞いをするといった、太っ腹なところは、あまりないようです。
 株の売買には適性がありますが、損失がかさむと、頭が白熱して、冷静な判断力が失われることが多いようです。パチンコなどギャンブルも同様で、のめりこんで大きな借金を作る恐れもあるので要注意です。

《健康、体質》
 体質は強いほうです。体を動かすことが好きで、スポーツセンスがあり、闘争心を燃やす性格なので、スポーツ全般に適性があります。特にスキーやサッカーなど、スピードや敏捷性を要求されるスポーツに向いています。
 多少体調を崩しても、少し休めば治ってしまうといった、自己回復力に富んでいますし、歳をとっても活発に動き回ったりする、エネルギッシュなタイプです。ただし外部からの刺激には意外に弱く、風邪をひきやすかったりします。胃腸もあまり丈夫ではなく、胃腸の病気に注意が必要です。成人病では、高血圧による疾患に要注意。味の濃いもの、カロリーの高いものを好み、コレステロールがたまったり、体内のバランスが崩れがちです。
また、占星術では、各星座が、体のいろいろな部分に関係があるとされています。牡羊座は頭部に関係があり、頭痛など、頭に関する病気に注意が必要です。
 健康法は、睡眠をきちんととること。熟睡するタイプなので、比較的短い時間でも、疲労を回復できます。




牡牛座(おうし座)
 牡牛座の性格の基本にあるのは、牛が食べた物を何度も噛み直すように、繰り返し考えたり、何度もやり直したりしながら、じっくりと物事を推し進めていくという性質です。根気があり、難しい問題にも辛抱強く取り組みます。つらいことに負けない、シンの強い性格ですが、いったんこうと決めると、テコでも変えない頑固な面も持っています。
 どっしりと落ち着いた雰囲気や、のどかな春を思わせる、穏やかで温かい雰囲気を漂わせることが多いでしょう。じっくりものを考えるために、考えたことを実行に移したり、決断を下したりするのに時間がかかります。そのため、腰が重く、優柔不断という印象をあたえることが多いようです。早いスピードで物事をこなさなければならない状況は苦手で、自分のペースを乱されると、頭が混乱してしまうこともあります。
 物事を推し進めるのに時間がかかるのは、失敗を避けようとする慎重さのためです。間違いがないかどうか、ひとつひとつていねいに確認作業をしながら進む、といったところがあります。ていねいにやりたいという思いが強く、おおざっぱな手抜き仕事は、気持ちが悪いのでやりたくないのです。
 安定願望が強いことも、牡牛座の性格の大きな特徴です。大地にしっかりと根を張る大木のように、ゆるぎなく確実に生きていきたいと願うのです。そのために仕事でも生活でも、土台、基礎を大切にします。土台がしっかりしていれば、その上に築くものは、めったなことでは壊れません。そういう信念を持って生きるために、仕事ぶりが堅実で、他人に対しても信頼感を与えやすくなるのです。
 信頼を裏切るまいと努める責任感の強さも、牡牛座の性格の特徴ですが、それも人間関係の土台を大切にしようとする心の表われです。
 普段は、争いを嫌い、不満や腹立ちを抑えようと努めたり、相手に合わせようとしたりしますが、生活をおびやかされたり、信頼を裏切られたりすると、激しい怒りに突き動かされて、猛然と攻撃に転じます。普段の牡牛座が、牧場で草を食べるのどかな牛の姿であるなら、怒りに震えているときの牡牛座は、闘牛場の猛牛です。それほどの激しさを内側に隠し持っているのです。
 人生を安全確実に生きていくために何より必要なのは、お金です。牡牛座は非常に貯蓄能力がありますが、お金を貯め込むのも、安定願望の表われです。ただしお金に執着するあまり、必要な投資ができず、かえって損をする結果になったり、預金通帳ばかり眺めている守銭奴になったりする恐れもあります。
 物欲も強いほうで、いろいろな物を欲しがります。物を大切にし、着古した服を別のものに作り変えるなど、リサイクルにも心をくだきますが、物に振り回される恐れもあります。
 美的感性が発達していることも、この星座の大きな特徴です。大自然の美しさや芸術の美、この世の美しいものに本能的に惹かれていくのです。そのため、堅実で現実的な思考をするわりには、生活の保証されない芸術、芸能の世界に飛び込んでいく人が、意外に少なくありません。
 味覚も発達しており、料理人になったり、相当なグルメだったりする人が多いようです。

《恋愛面、家庭面》
 恋には慎重なほうで、好きになってもなかなか行動を起こしません。相手がどんな人間か見きわめたいと思ったり、ふられることを気に病んだりして、はた目には歯がゆいほど消極的だったりします。深く考えすぎるため、よけいな心配をあれこれしてしまうこともあります。
 実際には何もしなくても、想像だけはどんどんふくらみ、思いつめることもあります。思いが深まるほど、現実に相手を目の前にしたとき、態度がぎこちなくなってしまったりするのです。相手の気を引いたり、うまく接近したりするための作戦を立てるといった器用さは、みじんもありません。
 相手から求められる受け身の恋が多くなりがちですが、つきあい始めると、日を追うごとに情が深まっていきます。誠実に愛し、相手にも誠実さを求めるのです。浮気をしないかわりに、相手の浮気を許さない、激しい一面も持っています。
 恋人を自分のものと思いたがる、所有感覚を持ちやすいのも特徴です。しっかり結びついていたいという気持ちが強いために、恋の破局には深く傷つきやすく、いつまでも立ち直れないこともあります。
 安定願望の強さゆえに、結婚を求める気持ちも強いようです。ただし、当分は仕事一筋でいきたいと決めていたり、男性の場合、家族を養う経済的自信がなかったりすると、なかなか結婚しないこともあります。
 女性は、家事、育児と仕事の両立に悩むこともあります。ひとつひとつのことにこだわりすぎるために、複数のことを切り盛りする場合、うまくいかなくなりがちなのです。手抜きをする、親に手伝ってもらうなど、要領よくさばいていく工夫が大切です。
 男女とも、子供に自分の望みを押しつけがちなところがあります。子供を自分とは別の人格と認め、子供の意思を最優先させることが大切です。女性は、子供に情を注ぎすぎて、なかなか子離れできない場合もあります。
 いわゆる外ヅラがいいタイプで、他人の前ではにこやかでも、家庭では我が強く、強引な態度をとることも少なくないようです。

《仕事、金銭面》
 根気のいる仕事もこつこつやるタイプで、持久力やきちんと仕上げようとするこだわりの強さ、責任感などが、仕事面の大きな長所です。どんな業種についても、努力によって、かなりのレベルに達する可能性があります。
 ただし自分をアピールしたり、ものを売り込んだりする積極性や、器用に他人に接する社交性には乏しい部分があるので、営業、接客面では苦労する場合があるでしょう。自分はだめだと思うと、その思いにとらわれ、よけいうまくいかなくなったりします。無理せず、自分なりのやりかたを工夫することが大切です。
 専門の技術や知識を身につけ、エキスパートをめざすこと、職人的な要素の強い仕事につくこと、美的感性を活かせる職業を選ぶことが、仕事面の成功のポイントです。
 金銭面は財布のヒモがかたく、無駄遣いはしません。子供のころから、しっかり小遣いをためるなど、堅実さが表われます。お金を大切にする性質がマイナスに出れば、ドケチになりますが、プラスに表われれば、賢い買い物をしたり、人を助けるために寄付をするなど、有意義な使い方ができる人になるでしょう。

《健康、体質》
 体質は強いほうで、長時間の労働や運動に耐える、すぐれた持久力を持っています。ただし回復力が意外に弱く、いったん体調を崩すと、なかなか治らなかったりします。寒さに弱く、風邪をひきやすいでしょう。甲状腺の障害にも注意が必要です。
 胃腸は丈夫ですが、美食に走る傾向があるので、糖尿病など成人病に要注意です。甘いものの取り過ぎが病気を引き起こすこともあります。
 腰が重い性格から、運動不足に陥ることもあります。健康維持のために、スポーツや体操を心がけましょう。

 




双子座(ふたご座)
 双子座の由来は、ギリシャ・ローマ神話に登場するカストルとポルックスという双子の兄弟が、天に昇った姿と言われています。この双子の兄弟に象徴されるように、陽と陰という二面性を持っていることが、双子座の性質の最も大きな特徴です。
 陽の面は、明るくさっぱりしていて、物おじせず、どんどん友達を作っていく社交性があります。好奇心旺盛で、知識や情報の収集に夢中になり、身軽に行動します。片時も静かにしていないというほど、よく動き、よくしゃべる活動家です。
 陰の面は、ふだんは陽の顔の陰に隠れているので、あまり他人に気付かれることはありません。細かいことに神経質にこだわり、自分のしたことをくよくよ反省したり、物事を悲観的にとらえたりします。ささいなことで傷つく、デリケートな神経を持っているのです。
 自分が人にどう見られるかを、非常に気にする傾向もあります。悪く思われたくない、仲間はずれになりたくない、明るい、いい子と思われたい、という思いが、湧き上がってくるのです。双子座は、他人に細かく気を遣い、サービス精神を発揮して、陽気に振舞うことが多いのですが、その裏には、こうした心理がはたらいています。
 初対面の人ともすぐ仲良くなる、のびのびした楽天家のように見えて、実はしんから心を開放しているわけではありません。以外にクールに相手を観察していたり、その場の雰囲気を盛り上げようと、にぎやかに振舞い、ひとりになったとき、急に疲労感に包まれたりするでしょう。
 神経の繊細さからくるストレスを和らげるには、ひとりでできる趣味を持つのがいいようです。絵画や工芸、登山、料理などが、精神をリラックスさせるのに役立つでしょう。
 双子座の性質には、ギリシャ神話のヘルメス神の性質が深く関わっています。ヘルメスは雄弁で商才にたけた神様で、数学、天文学をつかさどり、秤やものさしの発明者としても知られています。双子座の知的好奇心の強さ、見たい、知りたい、やってみたい、そして得た知識を人に伝えたいという強い欲求は、ヘルメス神の性質を反映しています。
 言葉は、双子座にとって何より大切なものです。なんとなく感じ取るというのではなく、言葉によってきちんと理解しようとする、左脳的な思考をする性質です。自分の気持ちを確認したり、頭の整理をつけようとするとき、ただ黙って考えるのではなく、人にしゃべることで考えをまとめていくという傾向もあります。相手が聞いていようがいまいが、頭の中の考えを言葉に出すことで、新しい発見をしたり、問題点があきらかになったりするのです。
 双子座にとって、沈黙を強いられることは、何よりも苦痛です。双子座の性質を持つ子供に、うるさいから黙っていなさいとおしゃべりを封じると、強いストレスを与え、細やかな神経を持っているために、神経症になってしまうことすらあります。
 言葉に対して鋭敏な感性を持つため、話術や文章表現力にたけた人が多いのも特徴です。講演などで、聴衆の気持ちを強く引きつけることができる人には、双子座の性質がそなわっている場合が多いでしょう。
 ただ、言葉巧みなために、かえって真実味が感じられず、口はうまいけれど、本心がよくわからないといった誤解を受けることもあるようです。自分を取りつくろったり、良く見せようとして、つい嘘をついてしまったり、心にもないお世辞を並べたりすることもあるでしょう。勢いに乗ってしゃべっているうちに、不用意な発言で相手を傷つけたり、うっかり他人の秘密を漏らしてしまったりと、口が災いを招く恐れもあります。
 双子座の性質は、ピンポン玉がころころ転がるような軽やかなもので、状況の変化にすばやく対応する機敏さや行動力がありますが、反面、長い時間をかけて困難に立ち向かっていくといった根気や忍耐は持ち合わせません。カベにぶつかると、それを乗り越えようとするよりは、別の道を探す性質です。ひとつところに長くとどまっていられない、移り気な面があり、それがプラスに現われれば、いろいろなことに手を染め、多芸多才、豊富な知識を持つ人になりますが、マイナスに出れば、器用貧乏で何もかも中途半端な人生になる恐れがあります。

《恋愛面、家庭面》
 好奇心旺盛な性質は、恋愛面でも発揮されます。恋には早熟で、本や雑誌、映像などからいろいろな知識を仕入れる、おませな子供でしょう。初恋も、ほかの子供にくらべて早いほうです。
 好きになると積極的にアプローチします。会話がうまいので、相手をしらけさせたり、気まずい雰囲気になることがなく、自然なテンポで親しくなるでしょう。やみくもに突進するのではなく、駆け引きを楽しむゆとりがあります。好きになってもどこかクールなところがあり、どっぷりと恋にのめりこむことがありません。生活の一部分として、デートや会話を軽やかに楽しむという感じでしょう。
 フィーリングが合わず、会話がはずまなかったり、相手が一途になりすぎて、べったり寄りかかってこられたりすると、気持ちが冷えてしまうこともあります。重たい愛は苦手なので、双子座の性質を強く持つ人と恋愛をするときは、束縛感を与えないように気をつけたほうがいいでしょう。
 恋人がいても、気になる異性が現われると、そちらともつきあうこともあります。移り気で飽きっぽく、常に新鮮な刺激を求める性質なので、恋愛遍歴をすることも少なくありません。結婚後も、浮気をする可能性は大です。
 結婚しても、夫意識、妻意識はどちらかというと薄く、友達の延長のような態度で暮らすでしょう。女性は家の仕事や子育てを器用にこなし、お金のやりくりもうまいほうです。子供が生まれれば、専業主婦になるのもいいのですが、子供ができないうちは、仕事を持ったほうがいいでしょう。外向的な性格なので、家にいることが多い暮らしは、精神的に苦痛をともなうことが多いようです。子供が生まれても、マンションに一日中子供といるといった、閉鎖的な生活を続けると、育児ノイローゼになる恐れもあります。子供を託児所に預けて仕事をするといった、多忙な暮らしのほうが、性に合っています。
 女性は、子供をかまいすぎる傾向があり、口うるさい母親になりがちです。
 血縁に縛られるのは嫌いですが、親戚づきあいなどは案外マメにこなします。舅、姑ともうまくやっていけるほうです。
 家庭内では、神経質な面が現われやすく、気に入らないことがあると、イライラしがちです。言うことがころころ変わるなど、気まぐれな顔を見せることも多いでしょう。

《仕事、金銭面》
 小回りのきく行動力や頭の回転の早さ、外向性、社交性は、仕事に非常にプラスになる性質で、生まれながらの仕事人間と言えるでしょう。商才があり、ビジネス全般に適性があります。
 好奇心の強い性質を活かせば、ジャーナリズムの分野で活躍できますし、アナウンサーやライターなど、言葉や文章に関わる職業、放送、出版などマスコミ関係も適職です。
 金銭面は、株の売買や投資などで儲ける才能があります。ただし小金を動かすことはできても、大金を操る度胸にはやや欠けるようです。金銭管理はしっかりしているほうですが、貯蓄型ではありません。趣味に惜しげもなくお金をかけたり、流行のファッションやグッズを追いかけて、浪費するでしょう。
 
《健康、体質》
 双子座は、体の部位では、肺、気管支をつかさどります。肺炎、気管支炎など、呼吸器系統の病気に注意が必要です。風邪をひきやすいので気をつけましょう。
 神経痛など、神経系統の病気にも要注意です。
 神経が鋭敏なために、ストレスを感じやすく、精神に過度の負担がかかると、胃炎や胃かいようになったり、いろいろと体のバランスを崩しがちです。円形脱毛症、拒食症、ノイローゼなど、神経症にも注意が必要です。
 敏感体質で、アレルギー性の疾患にも気をつけてください。
 

 




蟹座(かに座)
 西洋占星術では、それぞれの星座と、太陽や月や惑星が、関連づけられています。蟹座に関係しているのは月で、月は蟹座の性質に深い影響を与えています。
 月は、いうまでもなく、太陽の光を反映して輝いています。もし太陽が存在しなかったら、月は輝くことはなく、月それ自体が光を発しているのではありません。蟹座の性質には、月のこのような性質と共通するところがあります。
 蟹座は、ほかの星座のように、強い自我や強い個性を持っていません。月がそれ自身では光を発さないように、自ら強い自己主張をしたり、自分はこうだ、こうありたいといった明確な価値観を押し通したりすることはないのです。そのかわり、他を受け止めて輝くという性質を持っています。自分のまわりの人間や環境を、抵抗なく受け入れ、さまざまなものを吸収し、吸収したことを確実に自分のものにしていきます。どんな環境にも順応し、知識を蓄え、技を身につけ、自分独自のやりかたを考案し、置かれた環境のなかで活躍するのです。
 生まれ育った環境とは、まったく異なる環境に飛び込んでも、蟹座はたくましく生きていきます。大都会に育った人が農家に嫁いだり、転勤などで外国暮らしを強いられたりといった、生活の過激な変化にも、十分に対応できる、したたかな強さを持っているのです。
 家族でも他人でも、まず相手を受け止め、相手の求めているものに応じようとします。家族の要求を満たそうとし、仕事場でのさまざまな求めをこなそうと努め、家にお客がくれば、接待にいそしみます。相手の求めに応じようと、かいがいしく働き、いつのまにかいろいろなことをこなせる人になったりするのです。
 占星術では、月は、感情、感性をつかさどります。蟹座は物事を論理的に理解したり、理論で考えを推し進めたりするタイプではなく、どんなことも感覚的にとらえ、体験を通して学んだり、判断したりする性質です。理屈をこねくりまわすことに無意味さを感じ、常に現実的な方法を選びます。たとえば社会の矛盾を憂えて議論に興ずるよりは、今、自分にできることを実行するといった具合です。
 こうした現実性は、夢を実現する実行力や、苦しい状況に負けず、道を切り開いていく強さを生み出します。蟹座の頭脳から生まれてくるのは、常に実際に役立つアイディアです。妙なプライドで自分を縛ることもなく、必要とあればどんなことでもやってのける雑草のような強さがあります。
 成功して人の上に立つ存在になったり、仕事で華やかに活躍したりして、一見強く自分をアピールしているように見えても、実はそれほど自己顕示欲は強くありません。人の注目を浴びることを手放しで喜ぶような単純さはなく、どこか恥らったり、ときにはうっとうしく思ったりするでしょう。
 蟹座は防衛本能の強い性質です。地球から月の裏側がけっして見えないように、蟹座は他人に対して、自分の本音、本心をめったなことでは見せません。柔軟に相手を受け止め、相手の話に合わせていく聞き上手な人ですが、会話の中で自分もいろいろなことをしゃべってはいても、自分の本当の姿はなかなか明かさないのです。現実を生きるという点では、雑草のような強さを持っていても、その心の内側には、どこかもろい、弱い自分がひそんでいるためと言えるでしょう。
 蟹座は世話好きで面倒見がよいと言われています。涙もろく、同情しやすい性格とも言われます。たしかにその通りですが、身の危険をかえりみず、人のために力をつくすといったいさぎよさはありません。面倒見のよさも、人のために涙を流す優しさも、あくまでも自分が安全圏にいる場合に現われるものです。世話好きな性格から、他人の悩みに立ち入っても、自分に火の粉が降りかかりそうになると、くるっと踵を返して、安全圏内に逃げ込むでしょう。そういうときには、それまでの優しさとは正反対の、冷淡な態度をとることもあります。
 自分の私生活は明かさないのに、他人のことは知りたがるという、詮索好きなところもありますし、人が自分の私生活に介入してくるのは、絶対に拒むのに、人の生活には干渉したがる、おせっかいなところもあります。物事を理性的に考えず、感情に流され、追い詰められるとヒステリックになる点は、注意すべき短所です。

《恋愛面、家庭面》
 多情多感で、惚れっぽいほうです。ムードに弱く、相手から熱い視線でみつめられたり、素敵なプレゼントをもらったりすると、すぐその気になったりするところがあります。移り気で、いろいろな異性と浮名を流したり、特定の恋人がいても、誘われると別の異性とつきあったりすることもあるでしょう。
 惚れっぽいところはあっても、自ら積極的に相手に近づいていく勇気はあまりありません。片思いのまま、いつまでもグズグズして、結果、恋が自然消滅することも少なくないでしょう。恋愛経験は豊富になりがちでも、受動的な恋が多いようです。
 蟹座生まれの女性には、いわゆるお色気を漂わせている人が少なくないようです。女という意識が強く、男性に対して甘え上手だったり、女の魅力を武器にできる人だったりするでしょう。同姓に対するライバル心も強いようです。
 情に流されやすい性格から、同情心が恋に発展することもあります。どこか弱かったり、見ていて危なげだったりする異性に惹かれやすく、自分がそばにいて、守ってあげなければ、という気持ちから愛情が湧いてくるのです。
 相手と同じでいたいという、同一化願望を抱きやすいのも特徴です。同じものを見て、同じ感想を抱き、同じ考えで行動する、それができているときが、最も幸せでしょう。
 相手を守りたいという保護心とともに、依存心も強く抱きがちです。依存心が強くなると、相手に要求ばかりして、満たされないと不平不満が多くなったり、うまくいかないと何でも相手のせいにしたりするでしょう。
 嫉妬心も強く、恋人が別の異性に目を向けると、ヒステリックに怒ったりします。
 他人や外の世界に対して、強い警戒心を抱くために、なんの心配もしないで、自分をさらけだせる家庭という場は、蟹座にとって何より大切なものです。家の外と内という意識を、明確に持つ性質で、塀や扉に守られた安全な家の中で、温かい家庭を築いていこうとするのです。マイホームへのこだわりも強く、小さくてもいいから、庭付き一戸建てを望むでしょう。
 家族はひとつ、一心同体という意識を持ち、絆を大切にします。一体になりたい、そして安心していたい、というのが本音でしょう。しかし、そういう気持ちが強くなりすぎると、家族それぞれの個性や価値観の違いを見落したり、愛情の押し付けをしたりする恐れがあります。特に子供に対して、自分の理想や願望を押し付け、教育ママ、教育パパになったり、過保護や盲目的な愛情で、子供をだめにすることもあります。
 親を大切にし、面倒をよくみます。血族意識が強いので、親戚づきあいもマメにするでしょう。 家柄がよかったり、資産家だったりすると、自分よりも家を優先させる、保守的な考えを持つこともあります。たとえば、好きな人がいても、家を守るために、親の決めた相手と結婚するといったことも起こるでしょう。

《仕事、金銭面》
 働き者で、適応力や吸収力にすぐれているので、どんな仕事についても、やっていけると言っていいでしょう。ほとんどの職業に適性があるというのが、最大の特徴です。
 社会の動きや、時代の流れに敏感で、大衆が求めているものを察知する直感力をそなえています。技や知識、情報などなんでも貪欲に吸収し、そのなかから独自のものを生み出します。生活に役立つ便利グッズやアイディア商品、広く一般に受け入れられるデザインや企画など、蟹座が生み出すものは、実際的で、大衆的なものが多いのです。
 相手に合わせ、相手を立てるという性質から、接客、販売、セールス関係には特に適性があります。飲食業、水商売も非常に向いており、経営者になっても成功するでしょう。
 保護心や奉仕の精神を持つところから、看護士にも向いています。自分の考えを通そうとする頑固さがなく、どんな話にも耳を傾ける柔軟性を持っていることから、カウンセラーや精神科医にも適性があります。
 タレントや司会業、芸人、俳優など、芸能関係で成功する可能性も大です。ほどよく人を立て、自分も輝かせる性質は、芸能界を泳ぎ渡っていくのに有利に働きますし、何にでも自分を合わせていく性質や直感力の鋭さは、俳優の素質としてなくてはならないものです。
 生来の用心深さから、金銭面は堅実で、こつこつ貯めるタイプです。株などに興味を持つことはあっても、大金を投じることはないでしょう。ケチではありませんが、お金の使い方はあまりうまくありません。みんなと同じでいたい、自分だけはずれているのはいやだという気持ちが働くために、流行の物に振り回される傾向があります。本当に自分にとって必要かどうかを考えずに、買ってしまったりするのです。スーパーの安売りなどで、必要以上に買い込み、お金を無駄にすることもあります。

《健康、体質》
 蟹座は、体の部位では、胃に関連があります。食べすぎ、疲労などが原因で、胃を悪くしやすいので気をつけましょう。どちらかというと太りやすい体質で、肥満が病気を引き起こすこともあります。また、食べることでストレスを解消しようとしたり、カロリーの高い物や糖分の多い物をとりすぎたり、お酒を飲むのが習慣だったりすることで、糖尿病、痛風、肝障害などになる恐れがあります。栄養のバランスに気をつけ、野菜を食べるように心がけること、お酒を飲みすぎないことが大切です。
 体質は、あまり頑健とは言えず、風邪、腹痛、胃炎など、小さな病気をちょこちょこする傾向です。うがい、手洗いなど、風邪の予防を怠らないこと、今日の疲れは今日のうちにとることを心がけましょう。夜更かし、徹夜はなるべくやめましょう。





獅子座(しし座)
 占星術では、それぞれの星座と太陽その他の星が関連づけられていますが、獅子座は太陽と深い関連があります。
 獅子座の性質を解き明かすキーワードは、この“太陽”と、“獅子”です。
 太陽はいうまでもなく、太陽系の中心です。すべての生命を育み生かす、エネルギーの根源であり、燃えさかる巨大な火の玉です。獅子座は、太陽のように強いエネルギーを発散する、力強い性質です。考え方も行動も、おおまかで大胆、燃える火の玉のような激しさや、スケールの大きい、ダイナミックなものに強く惹かれます。そして、太陽のように自分が常に中心の存在でありたいと願うのです。
 獅子は、百獣の王であり、力の象徴です。獅子座もまた、自分が王様、女王様のように、すべてのものの上に君臨する存在でありたいという願望を持っています。力を蓄え、自らの強さを誇り、人々の注目と賞賛の的になりたいと思うのです。
 獅子は、たとえば獅子舞の獅子のように、親しみやすく、愛嬌たっぷりに描かれることがあります。こわいようでいて、どこか抜けている、天真爛漫な姿は、古来、広く人々に愛されてきました。獅子座もまた、その性質のベースに、子供のようなあどけなさを持っています。
 周囲を気にせず、自分のしたいようにのびのびと振る舞い、屈託がありません。ものの考え方は単純そのもので、目に見えるもの、耳に聞こえるものを、裏を考えたりせずに、そのまま信じてしまいます。ホンネとタテマエの使い分けなどなく、常にホンネ。嘘をついてもすぐバレてしまう、根っからの正直者です。
 プライドと自己顕示欲のかたまりのような性質ですが、その根っこに子供のような率直さや明るさがあるので、わがままな王様のように振舞っても、どこか憎めない、可愛らしさが漂います。自分は王様、女王様気分でその場を取り仕切っていても、実は周囲の人にお守りされているといったことが多いのです。、
 獅子座は徹底的に陽性の性質で、趣味や好みも、とても派手です。華やかなイルミネーションや豪華な衣装、宝塚のステージのようなゴージャスなものに惹かれます。華やかであればよいのであって、芸術的なセンスはあまりありません。これみよがしに宝石をたくさん身につけるような、成金趣味に走る場合も多いのです。
 忍耐と根気を要する地道な仕事は苦手で、緻密さや計画性もありません。将来を考えて、今の生き方を決めるなどということはできず、今の気持ちに従い、今、やりたいことを最優先します。おめでたいといっていいほど、楽天的な性格ですが、苦境にたつと、腹をくくって立ち向かう、度胸のよさがあります。
 自分についてくる人、自分のファン、自分をほめてくれる人を、とても大切にします。自分の素晴らしさを誇示したいという思いが強い性質ですから、価値を認められ、賞賛されることは何より嬉しく、自分をそういう気分にさせてくれる人は、みんないい人、と単純に思ってしまうところがあるのです。相手が困っていれば、身銭を切ってまで面倒を見たり、親分が子分を可愛がるように世話を焼いたりします。反面、おだてに乗りやすく、うまく利用されたり、ワナにはまってしまうこともあります。
 ある意味で、獅子座は自分しか見ていないようなところがあります。相手はどうか、どういう気持ちでいるか、ということにあまり意識が向かいません。そのために非常に無神経に人を傷つける場合があります。相手がどう思うかを考えずに喋り、相手が傷ついていることにまったく気付かないで、いつのまにか深い恨みを抱かれたりすることがあるのです。
 また、注目されたいのに、注目されず、自分を誇りたくてもそうできない場合、前向きに進もうとせず、現実から逃げてしまうこともあります。自分が認められないのは、周囲が悪いからだと決めつけたり、自分をチヤホヤしてくれる人とだけつきあい、狭い世界に閉じこもったりするのです。満たされない自己顕示欲を、空想の世界で満たそうとし、誇大妄想に陥る場合もあります。

《恋愛面、家庭面》
 外見にとらわれやすく、美男、美女、華やかな雰囲気を持った人や、見た目がスマートな人に惹かれがちです。ヒルズ族など、世の中でもてはやされる職業や肩書きに惹かれることも多いようです。特に若い頃は、相手の中身など考えずに、突進していくことが多いでしょう。
 惚れっぽく、好きになるとパッと行動します。ただし、王様、女王様のプライドを持っていますから、こちらから頭を下げたり、ストーカーのようにつきまとったりはしません。脈がないとわかれば、プライドが傷つかないうちに、さっと離れます。外見にとらわれやすいので、つきあってみて、相手の中身がわかり、気に入らないと、ぱっとふってしまいます。相手の気持ちを考えず、子供がおもちゃに飽きて捨てるような、心ない訣別の態度をとることもあります。
 チヤホヤされると、すぐその気になり、恋の遍歴をする人もいます。特定の恋人がいても、浮気をする可能性は大です。複数の異性に囲まれて、華やかに遊んでいるときが、最も幸せというところがあり、たとえば女性の場合、そういう気分を味わいたくて、ホストクラブに通ったりすることもあります。
 自分が上に立ちたい性格ですから、恋人が支配的、威圧的だと、交際が長続きしないでしょう。人を理解し、受け止めようとする、柔軟性を持った人とつきあうのがいいようです。
 過去にこだわらない性格で、強い精神力を持っているため、失恋からの立ち直りは早いほうです。感情の起伏が激しいので、大泣きしたりしますが、さんざん泣き喚いたあとは、雨上がりの青空のようにカラッとして、前へ進んでいくでしょう。
 獅子座は孤独に弱い性格なので、結婚は年齢的にわりあい早いようですし、複数回結婚することも少なくありません。常にまわりに人がいて、賑やかに暮らすのが、精神衛生上ベストで、配偶者の親との同居生活も、案外うまくこなします。ぶつかり合っても、いつまでもこだわらない楽天性とおおまかさが、家庭生活にプラスに働き、家の中を明るくするでしょう。自分流を押し通すわがままな面もありますが、天真爛漫な性格が見え隠れするので、まわりがなんとなく許してしまいます。
 子供に対しては、自分の考えを押しつけたり、しつけや教育に厳しかったりすることはあまりないようです。気分が乗ったときだけ子供を可愛がるような、気分屋のところがあり、自分が仕事に夢中だったりすると、子供をほったらかしにすることもあるでしょう。子育てや教育について、きちんと考えず、物やお金をふんだんに与えて、肝心の心のふれあいをおろそかにすることもあるようです。
 男性の場合、威張りたがる夫や父親ではありますが、厳格さはありません。淋しがり屋で甘ったれ、妻がいないと一日も暮らせない、妻依存の夫になることもあります。

《仕事、金銭面》
 営業、接客、販売など、人に接する職業、旅行関係など、変化のある職種、芸能、ファッション、マスコミ関係など、華やかな仕事に適性があります。特に、芸能、ファッション、マスコミといった、人の注目を浴びることの多い、遊びの要素のある職業は、獅子座の本領を発揮できる場です。忍耐や我慢とは無縁といっていい性格なので、自分が面白いと思えない仕事、退屈だけれど、お金のために仕方なくやっている仕事というのは、長続きしません。
 緻密さや正確さを求められる仕事は最も不向きです。たとえば、精密さが必要な職人的な仕事や、研究開発などの分野、経理、金融関係は、選ばないほうがいいでしょう。
 お山の大将になりたい性格なので、自分でお店や会社を始める人も多いようです。人を使う場合、かなりのワンマンで、気分屋でもあるので、従業員がついていくのが大変だったりしますが、反面ホットで面倒見がよく、情の通った関係を築けるでしょう。瞬時の判断力に優れ、決断力も行動力もあるので、経営者としてなかなかの手腕を発揮できます。
 お金に関してはどんぶり勘定で、貯蓄能力はありません。稼ぐ能力はありますが、使いっぷりもよく、仲間を集めて大盤振る舞いしたり、高い物を衝動買いしたりするでしょう。ブランド品、高級品志向も強いようです。何事につけ、派手好みなので、貧乏でつつましい、地味な暮らしには耐えられないところもあります。

《健康、体質》
 体質は強いほうで、肉体的にハードな生活を続けても、あまりへこたれません。ただ、健康に自信を持ちすぎて、仕事も遊びも過剰にやり、お酒も相当に飲んだりして、体を酷使しまくることもあります。
 獅子座は体の部位では心臓に関連しており、心筋梗塞、狭心症など、心臓に関する病気、高血圧、動脈瘤などの成人病に注意が必要です。運動を心がけること、カロリーやコレステロールを抑えた食事をとること、睡眠を十分にとることが大切です。
 逆境に陥っても気力で乗り切る、強い精神力と図太い神経の持ち主ですが、孤独には耐えられません。肉体的な障害などで自由に行動できなくなったり、孤独な環境に置かれたりすると、寂しさを空想の世界でまぎらわせ、それが高じると、空想と現実の区別がつかなくなる精神障害を起こす恐れもあります。精神の健康を保つためには、常に周囲に人がいて、賑やかに過ごせる状況を作ることが大切です。




乙女座(おとめ座)
 西洋占星術における乙女座の由来は、農業をつかさどる女神、デーメーテル、または法と正義の女神アストレアが、天に昇った姿と言われています。
 乙女座の性質の基本には、この二人の女神を彷彿とさせる要素があります。
 農業神デーメーテルに関連する部分は、乙女座の自然を愛する心です。野山を散策したり、野菜や果物を育てることが好きだったり、ペットに癒しを求める人が少なくありません。植物や動物を自分で育てる行為に、大きな価値や意味を見出す人もいます。
 地に足のついた堅実な生き方をする面も、農業神に似通っている部分です。こつこつと地面を耕すように、根気よく努力を続け、着実に収穫を得るのです。努力しなければ、実りはない、というのが乙女座の信条です。ふらふら遊んでばかりいて、ちゃっかり儲けにありつこうといった調子のいい生き方をする人間には、眉をひそめます。
 ものの考え方はいたって現実的で、わけのわからない宗教やおまじないなどは嫌いです。目に見えるもの、科学的に証明できるもの、理屈にかなったものを信じるのです。
 法と正義の女神アストレアにつながる部分は、強い正義感や潔癖さです。賄賂や裏取引などの、不正や汚い行為、嘘や裏切り、ごまかしといった、人間関係の醜い面に、鋭い批判の目を向けます。多少の悪には目をつぶるとか、身の安全を保つには、少しぐらい卑怯なマネをしてもしかたがない、といった妥協的な考えは持ちません。何が正しく、何が正しくないかを、厳密に判断する性質です。
 乙女座にはもう一人、関連のある神様がいます。それは、双子座の項で書いた、ヘルメス神です。ヘルメスは知識と学問、伝達や流通、商業の神であり、はかりとものさしの発明者とされています。双子座は、このヘルメス神の性質の中の、伝達や流通、商才といった部分を強く受け継いでいますが、乙女座は、学問、知識、はかりとものさしという部分を、その性質の中に取り入れています。乙女座の性質を強く持っていると、学問が好きで、勉強熱心だったり、読書家だったりする人が少なくありません。また、“はかり”と“ものさし”というキーワードは、乙女座の性質を読み解く上で、とても大切です。
 はかりやものさしには、いうまでもなく、数値を読み取るための細かい目盛りがついています。乙女座の性質には、どんなものも、細かい目盛りできっちりと計ろうとするような、非常に几帳面なところがあるのです。たとえば旅行や外出をする場合、A地点からB地点までの所要時間を、時刻表などできっちり調べたり、家計簿で一円の誤差があっても、気になってしかたないといった具合です。本や資料の分類、整理が上手だったり、家の中が常に掃除がゆきとどき、髪の毛一本落ちていても気持ち悪くて、拾い歩くという人もいます。
 すべてにおいて几帳面というわけではなくても、乙女座の性質を強く持っていると、仕事や私生活のどこかの部分に、やや行き過ぎかと思えるくらいの細かさが現われます。
 何事もきっちり計ろうとする性質は、将来を計り、予定を立ててから行動するという計画性を生み出します。明日、あさってのことも、一ヶ月や半年先も、十年、二十年といった遠い未来も、予定をきちんと立て、そのスケジュール通りに行動します。スケジュール通りというのは、ハタから見れば息苦しく、疲れる生き方のように思えることもあるでしょうが、乙女座にとっては、予定がきっちり組まれていることは、むしろ安心感につながるのです。目標を立て、そこに到達する道筋を設定すれば、あとはその道をたどればいいだけです。あらかじめ決めたレールの上を歩くことは、乙女座にとって、ストレスを感じないことなのです。
 反対に、決めたはずのレールが途中で途切れてしまったとき、さまざまな事情で、どうしても予定を立てられないとき、乙女座の性質はパニックに陥ります。なんとかなるさと楽天的になれる性質ではないので、先が見えない不安は、人一倍心身にこたえるようです。たとえば人生の進路の方向転換をせまられたときなどは、長い時間、悩むこともあります。
 これが正しいと、自分で考えたことと、他人の生き方、やり方が違っている場合、相手に対して非常に批判的になりがちなのは、注意点です。人はそれぞれ、考え方、価値観が違います。自分とは違う考えの人の言うことに耳を傾ける柔軟性が必要です。

《恋愛面、家庭面》
 頭の中で、理想の恋愛像を作り上げるようなところがあります。特に若い頃は、恋に恋する、乙女チックな傾向が強いでしょう。穢れたものを嫌う潔癖な性質なので、いちずに相手を思い、相手の幸せを願う、純粋な愛に憧れを持ちます。精神的な結びつきを何より大切にし、互いに向上しあう、意味のあるつきあいをしたいと考えるでしょう。
 女性の場合、性的な行為の、淫らな雰囲気を、基本的に受け付けないところがあります。そういう部分は、目をつぶってやり過ごすというのがホンネかもしれません。
 恋人に完璧さを求める傾向もあります。自分の恋人はこうであってほしいといった、条件のようなものがあり、相手がそれを満たしていないと、不満がくすぶり始めます。かなり身勝手な恋愛観なのですが、自分が決めた条件に合わない部分をひとつひとつ数え上げ、そうしているうちに熱が冷めてしまうこともあります。
 相手の裏切りはけっして許さず、深い恨みを持つこともあります。恋人の浮気を心配するあまり、相手が異性の友達としゃべっても、神経がきりきり尖ったり、疑心暗鬼のとりこになったりすることもあるようです。
 男性の場合、いつのまにか恋人を母親の代わりにして、精神的に頼ることが少なくないようです。ひんぱんに恋人に会いたがり、会えば自分の話ばかりして、相手を気遣う思いやりにやや欠けるところがあります。
 結婚に関しても、結婚の条件を、あらかじめ頭の中で作り上げ、その条件に見合った相手を探すでしょう。女性の場合、相手の年収や生活レベルをきちんと考慮したり、男性の場合、自分が仕事をしていくうえで、自分をしっかり支えてくれそうな女性を選ぶようです。男女とも、家柄にこだわるような保守的なところがあります。
 男性も女性も、家で一日中パジャマ姿でいるようなルーズさを嫌います。自分がきちんとするだけでなく、家族にもそれを要求するので、かなり口うるさい妻、夫になりがちです。みっともなく酔っ払った夫の姿、帰宅しても食事の用意ができていなかったり、コンビニの惣菜ばかり食卓に並べる妻、そういっただらしない有様は、乙女座の神経を最も逆なでするでしょう。
 子供に対して、自分の理想を押しつけたり、完璧さを求めたりして、きびしく口うるさい親になる傾向もあります。子供の成績が悪いと、神経をとがらせ、追い立てるように塾に通わせたり、いろいろな習い事で子供を過密スケジュールに追い込んだりと、かなりの教育ママ、パパになりがちです。子供の個性や持って生まれた才能に気付かず、子供を受験戦争に駆り立てて、かえって子供の才能をつぶしてしまう場合があるので、注意が必要です。

《仕事、金銭面》
 学校という枠、会社という枠の中で、決められたカリキュラム、決められた仕事をこなしているとき、乙女座は最も集中力を発揮し、やるべきことを完璧にこなそうと努力します。決められた枠からはみだすことはなく、ルールをきちんと守り、責任を果たし、期待にこたえようと頑張ります。優等生の素質を生まれ持っているのです。
 反面、何から何まで自分で決断しなければならない単独行動は苦手です。一匹狼のような自由業よりは、どんな職種につていも、組織の一員になるほうが、能力を発揮できるでしょう。
 理数系、文系の両方に適性があり、さまざまな業種に向いています。医療関係、研究開発などの分野、文筆、出版関係、学問、教育関係は特に適性があります。計数能力、企画力、分析力、整理能力、言葉による表現力に優れ、ビジネス全般で活躍できるでしょう。
 農業の分野にも適性がありますが、きつい肉体労働はやや不向きなので、品種改良などの技術者になるほうがいいかもしれません。
 また、妥協を許さない批判精神を持つため、職場内の人間関係に苦労することがあるようです。他人の欠点を数え上げるのは、何より精神衛生によくありません。
 金銭面は堅実で、将来を考えて貯蓄に励み、保険などにも入って、生活の安定を最優先させます。見栄や気分で人におごったりすることはなく、娯楽やレジャーでも、無駄遣いはしないでしょう。買い物は計画的で、電化製品や車など、高い物を買うときは、下調べを入念にします。家計簿を欠かさずつける人が少なくありません。
 投資で儲けるタイプではありませんが、安全確実な投資なら、手を出すこともあります。分析力にすぐれ、金融面の能力を持っているので、株で儲けることもできます。
 責任感が強く、管理能力にすぐれているため、他人のお金や公的なお金も、安心してまかせられる性質です。

《健康、体質》
 体質はあまり強くありません。大病をするというより、小さな病気をちょこちょこする傾向です。仕事などで疲労がたまっているときや、季節の変わり目は、体調を崩さないよう注意しましょう。胃、腸、肝臓に特に気をつけてください。
 アレルギー体質の場合が多く、薬や化粧品には注意が必要です。
 食べることにはあまり関心がない人も多く、粗食が続いても平気だったり、野菜中心の食事になりがちで、栄養のバランスが偏る傾向もあります。肉、魚もしっかり摂りましょう。特に乳製品は欠かさないほうがいいようです。
 家の外でも内でも、神経をとがらせやすいため、神経性の病気には最も注意が必要です。他人の欠点や、人から言われたりされたりしたことにこだわりすぎて、神経症にかかることもあります。神経を休める、自分なりの方法をみつけることが大切です。自然の中を散歩したり、動物に親しんだり、ひとりでできる趣味を持ったりするといいでしょう。





天秤座(てんびん座)
 天秤座の性質の根っこには、大空を風に乗って飛ぶ鳥のように、何物にも束縛されず、気持ちのままに自由に生きたいという願望があります。仕事のしがらみや、煩わしい人間関係や、お金の悩みなど、生きていくために味わわなければならないさまざまな束縛から解放されたい、そして自分の心を満たしてくれる、本当に好きなことだけをして暮らしたい、という思いを、ほかの星座にくらべて、強く持っているのです。
 縛られることを嫌い、自由を求める感覚は、物にも人にも執着しない気質を生み出します。物に執着すれば、それがいたんだり、失われたりすることへの不安が募り、物に自分が振り回されますし、人に執着すれば、愛憎にとらわれて苦しむでしょう。何物にもとらわれることがなければ、心は常に鳥のように自由でいられます。
 実際、天秤座の性質を強く持っていると、物を惜しげもなく捨てる人が少なくありません。その物がまだ十分使えても、部屋のインテリアを変えたから、いらなくなったなどの理由で、廃棄処分してしまいます。部屋に物がゴチャゴチャ置かれている状態も、あまり好きではありません。
 人に対して執着しない気質は、あなたはあなた、私は私、という、個人主義的なものの考え方を生み出します。自分の気持ちを押し殺して、人に合わせるのではなく、それぞれが自分のしたいように、自由にやればいいという、個を尊重する考えを強く持ちます。職場でも友人関係でも、家庭でも、相手を縛らず、自分も縛られまいとするのです。
 他人や家族に対して、おせっかいや干渉をしないかわりに、相手から干渉されることを非常に嫌う点は、天秤座の性質の目立つ特徴のひとつです。自分の仕事や私生活について、他人に首を突っ込まれると、過敏なまでに反感を抱くことがままあります。相手の何気ない言葉、たとえば「どこの学校を出たの?」「お子さんはまだなの?」といったごく普通の質問さえ、そのときの心境によっては干渉ととらえ、内心、むかっ腹をたてることもあります。
 物事にとらわれず、人の意見に左右されることもなく、どうにかなるさという楽天性を持ち、何事も自分に都合のいいように解釈してしまうようなちゃっかりした面もあり、とても楽に生きられそうに思える性質ですが、天秤座には、別の一面があります。
 それは、天秤座に関連する星である金星と、天秤座に深いかかわりを持つ女神、法と正義をつかさどるアストレアが表わす性質です。
 アストレアは、正邪をはかる秤を手に持った姿で描かれます。天秤座の性質には、この正と邪をはかる秤に象徴される正義感が、根強くあります。物事や人間の、何が正しく、何が不正かを見極めようとし、白黒をはっきりつけたがるのです。
 たとえば、友達同士がケンカしている場合、天秤座はたいてい中立の立場をとります。あの人の態度は悪いけれども、そうさせた相手にも問題があるといった具合に、起こっていることの正しい部分、間違っている部分を、冷静にみきわめようとするため、結果的に中立の立場をとることになるのです。
 冷静で中立的な立場を貫くのは、天秤座に関わる星、金星に象徴される美意識のためでもあります。あいつは嫌いだから、こっちの味方をするといった、感情に流された態度や行動は、天秤座の美意識に最も反することです。
 嫉妬、恨み、憎しみ、むき出しの物欲や金銭欲など、人間の醜い感情は、天秤座の美意識にとって、ほとんど耐え難いものです。そういう醜い感情にかられた様を見たくないし、自分の中に醜い感情が湧いてくるのも耐え難い、というところがあるのです。争いに対して中立的になるのは、争いの醜さに自分が巻き込まれるのが嫌だからでもあります。
 人間関係のしがらみや束縛を嫌うのも、人と深く関われば、必ず、相手の無神経さやむき出しの感情や欲望を感じざるを得なくなるからかもしれません。天秤座は社交性を十分にそなえた性質ですが、自分のまわりに堀をめぐらすように、他人との間に一定の距離を置いたり、まれに他人を拒絶して、自分だけの世界に閉じこもる人もいるようです。

《恋愛面、家庭面》
 美意識、美的感性が発達しているため、恋の相手にも美的センスを求めるようなところがあります。服装や態度が野暮ったかったり、金銭面でケチだったりすると、恋の対象にはならないでしょう。顔やスタイルにこだわる傾向もあり、特に若い頃は、相手の中身より外見にとらわれがちです。
 服装や会話など、相手のセンスのよさに、ころっとまいってしまったり、連れていかれたお店が、とても気がきいていたりすると、それだけで合格点をあげたりするようなところもあります。
 見栄っ張りなので、友達に堂々と紹介できるような外見や経歴の持ち主を、恋人に選ぶというところもあるでしょう。
 どこか冷めていて、恋に没頭できないという面もあります。特定の恋人がいても、ほかの異性に目移りしたり、短い恋を繰り返したりすることもあるでしょう。
 性的には淡白で、特に女性は、セックスをあまり重要視しない人もいます。性の行為が動物的で美しくないという理由で、嫌悪感を抱く人もいるようです。
 会話の楽しさや価値観の一致など、精神的な結びつきを重要に考えるでしょう。相手に合わせて考え方や価値観を変える性質ではないので、価値観の一致は、恋人を選ぶ際、大切なポイントです。
 過ぎたことにはこだわらない、忘れるのがうまい性質なので、恋が破局を迎えても、立ち直るのは早いほうです。
 個人主義で、家族意識、血縁意識は薄く、いわゆる家庭的なタイプではありませんが、いったん結婚すると、めったなことでは別れないようです。結婚や家庭にしがみつくというのではなく、離婚という人生の大変化を起こすのがシンドイ、また離婚して生活の安定が損なわれるのがイヤ、という理由で、結婚生活を続けるケースが多いでしょう。家庭生活の中で、自分がある程度のお金の自由や、精神的な自由を得られていれば、多少の不満はあっても、なんとか乗り越えていきます。
 ただし、自分が自由に使えるお金がなかったり、いろいろな面で束縛されていると、さっさとその生活に見切りをつけるでしょう。
 話はそれますが、離婚に限らず、人生を大きく変えるような、思いきった行動は、天秤座はあまりとりません。何事にも執着しない淡々とした気質のため、思いつめたり、自分を追い込んだりしないこと、気楽に、安楽に暮らしていたいという、やや怠け者的な気質があることが、冒険をしない原因でしょう。けっして慎重な性格ではありませんが、結果として安定路線を歩むことが多いようです。
 ゆったりと暮らしたいほうなので、女性の場合、家計が逼迫していなければ、あえて仕事をしようとは思わず、専業主婦を選ぶことも少なくありません。髪振り乱して仕事と家事に追われる暮らしは、天秤座の性質としては、あまり受け入れたくないことでしょう。料理に凝ったり、部屋をきれいに飾ったりと、生活を楽しむ工夫には、知恵もお金も惜しみません。
 子供に対する感情はさっぱりしていて、親の望みを押しつけることはなく、子供の自由意志を尊重します。子供にべたべたとまとわりつかれるのはいやだという感覚を持つこともあり、どちらかというと、子供が早く自立することを望むでしょう。

《仕事、金銭面》
 感情をむき出しにすることを好まないので、内心ではカチンときても、適当に相手に調子を合わせ、建て前の顔を通したり、どんな場面でも良識を重んじて行動しようとするため、社会的にはとても協調性があります。穏やかさや人当たりのよさは、職場の中でも、交渉や接待などの対外的な場面でも、プラスに働くでしょう。
 美的センスに恵まれているため、芸術、芸能関係やいろいろなジャンルのデザイン、インテリアなどのコーディネーター、生け花やアートフラワー、料理やお菓子関係、レストラン経営などに適性があります。冷静に物事を見極めようとする性質を活かせば、弁護士など法律関係の仕事につくのもよいでしょう。そつのない社交性や交渉能力を持つことから、営業や接客にも向いています。
 向いていないのは、単純な作業の繰り返しや、精密さを求められる細かい仕事、激しい肉体労働や、土いじりなど、手を汚さなければならない仕事です。汚くてきつい仕事は、精神的にも拒絶感を持ちますし、あまり頑丈な体質ではないので、肉体的にも向いていません。
 意欲を持てば、仕事の能力をどんどん伸ばしていけますし、うまく人脈をつかむこともできますが、野心や出世欲は乏しく、あくせく働くよりは、日々の生活を楽しみたいという性質です。
 金銭面でも、お金を稼ぐ能力は十分に持っていても、際限もなく金銭欲を募らせることはなく、ある程度稼いだら、あとは好きなことをして遊んでいたいと思うでしょう。働くだけで、遊びのない人生は、天秤座の性質にとっては、価値も意味もない、つまらない人生なのです。
 浪費型で、貯蓄能力はないと言ってもいいくらい。お金を出し渋ったり、お金に細かかったりすることを、みっともないと思いがちで、見栄っ張りから、威勢よくお金を使うこともあります。
 家計簿をつけるなど、地道な金銭管理もいっさいしません。
 ただし、貧乏暮らしは、汚さ、みじめさのイメージがつきまとうので、精神的に耐えられないところがあります。みじめな暮らしをする恐れがあると思えば、お金を稼ぐことに懸命になるでしょう。実際はお金がないのに、虚栄心から、他人の前では優雅にふるまってみせることもあります。

《健康、体質》
 持久力に乏しく、無理のきかない体質です。仕事が立て込んだりして、疲れがたまったら、家でごろごろしているのがいちばんで、なるべく疲労をこまめにとることが必要です。また、外見よりはずっと神経が繊細で、ストレスもためやすく、休養するなら、他人に気を遣わないですむ自宅が最もいいのです。旅行は気疲れしやすく、ストレスの解消にはあまりならないでしょう。
 腎臓の疾患に注意が必要で、風邪をこじらせて腎臓を悪くすることがあります。また、美食に走る傾向もあり、カロリーオーバーの食事や、栄養的に偏った食事を続けることもあります。糖尿病などの生活習慣病に気をつけてください。




蠍座(さそり座)
 蠍座の性質の最大の特徴は、強い探究心と、抜群の持久力、集中力です。
 蠍座は、複数の仕事を並行してこなしたり、同時にいくつもの目的を追いかけるようなタイプではありません。蠍座の意識は、常に、ひとつのことにしか向かいません。その目に見えているのは、常に、一本の道です。そして自分がみつめるその道を、ひたすら、脇目もふらずに歩き続けるのです。
 勉強でも仕事でも、目的がみつかると、蠍座は黙々と努力を続けます。失敗しても、カベにぶつかっても、決して諦めず、目的を達成するまで進み続けます。
 ただ単に、努力をするだけでなく、蠍座には、何事も深く考え、深く掘り下げようとするところがあります。鉱脈を掘り当てるために、地中深く、どこまでも掘り進んでいく工夫のように、自分自身が完全に納得するまで、探求する努力を続けるのです。
 スポーツや芸術、芸能の分野で、技を磨き、道をきわめたり、学問研究の分野でこつこつと自分の仕事を深めていったり。蠍座の性質は、そういうことに非常に向いています。困難に負けない、強い精神力を持ち、肉体的にもタフで、きびしい修業や長い下積みの生活にも耐えますし、根気を要する調査、研究などにも、黙々と取り組みます。たとえば、膨大な資料を読みこなすといった、気の遠くなるような仕事も、目的意識や情熱があれば、むしろ嬉々として取り組むのです。
 一点集中型の性質で、何かに没頭しているときは、まわりの騒音、雑音もまったく耳に入らないといっていいほどの集中力があります。たとえば、本を読み耽っていると、まわりで人ががやがや騒いでいても、まったく気にならなかったりするのです。どんなことでも、興味を惹かれると、その世界にすうっと気持ちが入り込んでいく、物事に没頭しやすい性質です。
 まわりが気にならないということは、まわりが目に入らないということです。自分はこの道を進むと決めたら、その暮らしが地味で貧しくても、周囲の友達の安楽な生活を見て、心が揺れ動くということがありません。蠍座の性質を非常に強く持っていれば、人と自分をくらべて、優越感に浸ったり、劣等感に陥ったりすることはあまりないでしょう。そういう意味では、偉大なるゴーイング・マイウェイの性質です。
 ただし、まわりが目に入らないために、他人の気持ちに対して鈍感になるという欠点があります。自分の言葉や態度が相手にどう受け取られるかということに、まったく配慮せず、誤解を招くこともあるでしょう。相手を不愉快にさせたり、傷つけたりしていることに、まるで気付かないことも少なくありません。
 何事も深く、奥へときわめようとする、その生き方は、プラスに働けば、仕事などで素晴らしい成果を生むでしょう。まわりに左右されないので、個性豊かな、オリジナリティーに富んだ仕事をする可能性がありますし、深く掘り下げようとするために、物事の本質をつかんだ、説得力のある仕事をする可能性があります。
 反面、蠍座の性質は、方向転換が非常に苦手です。のめりこみやすい性質なだけに、気持ちを切り替えるのがむずかしいのです。別の道に進んだほうがいいとか、ひとまず撤退したほうがいいと、かりに頭ではわかっていたとしても、執着心を捨てきれず、悪あがき、無駄な努力をしてしまうことがあります。まわりが目に入らないという性質は、人の意見や忠告を聞かないという頑固さも生み出します。
 蠍座生まれの人とつきあっていると、相手がどういう人なのか、ホンネはいったいなんなのか、今ひとつわからないという印象を抱くことがあるようです。けっして無口に押し黙っているわけではなく、いろんな会話をしているのに、肝心かなめの部分がはっきりしない、正体がいまいちつかめないという感じに陥るのです。蠍座本人は、おそらく意識して自分を隠そうとしているわけではないでしょう。世間話のような軽い話題ならともかく、自分の考えや生き方など、深い話になると、口が重くなってしまう。それも、何事も深く考えてしまう性質からきているようです。
 人間の気持ちは複雑で多様です。自分の気持ちをじっくりみつめればみつめるほど、それを表現することのむずかしさを感じてしまうでしょう。恋人を好きでも、欠点も感じていれば、複雑な思いにとらわれることもあるでしょうし、仕事に情熱を燃やしていても、上司と折り合いが悪ければ、やめたくなることもあるでしょう。そういういろいろなものが交錯した思いを、手際よくまとめて言葉にする器用さは、蠍座にはないのです。

《恋愛面、家庭面》
 深く、奥へ、という性質は恋愛面でも現われ、惚れた相手をひとすじに愛し続けます。片時も相手のそばを離れたくないというほどの強い思いを抱くことも多く、自分のほうから心変わりすることは、まずないと言っていいでしょう。相手にしてみれば、愛されているという実感をしっかり味わうことができますが、強い愛情を重苦しく感じてしまうこともあるかもしれません。
 独占欲や嫉妬心が強く、恋人がほかの異性と話をしているだけでも、嫉妬心がうずいたりします。一日に何度もメールを送ったり、恋人の行動をいちいち知りたがったりすることもあります。
 女性の場合、相手の男性に経済力がないと、せっせとお金を貢ぐこともあります。お金に関しては堅実で用心深いほうですが、恋人を大切に思うあまり、財布のヒモがゆるんでしまうのです。
 愛が強いだけに、恋人の裏切りは、けっして許しません。嫉妬の炎に身を焼き、復讐心に燃えます。ひどい仕打ちをされると、どんなことでもしかねないくらいの恨みを抱くのです。これは恋愛や結婚以外の人間関係でもそうで、生涯消えないほどの恨みや憎しみを持つこともあります。
 気持ちの切り替えをしづらい性質なので、愛が破局を迎え、相手がいなくなると、その喪失感から立ち直るのに、とても時間がかかります。悲しみや虚しさに心をゆだねてしまうと、暗い穴に沈んでいくように、落ち込みが深まるばかりなので、頑張って気持ちを変える努力をする必要があります。
 結婚すると、家族を大切にする良き夫、良き妻になるでしょう。浮気は、よっぽどのことがないかぎりしません。蠍座の浮気は、浮気で終わらず、本気になってしまいがちで、そうなると、家庭崩壊を招きかねない大事になる恐れがあります。
 男性は、妻がいないと生きていけないというほど、奥さんべったりになる可能性があります。女性も、夫が何よりも大事で、心の支えにしますが、かいがいしく身の回りの世話を焼くようなつくし型ではありません。あまり機転がきかず、夫の顔色を見て気持ちを察するような、こまやかな気配りはできないほうです。蠍座の妻には、やってもらいたいことをはっきり口に出したほうがいいでしょう。ただし、夫に対してあれこれ要求が多かったり、さしでがましい口をきいたりすることはありません。夫におとなしく従う妻です。
 男女とも、独占欲が強く、相手の自由を縛る傾向があります。相手が自分や家庭から離れて、ひとりでふらふらどこかへ行ってしまうのを、非常に恐れるのです。相手の浮気は絶対に許しませんが、すばやく浮気を察知する鋭敏さはありません。浮気されているのにまったく気がつかないこともあります。
 子供に対しても独占欲が強く、子供の意思や個性を無視して、自分の勝手な夢や願望を押しつけるところがあります。子供を溺愛し、非常に甘い親になったり、反対に子供の将来を案ずるあまり、きびしすぎるしつけや教育をすることもあります。
 子供に対する愛が強いわりには、子供の気持ちに鈍感で、子供の悩みやSOSを見抜けないことが少なくないようです。子供をよく観察すること、子供との会話を習慣づけることが必要です。
 女性の場合、仕事と家事、育児の両立は、かなりたいへんなようです。同時に複数のことをこなす手際のよさに欠けるので、混乱状態に陥ることもあります。仕事に追われて、子供とのコミュニケーションやふれあいが充分でなく、それが子育ての障害になる場合もあります。子供が小さいうちは子育てに専念するとか、親に協力してもらうなどの工夫が必要でしょう。
 ひとすじに貫くという性質から、離婚を考えることは、めったにありません。とても忍耐強いので、舅、姑との折り合いなど、人間関係の苦労や、お金の苦労にも、黙々と耐えるでしょう。誰が見てもひどいと思えるような不幸な結婚生活にも、耐えてしまうところがあります。人生は限りあるものです。不幸に耐えるのではなく、自分を輝かせる道を選択してください。
 
《仕事、金銭面》
 すでに書いたように、修練を積んだり、勉強を深めたりして、ひとつの道をきわめる生き方が、蠍座には最も向いています。たとえばスポーツや舞踊、歌、演劇などの芸能関係、職人や技術者、学問、研究の分野、医師、看護士など医療関係があげられます。
 根気と持続力があるので、調査、探査といった仕事にも適性があります。謎を解き明かすことに興味を持つ傾向もあり、科学者や考古学者などにも向いています。
 細かい数字を扱う仕事、たとえば金融関係や、会計士、税理士などにも適性があります。建築、設計関係も向いている職業です。その他、腰を据えてじっくり取り組める仕事は、すべて適しています。
 肉体的にハードな仕事も、充分にやれる体力を持っており、激しい肉体労働や過密スケジュールもこなせます。
 話がうまいほうではないので、営業、セールスは、やっていて苦しいかもしれません。新聞や週刊誌の記者など、スピードや瞬時の判断力が必要な仕事も、あまり向いていません。
 他に歩調を合わせることが苦手なため、チームの中で仕事をする場合は、ほかの人への気配りを心がける必要があります。
 金銭感覚は堅実で、無駄なお金は使いません。衝動買いなどはあまりしませんし、ギャンブルにも手を出さないほうです。投資にも慎重で、こつこつ貯める貯蓄型です。
 収入が少ないと、一円でも節約しようとするしっかりした面が現われ、けちけちした印象を与えることもあります。ただし、いわゆる金銭欲が強いというわけではなく、収入が充分にあれば、趣味や旅行にお金をつぎ込むなど、心を満たすために贅沢をすることもあるでしょう。勉強や稽古など、自分を向上させるためのお金は惜しみません。
 お金が充分にあっても、寄付や支援など、人のためにお金を使うことには、財布のヒモが固くなりそうです。用心深いので、人にお金を貸したり、連帯保証人になったりすることはないでしょう。

《健康、体質》
 体質は強く、回復力も抜群です。風邪をひいても、休んだりせず、働きながら治してしまうというタイプです。ただし、強いだけに無理をしやすく、体を限界まで酷使して、あげく大病を患う恐れもあります。特に美食家というわけではありませんが、食べすぎ、カロリーのとりすぎ、お酒の飲みすぎに注意が必要です。ある程度の年齢になったら、定期検診を受け、体のチェックを怠らないようにしましょう。成人病の予防を心がけてください。
 肥満しやすい体質で、太りすぎが病気の引き金になることもあります。子供のころから太りやすい体質なので、親が食事の内容をきっちりチェックする必要があるでしょう。
 蠍座は体の部位では、泌尿器や生殖器に関連があります。膀胱炎や、子宮筋腫などに注意が必要です。
 精神面も強く、神経症とは無縁と言っていいくらいですが、挫折感などで精神的に深く落ち込むと、なかなか立ち直れず、うつ病になることもあります。宗教にすがったり、オカルトの世界に興味を持ったりする場合もありますが、かえって精神の混乱を招く恐れもあるので注意が必要です。




射手座(いて座)
 ギリシャ神話には、上半身が人間で腰から下が馬の姿をした、ケンタウルス族のケイロンという賢者が登場します。ケイロンは太陽神アポロンや月の女神アルテミスから、音楽や医学など、さまざまな学芸を授かり、多くの人間の師となった人物です。このケイロンが天に昇って星座となった姿が、射手座です。
 ケイロンは、弓に矢をつがえ、今まさに射ろうと力強く引き絞っている姿で描かれます。射手座という名前は、矢を射るケイロンの姿から来たものです。
 豊富な知識を持つケイロンに表わされるように、射手座は、知識欲が非常に強い性質です。ちょこっと覗いてみたいとか、ひと通りわかればいいといった、単なる好奇心ではなく、興味を惹かれたものを、納得がいくまで追求する、深い知識欲を持っています。ケイロンがさまざまな学芸のエキスパートであるように、いくつかの分野で、相当なレベルの知識や技術を身につける人が少なくないのです。
 射手座に関係を持つ星は、木星です。木星には発展と拡大という意味があり、射手座に物事を発展させたいという強い意欲を与えています。ひとつのことに興味を持つと、まずひと通りの知識を得、それでは飽き足らずにさらに知識を追い求めたり、技を磨いたりし、身につけたものを現実面に生かそうと、資格をとったり、仕事にするための道を切り開こうとしたりするのです。社会人になってからでも、これを学びたいと思うと、学校に通ったりして、第二の職業として成り立たせてしまうこともあります。会社勤めをしながら、絵画の才能を花開かせたり、主婦業のかたわら、趣味の教室を経営したりといった具合に、エネルギッシュに生きる人が少なくありません。
 いい歳をして学校に通うなんて、まわりがなんと思うだろうといった、他人の目を気にする意識は、まったくありません。目的をみつけると、よけいな雑念は頭から消え、矢が的に向って飛んでいくように、まっしぐらに行動します。
 ひとつの道をきわめようと邁進し、もうこれ以上学ぶものがないとみきわめたり、自分の才能の限界を悟ったりすると、パッとやめてしまうことが多いでしょう。発展性を感じられないものにいつまでもしがみつく執着心はありませんし、同じことの繰り返しで、発見の喜びが感じられないと、新たな刺激を求めて、別のものに気持ちが移っていきます。
 どこまで進んでも、まだ奥が深いと思えたり、自分の能力をもっと伸ばせると確信できたりすると、その道を生涯進みます。道がけわしく、きびしい生活を強いられても、情熱と意欲があれば、むしろいきいきとしてやり抜くでしょう。
 射手座は、常識的な価値観や世間の風潮に流されない、強い自我を持っています。自分の選んだ生き方が、世間一般とは違って、やや風変わりなものだったとしても、またはいわゆる負け組と称される部類のものだったとしても、自分を輝かせることができていれば、まったく意に介しません。裕福で地位もある暮らしをしていても、やりたいことを我慢し、本当の自分を発揮できない生活は、射手座にとって何よりも不幸でしょう。極端に言えば、その日暮らしのような生活でも、自分の目的をまっすぐに追いかけ、自分自身を発揮できていれば、発見や収穫が多ければ、その暮らしが最高なのです。
 自分自身に正直に生きるという点では、射手座の右に出るものはいないと言っていいでしょう。世間体を気にしたり、人のしがらみに縛られたりして、自分の意思を曲げることはありません。みんながそうしているから、とりあえずそれに従ったほうが無難だといった、右へならえ的な態度をとることは、自分のプライドが許さないというところがあります。グループの中で自分だけ浮いてしまっても、自分の考えをまっすぐに貫きます。
 射手座はとてもせっかちな性質です。頭に浮かんだことが、次の瞬間には言葉や態度に出ていると言っていいほど、思考と行動が直結しており、まわりの様子を見たり、みんなの考えを聞いてから行動に移るというゆとりがありません。相手の気持ちを考える前に、思ったことをパッパッと言ったりやったりするため、場合によっては人の気持ちを逆なですることもあります。人の話を聞かない、無神経な人という印象を与えることもあります。
 実際、自分の考えで頭がいっぱいで、相手の話をまるで聞いていないことも少なくありません。射手座の意識は常に自分に向けられています。自分の考え、自分の価値観、自分の世界……と、自分へのこだわりが強すぎるために、相手の気持ちを思いやることを忘れ、相手がついてこられなくなることも少なくありません。人に自分を合わせるなんて嫌、という感覚もあるようですが、人間はひとりでは生きられないわけで、協調性を養うことは、とても必要なことです。
 感情の起伏が激しく、カッとなると、理性の歯止めがきかなくなったり、嬉しいにつけ、悲しいにつけ、何事もオーバーに考えがちなところがあります。嬉しいと宙を舞うように舞い上がってしまったり、カベにぶつかると、ドーンと落ち込んで、なかなか這い上がれなくなったりするのです。努力が思うように実らず、挫折感が深かったりすると、自閉的に自分のカラに閉じこもってしまうこともあります。プライドが高いだけに、悩みを人に相談できず、すべて自分で解決しようとして、出口のない迷路に迷い込んだりするのです。人間は誰しも、弱く未熟なものです。自分の弱さを隠さないことは、本当の意味での強さに通じることを、忘れないでください。
 
《恋愛面、家庭面》
 いいと思うと、すぐさま接近する行動派です。相手がどういう人間か、みきわめることをしないので、つきあってから相手の正体がわかり、がっくりくることもあるでしょう。相手はこういう人だと、勝手に思い込んだり、自分の理想や願望を重ね合わせて、美化したりするところもあります。
 恋するのもスピーディーですが、別れの決断を下すのも早く、これはだめだと思うと、未練を残しません。本当に心が満たされる恋にたどりつくまで、いくつかの恋愛を経験することもあるでしょう。熱しやすく、冷めやすいのが射手座の恋などど言われがちですが、せっかちで、ややおっちょこちょいなのと、精神的な満足を求める気持ちが強く、ほんものの愛を探して恋愛遍歴をしがちなために、そう見えるだけのことで、けっして飽きっぽい性質ではありません。
 いっしょにいて楽しい相手、自分をわかってくれる相手に出会うと、脇目もふらず、ひとすじに愛し続けます。プレゼントをしたり、電話やメールを欠かさなかったりと、けっこうマメな恋人でしょう。
 感情を抑えることができず、会いたいとなったら、今すぐ会いたいというところがあります。相手にしてみれば、突拍子もない時間に突然訪ねてこられたり、しょっちゅう電話がかかってきたりで、とまどったり、振り回されたりすることもあるかもしれません。
 射手座の性質には、説明不足という欠点があります。これもせっかちが原因で、自分の気持ちを相手に説明することをすっ飛ばして、即行動に移ってしまうのです。自分は理解されてると思い込むと、どんなときでも相手は自分の気持ちをわかってくれていると、早合点してしまう傾向もあります。相手の歩調を考えず、自分のペースでどんどんコトを進め、相手に、もうやってられない、ついていけないという思いを抱かせることもあるでしょう。意識が常に自分自身に向かい、他人に注意を向けることをしないため、自分は身勝手に振る舞っているつもりはなくても、結果的に非常に自分勝手な行動をとりがちなのです。
 行動的で、外向的な性格なので、女性は結婚後も仕事を続けることが少なくありませんが、専業主婦になっても充分やっていける性質です。じっとしているのが苦手なので、こまめに家の中を動き回り、テキパキと家事をこなします。多芸多才な性質なので、料理や洋裁、手芸などで腕前を発揮し、子供の服や身の回りの物を手早く作ったり、料理にこだわりを持ったりしがちです。親戚や近所とのつきあい、PTAのつきあいなども明るくこなしますが、井戸端会議などでだらだら時間をつぶすのは嫌いで、さっさと帰ってきたりするでしょう。
 専業主婦にも向くといっても、昼間ひとりでいることが多かったり、夫との会話が少ないなど、会話のない生活は、ストレスを生みます。そういう場合は、外に働きに出たり、お稽古事をやったりと、人とふれあう機会を多くする必要があります。
 男性は、興味を持てば、家の中の仕事を積極的にします。凝り性なので、料理や日曜大工などにはまると研究熱心になり、相当な腕前を発揮する可能性もあります。自分が価値を見出せば、既成概念にとらわれずにどんな生き方でもできる性質なので、たとえば妻が働き、自分は家事を引き受けるという、男女の役割が逆転した生活も、自分が納得していれば可能です。
 妻が自分の考えを理解せず、夫婦の会話が少ないと、休日でも趣味やスポーツをしに、ひとりで出かけたり、家で好きなことに没頭したりして、自分の世界に閉じこもりがちです。子供とは遊んでも、妻には冷淡だったりするでしょう。
 男女とも、パートナーと心の分かち合いがなく、精神的に満たされないと、家庭の外に愛情関係を求め、浮気に走りがちです。
 子育てにはやや問題があり、子供の性格をきちんと把握しないで、自分の考えを押しつけがちです。ひかえめでおとなしい子に、活発に行動することを強いたりと、子供の本質とはまったく逆の育て方をし、子供の才能をつぶしてしまう恐れもあります。さまざまな先入観を捨て、子供の話をよく聞いて、理解することが必要です。

《仕事、金銭面》
 ビジネス、学問研究、文学、ジャーナリズム、マスコミ関係、芸術、芸能、スポーツ、医療、法律……と、ほとんどの分野に適性を持っています。すでに書いたように、複数の職業を持つことも可能です。
 適性範囲は広いのですが、職場環境は、合うものと合わないものがあります。自己主張が強く、周囲に自分を合わせることをしないため、組織の中で浮いてしまうことが少なくないのです。個人のアイディアや才覚が必要な職場、個人の能力が重視される、比較的自由がきく職場が向いています。頭を押さえつけられることが多く、与えられた仕事をおとなしくこなしていればいいとされるような職場は、フラストレーションが募るでしょう。
 腰を据えて研究や執筆に没頭することもできますが、基本は活動型なので、行動力を発揮できる仕事のほうが、やっていて楽しいようです。単純作業や一般事務など、変化に乏しい仕事には向いていません。
 拘束されることが少なく、自由に才能を発揮できる自由業や自営業、組織の中にいても、専門分野のエキスパートとして活躍できる状態がベストです。
 また、職業にする、しないにかかわらず、スピード感を味わえるものに、興味と関心を抱くようです。スピードとスリルが好きで、たとえば、スキーやスケートの選手、車やバイクのレーサーなどに向いています。
 お金に対する執着は、まったくありません。将来にそなえて貯金をするよりは、自分への投資として、勉強にお金をつぎ込んだり、趣味の分野で贅沢をしたりするでしょう。貯蓄ということにはほとんど価値を見出さない性質です。
 欲しいものは今すぐ手に入れたいというせっかちな面があり、後のことを考えずに高価な物をパッと買ったりします。本物志向、高級志向があり、最高級品を手に入れたがります。これが欲しいとなったら、食費を切りつめても、買うでしょう。欲しい物を手に入れ、心が満たされれば、あとの暮らしは、即席ラーメンを毎日食べるような状態でも平気といったところがあります。

《健康、体質》
 興味を持っていることに夢中になると、徹夜もいとわなかったり、限界を超えるまで体を酷使するところがあります。体は疲れているのに、気力で乗り切り、あとで体調を崩したりするでしょう。体質は強いほうで、回復力もありますが、無理がたたって大病を患う恐れもあります。
 食生活には注意が必要で、これが好きとなったらそればかり食べるというところがあり、栄養のバランスが悪くなりがちです。カロリーの多いものばかり食べたり、菜食がいいと思えば極端な菜食主義になり、たんぱく質が不足したりするのです。何事も度が過ぎるところがあるため、お酒もどんどん量が多くなりがちです。
 射手座は体の部位では、肝臓に当たり、肝機能の障害に注意が必要です。お酒の飲みすぎが肝臓に悪いのはもちろんですが、甘い物のとりすぎも肝臓によくありません。感情の起伏が激しく、情緒が安定しにくい性格なので、感情が波立っているときに、やけ酒、やけ食いをして、肝臓に負担をかけがちです。
 一見、図太い神経を持っているように見えますが、精神的にもろいところもあります。自分をうまく発揮できず、精神的に追いつめられると、神経症的な傾向が現われたり、うつ病になったりする恐れがあります。宗教にはまり、誇大妄想を抱いたりすることもあるようです。
 心の健康法としては、スポーツなどで体を動かすことが最もよいでしょう。
 




山羊座(やぎ座)
 山羊座は、ギリシャ神話に登場する牧神パーンが、天に昇って星座になった姿と言われています。牧神パーンは森の精霊で、体は毛深く、頭には二本の角をはやし、シューリンクスという笛を吹きながら、陽気に森を駆けめぐります。人間の娘をからかってみたり、たわいないいたずらを仕掛けては、ひとりで喜んでいたりする、かわいい神様ですが、怒らせると家畜の群れの中に飛び込んで、パニックを引き起こす、怖い面も持っています。
 山羊座はその性質の中心に、牧神パーンのような、自然を愛するロマンティックな心を持っています。野山や可憐な山野草が好きだったり、音楽や美術、文学を心の癒しとしたりする人が少なくありません。登山やロッククライミング、ヨットやサーフィン、スキューバダイビングといった、大自然を相手にするスポーツを趣味にしている人も多く見られます。わずらわしい人間関係から離れて、自然や芸術のふところに抱かれたいという思いを、強く持っているのです。
 信頼関係を大切にする、ホットな人間性も、性質の中心に深く根付いています。人を信じたいという気持ちが人一倍強く、打算や下心のない、純粋な信頼の絆に憧れます。信頼されれば、相手の気持ちに誠実にこたえようとつとめます。
 自然や芸術を愛する心、人の絆を大切にする心は、人生というものに真摯に向き合おうとする姿勢から生まれています。山羊座は、高い地位を得たり、お金持ちになったりしても、それを人生の成功と思って満足するような性質ではありません。華やかな恋を味わったり、贅をつくして、面白おかしく遊び暮らしたとしても、幸せな人生をおくっているとは思わないでしょう。お金や物に恵まれていても、心の深い部分、非常に精神的な部分が満たされていなければ、むなしさや寂しさを感じてしまいます。むしろ、お金や物が身の回りにあふれていればいるほど、心の奥に寂寥感を強く感じるのです。
 人生に真摯に向き合う。それは生きることの意味を、深く考えることです。人間にとって、本当に大切なものは何か、自分はなんのために生きているのか、人生の意味は何か、自分とは何か……。山羊座の心の底には、常にそうした問いかけがあります。そういう根本的な問いに対する答えを探し求める旅が、山羊座の人生と言っていいかもしれません。
 山羊座に関連のある星は、土星です。土星は、ギリシャ神話に登場する、時の神、クロノスと関係があります。クロノスは荒々しく野心的な神で、戦国時代の武将のごとく、自分が権力の座につくために、親や子まで犠牲にしようとした結果、大神ゼウスによって地下に閉じ込められるという運命にあいました。クロノスのこうした逸話から、土星には、重たい土がなんでもしっかりと押さえ込むような、抑圧、抑制という意味があります。
 山羊座は、この土星から、情緒や感情を発散しないで、ぐっと押さえ込む性質を与えられています。内面には、豊かな自然を愛するナイーブな感性や、ロマンを愛する心、人の絆を大切にするホットな人間性を持っていても、それらは固い岩におおわれているように、外側ににじみ出てきません。山羊座の外面的なイメージは、地味で真面目、きびしくて硬い、無骨で不器用といった具合に、内面の柔らかさとはかけ離れています。
 生きることの意味を探し求め、人生に真っ向から取り組む性質と、自己抑制の強い性質は、困難に負けない忍耐強さを生み出します。逆境に負け、押し流されてしまったら、自分が生きている意味を見出せません。目標に到達することをあきらめてしまったら、それまでに費やした時間と努力は、水の泡になってしまいます。負けそうになる、弱い自分を乗り越えられたら、違う世界が開けるかもしれません。克服したいという思いが、強いエネルギーとなり、努力を続けるのです。
 ゴールまでの道のりが、気の遠くなるような長いものだったとしても、山羊座は黙々と進み続けます。目標に到達することそのものよりも、それをめざして日々努力することのほうが、山羊座にとっては尊いことなのかもしれません。なぜなら、目的を達成し、たとえ人々の注目と賞賛を浴びても、喜びはほんの一瞬でしかないからです。一瞬の達成感のあとには、めざすべき目的がなくなってしまったむなしさがやってくるでしょう。周囲からどれほどたたえられようと、ほめ言葉には耳も貸さず、次の目標を探して歩き出すのです。
 精神の充足を求め、宗教的、哲学的な思索にふけったりする性質ですが、いっぽうで、荒々しいクロノスのように、野心や野望を抱きやすい一面も持っています。自然と一体になった穏やかな暮らしをするのではなく、現実の世の中で、自分の能力をせいいっぱい試そうとし、その結果、野心的な生き方をすることが案外多いのです。政治家や企業家をめざすなど、スケールの大きい目的を持つこともあります。山羊座の場合、野心や野望も、生きる意味を求めて行動する結果であって、人の上に君臨して満足したいといった、短絡的な願望ではありません。野心をとげても、自分の精神が本当に満たされていなければ、人々から仰ぎ見られても、ちっとも嬉しくないのですから。
 野心をとげようと努力する過程では、当然、打算や下心のある決断を下したり、ときには人に対して冷酷になることもあるでしょう。現実の生活の中で、そういうこともできてしまう自分に矛盾を感じ、自己嫌悪に陥ったりするのです。純粋なものに憧れながら、現実の人生の中では純粋になれない自分を感じている。だからこそ、仕事を離れたときは大自然のただなかに行きたがったり、芸術に心を浸したくなったりするのかもしれません。
 山羊座は基本的に、何事もひとりでやりとげようとする性質で、人の力を借りる、人と力を合わせるという考えが希薄です。これも、自分が生きる意味を探そうとする性質からきたもので、言いかえれば、自分への強いこだわりです。人の力を借りたり、誰かと共同で作業を進めたら、自分の力がどれだけのものなのか、確認できず、自分でやったという満足が得られません。他人に気を使いながら共同作業をするより、何もかも自分でやったほうが気が楽という思いもあります。人を信じきれず、仕事をまかせることへの不安感を強く抱きやすい面もあります。ただし、この自分へのこだわりが、人をシャットアウトする心のせまさを作り出しているのです。
 人の意見を聞かず、自分が見たもの、感じたものしか信じない頑固さは、山羊座の大きな欠点です。人の絆を大切にしたい反面、人に対して不信感を抱きやすいという、矛盾を抱えた性質と言っていいでしょう。自分の考えに対して、反論されると、頑なに耳をふさぎ、自分の主張をがなりたてるような、感情的な一面もあります。
 自分の考えを人に押しつけがちで、きびしい教師のように、あなたのここがいけないとびしびし指摘したり、説教調のしゃべりかたをするところも、要注意点です。自分へのこだわりが強すぎるために、相手の気持ちを察したり考えたりするゆとりがないのです。相手は自分とは違う性格を持ち、違う考えや感性に従って生きているのだということを、しっかり頭に入れておくべきでしょう。
 どれほど自分へのこだわりを持とうと、ひとりの人間の力には限界があります。人は自分の知らない知識や、自分には思いつかないアイディアを持ち、問題を解決する、思いがけないヒントを提供してくれるかもしれません。人の力を借り、人の言葉に耳を傾けることは、そのまま、自分の世界を広げることになります。人生の意味を問う、その答えが、思いがけない方向からやってくるかもしれません。
 
《恋愛面、家庭面》
 自己抑制型の性質から、恋に浮かれて走り出すようなことはありません。好きになってもすぐアタックすることはなく、相手がどういう人か、みきわめようとするでしょう。恋愛に関してはシャイで不器用なところがあり、なかなか告白できずに、時間ばかりたつことも多いようです。目標を設定すると、必ずクリアーしようとする性質ですから、思いが強ければ、不器用ながらもラブアタックを敢行するでしょう。スマートとはいえない告白が、かえって相手に誠実さを感じさせ、めでたく恋が実ったり、真面目すぎて、面白味がないと思われ、失恋したり。恋の成否は相手の人柄しだいのようです。
 女性は、男性を受けとめるタイプの人が多く、男性にリーダーシップを持たせようとします。恋人に従いますが、現実を冷静に見ている、しっかりしたところがあり、陰で恋人を支えるでしょう。堅実ですが、あまり情熱的ではなく、男性に甘えるのが下手で、かわいらしさや面白味に欠けるところもあります。言い出したらきかない我の強さも、男性にとっては、ややへきえきする部分かもしれません。
 相手に妻子がいたり、親の強い反対があるなど、結婚の見込みのない恋愛は、長く続けないでしょう。いろいろな角度から考えて、未来がないとみきわめると、すぱっと情を断ち切れる精神的な強さがあります。無駄を嫌う性質なので、実りのない恋に人生の貴重な時間を費やしたくないという思いも働くでしょう。結婚の保証がなくても恋愛を続ける場合は、相手との絆に、よほど大きな意味や意義を見出している場合です。
 男性は、男が女をリードし、養うもの、といった、やや古風で保守的な考えを持つことが多いでしょう。愛が深ければ深いほど、相手の女性をしっかり守ろうとするので、女性の目に、とても男らしく映ることが少なくありません。ただ、言葉で愛を表現するのが苦手で、あまりマメなほうでもなく、仕事が忙しいと、恋人をほったらかしにしがちです。女性側が、ほんとに自分は愛されているのかと疑うほど、放りっぱなしにすることもあります。ほんのひと言でもいい、愛を伝える電話やメールを心がけたほうがいいでしょう。
 相手との絆が深まれば、結婚へと心が向います。肉体的な関係を持つと、女性に対する責任感が湧き、結婚を考えるのです。ただしこれは、精神的にも相手の女性を深く求めている場合で、山羊座の男性は、一夜の遊び、セックスを目当てにしたつきあいも、割り切ってするところがあります。いわゆる女好きの部分があるのです。
 男女とも、家柄がよく、家をついだり、家を守らなければならない立場にあると、自分よりも家を中心に考えて、それにふさわしい結婚相手を選ぶというところがあります。好きな人をあきらめて、家のために見合い結婚をするということも起こりうるでしょう。
 自分へのこだわりが強すぎて、他人との共同生活がうっとうしく思え、一生結婚しないこともあります。また、一度結婚に失敗すると、それに懲りて、頑なに独身を守ることもあるでしょう。
 家庭を持つと、女性は家事育児をしっかりこなし、家計のやりくりもうまく、夫を陰で支える良き妻になる可能性大です。ただし、結婚しても、仕事を続けて、自分を磨きたいと思っていると、家事育児がおろそかになり、家庭内がギクシャクする場合もあります。仕事を続ける場合は、夫や親の全面的な協力と理解が必要でしょう。
 男性は、保守的でワンマンなところはありますが、頼れる大黒柱になるでしょう。仕事に熱中すると、帰宅は遅く、休日も返上して仕事や接待といった具合に、相当な仕事中毒になる恐れがあります。家庭をかえりみないわけではなく、心の中では、家族とのふれあいが少ないことを気にしているのですが、結果的に家庭を放りっぱなしにしがちなのです。
 マイホーム願望が強く、ローンを組んだりすると、仕事熱にはさらに拍車がかかります。子供たちとのスキンシップや、妻との情緒的な交流が極端に少ないと、それこそ家庭崩壊を招きかねないので、注意が必要です。
 男性は、結婚後も浮気をする可能性があります。ただし、浮気にのめりこんでも、家庭は家庭として大事にします。不倫が原因で離婚することは、まずないと言っていいでしょう。
 男女とも、結婚生活に不満があっても、我慢強く耐え、めったなことでは別れません。ただ、選択の間違いに気づき、これ以上結婚生活を続けても意味がないとはっきり悟ったときは、驚くほどのいさぎよさで離婚してしまうこともあります。

《仕事、金銭面》
 山羊座はどのような分野に進んでも、やりこなせる能力を持っています。営業、セールス、接客などは、どちらかといえば苦手な分野ですが、やる気さえあれば、努力で克服できます。
 芸術、芸能といった華やかな世界でも、やっていけますし、競争の激しいビジネス社会や、学問、教育、出版、報道といった知的な職業でも成功するでしょう。医療、福祉関係にも向いていますし、飲食業、料理人、ホテル関係にも適性があります。事務職にも、農業漁業などにも向いています。会社を起こしたり、政治の世界で活躍する可能性もあります。
 目的のためなら、努力をいとわず、どんな仕事もやるでしょう。たとえば自分の店を持つのに、大金が必要なら、肉体労働もいとわず、昼も夜も働いて、お金を貯めるという性質です。夢を実現する能力と可能性を、非常に強く持っているのです。
 金銭感覚は堅実で、むだ金を使わない主義です。計数能力があり、お金をしっかり管理するでしょう。きらびやかな贅沢に憧れる気持ちはあまりなく、質素な生活にもさほど不満を感じません。収入が少なければ、それなりにやりくりし、きちんと貯金もします。
 無駄遣いを嫌うので、ケチという印象を与えることもありますが、金銭に対する執着はあまりありません。自分が大切にしている趣味に、大金を使ったり、生活していくうえで必要なことに、思いきりよくお金をかけることもあります。太っ腹なところを見せて、威勢よくおごったりすることもあります。
 ただし、目的を達成するのに、お金が必要な場合や、人生の目的はお金だと思いこんだりした場合は、一銭たりとも出すまいとする、きわめつけのケチになることもあります。

《健康、体質》
 ハードな肉体労働や、睡眠時間の少ない多忙な生活にも耐える、頑健な体質です。ただし、体質が強い人の常で、無理をしやすく、体力が低下し始める中年以降に、どっとしわ寄せが来る恐れがあります。
 最も問題なのは、食生活で、同じものを続けて食べても平気だったり、ただ、お腹がいっぱいになればいいという考えで、食事の内容がずさんになったりしがちです。仕事に夢中になっていたり、育児に追われて忙しかったりすると、かきこむように食事をすませてしまい、食事を楽しむゆとりをまったくなくすこともあります。栄養のバランスの悪さが、成人病などのツケとなって現われるので、注意しましょう。
 山羊座は人体区分でいうと、ひざ、骨や関節、歯、筋肉に関係しています。筋肉や、骨、関節を痛めやすいので気をつけましょう。たんぱく質、カルシウムの摂取を心がけることが大切です。山歩きやスポーツで足腰を鍛えておくのもよいでしょう。
 また山羊座の性質を強く持っていると、お酒が強く、晩酌を欠かさない人が少なくありません。ストレスをお酒で発散しようとして、酒量がどんどんふえることもあり、肝臓に負担をかけます。内臓はじょうぶなほうですが、お酒の飲み方には気をつけたほうがよいでしょう。最低、週に一日は、お酒を飲まない休肝日を作ってほしいものです。
 




水瓶座(みずがめ座)
 水瓶座という名前の由来は、ギリシャ神話に登場する美少年ガニュメーデスが水がめをかついでいる姿が、星座になったものと言われています。ガニュメーデスは大神ゼウスのお小姓で、美しい容姿とともに、すぐれた知性を持っていました。ゼウスの寵愛を受けたガニュメーデスは、おのれの美しさと知性を、何よりも愛していました。
 水瓶座の性質の根っこにあるのは、ガニュメーデスのような自己愛、自分の才能や知性に対する、ナルシスティックなこだわりです。人と自分を比較して、自分が上だ、下だと気を揉むようなこだわりではありません。水瓶座の意識には、他人と競争して勝とうといった考えは、ほとんど存在しません。ガニュメーデスが自分の美と知に惚れ惚れしていたように、水瓶座は自分しか見ていないようなところがあります。そこには、他人と自分をくらべるなんて、もってのほか、というプライドが存在します。他人など、どうでもいいのです。反発を覚悟してあえて言うなら、そこらへんのうぞうむぞうと自分は違うのだ、自分は別格の存在なのだという、プライドです。
 水瓶座に関連を持つ星は、天王星です。天王星は、文字通り、天をつかさどる神、ウラノスを守護神としています。天の王のプライド、すべてのものの上に君臨し、誰にも侵されない玉座に座るもののプライド、少しオーバーな表現になりましたが、水瓶座のプライドとはそういう王のプライドであり、自分は特別な存在なのだという意識を、性質の根本に強く持っているのです。
 水瓶座は、精神の自由を強く求める性質です。誰からも縛られたくないし、自分の世界を、何ものにも侵されたくないのです。玉座に座るウラノスのごとく、自分が別格の存在であるなら、そういう自分が誰かに縛られたり、侵食されたりするのは、あってはならないことです。人の命令や意向に従って行動するなどというのは、もってのほか。自分の世界を堂々と展開し、自由気ままに生きていきたいのです。
 自分は別格というプライドは、他人と同じでありたくないという、一種の反骨精神を生み出します。たとえばファッションにしても、人気のブランド品を身につけたり、みんなが着ているような、はやりの服を着たりはしないでしょう。流行やブランドをよいと思っても、必ずどこかに、人と違ったユニークさを打ち出そうとします。
 ものの考え方でもそうで、みんながよしとしている常識のラインを、常に打ち破ろうとします。たとえば、冠婚葬祭のしきたりや盆暮れの届け物など、決まりきった社会の慣習を受け入れたくなく、もっと新しい考え方はないものかと模索したり、受験戦争を勝ち抜いて、進学、就職、結婚と進んでいく、一般的な人生コースに反発し、独自の道を歩もうとしたり、という具合です。校則、規則などもそのまま受け入れようとせず、規則が本当に必要なのかどうか、その意味と欠陥を追及したりします。規則や決まりごとが合理的でなく、問題点が多いと判断すると、かたくなにそれを拒否し、決まりごとを押しつける相手に食ってかかることもあります。
 誰かが決めたことに従うのをよしとせず、流れに逆らって生きようとする反逆心が、すべての発端なのですが、逆らって新しいものをみつけようとする心からは、新しい発見や斬新なアイディア、革新的な考えが生まれる可能性があります。技術革新や、新しい芸術の創造、社会の改革といった、時代を変える新しい波を作り出すことに、水瓶座の性質は、非常に向いていると言えるのです。
 自分の能力、才能を発揮できるものにめぐりあったとき、水瓶座はひたすらその仕事にのめりこみます。研究や工夫を重ね、独自の方法を考案し、オリジナリティーに富んだ、自分の世界を作り上げたりするのです。自分の才能を発揮できる道を進んでいるとき、自分は別格という水瓶座のプライドは、100パーセント満たされるでしょう。知的でありたい、能力のある人間でありたいと願う自己への強いこだわりを満たすには、自分を磨き、ひとつの分野のオーソリティーをめざすことが必要です。
 美少年ガニュメーデスは、大神ゼウスが宴を開くとき、お酒をついでまわる役目をおおせつかっていました。いってみれば宴会の接待係です。水瓶座は、人がおおぜい集まる席、飲み会やホームパーティーなどで、まめまめしく人をもてなす、サービス精神旺盛なところがあります。性格の本質は王様、女王様のプライドを持ち、ゆったりとスマートにふるまっていたいのですが、他人に囲まれると、かいがいしく働き始めるのです。お酒をついだり、料理に気を配ったり、楽器が得意なら、パーティーを盛り上げようと、即席のエンターテイナーになったりするでしょう。自分の手料理を他人に食べさせるのも好きです。自分のもてなしを人が喜んでくれることが、何より嬉しかったりする、ホットで人なつこい面を持っているのです。
 プライドが強いために、人に頭を下げたり、下手に出たりすることはまずできませんが、誰にでも気軽に声をかける、社交的な面があります。他人に対する警戒心が薄く、自分のペースで気さくに人に接しますし、社会の上下関係などはあまり気にしません。孤独に弱い、淋しがりやの面も手伝って、友人知人の数は多くなるでしょう。遊び好きなところもあり、飲みに来いと誘われると、仕事がたまっていても、出かけていったりします。
 他人から見た水瓶座は、よく言えば個性的、悪く言えば変わり者、といったところでしょうか。絶対に持論を曲げず、人に歩調を合わせることもしないので、周囲が腹立たしく思うこともありますが、あっけらかんとした楽天性があったり、常識にとらわれない面白さがあったりして、どこか憎めない人柄なのです。恨みを根に持つような陰湿さやねちっこさがなく、とてもさっぱりしていることも、人を惹きつけるゆえんです。
 とはいえ、プライドが強すぎるために、協調性に欠けることは、やはり大きなマイナス面です。しっかりと才能を磨き、説得力のある考えを持っていればいいのですが、生半可な知識しかないのに知性派ぶって、人を見下したり、理屈に合わないおかしな持論をふりかざしたりして、人が離れていくこともあります。自分を過大評価し、自分が認められないのは、周囲の人間に見る目がないからだと、努力をしないでまわりのせいにすることもあるでしょう。トラブルがあっても、自分の非はいっさい認めず、すべて相手のせいにして非難の言葉をあびせることも少なくありません。
 人の意見を聞き入れたくないという、ただそれだけの理由で、相手の意見にことごとく反対するなど、アマノジャク、へそ曲がりを絵にかいたような態度をとることもあります。人なつこく、おおぜいの仲間に囲まれているのが大好きなのに、自分で自分を孤立の状態に追いやるという不幸を招くことも少なくないのです。

《恋愛面、家庭面》
 恋にのめりこんだり、流されたりすることが、あまりありません。どんなに相手を好きでも、自分を押さえて相手に合わせることはせず、相手が自分に合わせることを望むでしょう。ひとことで言えば、自己中心的な恋で、非常に身勝手な態度をとることも少なくありません。身勝手な態度や行動をとっても、本人は自分勝手なことをしているという自覚があまりないようです。やりたいように、好きなようにやる、自分の考えを通す、それは水瓶座にとって当然の生き方で、極端に言えば、相手に合わせるという発想が、水瓶座にはないのです。
 水瓶座の人を恋人に持ったら、このへんをよく理解しておいたほうがいいでしょう。自分に歩調を合わせてくれないからといって、愛がないと決めつけるのは、大きな誤解です。相手はちゃんと愛を感じていますし、心の支えを求めていたりするでしょう。ただし、自分の話ばかりして、こちらの言うことには耳を傾けないという、一方通行の会話になることが少なくありません。なんだか、完全に一体になれていないような、自分が相手のまわりを、衛星のようにぐるぐるまわっているだけのような、そんなアンバランスを感じることがあるかもしれません。
 水瓶座とつきあうには、こういう性格をまるごと受けとめ、面白がって観察するくらいのゆとりがあったほうが、うまくやっていけるでしょう。興味を持っている分野についてけっこう知識が深かったり、型にはまらない面白さがあったりするので、話していて楽しかったり、新鮮な刺激があったりするはずです。良い聞き手になることが、水瓶座のハートをつかむポイントでもあります。
 あまり情緒的ではなく、愛情表現はうまくありません。話が理屈っぽかったり、さばさばしすぎていたりするでしょう。しっとりしたムードが好きな人には、やや物足りない相手です。
 セックスについて、非常にドライで割り切った考えを持つところがあり、純粋な遊び感覚で性を楽しめる性質です。浮気や不倫をしても、じめじめしたところがなく、スポーツのようなあっけらかんとした感覚で楽しむでしょう。常識や既成の観念に反抗したがる性質なので、道徳観念に従いたくないという意識がはたらき、相手に家庭があったり、婚約者がいたり、または相手が友達の恋人であったりしても、おかまいなしに誘うようなところもあります。
 結婚という既成の観念にとらわれたくないので、籍を入れずに同棲を続けることもありますし、束縛を嫌うために、結婚したがらないこともあるでしょう。
 女性の場合、相手の親や親族とのつきあいは、できれば避けたく、舅、姑との同居は、かなり苦しいものになりそうです。ただ、嫁いだ家が商売をやっていて、自分も仕事にたずさわり、その仕事が嫌いでない場合は、親との同居も案外うまくやっていけるようです。相手の親が、親然とした支配的なところがなく、気さくな性格だと、友達のようにつきあえたりするかもしれません。男性の場合、常識的な男性中心の意識に縛られないので、自分が婿にいく形の結婚も、すんなり受け入れたりします。
 別居結婚、契約結婚、夫婦の姓が別々の結婚など、変わった形の結婚形態も、それが自分の望みを通すのに都合がよいものなら、進んでとり入れるでしょう。
 家庭というものに縛られるのがそもそも嫌いなので、結婚しても自分の好きなようにやりたがり、夫らしさ、妻らしさはありません。男性は仕事や趣味、遊びに熱中し、家族サービスなどは念頭になかったり、女性は家事育児で家に縛りつけられるのを嫌い、仕事や趣味を持って、外に出ることが多かったりするでしょう。家庭人としては、たいへん身勝手ですが、自分が自由にやろうとするだけでなく、家族の自由も尊重します。水瓶座の女性は、結婚当初は違うかもしれませんが、夫がどこで何をしていようと、あまり気にとめなかったりしますし、男性は、妻が外で働くことを嫌だとは思わないでしょう。水瓶座の男性は、妻が専業主婦になり、世帯じみるより、仕事や趣味で能力を発揮し、いきいきと美しくいてくれることを望みます。家で妻が自分の帰りをじっと待っているといった状態は、縛られている感じがするので、好まないでしょう。けっこうマメに動くほうで、妻が仕事で忙しかったりすると、自分が家事雑用から食事の支度まで、やってのけることもあります。妻の役割、夫の役割といった、決めつけた考え方はしたくないのです。
 男性も女性も、生活スタイルにこだわるところがあります。部屋のインテリア、食事、趣味やレジャーなどに関して、一家言あり、絶対に譲らなかったりします。料理に凝る人が多く、男性も料理が趣味で、相当な腕前を見せる人が少なくありません。
 好きなものが一致していたり、共通の趣味を持ったりして、いっしょに遊べるような夫婦関係なら、結婚生活はとてもうまくいくでしょう。ただし、浮気の可能性はあり、特に男性は、気に入った女性をみつけると、ちょっかいを出したがります。もうこれは一種の病気のようなものだと思って、見て見ぬふりをするのが賢明。浮気をいちいち咎めたりすると、かえって夫の心はよそに向いてしまうでしょう。
 他人に対しては、カッコつけたがっても、家の中では、素直に自分をさらけだします。おっちょこちょいなところや、妙に子供っぽいところもあり、いっしょに暮らしていて、けっこう面白い相手でしょう。親意識が薄く、子供と対等に接しますし、本気で子供とケンカするようなところもあります。常識的な目で見れば、はちゃめちゃな親かもしれませんが、子供の前で、自分のダメな部分を平気でさらけだしたりするので、かえって子供が自立しやすいというプラス効果もあるようです。
 
《仕事、金銭面》
 出世欲、金銭欲が薄く、組織の中の歯車のひとつとして、さまざまな規制を受けながら働くことは、性に合いません。上司に頭を押さえつけられたり、わがままなお客を相手に、ひたすら自分を抑えたりすることが続くと、強いストレスを感じるでしょう。単純な事務作業や労働にも向いていません。
 水瓶座にとって何より大切なのは、仕事をしていて、自分自身に価値を感じられることです。この仕事は自分でなければやれないという、誇りと自負を見出せれば、どんな分野の仕事も精力的にこなすでしょう。
 専門的な技術や知識を身につけ、ひとつの道をきわめることが、最も幸せな生き方と言えます。専門家として能力を発揮できていれば、組織の一員としても、あまりストレスを感じずにやっていけるでしょう。比較的自由がきき、まわりの人間の思惑に縛られずに、純粋に仕事に没頭できるような環境がベストです。仕事にやりがいや生きがいを見出していれば、サービス残業も安月給も、さほど嫌とは思わないでしょう。お金がなくても、精神的な満足を得ていれば、人生は価値あるものになります。反対にお金を稼げていても、仕事で自己実現できていないと、たまらないむなしさや焦燥感を感じるでしょう。
 広告、出版、デザイン、ファッションなど、自由な発想を活かせる職業、新しいものを創造する仕事に、最も向いています。時代の先端をいくテクノロジーに関する仕事も、最適な職業です。知的プライドを満たすためにも、知性を活かせる職業につくのがよいでしょう。
 自由業、自営業は、束縛されないという点ではよいのですが、他人に頭を下げられない性質なので、営業面がうまくいかないと、経営が苦しくなる場合があります。
 金銭面は、お金にまったく執着しない性質なので、貯蓄能力はゼロと言っていいでしょう。大金を持たせれば、あっというまに使ってしまいますし、お金がないからといって、気持ちがみじめになることもほとんどありません。友達を何人も集めて、豪勢におごったり、財布がからっぽになれば、友達や恋人にあっけらかんと借金を申し込んだりします。おおらかといえば、これほどおおらかな金銭感覚の持ち主もいないでしょう。
 物にもこだわらないたちで、大枚をはたいて買った高級品も、飽きれば部屋の隅でホコリをかぶったまま、という具合です。

《健康、体質》
 体質は強いほうで、耐久力があります。ただし、物事に熱中すると、食事も睡眠もおろそかにするところがあり、生活が不規則になりがちです。生活のリズムを作ることが大切です。特に中年以降は、若い頃の不摂生のツケが出たり、あちこち体に故障が起きやすいので気をつけましょう。
 自己へのこだわりとプライドが強く、周囲にとけこみにくいという性質から、学校や職場に適応できず、精神的なストレスが病気を引き起こすこともあります。出世競争でしのぎを削るような環境や、建て前だけでつきあわなければならない人間関係、自分を正直に出そうとすると、ひとり浮いてしまうような、没個性の集団などは、水瓶座にとってストレスの大きな種です。
 自分の能力を認められなかったり、束縛の多い生活を続けたりして、鬱屈した気持ちが深くなると、自律神経失調症や、自閉症になる場合もあります。
 精神の健康を保つには、仕事でも趣味でも、自分が自由に没頭できる、自分の世界を持つことが大切です。自分の世界を持っていれば、仕事や人間関係でカベにぶつかったり、不満を抱いたりしていても、けっこう安定した気分で暮らしていけます。水瓶座は、ささいなことで揺らぐような、か細い神経の持ち主ではないので、自分のこだわりやプライドがある程度満たされていれば、あまり問題はないのです。
 愚痴や不平不満、自慢話など、なんでもしゃべることができる友人を持つことも、心の健康を保つのに大切でしょう。




魚座(うお座)
 魚座の絵は、二匹の魚が尾をリボンで結ばれた姿が描かれています。この二匹の魚は、美と愛の女神アフロディテと、その子供エロスの化身とされています。アフロディテは、別名ビーナス、エロスは若者の心に恋の矢を放つキューピッドのことです。
 このロマンティックな由来に表わされるように、魚座は、美と愛を強く求める心を持った、たいへん情緒的な性質です。
 合理性や論理性は、魚座の性質の中にはほとんどないと言っていいでしょう。物事を理屈で判断することがなく、どんなことも感覚的にとらえます。たとえば、あるものを好きになった場合、理屈っぽい性質を持った人は、なぜ自分がそれを好きなのか、理由を考え、意味づけをします。魚座は、好きという感情の原因や意味を考えたりはしません。好きなものは好き、ただそれだけです。そして、好きという感情に、ただただ酔いしれるのです。
 左脳は論理性、右脳は感性をつかさどると言われていますが、魚座は、もっぱら右脳をはたらかせる性質と言ってもよいでしょう。理屈っぽい思考は、感覚、感性を曇らせることが多く、素晴らしいものを感じ取っても、それについて考えているうちに、大事なエッセンスを見失ってしまったりします。魚座は、左脳でごちゃごちゃ考えないぶん、感覚、感性が澄み渡っています。あらゆることを、子供のようにストレートに、そして鋭敏に感じ取るのです。
 魚座の性質が強いと、直感力が鋭く、出来事を予知したり、不思議な体験をしたりする人が少なくありませんが、それも魚座が右脳的な感性を強くはたらかせる性質であるためです。霊的な世界、魂の世界は、純粋に感性の世界で、論理的思考といったものは存在しません。論理性をあまり持たないために、魚座は、霊的な世界、魂の世界に、感性がすんなりと通じるのです。子供は総じて、鋭い感性を持っています。大人になるにしたがって、感性の鋭さは失われていきますが、魚座は子供のころの鋭敏な感性を、大人になってもそのまま持ち続けているようなところがあるのです。
 美しいもの、愛にあふれるものを、鋭い感性で追い求める。そこからは、高い芸術性が生まれることが少なくありません。感じたものを、何ものにもとらわれずに、ぱっと表現する……。生まれながらにアーティストの素質を持っているのです。
 気持ちが乗ってくると、インスピレーションの扉が開き、イメージが豊かに湧き出てくるでしょう。魚座の芸術は、どちらかというと、絵筆をとって一気に描きあげるような、あるいはその場で音をつむぎだしていく即興演奏のような、気持ちの乗りや勢いが必要な種類のもののようです。アートの中でも設計図を用意し、構成を考えて、きっちり組み立てていくような種類の仕事には、あまり向いていないかもしれません。
 魚座に関連のある星は、海王星です。海王星は、海の神、ポセイドンを守護神としています。海王星に象徴される、水のイメージは、魚座の性質を解きあかす、もうひとつのポイントです。
 水は、まるい器に入れれば、まるく、四角い器に入れれば、四角くなります。いうまでもなく、液体である水には形というものはなく、まわりの条件に従って、さまざまに変形します。地形によって、細い一本の流れになったり、激しく流れ落ちる滝になったりします。大きな波、鏡のような水面、飛まつ、一滴のしずく……。水は地形や気象など、周囲の物理的な条件に合わせて、どのようにでも自分を変化させます。
 魚座には、この水のように、自分が置かれた環境に従って、さまざまに自分を変えていく柔軟性があります。自分の価値観や生き方にこだわりを持たず、自分が暮らす環境に、ものの見事に同化していくのです。上流階級の家庭に暮らせば、貴婦人のようになり、下町の商家に嫁げば、いつのまにか商店のおかみさんになりきってしまいます。真面目な校風の学校に通えば、おとなしくて生真面目な学生になりますし、不良グループに混じれば、あっというまに身なりも考えも変わり、昔から不良をやっていたかのように、夜の街を遊びまわったりするのです。
 水に、赤い絵の具を落とせば、赤い水に、青い絵の具を落とせば、青い水になるように、周囲に合わせて、どんな色にも染まることができる性質です。
 水が高いほうから低いほうへ流れるように、魚座は、周囲の自然な成り行きに身をまかせて生きる性質です。まわりの人の考えが自分の価値観や信念とは違うから、というような理由で、周囲に逆らったりすることがありません。反対意見を押し通し、対立すれば、相手を傷つけ、自分も傷つきます。この、傷つきたくない、傷つけたくないという意識が、闘いを避けようとする気持ちを生み、逆らわないで相手に従う生き方になるのです。
 闘いを避けようとする気持ちは、状況によっては、自分さえ我慢すれば、という犠牲的精神を生みます。面倒なことを頼まれても、引き受ければ自分と相手の関係はまるくおさまると思って、やってあげたり、家族ひとりひとりのわがままを黙って受けとめ、ひたすら家族のために生きたり、という具合です。人が嫌がる仕事も、それでコトがまるくおさまるのなら、やってのけるでしょう。受け身で、抵抗をしないために、損な役を押しつけられることもあります。
 逆らわない生き方は、ときに弱々しく見えることもあるでしょう。しかし、魚座には、流れに抵抗しないゆえの、強さがあります。
 柳に雪折れなし、という言葉があります。柳の枝は、糸のように細く、弱々しく見えますが、雪の重みをかわす、しなやかな強さを持っているという意味です。魚座の性質には、この柳の枝のような強さがあります。
 強い者に対して、無駄な抵抗をせず、強い者の傘の下に入り、守られながら、着実に力をつけていくのです。相手の求めに応じて自分を変えることができるので、相手に気に入られるようにふるまい、かわいがられ、引き立てられて、最終的には目的を達成します。魚座が、自分の目標をきっちりと見定めたときは、ほかの星座には真似のできない、相手のふところにすっぽり入りこんでいくやりかたで、成功への階段をのぼっていくのです。
 ぽつりぽつりと落ちる雨だれが、いつしか堅い石に穴をあけてしまうことがあるように、周囲に合わせ、周囲を受けとめて、黙って耐えながら、いつのまにかまわりを巻き込んで、自分の世界を築きあげる。魚座にはそういうしたたかさがあります。自分の欲望を通すのではなく、必要とあれば、自分をなくして相手につくす奉仕の精神や、相手の長所も欠点もすべてひっくるめて受け入れようとする、おおらかなやさしさを持つために、人が寄っていきやすいのです。
 時代の流れにも逆らおうとせず、新しいものをごく自然に受け入れるので、子供や若者の心をつかみやすいというプラス面もあります。
 魚座にとって何より大切なのは、人生の目的をしっかり持つことです。環境に染まりやすい性質なので、目的が定まっていないと、あっちへふらふら、こっちへふらふらと、漂うように生きてしまい、自己というものを持たない、中途半端な人生をおくる恐れがあるのです。まわりの影響を受けやすいので、良い友達をつくるように心がけることも必要です。のめりこんだり、流されたりする傾向が強いので、悪い遊び仲間を持ったりすると、快楽的な生活から抜けられなくなることもあります。
 目的がみつからないと、何を学んだらいいかがわからず、だらだらと怠惰な暮らしを続けることもあります。自分は何も身につけていないという劣等感を持ち、どうせ自分はダメな人間、と投げやりな気持ちになったりするのです。
 流れに逆らわない生き方は、自らの足で立とうとしない、小心さにもつながります。やってみなければわからないのに、どうせやっても良い結果にはならないと、最初から悲観的だったり、誰かが何かしてくれるのをじっと待っているといった、甘えの構造を生んだりするでしょう。強い者にゴマをすり、こずるく立ち回ることもあるでしょうし、人のかげに隠れていれば安心、といった、ふがいなさも現われます。
 傷つけたくない、傷つきたくない、という思いは、人間関係の問題から逃げようとする、心の弱さにもつながります。表面をとりつくろおうとして、嘘をついたり、見なければならないものから目をそらし、問題をさらに悪化させることもあるでしょう。
 
《恋愛面、家庭面》 
 愛する人を無条件に受け入れる、深い愛の持ち主です。毎日でも会いたいと思い、会えない日がしばらく続くと、強い不安にかられたりする、非常に繊細な面があります。会話よりも、雰囲気や肌のふれあいを大切にするところがあり、恋人がかたわらにいて、温もりを感じられれば安心し、気持ちが満たされるのです。性的なことよりも、手をつないだり、肩を抱いたりといった、ロマンティックなふれあいが好きでしょう。
 母親が子供を包み込むようなやさしさと同時に、子供のように恋人に甘える無邪気さも持っています。相手にやすらぎとときめきを与え、恋心をかきたてる、魅力的な恋人になる可能性大です。
 相手が欠点だらけだったり、あまり幸せになれないような状況の恋愛だったりしても、いったん好きになると、自分を捨てて、とことんつくすところがあります。恋は盲目という言葉の通り、相手のすべてが輝いて見え、ハタから見ると危ない恋に、際限もなくはまりこむこともあります。自分がついていてあげなければ、と思わせるような、どこか不安定な人や影のある人に惹かれる傾向もあり、自分がぼろぼろになるまでつくしたり、どうしようもないダメ人間に振り回されたりする恐れがあるので、注意が必要です。まわりの人の助言も耳に入れ、冷静に相手を見るように心がけましょう。
 情が深いために、愛の破局には人一倍打撃を受けます。何も手につかず、お酒で苦しさをまぎらわせたりと、生活がめちゃめちゃになるほど落ち込むこともあります。魚座は良くも悪くも感情に流されやすいので、いざというとき支えてもらえるよう、身近に良い友達をつくっておくことが大切です。
 失恋から立ち直るための特効薬は、なんといっても次の恋人をみつけることです。雰囲気に酔いやすい性質なので、好きだと言われ続けると、初めはなんとも思っていなくても、だんだんその気になり、いつのまにか恋の虜になったりするでしょう。悩みの相談に親身に乗ってくれたり、やさしい言葉をかけてくれたりする異性が現われると、失恋の苦しみなどけろりと忘れて、その人に夢中になることもあります。
 いつもかたわらに誰かがいてくれることを必要とするために、結婚願望は強くなるでしょう。家族に惜しみなく愛を与える、良き家庭人になります。男性の場合、仕事が忙しくても、家族とのふれあいの時間を、できるだけ持とうとするでしょう。妻や子供と過ごす時間が、仕事のエネルギー源になったりするのです。
 女性は、子供の気持ちを直感的に察したり、子供の目線に自分を合わせて、いっしょになって遊んだりと、子育てはうまいほうです。ただし、子供にのめりこみ、甘やかす傾向がありますし、子離れがなかなかできなかったりします。また、夫が仕事で忙しく、夫婦のコミュニケーションが希薄だと、精神的にまいってしまい、神経症になる恐れもあります。
 相手が人間的に欠陥が多かったり、舅、姑がきつい性格で、苦労したりしても、じっと耐え忍び、傷ついたり疲れ果てたりすることもあります。結婚生活が不幸でも、さっさと別れるドライさはないので、結婚に関しては、人の意見もよく聞いて、慎重になったほうがいいでしょう。
 女性の場合、仕事が生きがいだと、仕事にのめりこみすぎて縁遠くなることもあります。不倫など結婚できない関係の恋愛をしていたり、離婚して子供がいたりする場合、恋人や子供の存在が心の支えになり、結婚せずに仕事に打ち込む生活を続けることもあります。

《仕事、金銭面》
 環境にとけこんでゆくという性質から、どんな種類の仕事についても、わりあいうまくこなしていけます。ただし、受け身で相手に合わせる性質なので、販売などの激しい競争や、報道など機敏さや押しの強さが必要な職業には、あまり向かないでしょう。
 他人に引きずられる傾向もあり、派閥が対立しているような職場は要注意で、右へ左へと引きずられ、窮地に陥る恐れもあります。強い者の言いなりになり、結局自分が追い詰められて、取り返しのつかない結末を迎えることもあるでしょう。先をしっかり見通す目を持つこと、嫌なことを突っぱねる勇気を持つことが必要です。
 時代の流れを感じ取る感性を持っており、ビジネスでも、テクノロジーやアート関係でも、先端をゆく分野に適性があります。
 芸術的感性を必要とする職業は、すべての分野に向いています。画家やデザイナー、音楽家など、クリエイターだけでなく、プロデュースやギャラリーの経営などにも向いています。
 服飾、美容関係も適性分野で、香水を扱う仕事やアロマテラピーなどもよいでしょう。
 また、魚座生まれには動物が好きな人が多く、ペット関係の仕事も向いています。
 人につくす奉仕精神を持つところから、看護士など医療関係、海外での援助の仕事などでも、能力を発揮できるでしょう。
 金銭面は、将来に対する不安から、いざというときの蓄えはするようです。ある種、もろい神経の持ち主で、明日の生活の保証がないと、不安で夜も眠れないというところがあります。
 すぐれた直感力を活かせば、投資で成功する可能性も大です。ただし他人の言葉を信用しすぎて、大やけどを追う恐れもあります。
 魚座には、お金持ちの庇護を受けるヒモ的要素と、愛する人にすべてを渡してしまう、つくす要素があります。地位やお金のある人にかわいがられ、裕福になることもあれば、恋人に全財産を貢いでしまうこともあります。

 《健康、体質》
 精神的にもろいところがあり、不安感や孤独感にさいなまれると、神経症になることがあります。物事を悲観的に考えやすく、特にひとり暮らしをしていたりすると、悪い想像ばかりふくらんで、妄想にとりつかれることもあります。心の揺れをまぎらわすためにお酒に走り、アルコール依存症になったり、不眠が続いて、睡眠薬を常用し、薬で体調を悪くする場合もあります。
 魚座には、何かというと、薬に頼る人が少なくありませんが、ふだんから薬づけで、肝心なときに薬がきかなかったり、薬好きが高じて、薬物中毒になる恐れがあるので、注意が必要です。
 飲酒の習慣も、量をコントロールしないと、肝臓などに障害がでるので気をつけてください。
 学校に行きたくないので、仮病を使ったら、本当に病気になってしまった、という具合に、精神が肉体に影響を与えやすいことも特徴です。神経症などの心の病が、体にも病気を作ってしまう。病気という状況に、自己逃避するということが起こりやすいのです。自分は病気だからと、病気に逃げ、さらに心の病を深めるという、悪循環になる場合もあります。
 子供や愛する人が病気で苦しんでいると、自分も同じ痛みを感じてしまうという人もいるほどで、魚座は非常に感情移入しやすい性質なのです。
 健康維持の方法としては、薬やアルコールに頼らないこと。そして悩みを打ち明けられる友人を持つことです。くよくよと悲観的になったとき、そんな自分を笑いとばしてくれるような、楽天的で前向きな友達を持つことをすすめます。また、絵や音楽は、魚座にとって何よりの癒しになるので、生活の中に取り入れるとよいでしょう。鑑賞するだけでなく、趣味として始めると、生活のはずみになるはずです。