基線とは三角測量で使われる、実際に距離を測った最初の一辺のことをいいますが、日本で一番最初の基線が相模原市麻溝台4丁目と座間市ひばりが丘1丁目に結ばれました。基線の長さは5209.9697m。この基線から日本全国に三角点網が作られました。


三角点について簡単に…

義務教育時代に必ず一度は見る国土地理院発行の地図。その凡例に三角点の表記があります。三角点は地図作成の際、距離(位置)の基準となるもの。この距離をもとに地図が作られます。三角点と三角点を結んでいくことによって、大きい三角形が形成され全国に拡大していきました。ところで、なぜこの地に日本で最初の基線がつくられたかについてですが、それは基線を設けるにあたり、平坦で見通しがよく原野で、さらに周囲に三角を描くに適した山があったからだそうです。三角形が形成される順は左図・下表をご覧ください。

基線北端点敷地
基線北端点
周辺地図
 相模野基線
住所 基線北端点・南端点の住所は上記の表をご覧ください。
基線中間点:神奈川県座間市相模が丘2−17
交通 北端:小田急線 『相模大野駅』 から 神奈中バス 大59・60系統 『麻溝台中学校入口』 下車
   JR横浜線 『相模原駅』 から 神奈中バス 相21系統 『麻溝台中学校入口』 下車
中間:小田急小田原線 『小田急相模原駅』 下車 徒歩約14分
南端:小田急江ノ島線 『南林間駅』 下車 神奈中バス小02・台12・林03系統
『ひばりが丘1丁目』 下車
備考 中間点のマンホールは軍手持参で空けてみてください。
中間点から南端点まで歩きたくないモノグサさんには、神奈川中央バス 『相模台停留所』 で 小02系統『南林間駅』 行きに乗り、『ひばりが丘1丁目』 で下車というのがあります。
内リンク キャンプ座間トンネル (相模原市内)
愛宕山 (三角点つながり)
外リンク
三角点名 住所およびだいたいの場所
(基線北端) 下溝村 神奈川県相模原市麻溝台4-10
(基線南端) 座間村 神奈川県座間市ひばりが丘1-29
鳶尾山 神奈川県愛甲郡愛川町中津 (中津小裏)
長津田村 神奈川県横浜市緑区長津田町 (東工大裏)
三角点名 住所およびだいたいの場所
連光寺村 東京都多摩市連光寺6-19 (多摩大付近)
浅間山 神奈川県平塚市高根 (湘南平)
丹沢山 神奈川県相模原市・山北町・清川村交点 
鹿野山 千葉県君津市鹿野山 (鹿野山山頂)


相模野基線北端点

この基線の存在は昭文社の地図(史跡・名勝マーク)で知りました。昭文社の地図にはたまにマニアックな史蹟・名勝が載っていたりするから面白いです。小田急線相模大野駅から神奈中バスに乗り、麻溝台中学校入口下車。(当時の停留所名は“はの原”) バス停の前には北端点の案内板があるのですぐに見つけることができます。三角点は敷地の奥にありました。周囲に散りばめられた白い石が、地味な三角点を引き立たせています。


基線に沿って

基線に沿って歩いてみることにします。とは言っても、私有地を貫く基線。線が見えるわけでもなく、住宅地の中をウネウネ。。。ちなみに歩きたくないモノグサさんf;^_^ には、先ほどの『麻溝台中入口』から、神奈川中央バス 小04・小14・相21系統 『小田急相模原駅』 行きというのがあります。


相模野基線中間点

少し探すのに苦労した中間点。遠くから見ただけでは、下水が通る普通のマンホールにしか見ませんが、マンホールにはちゃんと名前が書かれています。このマンホール(フタ)、開けられるみたいですが、ムカデやらヤスデやらが出そうなのでやめました…。このフタを開けたら何が出てくるのだろう…興味のある方はどうぞ!
基線中間点のフタ
解説板
周辺地図
標石とその横に三角点
三角点
周辺地図


相模野基線南端点

中間点から直線距離にして2610mの南端点にやってきました。いちおう下調べはしていたので見つけることが出来ましたが、しなかったらおそらく見つけられないと思います。私有地の敷地内にある三角点。ここにもきちんと標石が置かれていました。この相模野基線北端点は、相模野“市”指定史跡。日本の地図史に残る貴重な史跡なので、市ではなく国指定にしてもおかしくないでしょう…。