画廊やギャラリーが入るこのビルは、1932年(昭和7年)竣工の元高級アパートメント。そしてここには今どき珍しい手動式エレベーター(動かすときは自動ボタン式)があります。現在は新しいものに置き換えられてしまっていますが、手で開ける方法はそのままです。


奥野ビル入口

奥野ビルは地下1階、地上7階建て。7階は増築したらしく竣工当時は6階建てだったようです。この当時の建物によく見られるスクラッチタイル(ギザギザのあるタイル)を使った外壁。1階入口も改装されていますが、特徴ある丸窓は竣工当時からあるものだと思います。

     エレベーター使用方法
 奥野ビル
住所 東京都中央区銀座1-9
交通 東京メトロ有楽町線 『銀座一丁目駅』 下車。10番出口より徒歩約30秒。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 『銀座駅』 下車。10番出口より徒歩8分。
備考 現在は扉・カゴ共に新しいものに置き換えられていますが、扉の開け方は旧式のままです。
お気づきかと思いますが、写真が前後しています。
内リンク  成田空港連絡シャトル(横に動くエレベーター)
 首都高八重洲乗客降り口 (中央区内)
外リンク


奥野ビルエントランス・手動式エレベーター

入って右手にエレベーターがあります。扉は一見すると普通のもの。カゴが来ているかいないかはレトロなインジケーターで確認します。このエレベーターは1階と6階・7階しか行けず、2〜5階に行く人は階段を利用しなければなりません。古いエレベーターなので途中階の停止装置が故障しているのだろう。うむ。って冷静に考えれば、ちょっと恐いです…。竣工当時はエレベーターなんてとても珍しかったんでしょう。使用方法が事細かに書かれています。旧字体&カタカナ表記。『釦ヲ押ス』ってなんとなく分かりますが、へぇ、漢字でこう書くんですか。


手動式エレベーター内部
扉は二重になっていて、外側の扉を開けると蛇腹式の内扉が現れます。すっぴんの妹に開けてもらい撮影。この扉、かなり重たいです。外扉を押さえつつ内扉を開けてカゴ内に入るわけですが、男の僕でさえも手で押さえるのは大変。。。カゴに入り外扉と内扉、両方閉めます。両方閉めないとボタンを押してもエレベーターは動かないので注意とのこと。行き先階のボタンを押したとたんってもうすごい音と振動でした(((;゜Д゜)))
運転は自動運転
こんな動きでも一応合格しています
運転中の様子


6階の扉とビル内部

6階に到着。1階とは違い、6階の外扉は小窓付きなので、エレベーターのカゴが来たかを確認することができます。そしてエレベーター乗車後はビル内をウロウロしました。この建物は画廊やギャラリーなどが20軒ほど入っているそうなので、それらを覗いてみるのもいいと思います。それにしてもこの建物、複雑です。
階段
レトロな扉
   踊場の小窓の向こうに階段が


ついでに…

ついでにこのエレベーターの止まらない2〜5階のエレベーター扉はどうなっているのか見てみました。扉の小窓には目隠しがしてあって覗けないようになっていました。インジケーターは3階表示のまま。扉も開きそうにありません。もし途中で止まったら… ヒャっ
日本全国、まだまだ手動式エレベーターが健在!古い建物を見たらそこには… けど法に触れない程度にね。