◆ メキシカントレイン

ゲームについて
 メキシカントレイン(Mexican Train)は、代表的なドミノゲームですが、どこにも日本語でルールを紹介しているサイトがないようです。専用のドミノセットまで販売されている人気ゲームが、この有様ですから、やっぱりドミノゲームの認知度って低いんでしょうね。みなさん、ドミノの普及をよろしくお願いします。
 本来、このゲームはオリジナルはダブル12で行うもので、一般にはダブル9以上のドミノを使って多人数で遊ぶことが多いようです。しかしダブル6ドミノさえ普及していない日本では楽しいゲームであるにもかかわらず、ほとんど知られていないのが現状です。
 メキシカントレインも基本はドローゲームと同じで、ドミノ牌の同じ数字をつないでゆき、いち早く手牌を出しきった人が勝ちとなるゲームです。


<準備>
 まずあらかじめ別にしておいたエンジン牌を中央に置く。 第1ラウンドのエンジン牌はドミノセットの最も大きな数のダブル牌――ダブル12なら[12|12]で、第2ラウンドは2番目に 大きな数のダブル牌といった具合にラウンドを進めてゆき、最終ラウンドは[0|0]になるようにする。よって1ゲームはダブル12なら13ラウンド制、ダブル9なら10ラウンド制となる。
  次にエンジン牌以外の各自、手牌の枚数だけドミノ牌をひいて残りは場に伏せておく。手牌の数はダブル12の場合、2〜4人なら15枚、5〜6人なら11枚、7〜8人なら8枚とする。ダブル9の場合、3人なら15枚、4人なら11枚、5人なら9枚、6人なら7枚とする。最適プレイヤー数はコンポーネントの仕様上、ダブル12牌で5〜7人です


<ゲームの流れ>
 任意のプレイヤーから時計回りにはじめて、エンジン牌にドミノ牌を自分の手前に向かってつなげてゆく。全体としてはエンジン牌を中心に放射状にドミノ牌が並ぶかたちになる。このエンジン牌につなげた自分の牌が各自のトレインとなる。このとき、自分のトレインの代わりに共同トレインを作ることもできる。共同トレインはエンジン牌につながる牌を出せれば誰でも牌をつなげることができる。共同トレインは1ラウンドごとに1列までとする。最初に共同トレインを作った後に自分のトレインを作ることもできる。

 トレインに牌をつなげられるときは必ずつなげなくてはならない。ただし通常は他のプレイヤーのトレインにはつなぐことはできない。もし牌がつなげられない(あるいは最初の1枚を出せない)ときは、場にある牌を1枚ひく
 牌をひいてきても牌をつなげられないときは、その牌を手札に加え、さらに自分のトレインの先端にパーソナルマーカーを置いてオープン状態にして次の人の番になる。オープンになったトレインは共同トレインと同じになって誰でもつなぐことができるようになる。再び自分のトレインをクローズするためには、次のターン以降で自分のトレインに牌をつなげるしかない。
また場にひける牌がなくなってしまったときは、牌をひかない他は通常通りに進行すること。

<ダブル牌の特殊ルール>
 ダブル牌を出したときは特別にもう1枚続けて牌を必ず出さなければならない。たとえばダブルを連続して出せば連鎖して何枚でも出せる。
 このとき出された最新のダブル牌に対してもう1枚をつながった場合は特に何も起きない。しかしダブル牌とは違うトレインにつなげた場合、もしくはどこにも牌をつなげられなかった場合、次のプレイヤー以降はこのダブル牌に(クローズ状態の自分以外のトレインでも)つながる牌を出さなくてはならない。これを示すためにダブルマーカーを置くこと。1枚でも牌がつながればダブルマーカーは取り除かれ、普通の進行に戻る。
 このとき牌を出せずにダブルマーカーが置かれていた場合は、もちろん通常処理としてパーソナルマーカーは残りオープンのままである。
※簡易ルールとして、ダブル牌が出されたとき、つぎの1枚はそのダブル牌につづくものだけに限定するルールもある。

<ゲームの終了と得点>
 もし最後の1枚がダブルだったときは追加の1枚は不要で、そのままラウンドの終了。
 スコアは全員分の残り手牌のスポットの合計数が、そのまま勝ち点となる。エンジン牌が[0|0]になるラウンドまで終了した時点で最高得点の人が最終的な勝者となる。
 また各自の残り手牌をマイナス点として、最も点の低いプレイヤーを勝者とするルールもある。

米国ではメキシカントレイン専用のドミノが何種類も売られている。
汽車のマーカーがかわいい。音が鳴るのもあるぞ!

<用語>

エンジン牌:ゲームの中心となるダブル牌。ラウンドごとに決められている。

トレイン:エンジン牌につながったドミノの列。通常は自 分のトレインにしか牌をつなげられないが、オープン状態になると誰にでも牌を置かれてしまう。

共同トレイン:いつでも誰でも牌を置けるトレイン。先着1列まで作ることが出来る。

パーソナルマーカー:自分のターンでドミノ牌をつなげなかったとき、そのトレインがオープン状態になったことを示す印。チップやゲーム駒を利用するとよい。

ダブルマーカー:ダブル牌につづけて、もう1枚の牌をつなげなかったとき、そのトレインがオープン状態になったことを示す印。パーソナルマーカーとは区別できるものにしておくと便利。


<コメント>
 メキシカントレインも基本のブロックゲームと同様に自分の出せるドミノ牌の目を多くしつつ、相手には出させないように目を減らしてゆくのが基本戦術です。そのため、なるべく自分のトレインはオープンにしないようにして、オープンになってしまっても、早くクローズすることを心がけましょう。
 また、このゲーム特有の一度に2枚出せるダブル牌のコンビネーションについて工夫することも重要です。ドミノ全般について言えることですが、既に出ている牌を見て、相手の持っ ている目を予想しながらプレイすれば、とりうる作戦の幅が広がって、たいへん有効です。


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