
一輪車の競技大会
(1)一輪車の競技規定(昭和62年4月現在の規定)
@資格
競技者の資格はアマチュアに限られる。
A車輪
競技会において用いる一輪車は、車輪直径16インチ(クランク長4〜4.5インチ)、20インチ(クランク長4.5〜5インチ)24インチ(クラン
ク長5〜5.5インチ)とし、各インチごとに競技する。
(やむなく、18インチ、22インチを用いる場合は、18インチは20インチに、22インチは24インチの組にそれぞれ編入する。)
B失格および除外
1)あらかじめ定められた種別に違反して(車輪、インチ数、クランク長、性別、年齢)競技したとき。
2)他の競技者を故意に妨害したとき。
3)競技者が不正なスタートを2回行ったとき。(不正なスタートとは、スタート合図以前に車輪前方の端がスタート線を越した場合、
又は車輪が動いた場合をいう。)
C救済
競技中に他の競技者によるあきらかな妨害を受けたとき、並びに他の競技者の転倒などにより走路をやむなく妨害されたとき、不
利益を受けた競技者は競技役員の承認のもとに再挑戦できる。
Dスタート姿勢
競技者はスタート地点において、スダンドにつかまり、静止した状態からスタートする。
Eコース
1)コースの巾は1m25cm。
2)スタート線と決勝線のラインの巾は5センチ。
3)走行距離はスタート線の決勝線から遠い端と、決勝線のスタート線から近い方の端までである。
Fスタートとゴール
1)スタートは競技者の車輪前方の端が、スタート線の決勝線から遠い端とする。
2)ゴールは車輪の先端が決勝線のスタート線に近い端とする。
G競技種目
1)直線100mスプリント競争。
2)スラローム(助走4m、コーン10個を各90cm間隔に設置し、ゴールは最終コーンから7.9mとする。競技者は10個すべてのコーン
を通過しなければならない。接触してコーンが移動してもよいが、倒してはいけない。
3)片足走行
助走は7m地点の線以内で片足走行に移ること。越した場合は失格とする。走行距離は30mとする。
4)障害物レース
5)タイヤ乗りレース
走行距離は30mとする。
6)カンガルーレース
静止状態からスタートする。走行距離は30mとする。
7)ハンドル一輪車レース
8)中距離レース
9)リレーレース
10)個人・カプルズ演技
(2分以内。越えた場合は減点)
グループ演技
(3分以内。越えた場合は減点)
11)その他特に一輪車協会が定めた種目
12)演技の採点方法
創造性、優美さ、技術の3種類で各100点満点、落者2点減点で合計300点満点とする。点数の目安のため、基本点を70点とする。
※2)〜7)に関しては、落車失格とする。
(2)直線100mスプリント競争
スタンディングにつかまって、静かに用意の姿勢をとります。
スタートの失敗(スタート直後にバランスを崩す。)が多い。気持ちが先走って体だけが先行してしまわないように注意してスタートしましょう。
走行中の手の構え、上体の構え、目線に注目。個人的な差はありますが、左右へのサドルのプレを小さくして、走行ロスを少なくする工夫が、このような走行姿勢を生みだしました。まだまだ工夫の余地があるかもしれません。
(3)障害物レース
全日本の大会では下の写真のように、台をこえてからスラロームに移っていきますが、まだこの台が一般に普及していませんので、右の図のようなスラローム種目を障害物レースとして実施している所が多いようです。
このようま実施の仕方を大回転レースと呼ぶ場合もあります。4個以上コーンを倒したり、落車や不通過は失格になります。台を降りる点と、連続の小まわり技術が大きなポイントになる所です。
(4)中距離レース(400m)・一輪車リレー(100m×4人)
スタートの要領は直線100mスプリント競技と同様ですが、スタートしてからはオープンコースになります。
したがってコースの走路妨害に気をつけなければいけません。やむなく落車をしてしまう場合には、横と後方走者の妨害にならないよう出来るだけ注意しましょう。
リレーは先着順にインコースでバトンの受け渡しをします。
バトンの受け渡しがポイントになります。バトンを渡し終えた後も、後方の走者の妨害にならないようにしばらく走らせてから降車するようにします。
(5)、何度の高い一輪車競技
○ハンドル一輪車レース
○片足レース
○カンガルーレース
○グライディングレース
○タイヤ乗りレース
落車による走路妨害がおきやすいので、余裕があれば、コースとコースの間を広くとれるようにしましょう。
これらの競技は、勝負よりも、まず完走することをめざして練習しましょう。
(6)長距離レース[10kmレース][フルマラソン][100km記録会][100マイル(161km)記録会]
昭和61年に、北海道で始めての一輪車フルマラソン大会が行われました。
トップクラスの記録は、ほぼ女子マラソンの記録と同じくらいです。
ジョギングブームから市民マラソンが生まれ、歩くスキーのブームから、スキーの市民マラソンが生まれ、そして、とうとう一輪車のマラソンレースが始められたのです。
一般の市民が、ワイワイガヤガヤと楽しみながら健康的に競いあえる市民レベルのレースが、一輪車でも実現されることでしょう。
一輪車の坂道歩行はとても恐いし大変だろうと思う人が多いようです。しかし、普通のジョギングよりも落であることにすぐ気がつかれることでしょう。でも、股ずれ対策には工夫がいるようですから御用慎の程を。