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| 「のんびり♪気ままに♪読書タイム」へようこそ! このホームページは本を読むことが好きな私が、最近読んだ本を記録しつつ、見にきていただいたみ なさまにも紹介したいなぁという思いで作りました。 よかったら皆さんも読んでみてくださいね♪ |
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| 廃墟に乞う 佐々木 譲 |
砂の狩人 大沢 在昌 |
幻の女 香納 諒一 |
新宿・夏の死 船戸 与一 |
| 地を這う虫 高村 薫 |
暗闇商人 深田 裕介 |
闘うプログラマー G・パスカル・ザカリー |
ダークムーン 馳 星周 |
| 予知夢 東野 圭吾 |
情報は1冊のノートにまとめなさ い 奥野 宣之 |
伝説のディーラー 大下 英治 |
鎮魂歌〜不夜城U 馳 星周 |
| ガリレオの苦悩 東野 圭吾 |
雨のなかの犬 香納 諒一 |
フェイク 楡 周平 |
マンゴーレイン 馳 星周 |
| ドリーム・ハウス 小林 信彦 |
日本国債 幸田 真音 |
不夜城 馳 星周 |
夜光虫 馳 星周 |
| 101号室の女 折原 一 |
(コミック)東野圭吾ミステリー傑 作選 |
太陽の馬 落合信彦 |
禿鷹の夜 逢坂 剛 |
| らんぼう 大沢 在昌 |
eの悲劇 幸田 真音 |
心では重すぎる 大沢 在昌 |
虹の谷の五月 船戸 与一 |
| もう君を探さない 新野 剛志 |
回避(ザ・ヘッジ) 幸田 真音 |
ジョーカーシリーズ 大沢 在昌 |
蝕みの果実 船戸 与一 |
| 刹那の街角 香納 諒一 |
投資アドバイザー有利子 幸田 真音 |
冬の保安官 大沢 在昌 |
午後の行商人 船戸 与一 |
| 餌 ケネス・アベル |
レッドゾーン 真山 仁 |
スーパーゼロ 鳴海 章 |
海燕ホテル・ブルー 船戸 与一 |
| ハッカーの報酬 ジョン・サンドフォード |
脱出 西村 健 |
闇の戦場 鳴海 章 |
緋色の時代 船戸 与一 |
| 殺人チャットルーム スティーヴン・キャネル |
スクリーミング・ブルー 藤木 稟 |
街角の犬 鳴海 章 |
王たちの行進 落合 信彦 |
| ナイト・ヴィジョン ロナルド・マンソン |
ガリバー・パニック 楡 周平 |
俺は鰯 鳴海 章 |
そして帝国は消えた 落合信彦 |
| 顔に降りかかる雨 桐野 夏生 |
血と骨 梁 石日 |
Cの福音 楡 周平 |
騙し人 落合 信彦 |
| 夜明けの街で 東野 圭吾 |
火曜日の聖餐 森 純 |
夜の眼 北方 謙三 |
ファイナル・オプション 落合信彦 |
| 流星の絆 東野 圭吾 |
闇の子供たち 梁 石日 |
汚名の広場 北方 謙三 |
運命の劇場 落合 信彦 |
| 魔女の笑窪 大沢 在昌 |
ストレンジ・デイズ 村上 龍 |
煤煙 北方 謙三 |
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| 道 笠井 潔 |
バイアウト 真山 仁 |
リミット 野沢 尚 |
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本書はたぐい稀なるストーリーテラーである著者の技を堪能できる作品! ミステリー推理小説を読みたい方!東野ワールドをぜひ堪能してくだ さい!! ドラマで福山さんが出演して、大人気のガリレオシリーズです。天才物 理学者・湯川学が怪事件を鋭い洞察力と天才的な推理を駆使し、科 学的に解明していく物語です。 本書では、科学では解き明かしきれないさまざまな怪奇現象に挑みま す。 「夢想る(ゆめみる)」では、ある男にストーカーされている女性の部屋に その男が不法侵入とさらに逃げる際にひき逃げをした罪で逮捕され、本 人も自供で終わる事件なのだが、その男の動機がどうしても腑に落ちな い湯川の旧友で刑事の草薙は、湯川に謎を解明するよう依頼する。そ の男は、ずっと付きまとっていた女性には今までただの一度も接触した事 もないのにその女性を運命の人だと心から信じていた。というのもその女 性の名前がその男の学生時代から自分の運命の人で同姓同名だとい う理由から信じきってしまったのだ。 そんな奇想天外なことが起こりうるのか湯川は、さっそく謎の解明に動き 出す。すると、まったく意外な事実が浮かび上がる。一度も出会ったこと が無い2人の間には衝撃な過去が隠されていた!! そのほかにも、本書のタイトルにある夢で見たことが実際に起こってしまっ た事件の謎に湯川が挑む「予知夢」や心霊写真などの霊の謎を解く「 霊視る」やある一軒家で起こるポルターガイスト現象の理由に挑む「騒 霊ぐ」などの難事件を次々と解き明かしていく。 深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発 砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと 主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶 然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が 解明する、人気連作ミステリー第二弾。 |
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事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、天才科学者・湯川が 立ち向かう ! 推理小説が好きな方にはおすすめの一冊です♪ 常に冷静沈着であらゆる視点から鋭い洞察力で謎を解き明かす天才 物理学者の湯川学准教授が、さまざまな事件を刑事で旧友草薙と女 の視点から鋭い観察力と推理力をもつ草薙の後輩の内海薫らと解決し ていく物語です。ドラマでは福山雅治さんが主演で有名ですね。ガリレオ シリーズを読むのはこの本が初めてだったのですが超面白かったです! 本書では、ある女性の自殺の真相や金属の特性を生かして遠くにいる 人間を殺害する謎や密室部屋からの謎の脱出や金貨3000万円の 行方。そして、最後の章では、ある物理学者から湯川への挑戦状とど の物語も驚くべきトリック(現象?)の数々。読む人の心を離しません♪ どの章もよかったのですが、私が印象に残った場面は、指標す(しめす) という物語に出てくる少女は、おばあちゃんからもらった水晶を使い、迷っ たときに自分の行くべき道を指標してくれるいわゆるダウンジングで、ある 犯人の手がかりを見つけるのですが、いまいち信用できない警察は湯川 にこの少女を合わせることに。ダウンジングという現象に興味を示した湯 川であったが少女との会話でダウンジングの実験を突如取りやめる。 そして、事件を解決した湯川に会いにきた内海薫は、ダウンジングの 実験・実証しなかった理由を問いただすと、湯川は、「彼女は振り子に よって、自分自身の心と対話している。迷いを振り切り、決断する手段 として使っているに過ぎない。自分の良心が何を目指すのかを示す道具 があるなら、それは幸せなことだ。我々が口出しすべきことじゃない。」 この言葉に、普段からあまり他人のことに興味を示さない湯川の意外な 一面と少女を思いやる優しさにグッときちゃいましたね。 |
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東京で家の建てようとする男女をブラックジョークと共に描くモダンホラー 小説! 「紳士同盟」や「東京少年」で知られるこの著者≪東京三部作≫として の第一作目の作品です。著者いわく、本書は「家と性と死をめぐるブラ ック・コメディー」と位置づけ、登場人物には一人として名前がなく、私と しては、というか読んだ方はえっっ!これで終わりなのとやや消化不良的 な感じに思っているかもしれませんね。というのも、登場してくる人物や 物語が謎のまま終わっちゃうからです。 主人公は”ぼく”で一人称で物語は進んでいきます。40歳を過ぎ、作 家として生活を送る男(ぼく)を中心に大学の同僚の映画評論家・DD ややや認知症気味の母・ぼくの彼女・瀬里奈の4人が織り成す「死・家 ・性」をキーワードにブラックユーモアを取り混ぜながら進行していく推理 小説です。 そして、その意図を著者は、最後にこう綴っています。 アメリカの若い映画監督ティム・バートンの言葉を引用しておく。「ぼくは 謎をオープンのままにしておくのが好きだ。ハリウッドでは全てがきちんと 説明され、片付けられてしまうが、僕は夢を見ているような不思議な感 じというのが大好きさ。台詞に観客の想像力を刺激する部分を残してお くのもそのためなんだ。」 |
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生徒の家出と本間殺しに意外な接点が浮かび上がり、二つの事件が 高梨の過去を蘇らせる。長編サスペンス・ハードボイルド! 旅行会社に就職したものの「自分に嫌気がさし」会社も実家にも無 断で失踪し、ホームレス生活を送りながら、江戸川乱歩賞受賞を 目指しながら応募原稿を書き続け、遂に「八月のマルクス」で第45 回江戸川乱歩賞を受賞するという少し変わった経歴を持つ著者。 この本は受賞第1作にあたる作品です。 元暴走族のリーダーで、現在は、私立桜香学園の教師で主人公の 高梨。夏休みに高梨が受け持つクラスの高橋陽子が突然失踪。高 梨は早速、高橋陽子の行方を調べるために周辺の人間関係を 探る。その矢先、ヤクザの幹部で高梨が家庭教師をし、大人にな った現在でも付き合いがある本間が何者かに残虐に殺される。高 梨は、高橋陽子の行方もわからないまま本間の葬儀に駆けつける 。葬儀が終わって、帰路の途につく本間と同じヤクザの幹部・柳田達 に拉致され、本間が密かに高梨の行動を見張るように手下に命令 した直後に殺害されたのを知り柳田は高梨が本間殺しの犯人と疑う 身に覚えの無い容疑をかけられた高梨は、1週間の猶予をもらい 本間殺しの真犯人を突き止めるハメに! 本間殺しの濡れ衣をかぶせられた高梨は、犯人を見つけるため捜 索していると失踪中で高橋陽子は、一人ではなく男と逃亡を図り、 その男が本間殺しの真犯人かもしれないという決定的な証拠が見 つかる。そこで、本間が密かに自分を見張っていた理由はそこに あり、高橋陽子が見つかれば一緒にいる男も見つけられる算段だ ったのだが、無残にも不意うちにより本間は殺されてしまったのだ。 しかし、本間殺害には、まったく別の秘められた理由が存在し、そ こには誰もが驚く真犯人が・・・・。 この物語は、高梨の洞察力と頭の回転の速さと先の読めないスト ーリー展開におもしろさが拍車をかけ、読み手の心を離しません♪ インターネットがもたらす社会の闇の部分が鋭く描かれています。 高校生時代にお小遣いほしさで安易に撮影を許した猥褻ビデオが インターネットの普及により、ある若者のアイデアでホームページ にその猥褻ビデオが紹介され、その主演者たちの現在の個人情報 を現金で買取り、そのホームページで赤裸々暴露。気づいた時は すでに遅く、インターネットに流出した情報はまたたく間に大人にな った彼女達の社会生活を地獄に落とす。紹介されている猥褻な画 像もきわどい部分は巧みにボカシを入れているので違法ではなく、 本人の現在の顔もしっかり掲載されているので身近にいる人はす ぐに気づかれ、ひどい場合には会社を辞めざるを得ない状況に。 本書は2000年頃に出版された本で著者自身もいずれこういう時代 が到来するだろうと警告していたのかもしれませんね。 |
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警視庁捜査一課、中本係長率いる通称“中本軍団”の刑事たちが繰 り広げる警察小説集! この本は、警視庁捜査一課・草薙課長を筆頭とする捜査一課にあ る各班の内「中本班」の刑事達を中心にさまざまな事件を解決して いく物語です。 「中本班」に配置されまもない新米刑事の堀江刑事は、先輩の轟 刑事と連日の張り込みで、鉛の様に重い体を引きずりながら、徹 夜明けで本庁(おもや)に帰るのだが、「中本班」の親爺(中本) に呼び止められ、大学時代の同級生の霧島が殺人容疑の重要参 考人として取調べを受けていることを聞き、堀江刑事は、親爺から 取調べを手伝って欲しいと頼まれ、ひさしぶりにあう霧島と対面す る。 堀江の顔を見て安堵する霧島は、「自分は殺していない」とアリバ イを告白し、そこで霧島の親友で堀江も知っている河林にその時 間にあったという。が、裏を取るため河林に会いに行くが河林は見 ていないとあっさり拒否するが、明らかにうそをついている。霧島 の無罪を信じつつ、堀江は、刑事として学んだ捜査方法で足を使っ て揺さぶりをかけることで、相手にやましい事があれば必ず挑発に 乗ってくるはずと踏む。案の定、河林からえらい剣幕でまくし立てら れ事件は展開し始める・・・ 本書では、警察組織の背景や捜査ノウハウ・隠語など刑事の仕事が 詳細に描かれています。例えば、捜査一課内での別の班との手柄 争い・同じ班の同僚との固い結束力や初動捜査のノウハウ・捜査 会議の進捗状況・所轄と本庁との連携・管轄(縄張り)のルール など、そして、警察内での隠語のやりとりも所々にちりばめられて おり、本庁(おもや)・死体(ロク)・部長刑事(デカチョウ)・前科者( マエモチ)など聞きなれない言葉があって新鮮でした。 各キャラクターを通して、刑事という仕事のつらさ・無力感・悲壮感 が物語をより一層引き立たせているのも本書のひとつの魅力です 続編があればぜひ読みたいと思います。 |
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マフィアのボスの息子を事故死させてしまった刑事ジャックは、検事ケイト と共にダンジェロ逮捕のために立ち上がった。鮮烈なデビュー作! この本もけっこう読み応えありましたね。主人公のジャック・ウォル シュ刑事はパートナーのジェリーと共に違法な商売をしている部屋 を急襲・逮捕に出かけるが待ち伏せにあい、パートナーのジェリー が撃たれて死んでしまう。それ以来、ジャックは酒に溺れ自暴自棄 になってしまい、挙句の果てには、酔払い運転のあげく、ボストン の暗黒街を牛耳るマフィアファミリーのボス・ジョニー・ダンジェロの 最愛の息子を事故死させてしまう。 警官の職を失い、刑務所で服役するジャックは、ダンジェロの復讐 におびえていたが、元警管としての計らいで何とか危害を加えら れずに満期・出所した。しかし、ダンジェロからの報復にジャックの 恐怖は出所してから始まった。 その一方で、ダンジェロをどうしても逮捕したい連邦地検は、ダンジ ェロ周辺の監視を強化するが用心深いダンジェロはなかなか尻尾 を出さないことに焦っていた。連邦検事補・キャサリン・ハガーティ ーは、ダンジェロの息子を事故死させたジャックが釈放されたこと を知り、ジャックの個人ファイルを調べ始める。 キャサリンは、ダンジェロ逮捕にジャックを生餌として協力を仰ぐ。 協力に否定的だったジャックだが、ジャックを襲撃しようとダンジェ ロの指示で殺し屋がジャックの兄をまちがって射殺した挙句に勲章 として片耳を抉り取られる。兄の死をきっかけにジャックは、おとり 捜査に協力する。ジャックとの協力で捜査が進展していく中でキャ サリンは、ジャックの告白により、彼と亡くなったパートナーそして 複数の警官仲間達が裏犯罪にどっぷり手を染めていた実態を知り、 ショックを受ける。 ジャック自らの名誉と正義の回復にかけて、今一度決死の戦いと 真実を突き止めることを決意し、戦いに挑む! パートナーの死の真実が明らかに。信頼していた仲間のまさかの 裏切りにジャックの怒りは頂点に! |
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天才ハッカー・キッドが挑むある大企業のコンピュータシステム破壊計画! 本のタイトルにつられて買ってしまいましたが、かなり面白かった です。本書はライバル企業のコンピュータシステムに侵入・破壊す ることを目的として仕事を請け負うハッカーとその仲間達が織り成 す痛快なコンピュター犯罪小説です。 主人公のキッドは、普段は画家として悠々自適の生活を送ってい るが、実は優秀なプログラマーでソフトウェア開発やコンピュータが からんだ裏仕事をしながら収入を得ている。 そんなある日、アンシャイザーという会社の機密ファイルを盗んだ ホワイトマーク社に対しての報復として、ホワイトマーク社のコンピ ュータシステムに侵入し、破壊プログラムを仕組む仕事を引き受 ける。キッドは早速、目的達成に必要な仲間を集める。泥棒として ピカ一の腕を持つルーエレン、スキャンダルで失意の生活を送るジ ャーナリストのデイス、ネットワークを巧みに利用し、キッドの欲しい さまざまな情報を提供してくれるボビー。 それぞれの役割を充分に理解し、期待にこたえる行動を存分に発 揮しながら、キッドの作戦は成功へと一歩一歩確実に近づいていく 。が、作戦が順調に進んでいくにつれ、アンシャイザー社の依頼理 由に矛盾があることに気づき始めたキッドは、ネットを通してやり取 りしているボビーにアンシャイザー社とホワイトマーク社の詳細情 報を調べさせる。キッドが気づいた驚愕な真実が!そして、新たな 作戦を実行しようとキッドは動き始める。 この本を読んで、ハッキングテクニックや家屋侵入などの描写がひ んぱんにでてきますが、私は、キッド自身の行動や考え方に強く惹 かれました。 というのも、彼にとって絵を描くときやタロットで占うことは、たんに 暇を弄ぶことではなく、一種のシミュレーションとしてとらえ、事実に 基づく客観性の立場に立つことでより効率的に問題を解決していく 手段だという考え方は新鮮に写りました♪ |
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猟奇殺人者で天才ハッカー・レナードVS犯罪プロファイラーのカレンと 捜査官のジョンの決死の追跡劇! この著者の本を読むのは本書で2作目で前作では「陰謀」というタイ トルで、マフィアがメディアを巧みに操作することにより自分達のボ スを大統領候補としてホワイトハウスに送りこもうとする物語で、と ても面白かったので今回もまた楽しく読ませてもらうことになりま した。 本書では、仕事をしている間は肥満で醜く気弱なレナードだが、コ ンピュターの前では「風の吟遊詩人」としてサイバースペースを支 配する存在で、あらゆるコンピュータシステムの穴を見つけては、 侵入し、次のターゲットを物色すると、彼のゆがんだ人格が多重人 格化し、猟奇的な殺人を繰り返す連続殺人犯。彼の並外れたハッ キングにより、警察も彼にたどり着くことができない。 優秀だが反逆的な性格が災いし性犯罪を扱う部署に飛ばされた特 別捜査官ロックウッドは、心理学・犯罪プロファイリングと2つの博 士号を持つカレンとであう。彼女はそのときノルウェーにある匿名で メッセージのやりとりができるサイト「ぺネット」にログインしようと奮 闘中。「ぺネット」は、性的異常者が集まる場所で、小児性愛者や 死体嗜好者が定期的にチャットしている危険なサイトであるため、 どうしても侵入する必要があるカレンは、メキシコ系アメリカ人ハッ カーで逮捕・投獄されているマラヴィータの協力を得ることに。マラ ヴィータのハッキング技術で「ぺネット」の侵入に成功したロックウッ ドとカレンは、早速他の誰かに成りすまし、チャットルームに入った のだが、そこで「風の吟遊詩人」であるレナードに気づかれ、ひそ かに逆追跡され、カレンのアカウントとアクセス場所を知られてし まう。アクセス場所はロックウッドの前妻の家だったのが、最大の 悲劇になってしまった。 レナードは、追跡先の住所をたどって、ロックウッドの前妻と最愛 の娘を残酷に殺害される。ショックを受けたカレン・ロックウッド・マ ラヴィータは、それぞれの専門知識を生かし、レナードを追跡する ことに。犯罪プロファイルの知識とハッキングテクニックの知識が 優秀で狡賢い天才ハッカーを追い詰める! この著者の作品は、テンポのいいストーリー展開とチームで敵に立 ち向かうことと主人公達がストーリー展開によって一度は極限まで に精神的・肉体的に徹底的ダメージを受けることで、物語にメリハ リがつき、より面白い作品になっているのではないかと思います。 |
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たったひとつのコンピュータ操作により、アメリカ東海岸数百万が命を落と すという途方もない罠を仕組んでいた…。恐るべきハイテク・サイコ・スリ ラー! ハイテク・サイコ・スリラーという小説ということで読んだ本ですが、 読み出したらとまらず、空いている時間を使い切って一気に読みま した♪一度読み出すと区切りのいい場面がなかなかなく、次の展 開が気になりずるずる読み進めていった感じです。 本書の主人公に人気女優スーザン・ブラッドストリートと撮影中に 意識を失い倒れ、病院に入院するはめに。そのスーザンを誘拐し 莫大な身代金をせしめようと仲間と企むのが、、天才ハッカー”サ イバーウルフ”ことトム・ギブスン。彼は、生きている人間より死ん だ人間をこよなく愛す危険な男。そして、ギブスンはスーザンの映 画を見たときから究極の欲望の対象になっていたのだ。 ギブスンは、スーザンを監禁するために仲間と共に彼女が入院し ているマサチューセッツにあるハイテクコンピュータで管理された 特別病棟にハッキングし、侵入・監禁する。そして、身代金誘拐で の成功率はきわめて低い確率をギブスンは、彼の生まれ持ったハ ッキング技術を巧みに生かし、アメリカ東部海岸地方一帯の全通 信網を管理しているNYNEXのシステムをメルトダウンさせてしまう チェルノブイリ・プログラムを仕掛ける。 もし、このプログラムが作動してしまうと、メイン州からニューヨーク 州までの電話回線全てが使えなくなり、全ての通信がマヒし、飛行 機や社会インフラが壊滅し、たくさんの死者をだすはめに! ハイテク小説といわれるように、専門用語が飛び交い、さまざまな ハッキングテクニックを駆使し、スリリングで軽快なテンポで展開さ れるハッキング描写は圧巻! 著者が生み出す独創的なヴァリエーションには、コンピュータを使 えばこんなに危険なことも可能になるのかと正直驚きました。 |
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あらぬ疑いを受けた私(村野ミロ)は、成瀬と協力して解明に乗り出す。 二転三転する事件の真相は?女流ハードボイルド作家誕生の’93年 度江戸川乱歩賞受賞作! この本は、第39回江戸川乱歩賞受賞作に選ばれた作品みたいな ので読んでみましたが、とてもおもしろかったです。 この物語は、ある日、主人公の女性・村野に電話がかかってきて、 友人でノンフィクションライター宇佐川耀子こと宇野正子の恋人の 村瀬から恋人の行方をしつこく聞かれる、心当たりのない村野は「 知らない」とあっさり否定し電話を切るが、その数時間後に村瀬と あきらかにやくざと思われる君島が村野の部屋に来て、勝手に部 屋の中を調べ始める。村野は、突然の来訪者に不信感を抱きつつ 、事情を聞くと友人の宇野が村瀬が訳あって預かった4700万円 を持ち逃げし、失踪したというものであった。まったく身に覚えのな い村野だったが、失踪直前に友人は村野の部屋に電話をかけて おり、気持ちよく眠っていた村野は電話を取らなかったのだが、村 瀬は、恋人が失踪直前にかけた電話番号にリダイヤルした先が村 野の番号だったため、村野もこの事件に関わっていると疑い始 めた。 半ば強引に村野は、村瀬と君島にビルの中にある豪華な事務所 に連れて行かれ、上杉という初老と対面する。上杉は村瀬に470 0万円を預けた男でもちろん裏社会の大物であった。村瀬と村野は 1週間以内に失踪した宇野を見つけ出し、お金を取り戻すように上 杉に命じられ、村野は半ば強制的に事件に巻き込まれてしまう。 それから、村野は自分のことを一切信用していない村瀬と行動を 共に行方不明の友人を捜すのだが、事あるごとに2人は衝突し、 出会った当時から自分を共犯と決め付けている君島にも巻き込 まれ、心身共に疲労の限界にも耐えている村野だったが、元々裏 社会で名の売れた探偵事務所を開いていて、今では故郷に隠居 生活を過ごしていた父親からの助言もあり、行方不明の友人はあ る暗殺事件の目撃者でそのネタをスクープ記事にしようと右往左往 している中での失踪だったことも判明した矢先、友人の死体写真 が見つかり、村野も村瀬も絶望的に。友人の死体はどこに?なくな った4700万円の行方は? そのほかにも、この物語ではドイツ国内の問題や人種間の衝突・ ネオナチズムや死体愛好者・解剖映像・ニップルにピアスを付ける ショーなどマニア向けに開催される「暗黒夜会」などの描写はちょっ と過激でしたね。そして、ラストに明らかになる友人を殺害した真犯 人がまさか!意外な展開に最後は一気に読みきってしまいました♪ |
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犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。 果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとして いた・・・。 ≪各書店チェーン小説部門ベストセラー第1位 著者の最高傑作≫ 幸福な家庭で起きた殺人事件。まもなく時効を迎える。僕はその容 疑者と不倫の恋に堕ちた。【この恋はどこまでつづくのだろうか?】 緊迫のカウントダウン。衝撃のラストシーン。著者渾身の最新長編 小説! 「不倫をするやつは馬鹿だ!」と自分を戒め、家庭も仕事も順風満 帆な日々を過ごしていた渡部。そんな彼は「秋葉」という女性と知り合 い、いけないと思いながらも浮気し、不倫へと泥沼の地獄に一歩ま た一歩と家族を裏切りながらも、自分の行為を正当化していく様を 著者は赤裸々に描き出す。しかし「秋葉」は、まもなく時効が成立す るある殺人事件のたった一人の容疑者として刑事にマークされる。 渡部は不倫を口実に殺人事件の詳細を秋葉から聞き出し、決定的 な証拠を見つけ出すよう刑事からなかば脅迫的に協力を求められ 、秋葉を裏切るか共犯として逮捕されるかという状況に翻弄してし まう。 浮気を悪とする堅実な男心の揺れを表現する場面は同じ男として 共感する場面が多かったのも事実です。それと同時に次々と明ら かにされていく秋葉と父親の関係・秋葉と叔母との係わり合いが殺 人という状況を作り出してしまったことに憤りさえ感じる渡部。「秋葉 」を通して家族の大切さ・尊さを考え始めた渡部。そして、どろどろ の家族関係が殺人事件を引き起こし、決定的な証拠が見つからな いまま事件の容疑者が浮かび上がらない謎が!驚愕の結末には ただただびっくりしました。おかげで結末まで一気に読んでしまい、 深夜までおきるハメに♪ この本は、各書店チェーン小説部門ベストセラーランキング第1位 を獲得した東野圭吾さんの最高傑作です。 |
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息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラ スト。すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰! ひさしぶりにこの著者の小説を読みました。最後の展開に思わず えっっ!て感じでした。期待を裏切りませんでしたね♪ 流星を見にいこうと、小6の長男、功一と弟の泰輔・まだ小1になっ たばかりの静奈は、2階の部屋からこっそり抜け出て、見晴らしのい い空地にいき、仰向けに寝転がり、流星が流れるのを待ってい たが、この日は天候が悪く運悪く見えなかった。3人が家路につき 、功一と功一の背中で眠る静奈は、1階の両親が営む洋食屋「アリ アケ」の奥にある部屋で父と母の刺殺された死体を見つける。一方 、弟の泰輔は、自転車を置きに裏口へと向かうと知らない男が自 宅の裏口からあわてた様子で出て行くのを目撃! 兄の功一は、警察に通報・事情聴取に応じ、弟の泰輔は裏口から 出た男の似顔絵を作成。しかし、物証が乏しく深夜であったため捜 査は難航し、手がかりもつかめないまま時はたってしまう。 14年の歳月がたった今、両親をなくした兄弟は、大人になり、児 童施設を出て、アパートに移り住んでいた。固い絆で結ばれた功一 ・泰輔・静奈は、静奈の美貌を武器にお金持ちだけをターゲットに 詐欺生活をしていた。そして、功一は人気のある洋食チェーン「な ごみ亭」の息子・行成を次のターゲットにと泰輔・静奈と計画を練る 。3人の役割は、功一は、ターゲットの情報収集・計画を立て、泰 輔はどんな職業人にも化けられる実行役と静奈のサポートを担い 、静奈はターゲットを信用させ、お金を引き出させる実行役として 抜群のチームワークを発揮し、お互いの才能を補完しあって騙し 続けた。 「なごみ亭」の息子・行成をターゲットに近づいた静奈は、順調に計 画通りに事が進み、思惑通りの結果にたどり着きつつあるのだが 、静奈自身、行成と接していく中で今まで騙してきた男達とはまった く違う温かな感情が湧いてきているのに気づいていく。そんな中、 静奈を待っている泰輔が「なごみ亭」から行成と静奈がでてくるの を見守っていると、一人の男を一目見て釘付けに!泰輔が見たそ の男は行成の父であり、「なごみ亭」の創業者・政行。事件があった 14年前に泰輔が自宅の裏口からでてきた男だった。 泰輔の報告を受けた功一は、計画そのものを変更し、両親を殺害 したと疑われる行成の父・政行をターゲットに警察を巻き込んで前 代未聞の計画を仕掛ける。計画が功一の思惑通りに動き出し、時 効寸前だった殺人事件も功一が仕組んだ物証により警察を動かし 、政行を追い詰めていく。が、だいどんでんがえしの展開に! |
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『オトコを完璧に見抜くオンナ』東京で裏稼業のコンサルタントをする水原 彼女には、掟破りの島抜けをしたという、誰にも言えない過去があった! 今回は、女性が主役のハードボイルド連作小説です。この小説も 読み進めるうちに大沢ワールドに飲み込まれ、一気に読みきった 本です。 麻布台を拠点に裏社会のコンサルタントを生業にしている水原。 彼女は、男の能力を完璧に見抜く才能があり、裏社会でも一目お かれる存在、社会のルールでは解決できないあらゆる難問を人・金 ・能力で解決し、大成功をおさめた水原は、誰もがうらやむ大金持 ちで悠々自適な生活を送っていた。が、そんな水原の過去は、壮 絶なものだった。まだ無垢な少女時代に祖母に憎まれていた両親 が不慮の死でいなくなり、残った彼女をむりやり「地獄島」といわれ る娼婦の島に売りわたされてしまう。何も知らない彼女は快楽を求 めてくる男たちの無情な欲望のはけ口に!過酷で地獄のような生 活を耐え忍び生き続けた。そんな彼女が持ってしまった「男を見る 能力」を否応なく高められたのが何千という男たちに抱かれて備わ った皮肉な産物だった。 そんなある日、彼女はある中国での裏DVD販売を目的とした投資 に関わり、多額の損益をこうむる事態になり動き出した、ある写真 撮影当日に突然、撮影対象となる人気女優が失踪し、大物企画が 頓挫しかねない状態に。この企画が実行されなければ、彼女を信 頼して巨額な投資金を投じた裏社会の実力者達からの信用を失し てしまう。この問題を解決するために全力で女優を探した先が美 容整形医の豊国にたどり着く。様子を伺おうと整形医の豊国と対面 、人目で探し求めている女優は豊国が匿っていると断定。早速、行 動に出ようと計画を練っていた彼女は、豊国から何気なくすすめら れた飲料を飲まされ、意識が飛んだ!気がつくと、誰もいない手術 台に全裸で手足の自由を奪われのせられていた。気づいた彼女に 豊国は、決して戻りたくない忌まわしい過去へ戻そうと顔の整形をも くろむ。水原は、過去から決別しようと新しい自分を整形手術によ って得ていた。精神的に絶望の淵に立たされていた彼女は仕事仲 間によって豊国のちょっとした隙に逃げ伸びる。 過去への恐怖でずたずたにされた彼女は、残虐な方法で豊国を殺 すことを決意する。が、裏ビジネスでもっとも重宝されている豊国を 殺すことは、裏社会で生きている実力者達へ反旗を翻すことにな るが、水原の決意はそれを上回るものであった。その矢先、水原 は自分の事務所で突然現れた巨漢の大男に襲われるが何とか生 き延びた。襲ってきた大男が誰なのか、どうして襲われたのかを調 べるうちに、もっとも恐れていた事態が彼女を襲う。「地獄島」から 脱走したたった一人の生存者であり、架空の人物に扮して生きて きた水原。「地獄島」から必死に身を隠していた水原の所在を教え たのが、なんとあの豊国であった。水原は、生きて「地獄島」から の番人から逃れ、また自由に暮らせることができのか!!後半部 分は息つく暇もないぐらい物語がいろいろ展開されていきます♪ |
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孤独な私立探偵を通して、現代日本社会が抱える闇を描く本格ミステ リの傑作短編集! 巽探偵事務所を拠点に私立探偵の飛鳥井が鋭い観察眼・推理力 で事件の本質を謎解くミステリーです。小さいころに父をなくし、孤 独に生きた少年時代をすごしてきた彼は、単身アメリカに渡り、カリ フォルニア大学に入学したが、中退・結婚。仕事を探していたときに 、個人経営の私立探偵ハリーに拾われ、彼の助手として数十年探 偵業を経験し、アメリカの裏社会を渡り歩く。そんな中、妻のジュリ アがエイズに発病・死去。失意の中、アルコール依存症になり、肝 硬変寸前に飛鳥井は環境を変えるために日本に帰国し、巽探偵 事務所を看板に私立探偵として暮らし始める。 巽探偵事務所を訪れる人は「人さがし」の依頼がほとんど。依頼人 から必要な情報を仕入れ、それを元に捜し始める飛鳥井。幅広い 情報元と鋭い推理力をなんなく発揮する飛鳥井は、失踪者を発見 ・依頼人に報告するが、その直後に不可解な失踪者の死などで、 事件の背景を探り、事件の謎を解き明かしていきます。物語の流 れは、飛鳥井・本人の一人称で進められ、1話ごとに物語のあい間 に飛鳥井のたどってきた人生とアメリカで数十年暮らしてきた飛鳥 井が考える日本の闇について客観的な視点でアメリカと日本との 環境の違いによるそれぞれの矛盾点やあいまいさを鋭く指摘する 。私自身、ホームレスや「お客さん」に対する接し方が日本とアメリ カでこんなにちがうものなのかとこの本を読み気づかされました。 この本は、4つの物語・1話完結で書かれています。飛鳥井のキャ ラクターもとっつきにくいけど、内に秘めたさびしさも哀愁感が漂って いて個人的には好きですね。最近、好んで読む本が、孤独で個性 的な中年男を描いた作品が多いのに気づきます。私も中年男の境 遇がわかる歳になってきたのかもしれません。 |
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この本は、前作「北の狩人」につづき、第二作目のハードボイルド 小説です。暴力団の組長の子供を残虐な方法で殺害する連続殺人 。それをきっかけにやくざと中国人マフィアとの熾烈な抗争。抗争 を必死に止めようとする警察。元刑事で狂犬とよばれた西野と芳 正会・原とマル暴刑事・佐江の3人は、抗争に巻き込まれながらも 殺人事件を行っている犯人を突き止めようと躍起。事件の確信に 近づくにつれて、西野は日本のグローバル化に翻弄されるやくざ 社会・警察との関係・中国マフィアの台頭とそれに巻き込まれてい く社会の中で生活する人々のはかなさを痛感する。 かつて狂犬とよばれ、荒くれものからも恐れられていた刑事・西 野は、ある事件で未成年を射殺した罪で警察を辞職し、千葉の漁 村で静かに暮らしていた。そんなある日、2人の男女が西野の前 に現れる。男は荒井という警部補と女は時岡というエリート警視正 。時岡警視正は西野にある連続狂気殺人事件の解決をしてほしい と仕事の依頼をする。が、西野は興味を示さずそっけなく断るが、 執拗に依頼を懇願してくる時岡の何かに追い詰められている目に 惹かれ再び、猟犬・西野は街に戻る決心をする。 街でおこっている連続殺人事件とは、指定広域暴力団の組長の子 供だけをターゲットに残虐な方法で殺害されていて、西野もかつて 現役時代に知り合ったサチの安否を気遣い、ひさしぶりにサチと 再会。サチもある暴力団組長の子供で親に反発し、家を出て裏風 俗で生活している。サチの無事を確認した西野はサチと別れ、街 の様子を探りに一巡し帰るところで、芳正会の原に絡まれるが、そ の間にマル暴刑事・佐江が現れ一触即発に。翌日の午後に時岡 警視正から電話があり、「サチ」が連続殺人事件の被害者になって しまった。ショックを受けた西野だったが、それをきっかけに西野 の何かがこわれ、本来のするどい嗅覚を研ぎ澄まし猟犬は犯人を 求めあらゆる物を壊し進み続ける。 とにかく登場人物のキャラクターそれぞれの個性が濃い!熱い! 大沢ファンのみならず、一度読めばはまってしまう大沢ワールドを ぜひ体感してください♪ |
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連合赤軍事件を彷彿させるテロの恐怖と、その渦中のヒロインの悲恋を 描く話題作! この本は、北朝鮮の拉致事件を中心に描かれている物語です。フ ィクションとは思えない工作員による具体的な拉致方法や北朝鮮 内部の実態・将軍様への絶対的な忠誠心を鋭く描くことで独裁国 家の怖さがみえてきます。私自身、北朝鮮の拉致事件にあまり興 味を持っていませんでしたが、この物語を読み終わったころにはこ れはフィクションではなく、現実に今でもどこかで拉致事件が発生し ているのではないかとつい考えてしまいます。拉致のプロである工 作員は、言葉巧みにターゲットに近づき、親身に世話することでタ ーゲットに安心感を与え、最後に睡眠薬導入剤で眠らせ、北朝鮮 行きの飛行機に乗せる場面は、計画の緻密さと拉致する手際のよ さは、どんなに用心深い人でもターゲットになれば、拉致のプロに かかれば、気づいた後には拉致されるなと思いましたね。 そして、拉致され、強制的につれてこられた被害者の北朝鮮・平壌 での生活も描かれていています。この本の拉致被害者である佐久 間浩美は、夫の死後、一人息子の浩一をつれて叔父のすすめでイ ギリスへ母子留学し、語学学校に通う。そこで知り合った安原伸彦 と運命の出会いをする。伸彦は宮井物産という会社の研修でこの 語学学校に通っている。ところかわり、日本赤衛軍に所属する水田 と笹岡は、北朝鮮大使館から依頼された作戦に協力するようボス から指令により、ターゲットである佐久間浩美に近づく。日本赤衛 軍は、「打倒天皇制」をうたう反日過激集団。水田と笹岡は北朝鮮 工作員と綿密に拉致計画を実行・成功。佐久間浩美は、北朝鮮と いう国にはほとんど知識がなく、気づいたら北朝鮮行きの飛行機 の上におり、言葉巧みに近づいてきた工作員とはまだ知らない梁 善子を拠り所に留学先のイギリスに帰る方法を模索。しかし、現実 は平壌市内にある招待所と呼ばれている場所に軟禁され、浩美に 注がれる厳しい監視体制は、まさに恐怖国家の典型。それから浩 美は、徹底的な「偉大なる首領様」主体思想を強制的に教えられ、 やがてこの国からは生きている間、二度と出られないという現実を 突きつけられ、「絶望」を味わう。それからどうにか日本にいる叔父 に自分は北朝鮮にいることを知らせようと、試行錯誤するが無駄 に終わる。浩美は二度と北朝鮮からでられないのか?結末は一気 に読み終えました♪ |
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『何冊にもわけるからうまくいかない』。「簡単に」「誰でも」「使える」「ロー テク」の情報整理術を紹介! 【100円でつくる 万能「情報整理ノート】 この本は、日常にかかせない情報管理に手間取っている方にはぜ ひ読んで欲しい一冊です。 家計簿・日記・旅行記・行動記録・アイデア手帳・会議録・打ち合わ せ記録・新聞・雑誌のスクラップ・アルバムなどとにかく全ての情報 を一冊の手帳ではなく、一冊のノートに集約することで、情報管理 を一元化・検索・活用する方法をわかりやすく、具体的な活用方法 を交えながら書かれています。 私も今実践していますが、とにかくメモや備忘録で利用するときに この方法を取り入れると、種類別・ページ別などの面倒くさい整理 や残りページ数など考える必要がないので、時系列に気になる情 報をどんどんノートに書き込めるのが気に入っています。そして、A 6サイズの100円ノートですのでコストの面でも気にすることがないし 、ノート数が増えてもかさばらないのでとても便利。さらに、集めた 情報を管理・検索するのにパソコンの活用を取り入れたことでも現 在ならではの発想ですね。 そのほかにも、スケジュール管理・アルバム・新聞・雑誌のスクラ ップ・読書ノートなどさまざまな管理術がくわしくそれでいてカンタン にすぐできる方法が紹介しています。個人的には、【第五章の「メモ 」を宝に変えるアイデア術】では、アイデアだけでなく仕事にもいか せる方法を知ることができたのでそれだけでもこの本は私にとって は非常に大切な一冊になりました。 手帳を利用している方にも一読の価値はありますよ♪ |
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1匹狼の探偵が出くわした、やるせない男と女たちの姿を乾いた文体で 描きだす、ハードボイルド連作短編集! 探偵・碇田(いかりだ)が主人公のハードボイルド小説です。 一匹狼・碇田に依頼される難問を自分のこだわりを交えながら、問 題解決していく1話完結の6作品を掲載しています。私はハードボ イルド作品が特に好きで、男の孤独感・哀愁など常に自分はどうい う人間だと半ば開き直り、半ば割り切れない心の葛藤の場面は特 にひきつけられるものがあります。 ≪目次≫ 雨のなかの犬/新緑/黄昏に還る/待つ/蕗子への伝言/遙か 彼方 この作品でも碇田の視点から、さまざまな立場の人間の心を鋭く 描き、それでいてどんな人間にも自分を貫き通す碇田の生きる態 度というか生き様みたいなものはとても衝撃を受けました。 この本は碇田自身も魅力ですが、1話1話の物語も奥深いものが あり、推理・矛盾点など事件が解決してはじめて解き明かされる設 定なので、途中で読むのをやめるには難しいぐらい面白いストーリ 展開になっています。 香納ワールドに浸ってみませんか? |
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「この国が破産する!」日本経済の危機を予見したベストセラー!! 政府が発行する日本国債。この本では、あまり表に出てこない日 本国債をトレードする人々と国債市場の背景を描いた物語になっ ています。日本経済の危機を予見したベストセラー。 ファースト・フレデリック証券の債権トレーダーをしている朝倉多希。 朝倉の上司で朝倉が心から信頼している野田がタクシー乗車中に 事故を起こし意識不明の重態に。そして、ある収賄事件で捜査して いる佐島は、逮捕しようとしている被疑者の会食相手として、記録 ノートに何度も出てくる名前の野田が事故にあったと報告があり、 病院へ行く。そこで、佐島は野田の部下である朝倉に事情聴衆を する。というのも野田の事故は偶然ではなく狙われた可能性があっ たからだ。 朝倉は野田の事故が故意に起きたことに疑問を抱きながらも、仕 事に集中する。朝倉は、つい最近までトレーダーのアシスタントとし て働いていたが、上司の野田から懇願されトレーダーに昇格する。 その矢先に野田は事故に遭い、野田の変わりに古賀が新人の朝 倉を指南することに。古河の勧めで朝倉が初の日本国債の入札を することに。入札の日、悩みに悩んで入札価格を設定し、古河に 了承を終え入札結果待ちに。しかし、今まで始まっていらいはじめ ての「未達」になってしまう。未達とは応札額が足りず国債が発行 に至らないこと。未曾有の危機に債券市場だけでなく、株式・為替 とあらゆる市場が大混乱に陥り、ついには海外のマーケットまで大 パニックに陥る。日本の歳入の不足分を補う国債が発行できない ということはお金が日本国に入ってこない。このまま日本は破綻し てしまうのか?なぜ、未達は起きたのか?そして、戸惑う多希は、 自らの応札価格が何者かに書き換えられていたことを知り、国債 をめぐる問題点が生々しく散りばめられながら、ヒロイン多希とイン ターネット上で繋がる個性的なディーラーたち、政界官界の人物が かかわりあって物語は思わぬ方向へ。 |
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東野圭吾さんの作品で大ヒットしているのはなんといっても「ガリ レオ」こと変わり者の天才物理学者の湯川学。さまざまな不可思議な 現象を学者の好奇心から論理的になぞを解いていくスタイルは名 探偵そのもの。とにかく東野氏の作品は多彩なキャラクターが光っ ています。推理シリーズでは、このコミックで紹介されている加賀恭 一郎刑事と竹内しのぶ先生・スチュワーデスの早瀬英子と藤真美 子コンビがさまざまな事件を推理・解明していきます。それぞれの キャラクターの個性やスタイルも味があっておもしろいです♪ 活字が苦手な人は、このコミック本から東野圭吾ワールドに入って みては?結構はまりますよ♪ |
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インテリジェントビルの深夜のヒーロー、2人のガードマン。経済情報とびか う現代日本にひそむ、人間の闘いと哀しみ! 一人の元証券会社トレーダーだった男が、警備員の仕事の中でい ろいろな事件に巻き込まれる。IT(情報技術革命)・eコマース(電 子商取引)に代表されるITビジネス社会に翻弄されながらも必死に しがみついて「勝ち組」になりつづけるには、家庭と自分の体もぼ ろぼろにならなければ、生き残れない社会に生きがいは感じる のか?そのたびに自分の過去と向き合い、家庭のためと思い仕事 人間に徹してきた自分の歩んできた道を後悔しながらも、かかわ る相手に、それとなく人生を問いつづける物語です。この本の中で も金融・経済小説を書いている著者だけに、「IT」・「株投資」・「デイ トレーダー」・「2000年問題」など経済・市場関連の話題も豊富に盛 り込まれています。 主人公の篠山孝男(52歳)は、キャピタル警備保障の警備員。仕 事は、夜間の誰もいないビルの巡回で相棒の藤木達也(20代前半 )とそこそこうまくいっている。篠山は、元大手証券会社の敏腕トレ ーダーだったが、部下の失態を自分の責任として辞職するが、外 資系企業の体質にもなじめない自分に気づき醒めた。「勝ち組」 と「負け組」という2極化。現在のいびつな日本経済社会に生き残 れるものと生き残れないものとを半ば強制的に選別された男の生 き様をこの小説では描かれています。 ≪本の内容≫ eビジネスで成功し時代の寵児となった男は、なぜ大銀行のビルか ら飛び降りようとしたのか。安値更新していた株が急騰、最新設備 を誇る外資系通信会社で何が起こったか-証券会社を辞め、警備 会社に再就職した中年男が直面する事件の数々。刻一刻と進化す る経済社会を生き抜く人間たちを熱く描いた傑作。 |
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国際金融市場に現われたひとりの日本人女性。「お金は、ある地点か ら別の地点に動くとき、ものすごいエネルギーを発する…」米国系銀行 出身の異色女流新人が描く清新で緊迫感あふれる小説第一作。 著者のはじめての小説です。著者自身も国際金融市場に身をおき 、ディーリングやセールスについて学んできただけあって、この小 説では市場の矛盾やそれに翻弄される労働者の痛みを切々と描 き出されています。この本では、さまざまな投資技術や過酷なディ ーラー達の生活・市場との大勝負をかける前の緊張感などがひし ひしと伝わってきて、これがデビュー作と思いつつとても楽しく読め ました。 主人公の岡田隆之は、高校生の頃、週刊誌の記事を読み為替デ ィーラーという仕事に興味を持つ。30歳代の若さで何百億というお 金を自由に操り、年間何億円という給料を稼ぎ出すディーラー達は彼 の憧れだった。それから大学でも経済学部を出て、就職も念願の 東洋銀行の為替ディーリングのアシスタントになり、その仕事でも 頭角をあらわす。就職して3年後に、岡田の上司である佐藤がディ ーリングで大きな損益を出していた、それを知った岡田は、独自に オプション取引や裁定取引で短期間に上司の損をカバーする活躍 を見せる。 その岡田に目をつけたのが、市場を縦横無尽に荒らしまくるDファ ンドというヘッジファンド。破格の条件でヘッドハンティングされた岡 田は、最新のコンピューターシステムを備えたディーリングルーム に圧倒される。やめてきた東洋銀行にはない最新設備・徹底的な 結果主義・世界トップクラスのプレーヤーに囲まれたDファンド。そ こから岡田の過酷で熾烈なディーラー生活が始まる。自分の父が 、円高で会社の金策に回っているさなか過労死。そんな悲劇を目 の前で見てきた岡田にDファンドは、会社を賭けて大勝負に出よう としていた。その大勝負とは徹底的な円高を仕掛け、莫大な収益 を得ようという計画。「円高の犠牲者」という言葉が岡田の頭を支 配し、収益のためなら日本の輸出企業の労働者を犠牲にしてもい いのか葛藤する。やがて、Dファンドの収益主義についていけなくな った岡田は退職を決意。 岡田の父は、輸出用のナイフやフォークを作っている会社を経営し ていたが、円高の被害にあい、若くして過労死してしまう。銀行の 為替ディーリングで働いた岡田は、父の通夜に兄から「おやじは円 高の犠牲者だ。おまえも銀行で相場に浮かれてそんな円高の片棒 をかついているんじゃないか!」と岡田を罵る。そんな過去を背負 いながらも自分の才能はディーラーとして発揮されると信じ市場に 携わっている。 |
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美人投資アドバイザー財前有利子。個人が自分のお金をどう運用しリ スクと向き合うかを、コミカルタッチで描く長編小説! 「とにかくおもしろくて、どんな人でも気軽に手を伸ばせるようなも のを」と雑誌編集者に依頼され、敷居の高い「経済小説」を誰でも 楽しく読め、それでいて金融や市場についてもしぜんに学べるよう にと著者の幸田さんが書かいた本です。 ふたば証券で投資アドバイザーをしている財前有利子は、個人客 を中心に資産運用の相談・アドバイスに乗りながら、充実した日々 を過ごしている。が、個人客にはお金を確実に増やそうと無理難題 を押し付けてくる輩も。そんな人たちを相手に有利子は孤軍奮闘! ある日、一人の老人が有利子の噂を聞きつけ、2500万円を1週 間で倍にしてほしいと無理なお願いをしてくる。もちろん、有利子は 、そんな願いを聞き入れられないが、リスクの高い「プット・オプシ ョン」という手法でその問題を解決したり、一方で会社をリストラされ 、退職金を低リスクで運用し、その利子・配当金で生活できるよう に投資してほしいと有利子に半ばストーカーとも思える執拗さでお 願いしてくる若者。そして、有利子の能力に目をつけた外資系証券 からのヘッドハンティングと。ストーリーがとても分かりやすく描かれ ているのと今まで外から見えにくなかった金融や経済・証券会社の 世界を垣間見ることで自分のお金を運用するためのリスク・メリット などが知ることができたのでとても楽しく読むことができました。 ペイオフ時代到来。あなたのお金、どうします?投資アドバイザー 有利子が、1400兆円の個人金融資産を救う。ベストセラー『日本 国債』『凛冽の宙』の著者が個人資産運用の世界を描く、初のコミ カル・エンターテインメント経済小説。 「投資アドバイザー 有利子」のマンガ版も出ているので活字が苦 手な人はこちらもおすすめです。 |
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巨額の貿易黒字でため込んだ「赤いドル」で、“ものづくり大国”日本の魂 を狙え!史上最大の買収劇が始まった! NHKドラマで話題になった「ハゲタカ」シリーズの第3弾。ハゲタカ シリーズは、現在の世界の中の日本。そして、金融・経済について とても分かりやすく解説されてますので勉強になりますね。さらに、 中国の国家ファンドやアメリカの自動車産業ビッグスリーも登場し たりと大不況真っ只中のまさにこの時を小説にしています。 今回のストーリーは、中国のホリエモンとして企業買収でのし上が った若手投資家「賀一華」が世界の自動車トップメーカー「アカマ自 動車」を買収しようと企むところから始まります。 それを阻止しようと、アカマ社長の古屋と大内は、極秘裏に「ゴー ルデン・イーグル」と呼ばれる鷲津に会い、防衛対策をアドバイスし てもらう。が、鷲津にも中国のSWFと呼ばれる国家資産による巨 大ファンドから日本企業を買い叩くためにしつこく言い寄られていた。 「賀一華」から買収を仕掛けられたが、それから何の音沙汰もなく 時間だけが過ぎていったが、「アカマ自動車」の幹部は、防衛対策 に右往左往。 そんなとき、「アカマ自動車」のカリスマで引退した会長の赤間周平 がカーレース中に事故死。それから内部での現社長古屋VS創業 者一族・赤間太一郎との間で次期社長を巡り、内紛が勃発するが、 大内の説得により一件落着。 その一方、防衛対策では、鷲津の協力を得ながら、企業買収から「 アカマ自動車」を守ったと思われていたが、中国国家ファンドが水 面下からアメリカのファンドに接触。「アカマ自動車」を再び買収を 試みる。完全な不意打ちを突かれた鷲津は、すぐに情報収集・的 確な分析・判断で防衛。しかし、この買収劇をコントロールしていた 本当の黒幕が。意外な人物と鷲津の親友のアランの死の真実が明 らかになる。 |
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戦車・ヘリから降り注ぐ砲撃、銃弾、紅連の炎を駆け抜けて銀次の爆 走は続く。次第に明らかになる巨悪の陰謀。魂を揺さぶる痛快無比の 超絶アクション大傑作。 ケンカで相手を殺して5年の服役から出所してきた志波銀次は、シ ャブづけにされ、ぼろぼろに捨てられた恋人のゆきの復讐のため に悪徳警官の蜷川を射殺し、逃亡。殺人事件で指名手配を受けた 志波は、元エリート自衛隊員で警察の追跡から身をかわしつづけ るが、次第に警官、自衛隊、特殊部隊、伝説の最強傭兵軍団と普 通では考えられないきびしい追跡にあり、彼らは確実に志波を殺害 したがっている。なぜ? とんでもない誤解から始まった志波に対する政府からの異常の追 跡劇。 ひとりの追跡に戦車・最新鋭武装へリ・特殊銃など戦争さながらの 武装で志波に襲い掛かる超絶のアクション小説です。 戦闘シーンは、自分・相手のそれぞれの視点から描写されてます ので緊迫感というか魂が揺さぶられます!! そして、もう一方では、あきらかにおかしい事件とアル中のフリージ ャーナリストの九鬼は気づいた。ここ最近、ある事件をきっかけに 酒に溺れていた九鬼は、志波への好奇心から忘れていた取材へ の情熱がふつふつを沸き起こり、この事件の真相を調べる始める 。志波の辿った逃走経路を追いながら、志波の生い立ち・人柄か ら国家を揺るがすとんでもない秘密を少しづつ解き明かしていき ます。 ≪内容紹介≫ この本を買った人、今夜は眠れません 恋人の復讐のため悪徳警官を射殺した志波銀次の命を自衛隊の 特殊部隊、伝説の傭兵達がつけ狙う。チンピラごときに政府が策 謀を巡らす?なぜだ!! 戦車・ヘリから降り注ぐ砲撃、銃弾、紅連の炎を駆け抜けて銀次の 爆走は続く。次第に明らかになる巨悪の陰謀。 魂を揺さぶる痛快無比の超絶アクション大傑作。 |
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蒼い海、血い花。輝く太陽、過去の闇。新鋭が放つ渾身の書き下ろし長 編小説! 沖縄県を舞台に起こった残虐な連続殺人事件を本土から派遣され たエリート刑事・久義英一と心理捜査官・夏目淳子が事件を追跡。 事件を追いながら、沖縄の儀式やしきたり・民話・歴史・文化・宗教 ・沖縄の抱えている問題に焦点をあて、ストーリーは進んでいきます 。沖縄人(うちなーんちゅ)が主に登場するので、沖縄のなまり・方 言がひんぱんに使われています。次の文章がこころに残っていま す。 ”貿易で栄えた琉球王国は、薩摩の島津氏が侵略して以来、沖縄 人は奴隷とみなされ、過剰な年貢や戦前の棄民政策により沖縄人 の20%がハワイ・ブラジル・ペルー・フィリピンに出され、第2次世 界大戦では、本土の防波堤にされ、7万人もの沖縄人が命を奪 われ、マラリア汚染地域にも強制的に疎開させられ、敗戦後は、占 領地とされアメリカに差し出され「沖縄人はねずみであり、ねずみ は猫(米軍政府)の許す範囲でしか自由でない」という自由と人権 を奪われた上、生活は困窮。現在では、日本復帰後も基地問題に 彼らは苦しめられている” ≪内容紹介≫ 肌に謎の文様。口からこぼれ出るハイビスカス。それは抜き取られ た内臓の代わりに詰め込まれたものだった…。沖縄のビーチで次 々に発見される若い女性の遺体。一連の猟奇殺人に託された恐る べ きメッセージとは!?警視庁から派遣されたエリート刑事・久義英 一と心理捜査官・夏目淳子は、捜査線上に浮かび上がる“火傷 の男”に辿り着く-。蒼い海、血い花。輝く太陽、過去の闇。新鋭が 放つ渾身の書き下ろし長編小説。 |
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嵐の翌朝、その巨人は現れ、日本語を喋った!日本の危機管理の脆 弱さを嗤う、風刺と寓意がたっぷりの問題作! この本は、楡さんのいままで読んだ小説で大きく予想をはずされた 作品でした。というのも、楡周平さんが書く小説のイメージでは、あ くまでも個人的な感想ですが、国際謀略的なスケールの大きいサ スペンス小説が主流だったので、この本もそうだろうと買いましたとこ ろ少し違っちゃいましたね。 だけど、この小説はストーリーが「ガリバー旅行記」の日本版って かんじで主人公もにくめないキャラクターだったのでそれはそれで 面白かったです。 主人公の上田虎之助は、生粋の九州男児で九州の建設現場で不 具合箇所の点検作業中に、突然の落雷と高電流により発した強烈な 磁場に巻き込まれて意識を失った。再び、意識を取り戻した虎之 助がいた場所は、九州から遠く離れた千葉県の九十九里浜の海 岸で、しかも身長がなんと190メートルというありえない巨体になっ ていた。だけど、虎之助は、体が巨人なだけで、それまでの記憶も あり、言葉も日本語でしゃべれるので自分の周りにいる小人(通常 の人間)とも普通に会話ができることを知ったがショックだった。 そこで慌てたのが、そこに住んでいる人間達と日本政府であり、虎 之助が危害を加えないと分かった時点で、各省庁の事務次官が虎之 助の処遇について責任の押し付け合いをしている場面は、今まで 扱ったことがない案件には責任が伴うために誰もやりたくない役人 達と縦割り行政の弊害について描かれているのは現実の日本政 府に対する皮肉かなと思いました。しかし、一方で、巨人である虎 之助を利用することで、あらゆる経済効果を上げる可能性を秘め ている知った政治家・建設業・土木業・広告代理店などは、一転し て虎之助を貴重な存在として優遇し始める。そこから、巨人・虎之 助を巻き込んでの虎之助景気が全国民を沸かせる!が、それも長 くは続かなかた・・・ 「ガリバー旅行記」ではなく、楡周平さん版「ガリバー・パニック」は 、風刺パロディー小説として楽しめますのでぜひ読んでみてください。 |
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実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運 命を描いた山本周五郎賞受賞作! 第11回山本周五郎賞を受賞し、驚愕を持って迎えられた梁石日の 最高傑作『血と骨』。作家の父をモデルに書かれたという衝撃作! 「血は母より、骨は父より受け継ぐ」「おまえはわしの骨だ!!」と父 ・金俊平が息子・成漢にいった言葉。血と骨は父と息子の壮絶な 対立・葛藤の物語なっていますが、私の感想は、父・金俊平という 一人の男の壮絶でかたくなな孤独を抱えながら生き抜いた凄惨な 人生物語ですね。 梁石日さんの小説を読むならまずこの本を絶対読むべし! ≪話の内容≫ (※この内容はあくまで個人的感想なので本の内容とは多少の誤 差はありますのでご了承ください) 舞台は、大阪の生野・東成など1920年代から出稼ぎ労働者として 移住してきた済州島出身者が多く済んでいる朝鮮人密集地域で、 主人公である金俊平を含む登場する人のほとんどがここに住んで いる。 金俊平は、大酒飲みで巨体、食は人の三倍も食らい、性欲絶倫で 彼が信じるのは自分自身とその強靭な肉体のみ。実感できるも のは、肉体と金。他人を信じず、ひたすら己の欲のみで生き続け、 武勇伝と共に周りをも飲み込む圧倒的な存在感。 1930年、かまぼこ工場「東邦産業」で、働く金俊平は身長183.4cm ・体重100キロ近い巨漢で、その威圧感をあたえる風貌からの鋭い 眼光は海千山千ぞろいの職人達や現場の管理人の工場長さえも 金俊平の前では何もいえなかった。もともと気性の激しい職人たち は酒が入ると、始末に終えず、ある晩、日ごろのストレスを貯めて いた工場長の田辺は、泥酔状態であろうことか包丁を持って金俊 平に襲い掛かり、金の怒りをかった工場長は腕の骨を折られ、肋 骨にひびが入り入院3・4日を余儀なくされた。 しばらくしてから、金俊平は、職人達の話からちょくちょく聞いてい る飛田遊郭の八重という女を買いに行く。しかし、金俊平は八重に 本気でほれてしまい、八重の身請けをするために大金をはらい、 翌日迎えに行ったのだが、八重は違う男と逃げてしまう。怒り狂っ た金俊平は、酒を飲んでは、大暴れし、挙句の果ては遊郭の近く にある居酒屋でテーブルをひっくり返しだれかれかまわず暴言を 吐き、警察官13・4人がかりで取り押さえられ、逮捕される。この時 に会社をクビにされる。1ヵ月後に釈放された金俊平。弁護士を 雇い、身元保証人になり、金俊平の釈放に奔走した高信義は、金 俊平の生涯の中で唯一の理解者であり、協力者でもある。 釈放後も、八重との生活を始めようと借りた部屋で一人過ごすの だが、八重のことが忘れられない金俊平は、再び酒に溺れる日々 が続いた。が、高信義と妻の献身的な介護により、なんとか通常な 生活ができるようになったというのも高信義も「東邦産業」をやめ 、「太平産業」で金俊平と一緒に働き始めたからだ。「太平産業」は 、「東邦産業」の10倍の規模で働く人たちも100人ぐらいいた。賃 金は前の会社より1割程度低いが、工場には風呂の設備もあり、 休みも月3日あった。ある夕方、同じ職場で働く金永鎮につれられ て酒場にきた金俊平は、そこで切り盛りする英姫とであう。英姫は 、子供が一人いて女手一つで子育てと生活を支えている。そんな 英姫に目をつけ、頻繁に店に通う金俊平だったが、ある晩に半ば 強引に英姫を陵辱し、帰り際に英姫に「今夜からおまえは俺の女だ 」と呪縛を吐き出て行く。それからの金俊平は、英姫の店を我物顔 で好き勝手し、英姫に対してもぞんざいな物言いをするのであった 。そんな日々が続いたある日、英姫が娘の春美と近くに散歩をして 家に帰ってくると、家の中に勝手に20・30人の男女が宴会を開い ているので、あわてて家の中に入ると英姫の承諾なしに、金俊平 は勝手に結婚式をあげてしまっているのである。その日から英姫 の長くつらい厳しい金俊平との生活が始まるのである。 結婚してから、金俊平は仕事を休み始め、やめてしまった。金俊平 は元の酒飲みに戻り、夜中に家に帰ってきては、家の家具を壊し 、家族を虐待するのだった。それからしばらく、英姫の店に10人ほ どのやくざが入ってきて家を荒らしまわり、外に出て行こうとしたや くざの前に金俊平があらわれ、殺し合いが始まった。ヤクザは、日 本刀・ドス・木刀などを武器に金俊平にちらつかせたが、何の効果 もなく、その逆にヤクザの親分の耳を噛み千切り食べてしまう金俊 平にたじたじであった。この事件は、警察がきておさまったが、金 俊平の武勇伝の一部となった。金俊平と結婚した英姫は、その直 後から極端な緊張感・徒労におわれ、やがて限界がきて、春美を つれて、家を出て逃亡生活を始めるのだが、その先に待ち受けて いる想像を絶する凄惨な逃亡生活があり、どこに隠れていても金 俊平は探し当て、英姫を追い込んでいくのであった。が、英姫も春 美のことを思うと逃亡生活にも疲れ果て、生死の寸前で家の裏長 屋に住んでいるヨンエばあさんの家に助けを求めにいった所、ヨン エばあさんは英姫と春美の変わり果てた姿を見て、その場で金俊 平の家にいく、ヨンエばあさんに激しく叱責された金俊平は、妻と 子の姿に何もいえず、ただ黙って妻と子を家に入れた。英姫の逃 亡生活は終わった。 すっかり前の状態に戻った英姫は、自分の環境は決して変わらな いと気持ちを切り替え、元の商売に戻った。英姫は金俊平との間に、 子供が4人できていたが、「花子」と「成漢」以外は、不慮の事故で 亡くなっていた。子供ができても金俊平の女癖は一向に変わらず、英 姫の気苦労をあざ笑うかのように欲の思うがまま生活を続ける俊 平だったが、突然、英姫は俊平から呼び出され、「蒲鉾工場を自分 でするのでお金を用意しろ」という無理難題を英姫に突きつけるが 、それで金俊平が変わるのならという一縷の希望を抱え、なんとか お金を工面する。それから、親友の高信義の援助を受けて、蒲鉾 工場は大成功する。その裏側では、英姫を始め子供たちの大きな 苦労と支えがあって成功できた。お金持ちになった金俊平は変わ るには変わったが、守銭奴になってしまい、子供の養育費や生活 費も出さなくなり、儲けたお金は自分の欲望のためだけに使い、家 族には一銭も払わなかった。そういった父の態度がよりいっそう 息子・成漢は、父に憎しみを感じるようになる。 やがて、いたるところに蒲鉾工場ができ始め、好調だった金俊平 の工場は従業員が辞めていき、閉鎖した。この仕事で儲けたお金 を元に金俊平は高利貸しに転職し、そこでも人々を苦しめ始める。 そんな折、英姫がまさかの子宮ガンの末期。余命3ヶ月といわれ、 成漢は、意を決して父・俊平に英姫の治療費の援助を土下座して 頼み込む。その成漢に対して父・俊平は「それがどうした。あいつ が死のうが生きようがわしの知ったことか」と言い放つ。この瞬間 から息子・成漢から父の存在は・・・・ そんな金俊平にも年齢という敵には勝てずに、自分の肉体のみで 周りから恐れられていた俊平にある日突然、多発性脳梗塞になり 、下半身麻痺になってしまい、日常のあらゆることに介護が必要と なった。頭は正常なのに一人では何もできない自分との葛藤が始 まった。俊平は、こうなって初めて恐怖を知った。「死の恐怖にあが きながら、いきながらえること」。 今まで、自分の私利私欲のみに生き続け、家族を含め周りに恐怖 と苦労を与えつづけてきた金俊平。唯一の支えは、お金だけであ った。だけどお金は金俊平に憎しみだけを与え、幸福感は与えら れなかった。それからの金俊平に襲い掛かる今までの怨念が一気 に降り注いできた。 もはやよぼよぼの老人と化した金俊平は最後の決断を下す。その 決断が正しかったのかは、本人のみしか分からない。 梁 石日の「血と骨」をぜひ読んでみてください。活字に弱い人は、 マンガ版も発売されています。 |
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少年たちを殺人へと駆り立てるのは底知れぬ狂気か、現代社会の深い 闇か―繰り返される凄惨なホームレス狩り! 深夜、「彼ら」は、『狩りの獲物』を捜す。「彼ら」の『狩り場』は人気 のない公園。『獲物』は、水飲み場の隣のベンチに横になっている 。「彼ら」は、自分達を清掃業者と名乗り、ホームレスを見つけると 、「彼ら」の日常のストレスを「彼ら」いわく、”バイキン”に容赦なく あびせかえす。凄惨さを極める”ホームレス狩り”をテーマに現代 の若者の心理傾向を模索した物語です。この本を読みながら、思 春期・青年期の社会的ストレスは、昔に比べて多様・複雑化してい ることに考えさせられました。 内容は、黒部涼子は、義父に対する傷害事件をおこし少年院に収 容されたが、試験観つきの保護観察処分により仮退院。涼子は、 元警察官の阿久沢圭吾に預けられる。阿久沢は、涼子に阿久 沢の経営するコンビニの販売員と阿久沢が個人的に追っている事 件「ホームレス連続殺人」の助手として働く。事件を追いながら、社 会のストレスと若者の関係・「ジェットコースター症候群」・死亡時の 自分の遺体を病院・医療施設などに寄付するために自ら登録する 「献体登録名簿」・さらには日本においての「臓器移植」の矛盾 をするどい視点で描かれています。 |
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| 【スペシャるプライス】 闇の子供たち プレミアム・エディション(... |
幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現 実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作! この本は、貧困にあえぐタイの山岳地帯で行われている、臓器移 植を目的とした幼い子供たちの人身売買や幼児売買春を描いたか なりショッキングな社会派小説です。個人的に18禁指定にしてもお かしくない、かなりリアルで生々しく描かれています。 タイの北部の山岳地帯に生まれたヤイルーンは8歳のときに、実 の親に売られ、バンコクの売春宿に連れて行かれ、日本や欧米な どの世界中の富裕層である大人たちの性的玩具にされた挙句に、 エイズを発症したためヤイルーンは商品としての価値を無くし、食 事も与えられず、ゴミ袋に入れられて、処理場に捨てられてしまう。 心も体も痛めつけられ、命からがら生まれた村に帰ってきたヤイル ーンに対して、両親を含め村の人たちは、ヤイルーンを化け物扱 いし、その果てに無残な死に方でこの世をさってしまいます。このく だりを読み進める私は涙がでていました。貧困は子供のせいでしょ うか?生まれてくる子供は両親を選べません。内容はフィクションと されていますが、世界中の貧困地帯には、そういう環境の子供が いてもおかしくないことは、調べてみれば分かることです。 それから、貧困地帯から送られてきた少年の健康な体からすべて の臓器を残らず移植されてしまう場面もありますが、とても心が傷 みました。 内容はあくまでフィクションですが、ぜひこの本を読んでいただき何 かを感じてほしい思います。 |
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私の中には等身大の虫が棲む! 雨の夜、深夜のコンビニで出会った反町とジュンコの奇妙な日々……。 初めて読んだ村上龍さんの作品です。読んだ後は、正直、疲れまし た。というのも、文章を読み、想像し、理解するのにかなり集中して 読んでいたからです。物語の流れは、それほど複雑な展開はなく、 スムーズに読むことができましたが、憂鬱な反町の頭での会話(葛 藤・絶望・嫉妬・矛盾など)が、深いというかよく理解しながら読み進 めていかないと、わからなくなってしまいました。 ≪内容紹介≫ 絶望から狂気へと向かっていた反町は深夜のコンビニで天才的な 演技力をもつ巨大トラックのドライバー・ジュンコに出会う。ゆるぎ ない眼差しをもつ彼女は血管の中にサナダ虫のような等身大の異 生体を宿しているという。そして、二人の奇妙な生活が始まった― 。現代社会の病理を予見する村上龍の傑作長編。 |
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天才買収者・鷲津政彦が、あの巨大企業をターゲットに定めた。大銀 行トップ、企業再生のプロ、外資系投資銀行、カリスマ経営者…激烈 な買収戦争で最後に笑うのは誰か? この物語は、主人公の鷲津、外資系ファンド「ホライズン・インベス トメント・ワークス」日本代表のファンドマネージャー。鷲津は次々と 日本企業を買収する「ハゲタカ」という異名を持つ。そして、日本企 業を支え、企業再生に信念を燃やす芝野。2人の企業に対する信念 ・情熱がはげしくぶつかりあう。 「バイアウト」は、{ハゲタカ」シリーズの第2弾にあたる作品2つの章 に分かれています。 (上)では、1年ぶりの海外からの帰国から復帰した鷲津は、企業 再生中の「鈴紡」を検討する。そのころ、UTB銀行頭取飯島は、芝 野を呼び、「鈴紡」の名誉顧問岩田春雄に合わせ、半ば強引に「 鈴紡」のCRO(最高事業再構築責任者)に就任させた。 飯島は、不良債権の処理のため、化粧品部門を「鈴紡」から分割し 、業界第3位の「月華」に統合しようと画策。「鈴紡」社長の美津 濃は、国内投資ファンド「アイアン・オックス陣営」とのMBOを狙う 。そして、鷲津率いる「ホライズン・キャピタル陣営」は、化粧品事 業担当役員らとのMBOを狙う。3つ巴の戦いが始まる。が、勝負 の行方は意外な結果に! (下)では、老舗の電機総合メーカー「曙電機」の業績悪化の中で の企業再生に全力を尽くすCRO芝野と「曙電機」社長の諸星恒平 社長。そんな中、突然、「ゴールドバーグ・コールズ」からの買収交 渉を持ちかけられる。そして、「ゴールドバーグ・コールズ」の背後 には、世界最大の軍産ファンド、「プラザ・グループ」の存在が。「 曙電機」の特機部には、ミサイル防衛システムに応用できるきわめ て優れた技術を持っている。その技術がほしくて買収を仕掛けた のだった。 そこで悩んだ末、芝野は鷲津に相談をもちかける。 鷲津は、早速、次なる一手を打つ。芝野とともにNRO(ニッポン・ ルネッサンス機構)を動かし、NROに「曙電機」の特機部を買い上 げさせることに成功。であったが、「プラザ・グループ」は、裏で工 作し、鷲津を「ホライズン・キャピタル」から解雇される。 危機を脱出したかに覚えた芝野だったが、今度は、「曙電機」のテ レビ事業を財界の総理と呼ばれる「シャイン」の社長滝本と「プラザ ・グループ」が再度TOBを仕掛けてきた。 その一方、鷲津は、曙電機買収失敗で「ゴールドバーグ・コールズ」 を解雇されたリン・ハットフォードと共に、「サムライ・キャピタル」を 創設。 資金力・政治力に優れた「プラザ・ブループ」を相手に今度は、「曙 電機」芝野と「サムライ・キャピタル」鷲津が手を組み、最後の戦い が始まる。 NHKドラマ「はげたか」は、2007年2月17日から同年3月24日まで、 毎週土曜日にNHK総合とBSハイビジョンで放送されていたテレビド ラマです。 ≪内容紹介≫ バブル崩壊後の日本。ビジネスとして日本経済を買いたたく外資 系のファンドマネージャー、ハゲタカと、日本企業を支える企業再 生家、芝野との戦いが展開されていく。真山仁の原作を大森南朋 主演で映像化した社会派ドラマ。 |
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愛した女は誰だったのか。時を遡る執拗な調査は、やがて二十年前の 産業誘致をめぐる巨大な陰謀と、政財界をも巻き込んで蠢く裏社会の 不気味な構図に行き当たる。謎とサスペンスの中に孤独で真摯な愛の 行方を描き切った待望の作品! 何気なく読み始めてみたものの、内容がおもしろくついつい引き込 まれてしまいました。登場人物が多く、相関図を描くのに時間がか かりましたが、話の展開にはついていけました。 5年前に突然姿を消した瞭子と再開した弁護士の栖本。しかし、そ の翌日には彼女は殺されてしまう。栖本は事件の真相を探るため に彼女の調査・追跡を始める。そこから浮かんでくる彼女の衝撃的 な過去・彼女の家族を地獄に落とした工場誘致・悪徳政治家と悪徳 ブローカー・建設業と裏でつながるやくざ組織に彼女と家族は、最 悪のシナリオで巻き込まれてしまう。 ≪内容紹介≫ 五年前に愛を交わしながらも突然姿を消した女、瞭子と偶然の再 会をはたした弁護士の栖本誠次は、翌朝、彼女の死を知った。事 務所の留守電には、相談したいことがあるとの短い伝言が残され ていた。手がかりを求めて彼女の故郷を訪ねると、そこには別の 人間の少女時代が…。愛した女は誰だったのか。時を遡る執拗な 調査は、やがて二十年前の産業誘致をめぐる巨大な陰謀と、政財 界をも巻き込んで蠢く裏社会の不気味な構図に行き当たる。謎と サスペンスの中に孤独で真摯な愛の行方が描かれています。 |
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本書は,同社の世界戦略を担ったOS「ウィンドウズNT」の開発物語です 。史上最大のパソコンソフト開発プロジェクトに秘められた人間模様を、 熱いタッチで描くノンフィクションの名作。 この本は、マイクロソフトで働くプログラマー達のウィンドウズOSソ フトが生まれ、出荷・販売するまでの壮絶な日常を実話を元にかい た本です。著者は、数々の賞を受賞しているウォールストリート・ジ ャーナルの敏腕記者。コンピューター、ソフトウェア、そしてそれら を創る人々について精力的に取材・執筆しているG・パスカル・ザカ リー。 この本の魅力の一つは、「伝説のプログラマー」デビット・カトラーで ある。デビット・カトラーは、生まれたときからリーダーの素質を備え、 どんなスポーツでも常に人よりぬきんでているだけでなくチームを 引っ張るリーダーだった。社会に入ってからも屈強な肉体と軍隊顔 負けの厳しい職業理念を持つ、闘争心の塊みたいな男であり、圧 倒的な存在感をこの本でも余すことなく描かれています。 ≪内容紹介≫ 1980年代にMS-DOSをもってデスクトップ型のパソコン市場を制し たマイクロソフト社は,90年代,高性能コンピューターのための「本物 」のオペレーティング・システムを開発するプロジェクトを立ち上げ ます。本書は,同社の世界戦略を担ったOS「ウィンドウズNT」の開 発物語です。ウィンドウズNTは後にウィンドウズXPの基盤となり、 信頼性の高いOSとして世界中のユーザーに使われることになり ます。 このプロジェクトのため,同社に「伝説のプログラマー」が呼び寄せ られました。彼の名はデビッド・カトラー。形容する言葉も見つから ないほど強烈な個性を持つこの男を主人公に,開発者たちの壮絶 な人間ドラマが展開します。100人を越える関係者とのインタビュー に基づき,凄絶なソフトウェア開発の実態が赤裸々に描き出されて います。本書は、単なる企業内の開発ストーリーという範疇を超えた ,ノンフィクションの名作と評価されています。 |
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快感、苦しみ、地獄…。非情なまでのディーリングの実態。ディーラーの 生態をドラマとして描く! 1996年に外国為替の取りひきが自由化されたことで今まで銀行の 特権事項だったディーリング(取引)が個人でもできるようになり、 インターネットが普及することにより今では、専業主婦や学生など がお金を稼げる場所として定着しているFX(外国為替保証金取引)。 FXとは、外国通貨の売り買いを行い、利益をだす取引のことで、 最大の特長は「売り」からでも「買い」からでも取引が始められるこ とです。 その他にも相場の変動による「為替差益」での利益、「スワップポイ ント」という通貨の金利差での利益、少ない資金で大きな取引がで きる「レバレッジ」などがFX取引の特長です。 この本は、プロの外国為替ディーラーを主人公にした数少ない小 説になっています。一日で何十億・何百億というお金を動かし、1秒 間で数億円の儲けを出したり、損したりするディーラーの快感・苦 しみ・地獄を体験に基づいてかかれたものです。 主人公の北原一輝は、東京時間で午前1時半ニューヨークの外国 為替市場は、売り買いの真っ最中。寝室にあるテーブルには複数 のモニターと2台の電話があり、スクリーンには、世界各国の金利、 国際金融関連のニュースがリアルタイムで表示され、その情報が 北村一輝の眼となり、耳となり、触覚となり市場という手ごわい相 手の動きを鋭敏に察知・予測・仕掛ける。北村一輝を通して、プロデ ィーラーの生活・収入・勝負の勝ち負け・勝者・敗者の人生など 赤裸々に描かれています。 最後のページには、著者と酒匂隆雄さん(ディーラー)≪酒匂隆雄 の為替塾(外国為替の理論書です)≫との対談も掲載され、プロの ディーラーの仕事・生活・直感・今後の予測などについて書かれて いますので、参考になりました。 |
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岩崎陽一は、多額の借金を返済するため、世間を欺き、大金を手中 に収めようとするが・・・。抱腹絶倒の傑作コン・ゲーム。 主人公の岩崎陽一は、銀座の高級クラブ「クイーン」の新米ボーイ 昼夜逆転の長時間労働にもかかわらず月給わずか15万円。あ る日、ライバル店から突如、移籍してきた摩耶ママは、同年代で年 収1億円を稼ぎ出すやり手のホステス。破格の条件で陽一は摩耶 ママの運転手になったのだが、妙な仕事にまきこまれてしまう。 この本では、クラブのシステム・ホステスの報酬など華やかに見え る高級クラブの表・裏がたっぷり描かれており、タイトルの「フェイク 」のためのいろんなお金を作るノウハウ。ワインのすり替えから始 まり、公営ギャンブルのシステムを利用した裏技・グローバルな経 済を利用した大勝負と小から大までフェイクのレベルを徐々にエス カレートしていくのであっという間に読み終えてしまいました。 この作品は、コンゲーム小説として人気があるジャンルだといわれ ています。コンゲームとは、暴力的な手段を使わず、知能を使って 大金を手に入れる詐欺師・ペテン師など化かしあい・だましあいを 描いた小説になります。 このジャンルの小説は、小林信彦「紳士同盟」・船戸与一「蟹食い 猿フーガ」・真保裕一「奪取」・石田衣良「波の上の魔術師」・五十嵐 貴久「FaKe」・三浦明博「罠釣師(トラッパーズ)」などが有名ですね ♪ コンゲーム小説に興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。 |
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アジアの大歓楽街に成長した歌舞伎町で、迎合と裏切りを繰り返す男 と女。見えない派閥と差別のなかで、アンダーグラウンドでしか生きられ ない人間たちを綴った衝撃のクライム・ノベル。 舞台は、アジア屈指の大歓楽街。新宿歌舞伎町に住む日本と台湾 の ハーフ・劉健一(りゅう けんいち)は、故買屋をしながら、中国人 の裏社会を器用に生き抜いてきた。そんな平凡な日常をある日、 突然、災難が降ってきた。 かつての相棒の呉富春が、歌舞伎町に帰ってきたのだ。健一の相 棒は、福建マフィアから数十万円の報酬を得て、上海マフィアのボ ス元成貴の片腕を殺害し、名古屋へ逃げたのだ。健一は、元成貴 に呼ばれ、3日以内に冨春を連れて来いと脅される。 ちょうど同じころに健一の元へ、“夏美”と名乗る女が『買って欲し いものがある』と持ちかけてくる。冨春のことでいそがしい健一だっ たが、夏美が売りたいと口にしたものは、富春だった。冨春が歌舞 伎町に帰ってきたのはそもそも夏美を追ってきたためであった。 冨春を元成貴に渡しても助かる見込みがないと知った健一は、生 き残るために2重3重のうそと裏切りでマフィア同士を抗争に導こう と画策する。が、失敗に終わる健一が辿り着く結末とは……。 この本は、次々と展開が変わっていくので、正直言って、物語に追 いついていくのに集中して読みました。金城武主演でDVDも出てい ますのでこちらも紹介しておきますね♪ |
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ファイターズ・ダイ・ハード(戦士はなかなか死なないものだ)―世界を舞 台に熱き闘いの幕が切って落とされた。空前のスケールで描く、一大エン ターテインメント。 「日本最後の侠客」といわれた松林善三。善三率いる松林組の息 子として育てられた【八島健二】 ザ・ショー・マスト・ゴ・オン(芝居は続けなければならない)―独立し て事業を成功させた主人公・矢島健二の物語。 八島も将来は松林組を引き継ぐ覚悟で学生時代はすごしてきた 。が、松林善三の思いは、時代の流れに沿って、松林組は解散し 、運送会社としてまっとうな仕事で組員を養っていく。八島も不本意 ながら帝商物産というグローバルな総合商社に入社。そこで、松島 善三を心から慕い尊敬する矢島の上司であり、やがては恩師とな る飯島との出会いがある。 矢島は善三の意思を汲み、帝国物産でめきめきと頭角をあらわし 、困難なトラブルを次々と解決し、部下からの信頼も厚かったが、 上司からの締め付けもきつかった。 そんな折、飯島から会社を辞めて独立をすすめられる。それが転 機になり、組織に縛られることなく、自分の自由にビジネスができる ことに深い充実感があった。矢島の成長は続き、独立してたった6 年で全米十指のコングロマリットを気づき上げた。 矢島と最愛の妻エレーヌ、そして幼馴染の夕子と大親友のマイク。 それぞれのカップルを襲う運命の嵐。帝商物産代表取締役まで昇 りつめ、ODAに絡む事業を始めた飯島だが、そこには落とし穴が 待っていた…。しかし、彼らは決して人生の舞台から逃げださない 。これぞ究極の長編ロマン。 |
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渋谷を舞台に現代を描ききった渾身の長篇!! 私立探偵であり、薬物依存者のための相互更生補助施設「セイル ・オフ」のスタッフでもある主人公の佐久間公。 人気マンガ家「まのままる」が失踪してしまい、その人気漫画家を 探す佐久間の前に、調査の過程で組織的な薬物密売ルートに行 き着く。渋谷の街に巣食う若者とドラッグと現代風俗。そして、や くざ。とストーリーはスリリングに展開していきます。 そして、あまり表に出てこない過酷な少年漫画家という生活も案 外楽には生きてはいけないなと痛感しました。 私みたいなハードボイルド初心者でも読みやすくて面白かったです。 ≪本の内容≫ 本書の主人公・佐久間公は、ある人物から、かつて一世を風靡し 、大ベストセラーとなった漫画家の行方を捜してほしいという依頼 を受ける。また、自身が勤める薬物依存者の施設である「セイル・ オフ」に最近入所してきた少年の更生のため、独自の調査も行い 、調査で出会ったある女子高生。その女子高生は特異な個性を持 っており、佐久間公は、その女子高生を憎むようになる…。 |
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「ジョーカーシリーズ」は、ラジオドラマにもなった大沢ハードボイルド小説 です。 主人公のジョーカーは、あらゆる揉め事・トラブルを解決するトラ ブルシューター。依頼は、六本木にある沢井のバーを事務所がわ りにし、 仕事の着手金は100万円。前金のみ。 この道20年以上 の経験があり、裏の世界の掟を熟知。また、身近な関係にある人 物を殺害するという非情さも持ち合わせている。なんといっても登 場人物やストーリーがかなり渋い!! 私がハードボイルド小説にはまってしまったのもこのシリーズを読 んでからです♪ 【ザ・ジョーカー】 ・「ジョーカーの当惑」 ・「雨とジョーカー」 ・「ジョーカーの後悔」 ・「ジョーカーと革命」 ・「ジョーカーとレスラー」 ・「ジョーカーの伝説」 【亡命者〈ザ・ジョーカー〉】 ・「ジョーカーの鉄則」 ・「ジョーカーの感謝」 ・「ジョーカーと『戦士』」 ・「ジョーカーと亡命者」 ・「ジョーカーの命拾い」 ・「ジョーカーの節介」 |
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大沢ハードボイルドの人気シリーズの役者がすれ違う、ファン必読の『 再会の街角』を含む9編を収録した出色の短編小説集!! ハードボイルド小説の短編集です。1話完結の全9集あり、本のタイ トルでもある1章目は、シーズンオフの別荘地に拳銃を片手に迷 い込んだ娘と、別荘地の保安管理人として働きながら自分の生き 方を頑に貫く男との交流を描いた作品に始まり、あのジョーカーシ リーズの第1話目になるのかな?「ジョーカーの選択」・未来の巨 大ホテルを舞台に、最悪の麻薬・ローズショットの中毒者で、常に 死を見つめながらホテル探偵を続ける男を描く幻のSF連作短編『 ローズ』・そしてファン必読の『再会の街角」など大沢ハードボイル ド小説満載!! ハードボイルド小説を読みたいならこの一冊がおすすめ♪ ≪本の紹介≫ シーズンオフの別荘地に拳銃を片手に迷い込んだ娘と、別荘地 の保安管理人として働きながら己の生き方を頑に貫く男の交流を 綴った表題作をはじめ、飯倉の裏通りにあるバーを根城にする一 匹狼のもめごと処理屋を描いた『ジョーカーの選択』、未来の巨大 ホテルを舞台に、最悪の麻薬・ローズショットの中毒者で、常に死 を見つめながらホテル探偵を続ける男を描く幻のSF連作短編『ロ ーズ』ほか、大沢ハードボイルドの人気シリーズの役者がすれ違う 、ファン必読の『再会の街角』を含む9編を収録した出色の短編小 説集。 |
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人間の脳とダイレクトにアクセスすることができる超思考・電子感応装 置を組み込んだ新型戦闘機を開発しようとする米空軍の危険な野望 を阻止するため、あの、ゼロ・チームが再び結集した!! 主人公の那須野治朗。コールサイン「ジーク」。元航空自衛隊員で F-4EJのパイロット。 著者自身も、航空サスペンス・エンタテイメント小説の熱心な書き 手として知られている アメリカの空軍がひそかに新型戦闘機を開発している究極の電子 兵器「スーパーマンの目」。操作することなく、脳自身が感じるだけ で大空を飛び、視覚のない画期的な戦闘機。 しかし、天才的な大脳生理学者、シンシア・スーは、この装置を作 り出すきっかけとなったのは、病のために光を失った息子にママ の顔を見せたい一心で開発を続け完成させたのだが。 内容的には、かなり専門的な分野にも細かく書かれていたので充 分に理解はできませんでしたが、読み応えはありました。軍事的 な分野に興味がある人は面白い作品だと思います。 ≪本の紹介≫ 米空軍が開発したスーパー・ゼロに搭載される究極の電子装置S MES。この危険なシステムの実戦配備を阻止するために、男た ちが立ちあがる。再び操縦席につく那須野…。好評“ゼロ・シリーズ ”第3弾。 |
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熱帯のジャングルに送りこまれた6人の勇猛な戦士たちの前に、見えな い敵と死の恐怖が…。 同じ戦場での同じ戦闘を6人の戦士それぞれの視点で描いた物語です。 舞台は熱帯のジャングル。見えない敵との戦いに送り込まれた6人の戦 士たち。兵士達それぞれの戦場での日常・思考・偵察・突然の襲撃・ 仲間の被弾・応戦までを。 個人的には、とても面白くあっという間に読みました。戦争小説が好き な人にはおすすめの一冊です。 ≪あらすじ≫ 男たちは戦場に往く。明日死ぬかも知れない戦場に―。熱帯のジャン グルに送りこまれた6人の勇猛な戦士たちの前に、見えない敵と死の 恐怖が…。 |
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正義感と墜ちる快楽との狭間で男が行き着く先は…警察小説の衝 撃作!! 愛崎署につとめる主人公生活安全課銃器薬物対策係係長・警部補 の宇崎。40歳を少し超える。ガソリンに溶ける新種の覚醒剤「0822」 を追跡。「0822」をめぐり情報漏洩の疑いや容疑者の死など不可解な 出来事が次々と宇崎の周りで起こり出す。 プライベートでも、夫婦関係は冷え、生活費めあてにマンション転売に 手を出したが、うまくいかず借金取りから追い込みを掛けられるはめに。 借金を返すお金を作るために裏仕事に手を染めるが、すべてが裏目に でてしまい堕ちるとこまで堕ちていく。読み応えありの警察小説の衝撃 作です。 ≪あらすじ≫ ガソリンに溶ける新種の覚醒剤0822。その密売ルートを追う愛崎署の 宇崎の周囲で、情報漏洩の疑いや容疑者の死など不可解な出来事 が次々と起こり出す。一方で家庭より仕事を優先する毎日から彼と妻 の関係はいつしか冷え切っていた。正義感と墜ちる快楽との狭間で男 が行き着く先は……警察小説の衝撃作。 |
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平凡に生きるさえないサラリーマンが、接待で行ったクラブで台湾人娼 婦と知り合うことで事件に巻き込まれていく…。 主人公の高城はごくありふれた独身のサラリーマン。人生についての生 きがい・目標なども特になく、休日もだらだらと過ぎていく毎日。 「鰯。大きな魚の餌になるために生まれ、大量に群れている。まるで、 生まれた時から餌になる事を運命づけられている。」という高城の上司 の言葉には、うなるような気分になりました。 高城のそんな平凡の日常を風俗店で出会った慧敏と名乗る女性に出 会い、想いをよせる。そこから事件に巻き込まれていく。 この物語は、陶器についての詳細な説明や背景など、とても分かりやす くかかれており、台湾の社会事情・日本人に対しての台湾人の見方な ど実際に著者が取材・経験を反映させたと伺わせる部分も♪ 陶器と謎の美女(慧敏)を探し求めて、高城の命を掛け、東京―台湾 を舞台に壮大なスケールで展開する傑作冒険小説です。 ≪あらすじ≫ 日々自分を酷使していた。休日は惰眠をむさぼるか、洗濯でつぶれる 。十年間勤めた会社を高城はあっさり辞めた。池袋にある性風俗の店 で高城は慧敏と名乗る女性に出会い、恋をした。デートの日、約束の 時間に現れたのは三人の男達だった。高城は滅茶苦茶になるまで彼 らに殴られた。そして慧敏が姿を消した。慧敏の行方を知る手掛りは 新宿の台湾バーと日本橋の古美術商『蒼龍窟』―。平凡という名の 仮面を脱ぎ捨てた男が幻の陶器と謎の美女を求めて命を掛ける。東 京―台湾を舞台に壮大なスケールで展開する傑作冒険小説。 |
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NYマフィアのボスの後ろ盾を得て恭介が作り上げた日本の関税法の盲 点をつき、コンピュータ・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシ ステムだった。驚くべき完全犯罪…しかし…。 航空機事故で両親を失い、膨大な遺産を手にし、異国の地アメリカ で天涯孤独になった朝倉恭介。成績優秀で、格闘技を学び、充実し た日々を過ごしていた朝倉は、トレーニングの帰りに2人の強漢にあっ たが、その2人を残虐に殺したことで、朝倉の中の何かが弾け、「悪」の 世界に己を賭ける決心をする。 NYマフィアのボスをバックとし、朝倉はコカイン密輸ネットワークシステム を作り上げた。まず、通信サービスを利用した「コンピュータ通信受注シ ステム」を考えた。そうすることで、お互いの顔を見られることなく売買が でき、万が一、常習者がつかまっても売り手側まで素性を知られる心 配はほとんど皆無。 そして、日本の関税法の盲点をつき、外国からのコカイン密輸の発見 をほとんどすり抜けられるシステムも作り上げ、日本での完璧なコカイン 密輸売買を行うネットワークシステムが出来上がったのだが、そのシステ ムにも朝倉が予想もつかないトラブルを起こし、中国マフィアにその秘密 のシステムを知られることになる。 朝倉対中国マフィアの壮絶な戦闘シーンの描写は、ただただ圧巻! 国際派ハードボイルド作家≪楡 周平≫作品「Cの福音」完全3部 作ぜひ読んでみてくださいね♪ ≪あらすじ≫ 商社マンの長男としてロンドンで生まれ、フィラデルフで天涯孤独になっ た朝倉恭介。彼が作り上げたのは、コンピュータネットワークを駆使した コカイン密輸の完璧なシステムだった。楡周平の記念碑的デビュー作。 |
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老いのとば口に立った1匹のオスが渇望する真のエクスタシーとは?社会 の禁忌に触れる、衝撃の情事小説。 49歳、小説家、金持ち、独身、女好きの主人公岸波。岸波には、 性に貪欲な34歳の愛人・静子と純情な少女らしさの残る20歳の葉子 がいる。 岸波は静子を「性具」として、自分の欲望を満たしながら、純朴な葉 子を「飼育」という形で自分の型にはめていく。2人との情事に溺れな がら、岸波は”小さな死”というオーガズムを求めつづける。 49歳という老いを体の内外から否が応でも気づきながら、死を見つめ ながらも、女をむさぼる中年男の生き様を描いた情事小説です。 独身で自由奔放に生き続ける岸波と岸波の親友・会社の重役であり 、家庭がありながら、15年付き合った愛人と1人の子供をもち、2つの 家庭を行き来しつづける佐伯との「女」談義は必読♪ 後半ページの性描写がリアルすぎて、官能小説に近い感じの作品で した。ってゆうか官能小説ですね!(個人的な感想です) ≪あらすじ≫ 性に奔放な34歳の愛人・静子。あどけなさの残る20歳の葉子。「 性具」と「飼育」、岸波は2人の女との情事に溺れ、“小さな死”という 名のオーガズムを求めて喘ぐ。死を求めながら、死に恐怖する。 |
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自らの存在を賭けた勝負がいま始まった。傷心の男の情念を描いた、 傑作ハードボイルド長編。 流れ者として田舎の小さなスナックのバーテンであり、アル中の矢野光ニ 。ただたんたんと一日を過ごすだけの日々が彼の幸せの日常だった。 そんなある日、ふらりと店にきた一人の男が昔の矢野のライバルだった 男の妻が死んだことを知らされる。矢野がひそかに思いを寄せていた女 でその男はなくなった妻の借金取りであることを告げ、矢野を賭博カー レースにさそう。矢野は3年前まで、プロのレーサーとして活躍してい たが、レース中にライバルと衝突事故を起こし、この業界から去っていた。 罪滅ぼしから、一度だけレースに出て、勝利することで借金はチャラに する約束で参加することになったが、やがて「走りたい」という想いがふつ ふつと沸いてくる自分に矢野は気づいていく。 矢野とライバル達の緊迫したレース状況を専門用語を交えながら、スト ーリーは展開していきます。走るのが好きな人にはとても楽しめる内容 の作品だと思います。 ≪あらすじ≫ 泣いたよ。負けることがくやしかったから、俺は泣いた。男というのは、そ ういうものさ。負けて笑うのは、男じゃない……1度、勝負の世界に生き 、頂点に立ちかかった。引退し、酒に溺れてしまった元レーサー。 |
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正義のためでも、まして金のためでもなく、法を逆手にとる暗い喜び。ハ ードボイルド長編。 北方謙三さんの作品はこの本で初めて読みました。まさにハードボイル ドな作品ですね。 主人公が弁護士だけに法律を武器にやくざだろうが金持ちだろうが誰 にも媚びない生き方を徹底的に貫く主人公をうらやましく思いました。 単なる物語ではなく、今生きている私の現実にも充分にあてはまる物 語だと思っています。 自分のやりたい事をやりたい時間に誰に気兼ねなくできるということは 他人に迷惑さえかけなければとても幸せな人生です。主人公を通して 私もこういう人生を歩めるようになりたいと気づかせてくれたとても印象 に残る一冊でした。 ≪あらすじ≫ 正義派ではない、金のためでもない。ヤミ金融の連中を脅し、言いがか り同然の裁判を起こす。有罪確実な人間を無罪にすることに、暗い喜 びを感じる。ご大層な事務所よりも船の上で生きる自由を選ぶ。法を 逆手に秩序に盾突く中年弁護士、青井正志。あやふやなこの社会に 鉄槌を下すハードボイルド、新たな地平。 |
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わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすこと に…。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステ リーの到達点。 野沢尚さんの作品。物語は連続幼児誘拐犯と警察との攻防。児童 売春・臓器移植・裏切り・金・欲望・警視庁と県警の内部抗争など誘 拐という犯罪を中心に繰り広げられるドラマは一読の価値あり! 主人公は警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。誘拐 犯からの電話を受け取る被害者母親の役である有働公子も1児の母 。連続幼児誘拐事件の初めての誘拐犯からの身代金要求。 被害者の父親は、ある大会社の社員で海外での誘拐事件をきっかけ に誘拐金保険をこの会社はかけており、社員親族がもし誘拐事件に 巻き込まれた場合、身代金を立て替えてくれることを誘拐犯は知って いた。 しかし、警察中心で身代金を受け渡しするので、中々、犯人逮捕に 進展しない。そんな折、有働公子の一人息子が同じ誘拐犯によって 誘拐されしまい、警察の行動を熟知した有働は警察の尾行を交わし 、誘拐犯に現金を渡すことになったが、現金を奪われると同時に息子 の開放もされなかった。そこから指名手配にされた有働は、一人で息 子奪還に自分の人生を賭ける。母親強しとはこの作品を呼んでしみじ み感じました。 ≪あらすじ≫ 連続幼児誘拐事件の闇に潜む邪悪な魔性 連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤 務の有働公子。婦人警官でなく、1人の母親として事件の当事者とな ってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4 万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなか った戦慄の結末。ミステリーの到達点! |
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バブル崩壊後の日本の閉塞と混沌を象徴する街・新宿。ヤクザ・オカマ ・元教師のホームレス──うごめく人間たちが抱える熱い情念 船戸与一の短編小説。 いろいろな職種・年齢の主人公を中心にそれぞれの日常を新宿を舞 台に描かれています。私なりに面白かった作品ですね。登場人物はホ ームレス・ゲイ・少年・元プロレスラーと同じ新宿に住んでいるが立場や 環境などによってまったく違う日常をあるいているんだとあたりまえながら 考えさせられた作品でした。 ≪あらすじ≫ バブル崩壊後の日本の閉塞と混沌を象徴する街・新宿。ヤクザ・オカマ ・元教師のホームレス──うごめく人間たちが抱える熱い情念 バブル 崩壊後の日本の閉塞と混沌を象徴する街・新宿。ヤクザ・おかま・ホー ムレス・高利貸し・婦人警官……。暑い夏、街でうごめく人間たちが格 闘する苛酷な現実と、やがて直面する未来は?街と時代の不条理、そ して人間の暗い情念をあわせ描いた直木賞受賞後第一作。「夏の 黄昏」「夏の渦」ほか傑作中篇を八本収録 |
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この作品は、かなりの長編小説で時点並みの厚さの本です。もちろん 内容もかなり濃く、それぞれの登場人物に強烈な個性があり、ヴァンク ーヴァーを舞台に悪徳警官、エリート警官、警官崩れのやくざという三 人の男達の冷酷で非人間的な部分を包み隠さず描かれています。 <簡単に登場人物の紹介> 呉達龍:ヴァンクーヴァー市警の悪徳警官。広東に残してきた幼い子ど も達をカナダに呼び寄せるため次々と非業な犯罪に手を染め、破滅へ と向かう。 ハロルド加藤:CLEU捜査官。日系カナダ人。人生の最大の目的は 出世。だが、自分がホモだという事実を知り、破滅へと向かう。 富永修…元警官の日本人。日本でヤクザと問題を起こして香港に 逃走。香港マフィア李耀明の部下となり、生き延びるが、結局、欲望 に負けて破滅へと向かう。 この三人を中心に物語は進みます。 ≪あらすじ≫ カナダ、ヴァンクーヴァー。北米最大級の中華街を有するこの街で、中 国系闇組織のヘロインが何者かに奪われる。心に闇を抱く男たちが跳 梁し、喰らい合う。ロマン・ノワールの金字塔、衝撃の1500枚! |
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今や日本の有名な歓楽街。警察もむやみに近寄らない歌舞伎町の 黒社会をリアルに描かれています。 かつて新宿の街を震え上がらせた中国マフィア同士の銃撃事件から 二年。歌舞伎町の中国系裏社会を仕切り始めたのは、北京の崔虎 、上海の朱宏。そして、銃撃事件で大金を手に入れた台湾の楊偉民。 歌舞伎町の勢力図も安定したかと思われた矢先、崔虎の手下の大 物幹部が狙撃され、歌舞伎町は再び不穏な空気に包まれた。崔虎 はすぐに日本人の元刑事に犯人を探し出すよう命じるが、事態は思わ ぬ方向へと展開していく。事件の混乱に乗じ、劉健一は生き残りを賭 けて、再び罠を仕掛けた!―驚異のデビュー作『不夜城』の二年後を描 いた、傑作ロマンノワール。 ≪あらすじ≫ 新宿の街を震撼させたチャイナマフィア同士の銃撃事件から二年、警 察の手すら届かない歌舞伎町の中国系裏社会を牛耳るのは、北京 の崔虎、上海の朱宏、そして、銃撃事件で大金を手に入れた台湾の 楊偉民だった。勢力図も安定したかと思われた矢先、崔虎の手下の 大物幹部が狙撃され、歌舞伎町は再び不穏な空気に包まれた!崔虎 は日本人の元刑事に犯人を探し出すよう命じるが、事態は思わぬ方 向へと展開していく…。事件の混乱に乗じ、劉健一は生き残りを賭け 、再び罠を仕掛けた!―驚異のデビュー作『不夜城』の二年後を描いた 、傑作ロマンノワール。 |
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主人公の十河はタイの女を買うためにバンコクに住んでいる哀れな人 買いで、ある日、幼馴染の富雄と偶然あい、女をひとり、シンガポール に出国させる仕事を引き受けた。女の名前はメイ。待ち合わせからメイ からの理不尽な態度に振り回された挙句、メイのもっている仏像が原 因で複数の組織に終われるハメに。犯罪都市バンコクの裏社会をリア ルに描写!馳作品ならではの血なまぐさい表現に眼をしかめた場面も 数え切れないほどのアジアン・ノワール。 ※ノワールとは、犯罪者の視点に立ったものや、過激な暴力を盛り込 んだリアルな作品をさす。 ≪あらすじ≫ タイ生まれの日本人、十河将人。彼はバンコクで再会した幼馴染から 、中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事を引き受ける。法外な 報酬に、簡単な仕事。おいしい話の筈だった。だが、その女と接触した 途端、何者かの襲撃を受け始める。どうやら女が持つ仏像に秘密が隠 されているらしい―。張り巡らされた無数の罠、交錯する愛憎。神の都 バンコクで出会った男と女の行き着く果ては。至高のアジアン・ノワール。 |
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台湾を舞台に裏社会と野球八百長賭博についてリアルに描かれた作 品です。人間の心の裏にひそむぐちゃぐちゃな感情をみごとなまでに吐き 出された作品です。 物語はかつて日本野球界で活躍を期待されながらも、不幸にも肩を壊 してしまい、日本のプロ野球界にいられなくなり、幼いころに分かれた母 と弟が住む台湾に向かいそこで選手生活をしている主人公の加倉。 しかし、台湾でのプロ野球界は裏社会での賭博場と化し、選手による 八百長はあたりまえ、そんな世界に加倉もどっぷりと身を置く。しかし、 台湾の警察も世間の風当たりから、野球界の八百長賭博を徹底的に 取り締まるためのきっかけも探していた中、一人のまじめな日本人選手 に加倉らは八百長を見つかってしまい、加倉の懸命な説得に耳を貸 さず、警察に通報してしまう。そこから加倉の転落人生がはじまった。 主人公加倉がだんだんと追い詰められていく切迫感!精神的にも肉体 的にもギリギリと締め上げられていく様は著者特有のもの! 人間の限りない欲望・渇望・残虐性をぎりぎりまで表現し尽くされた作 品になっています。気になる人はぜひ読んでみてくださいね♪ |
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神宮署に勤める極悪非道の刑事。禿鷹(はげたか)を描いた物語です。 冷徹・非道・異常なサディスト禿鷹は、地域ヤクザから賄賂を受け取り 、南米マフィアからの暗殺を阻止する。が、ヤクザの幹部を付けねらう南 米マフィアからのヒットマンを一度は捕らえはしたものの、幹部がそのヒット マンを殺さずに見過ごしてしまう。 それが原因となり、禿鷹の恋人がそのヒットマンに無残にも殺害されてし まった。それから禿鷹の復讐が始まる。 逢坂作品は初めて読みましたが、一気にはまってしまいました。これから も逢坂剛さんの作品をどんどん紹介していきたいと思います。 ≪あらすじ≫ 信じるものは拳とカネ。史上最悪の刑事・禿富鷹秋―通称ハゲタカは 神宮署の放し飼い。ヤクザにたかる。弱きはくじく。しかし、恋人を奪っ た南米マフィアだけは許せない。痛快無比!血も涙もひとかけらの正義も ない非情の刑事を描いて、読書界を震撼させた問題作。本邦初の警 察暗黒小説の登場。 |
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【第123回直木賞受賞作】 フィリピン・セブ島のガルソボンガ地区におじいさんと一緒に住んでいるト シオ・マナハンの13歳〜15歳の5月を舞台に直木賞受賞の壮大な少年 の成長・冒険物語。 フィリピン人娼婦の母と日本人の父の間に生まれたトシオ・マナハンは、 小さいころに母に捨てられ、祖父と一緒に闘鶏用の軍鶏を育てながら 毎日を過ごしている。 主人公トシオは、フィリピン人と日本人の子として生まれたため、ガルソ ボンガ地区では、軽蔑の愛称「ジャピーノ」と呼ばれているが、トシオは、 そんなことは気にしない。この物語は、丸い虹が見えるという「虹の谷」 を舞台に話は進められていきます。 「虹の谷」には、トシオが尊敬する元新人民軍のゲリラ、ホセ・マンガハス がひとり住みついて闘い続けていて、そこへ行く道はトシオしか知らない 。日本から戻ってきたクイーンをその谷に案内したことから、トシオはゲリ ラたちの内紛に巻きこまれていく。 トシオとホセの関係やラモンとの確執 やラモンの妹メグとの淡い恋などをへて、日々成長をしつづけていく過程 には感銘を受けました。 ≪あらすじ≫ 旧ソ連崩壊後の第三世界。混迷の度合いを深める東南アジア。あらゆ る価値観の見直しを求められる21世紀の冒険小説の指標を、少年の 成長物語に託して巨匠がおくる冒険小説巨編、1300枚! |
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船戸与一が描く7つの短編集です。船戸さんが10年間すこしづつ発 表してきた作品を集めた本です。 アメリカを舞台に実在のスポーツ業界に関係する人物を使いながら、 米国スポーツ社会に生きる日本人を主人公に壮絶な闘い方と苦悩が 描かれた7作品です。 ≪あらじす≫ アンチ・ヒーロー達の孤高の魂が煌めく! 米国スポーツ社会に生きる日本人の壮絶な闘い方と苦悩を描く7篇 セミ・ファイナルに名を借りた“私刑(リンチ)”の開始ゴングは鳴った。 だが、負け犬にも魂がある……。アメリカ・スポーツ社会の片隅で孤高 の闘いを続ける日本人たち。彼らの壮絶な生き方と苦悩をダイナミック に描くハードボイルド小説集。冒険小説の第一人者が10年間の日米 関係の変遷をも浮き彫りにする渾身の7篇。 【著者の経歴】 1944年山口県生まれ。早大法学部卒。出版社勤務を経てルポ・ライ ターに。’79年豊浦志朗の名で『硬派と宿命』を刊行。以後、『非合 法員』『神話の果て』など海外を舞台にした冒険小説を多数発表。’8 5年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞 を受賞。’89年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。 |
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場所は先住民の武装蜂起に揺れるメキシコ辺境。そこのメキシコ自治 大学に留学中の日本人学生が体験した壮絶な行商人との旅程の物 語です。 メキシコに留学中の日本人学生は酒場の帰りに数人の男に襲われ、 金品を奪われてしまった。途方にくれていた若者にそこでであったタランチ ュラと名乗る行商の老人に奪われたものを取り返してもらう。 助けてもらい、老人に感心した主人公の日本人学生は、強引にタラン チュラとの行商の旅についていくことに。旅をしていくうちに行商人タランチ ュラの壮絶な過去を知り、復讐のために行商人になり残虐な殺戮を繰 り返していくさまを見せつけさせられる。復讐することにより自分の生きが いを感じるタランチュラにやがてその日本人学生も復讐に荷担することで それを楽しんでいる自分の中での心の変化に気づき始める。 少しページ数がありますが、読んでいくうちにはまってしまいました♪ |
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現金輸送強盗でつかまり5年間刑務所に服役した藤堂幸夫。刑務所 を出所後、彼は復讐を誓う。現金輸送強盗は、【藤堂幸夫】と仲間2 人との仕事だったが、そのうちの一人【右田浩平】は、現金輸送車を襲 って後、突然幸夫を置いて走って逃げた。その時、幸夫はつかまったが 右田浩平の名前ははかなかった。 出所後、すぐに右田浩平にあい、もう一人の仲間【棚橋洋次】を探すの を手伝わせる。そもそも現金輸送強盗を考えたのは棚橋洋次だったが 、実行の日は姿さえ見せなかった。幸夫はなぜあの時現れなかったのか を聞くことと5年間の刑務所暮らしのつけを払わすために、棚橋洋次が 営む伊豆の下田にあるカフェに向かう。そこで韓国密航者の女とであった ことが藤堂幸夫の人生破滅へのカウントダウンが始まる。船戸与一の日 本を舞台にした冒険・サスペンス!! 一人の女のためなら殺しもいとわなくなってしまう男の心情が克明に描 かれています。時間があれば、1日で読めるぐらいの本なので気軽に読 んでみてくださいね。 |
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1986年4月からこの物語が始まる。場所は、アフガニスタン東部のジャラ ラバード。ソ連軍は、ムジャヒディンといわれるアフガン・ゲリラと戦闘中で 、グレゴリー・セベルスキー、キリル・グローニン、アレクセイ・オルノフ、マキ シム・オブスの4人は、同僚の死が強欲な上司によってもたらされたことを 知り、彼らはお互いの血をすうことで、同志の契りを交わし、残虐な復 讐を果たした。 14年後、ソ連が崩壊し、ソ連内部はカオスの時代に入り、アフガン帰還 兵は、マフィア化しグレゴリー・セベルスキーは、エカテリンブルグのマフィア 、パンジシール・グループのトップになっていた。エカテリンブルグの犯罪組 織は、ウラルマッシュとツェントロという2大組織にわかれ、グレゴリー・セベ ルスキー率いるバンジシール・グループはツェントロの傘下にあり、ビクトル ・ボロディン率いるドニエステル・グループはウラルマッシュの傘下で、第3 の犯罪組織を目指し、バンジシール・グループ対ドニエステル・グループ は激しい戦闘状態に入った。 そこで、かつての同志キリル・グローニンとジャララバードで殺されたセベル スキーの同僚の弟ステパン・メルクロフがパンジシール・グループに合流し 、戦闘員の強化を始める。 それに対し、ドニエステル・グループは、アレクセイ・オルノフとマキシム・オブ スを味方につける。これは、ボスであるボロディンとアレクセイ・オルノフは 戦場で戦いオルノフはボロディンに惚れ込み、オブスと共にパンジシール 打倒に全力を尽くす事を誓う。 お互いに戦闘員を強化したことでバンジシール・グループ対ドニエステル・ グループの残虐な殺し合いが始まった! この物語での惨殺・暴行・戦闘シーン・血糊などとてもリアルで生生しく 描かれています。刺激のほしい方はぜひお勧めします♪ |
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時は、1988年代の東西冷戦末期。一人の日本人が東ドイツで仕掛け たミッションにより、歴史を変えたベルリンの壁崩壊のきっかけを作った伝 説のビジネスマン城島武士。 1980年代、城島武士は東阪物産のソ連、東欧担当者し、ソ連の崩 壊を予期・報告したが、会社の上司に真っ向から否定され、独立を決意 会社を作り、単身ソ連へ向かい、ビジネスチャンスを模索。その頃、後 に無二の親友・ビジネスパートナーとなるサーシャと出会う。 それからサーシャと共に東ドイツから3000人もの亡命希望者をハンガリ ー経由により亡命させるミッションを緻密に計画し実行に移す。 読みどころは、城島の大胆で繊細な計画・実行・交渉術は圧巻!! ≪あらすじ≫ 歴史の闇に埋もれたエピソードを取材するためロンドンに飛んだ乃木信 介は、元エージェントから驚愕の事実を知らされる。世界の地図を塗り 替えたベルリンの壁崩壊、それに最も貢献したオペレーションが日本のビ ジネスマンによって仕掛けられたものだという。彼の名は、城島武士。成 功も失敗も、富も栄光も桁違いの世界に人生を賭けた男たちを描く、グ ローバル・ストーリー。 |
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今度は、崩壊寸前のソ連をターゲットに前代未聞のミッションを計画す る若きビジネスマン・城島武士。 強力なビジネスパートナー・サーシャを率い、ルーブル暴落・ソ連崩壊をた くらみ、さまざまな工作していく。 その中で出会うセイクレッド・ウォーリアーと称されるアメリカのパワーエリー トたちとの死闘が始まる。 なんといっても、ビジネスマン城島のマネーを稼ぎ・増やし・使う才能は、 一読の価値あり!! ≪あらすじ≫ 人生で最高のエキサイトメントを味わうためなら、どんな危険も厭わない !落日のソ連邦に一大作戦を仕掛けた若きビジネスマン・城島武士。アメ リカを陰で操るエリート集団“聖なる戦士”を相手に、史上最大の獲物 を賭けて熾烈な情報戦を展開させる。オペレーションの名は“パンドラ”。 ソ連崩壊への序曲を奏でるものであった―歴史の裏面を抉る、迫真の 長篇ノヴェル。 |
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世界中の大富豪や強欲な人たちをターゲットに芸術的な詐欺を繰り返 す天才”コン・マン(詐欺師)”沖田次郎吉。 物語は2005年、ある国のテロリストが戦略ミサイルを入手し、そのミサ イルが日本を標的にしているという情報が日本政府の耳に届いた。が、 平和ボケで危機管理能力ゼロの政府首脳は事の重要さを理解できず 、事態の収拾をこともあろうに詐欺師の沖田次郎吉に依頼。 依頼を受けた次郎吉は、問題を解決すべく天才的頭脳を武器に、“騙 しの天才”、足立梵天丸、井原世之介、綾小路右近と共に現地に向 かい、いろいろな詐欺を繰り返しながらスリリングに展開していく。 ≪あらすじ≫ 2005年、某国のテロリストが戦略ミサイルを入手、日本を標的にしてい るという情報が飛び込んだ。平和ボケで危機管理能力ゼロの政府首脳 は事の重要ささえ理解できず、事態の収拾を国際的詐欺師・沖田次 郎吉に依頼する。彼はその恐るべき頭脳を武器に、3人の“騙しの 天才”、足立梵天丸、井原世之介、綾小路右近を率いて現地に向 かう。果たして沖田の秘策とは!?痛快無比の近未来ピカレスク。 |
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世界中の大富豪や強欲な人たちをターゲットに芸術的な詐欺を繰り返 す天才”コン・マン(詐欺師)”沖田次郎吉。第2弾! 今回は2006年。沖田次郎吉の旧友が小さな島の跡取り。しかし、この 島は近い将来に沈んでしまう運命にあり、島に住んでいる人々を救うべ く次郎吉が立ち上がる。 天才詐欺師沖田次郎吉、足立梵天丸らは、米国・中国の両大国とア ラブの強欲富豪を相手に、空前絶後の巨大コン・ゲームを画策。 沖田次郎吉の人情味あふれる人柄と芸術的な詐欺(コン)ゲームの絶 妙な物語展開は読む価値ありです♪ 激突間近の米中両国から、軍事基地として狙われている南太平洋の 小国USA。その外交顧問に雇われた天才詐欺師沖田次郎吉は、超 大国相手に巨大な騙しを仕掛けていた。時同じくして、沖田の盟友・ 足立梵天丸は、アラブの富豪率いる国際詐欺師団への仕掛けの真っ 最中。二つの作戦は一つとなり、空前絶後のコン・ゲームに発展していく 。前作を上回るスケールで放つ、究極のエンターテインメント。 |
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石油に代わる新エネルギーがアメリカ人と日本人助手によって開発され たが、アメリカ政府の陰謀により2人とも拷問の上殺害された。発明者 が殺されたことにより、この偉大な新エネルギーは世界に知られることな く闇に葬られた。に思えたが、日本人助手の子供がその資料を見つけた ことから、新エネルギーの存在が明らかに! 新エネルギーの存在をなんとしても消滅させたいアメリカ政府と一商社マ ン冨島新五との熾烈な駆け引きが始まった! インディペンデントとしてオイル業界に革命を築き“ザ・ギャンブラー”と呼 ばれた男、佐伯剛。そして彼を慕う二人の青年、池浦謙二、富島新 五の物語。 池浦謙ニは佐伯を慕い、佐伯の指導のもと、オイル業界に自分の情熱 の全てを捧げ、競争の激しいオイル業界でめきめきと頭角をあらわす。 池浦の欲望はさらにオイル業界のタブーにまで挑戦。そのころは失敗知 らずで上りつめてきたおごりから佐伯の助言を聞き入れず、とことんつっぱ しっていく。その先に待ち受けていたのはやはり・・・。 かたや日本唯一の総合情報商社社長富島新五のもとには、突如と して、新エネルギーの模型が持ち込まれ、ペンタゴン情報部(DIA)との暗 闘が始まる。そして20年前の研究者殺害が明らかに…。 |
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日本唯一の情報収集・分析を専門にする会社を立ち上げた情報総合 商社GT通商社長【冨島新五】。 今回は、中国の共産主義を滅亡させようとテロを画策するアメリカのエリ ート集団VS富島新五との熾烈な戦いが繰り広げられる。 CIAのエージェントとして成功を続けてきたガルシアーノは、今度の中国 での大規模なテロを工作しようと準備を整えてきた。その背後で秘密裏 に監視してきたGT通商の冨島新五はその工作を阻止しようとガルシア ーノを含むCIA要員を除去するためプロの殺し屋を雇う。 冨島新五VSガルシアーノとの意外な関係が明らかに! 中国の急激な民主化を裏であやつるアメリカの陰謀を巡り、熱き魂だけ を存在の糧としながら戦い続ける者たちのバラードが聞こえてくる感動の 大作。 |