Great pianist Cyprien Katsaris
ものごっついピアニスト
シプリアン・カツァリス

このサイトは、超絶技巧の持ち主にして、ロマンティックな歌い上手、そして最高のエンターテイナーである「ものごっついピアニスト」シプリアン・カツァリスのファンサイトです。
いまでこそアムランやヴォロドス、サイなど個性派ピアニストが認知されていますが、まさしく彼こそ「元祖個性派」! 日本ではなぜか実力のわりに正当に評価されない不遇のピアニストであるカツァリスに刮目せよ!
2010.09.04
北京編をアップ
2009.06.21
パリ・番外編をアップ
日々是カツァリス・番外編

このコーナーは、おもにカツァリスの海外コンサートおっかけをレポートする「日々是カツァリス番外編」です。

目次
「2009年 巴里編」 2009.06.21up  
「2010年 北京編」 2010.09.04up


日々是カツァリス・巴里編
2009年6月9日19時〜 パリ UNESCO ホールA by Copin
Salon du livre encien(古書の会)&Salon de l'estamp(版画の会)主催による会員およびPRのための無料コンサート(カクテルパーティー付き)

プログラム 「フリープログラム 〜バッハ、モーツァルト、ショパン、リストなどの作品から〜」

4年ぶりにやってきました華の都巴里。今回はユネスコでのリサイタルに潜入してまいりました。
15分前に会場前にたどり着いたのだが入り口は長蛇の列。

「会場前に着いたらTel.してね。」とアシスタントのフランソワーズから指示されていたので携帯から電話する。
「入り口に着いたんだけどすごい人なの。」「すぐ行くからそこで待ってて!」
彼女から入場券を受け取り列に並んだ。入り口を過ぎると、そこには空港にあるような手荷物探知機とボディーチェック機が設置してあった。さすがユネスコ、チェックは厳しい。でもなぜか入場券のチェックはなかった。誰でも紛れ込んで入れてしまいそう(笑)。

やっと建物内に入り再度フランソワーズを探す。終演後にCD販売をするらしく、その準備に追われていた。私に気付くと会場内に案内してくれ、会場係の女性に前方の席を探してくれるように頼んでくれた。開演間際になってしまったのでもうかなりの席が埋まっていたのだ。
結局「レザーブ席の中でお好きなところへどうぞ!」と言われたので遠慮なく前から10列目くらいの左寄りの席に座った。そして落ち着いたところであたりを見回してみた。大きな会議場で2階席もある。1000人くらい入るのではないだろうか。左側には各国名が書かれたガラス張りのブースがあった。普段の会議ではたぶんそこで同時通訳が行われるのだろう。あたりまえだがまわりはフランス人だらけ。なんとなく写真をとってみた。

そうこうしているうちに会場内は暗くなり主催者のあいさつが始まった。う〜〜む。よくわからない・・・(苦笑)そしてその後もうひとりあいさつが。話の結びのところで「シプリアンはモーツァルトのなんたらかんたら・・・」と話していたがよく聞き取れなかった。(註:招待状に、カツァリスは古書の会の名誉委員会のメンバーだと書いてあった。カツァは著名人の自筆収集家としても有名みたいなので、そのつながりの会なのかと推測。モーツァルトの自筆を持っているとでも話していたのかしら?)
いよいよカツァリス登場!
このコンサートは「フリープログラム」というお題であるのだが、彼自身が曲目紹介しながら進行していくというパターンであった。私には話している内容が半分くらいしかわからなかったので、ここでは推測も交えて書かせていただきます。ご了承ください!

カツァ:「まずはスカンジナビアの偉大な作曲家グリーグを3曲お聴きください。孤独なさすらい人、スケルッツオ、春です。季節は春ですからね!」
いつものように美しい音色だ。ピアノはYAMAHA。

カツァ:「次はロシアです。」
説明はよく理解できなかったのだが、今晩は音楽で世界を巡る旅パリヴァージョンなのだろうか?そしてチャールダッシュの演奏。派手なパフォーマンスに観客は引きつけられていく。会場内は割れんばかりの拍手に包まれた。

そして次はリスト。今日の主催古書の会と結びつけたのだと思うが、リストがマルティーヌの詩集からインスピレーションをうけて作曲した「孤独な中の神の祝福」。演奏前に、楽譜の冒頭に添えられているマルティーヌの詩が朗読された。演奏は素晴らしくまさに天使の羽のような調べに感動した。細かいアルペジオが特に美しかった。

続いてはギリシャ。
カツァ:「この古代ギリシャの曲には歌詞がついているのでまずはこれをギリシャ語で読みます。」みたいな感じで詩を朗読しその後「Le reve de seikilos」セイキロスの夢を演奏。

H.Gウエルズ、言わずと知れたSF作家の名前を挙げて話は宇宙へ。宇宙空間の音楽ということでBACHのプレリュードを演奏。昨年の東京公演ではアンコールに弾いた曲だ。

カツァ:「ここで文学の世界へ戻りたいと思います。ジャン・ジャック・ルソーをご存知でしょうか?彼は哲学者であると同時に作曲家でもありました。その中から3曲弾いてみたいと思います。」
ルソーの名前は受験勉強以来忘れていたが作曲家でもあったとは初耳だ。曲調はバロック音楽に属する感じ。軽快で聴きやすい。日本に帰ってからネットで調べてみたら、「ルソーは日本の童謡”むすんでひらいて”の源流とされている曲を作った人。」と書かれていた。日本にもゆかりのある人物だったとは改めて驚いた。そういえば3曲目に弾いた曲は”むすんでひらいて”のメロディーに似ている部分があったように思う。

カツァ:「さてメキシコに移ります。典型的なメキシコの舞踏音楽アントニオ・ゴメスのVariacionesdです。」
リズミカルな演奏。

カツァ:「ありがとうございます。」
そしてここでつなぎがよく理解できなかったのだが話はルクセンブルクに。小さいが、とても文化的な国であるということだった。

カツァ:「さてまた飛行機に乗りましょう。日本に行きましょう。」
その後は早口すぎてよく理解できなかったのだが「日本のわらべうたで、かごめかごめという曲を弾きます。」日本の曲もプログラムに入れてくれたとは感激!

カツァ:「私はモーツァルトを弾くと予告していましたが、かわりにハイドンを弾きたいと思います。」
ハイドンソナタ ハ長調 昨年日本でも披露した曲。

カツァ:「さて次の曲は・・・作曲家を推理してください。当たった方にはお帰りの際にCDを進呈しましょう。」
観客は盛り上がる!そして演奏が始まった。まったりとして美しい。私はブラームスかなと思った。
演奏後、カツァ:「さあ、うかがいましょう!」
     観客:「ブラームス」
     カツァ:「違います」
     観客:「メンデルスゾーン」
     カツァ:「違います」
     観客:「シューマン」
     カツァ:「違います」
     観客:「モーツァルト」
     カツァ:「ノー。残念ながらここで時間切れです。答えは有名な哲学者のフリードリヒ・ニーチェです。」
ええっ?私の聞き間違いかな?ニーチェといえばまたまた受験勉強以来記憶の彼方にある人物ですよ〜。教科書に載っていたあのニーチェが作曲?まさか!イメージわかないなあ。というわけでこの人物についても調べてみたところ、「ワーグナーの熱烈なファンであり、彼と交流があった。13歳から20歳にかけて歌曲やピアノ曲を作曲。」と記されていた。毎度のことながら、よくこのような埋もれた作曲家の楽譜を探せるものだと感心。

コンサートに戻ります。
この後さらにニーチェのポロネーズを2曲。

いよいよショパンヘ。時間が押しているのかなと想像させるようなスピードで続けざまに弾きまくるカツァリス!ワルツ第七番、ノクターン第2番、幻想即興曲。

そして締めの曲はバンジョーだった。会場内はもちろん大喝采。

アンコールは”パンとバター”だった。
カツァ:「モーツァルトを弾かないでハイドンを弾いたので、ここでモーツァルトが8歳のときに作曲した曲を弾かせていただきます。」

演奏が終わると観客は大喜びだったがある程度拍手したら一斉にお帰りに。。。フランスではアンコールは1曲がふつうなんだろうか?
休憩なしで1時間半あまりのコンサートを満喫した!

まだまだ続く。
このコンサートはカクテルパーティーのおまけつき。
CD販売&サイン会終了後、同行させてもらった。ここではカツァリスの友人の中に混ぜていただいてシャンパン片手に歓談させていただいた。なんだか強制フランス語実践レッスンのようだった(爆)。カツァリスは忙しそうにあちらこちらにあいさつまわりをしていた。
この後さらに9人での会食にも連れて行っていただいた。フランス語漬けでだんだん頭がまわらなくなってきたが、気持ちはとても楽しかった!

Merci beaucoup!!
次は10月の日本公演で!



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日々是カツァリス 北京編
2010年8月20日 北京大劇院 by U-YAN
 さて、日々是カツァリス2010北京編として、8月20日に北京で行われたカツァリスのコンサートを報告したいのですが、長―い北京旅行を全部書くときりがないので、コンサートの関係だけ。

 そもそも、この遠征が決まったのはほとんど勢い。確かツイッター上で、Copin姉さんが夏休みの予定をつぶやいていたのを「ユー、北京いっちゃいなよ、レポートよろしく」てなノリでからかい半分でリプライしたのがはじまりだったような。その辺の経緯を振り返ってみましょう・・・。

Copin姉さん: @Katsaris_Mania なるほど。。。結局東京のホテルステイにして豪遊するかもです! 10:13 PM May 20th webから Katsaris_Mania宛
U-YAN: @copin2 それより八月なら北京への追っかけをお願いします 2010年5月20日 22:59:57 TwitBirdから copin2宛
森岡さん: @Katsaris_Mania 北京、どこでやるか調べて来ますね。チケットの手配はお任せを。copinさん、北京いきましょう!! 2010年5月21日 0:28:46 webから Katsaris_Mania宛
Copin姉さん: @jasminium14 うわ〜、北京に連れて行っていただけるんですか?上海ライブ見ましたがあの盛り上がりを体験してみたいです♪中国語は全く話せませんが。 2010年5月21日 6:53:08 webから jasminium14宛
森岡さん: @copin2 カツァリスの北京公演は、8月21日、国家大劇院ですね。http://www.chncpa.org/n16/n1062/n8576/3709230.html 来週北京に行くので、チケット買って来ましょうか??? 2010年5月21日 16:40:06 webから copin2宛
Copin姉さん: @jasminium14 jasminium14さんもチケット購入されるのでしたら一緒に買ってきてください。中国には行ったことがないので一人で行く勇気はないんです。。。ダイレクトメッセージに私のメアドなど書いて送らせていただきますのでいろいろとよろしくお願いいたします! 2010年5月21日 18:45:44 webから jasminium14宛
U-YAN: うーむ、8月21日か・・・暑いだろうなあ・・・。飛行機はどれくらいしそうですか? RT @copin2: @Katsaris_Mania 何を弾くんでしょうね?っていうか、こんなに突然北京公演おっかけが決定しつつあることにビックリしています。 2010年5月21日 22:09:49 Tweenから
森岡さん: @Katsaris_Mania もうこうなったら行きますよ。みなさんのツアー・ガイドになります。U-YANさんも前向きに検討してください!! わずか1日の間にこういう展開になるとは…。 2010年5月22日 0:30:51 webから Katsaris_Mania宛
Copin姉さん: @jasminium14うわっ!眠っている間にまた話が進んでいる!ほんとになぜブセナが北京になったのか?しかも超スピード展開!故宮に万里の長城も? jasminium14さまどうもありがとうございます(喜)よろしくお願いいたします。 2010年5月22日 4:30:03 webから
森岡さん: @Katsaris_Mania 何でブセナが北京になったのか??? ツイッター怖いですね...でも、言い出しっぺは、U-YANさんですよ。 2010年5月22日 0:46:16 webから Katsaris_Mania宛
U-YAN: @copin2 @jasminium14 いろいろ考えましたが、マイル航空券が予約できそうなので、北京行きます!!!!! 2010年5月22日 23:33:42 Tweenから

てな具合で、展開はやっ!!! わずか、2日くらいでしかもツイッター上で決定。。。
とてもまともな社会人とは思えん・・・。

そんな勢いできてしまった、管理人うー、Copin姉さん、森岡さんの3人ですが、この3人まったく立場が違うのです。それは今回の旅程全部に当てはまることなのですが、私とCopin姉さんは、すべてあらゆることを

「森岡さんに任せきり」

なのです。
 どこへ何時に、から始まり、そこまでの行き方、支払い、全部おまかせ。もう海外旅行に来てる感覚じゃないくらい緊張感なさすぎ。パーフェクトなツアコンぶりを発揮していただいている森岡さんにおんぶにだっこ。「次はどこっすかー」てな具合www。 もう、先生と呼ばせてくださいっ! 当然コンサート当日の日も、朝から、コピー商品満載の市場で買い物三昧の後、羊肉のしゃぶしゃぶなど、すべておまかせツアー状態。

 ところが、そんな森岡先生をもってしても、誤算が。。。 余裕をもってホテルを出るはずが、その日1日雨なこともあって、ホテルの前にタクシーが全く来ない。。。あせる我々。そんな高級なホテルではないけど、そこそこメジャーなスイスホテルの前にタクシーが1代もないなんて・・・。「大丈夫、まにあうはずっ」と言い切る森岡先生だが、我々はなにもすることができません・・・。待つこと15分くらい。いいよリミットが近づいてきたとき、ホテルの前に1台のリムジンがっ!

 一瞬これ乗れるかと思ったが、そんなはずはなく、中から出てきた男をうやうやしく迎えるホテルの従業員。珍しくサービスいいな、と思ったが、そのままスルー。・・・。・・・。あれ、・・・いまの、ランランに似てるぞ?? 森岡先生に、「いまのランランに似てましたが・・・。「え?そう?」 あわててホテルの中に確認しに帰る森岡先生。「やっぱり、ランラン!!」 へー、そうだったんだ!! そのときの私のツイート。

おお、なぜかホテルの玄関でラン・ランに遭遇!!! 2010年8月21日 19:58:20 TwitBirdから
ていうか、ラン・ラン、カツァリス先輩のコンサート来いよ! 2010年8月21日 20:05:12 TwitBirdから
サングラスかけて田舎のドラ息子って感じ。 2010年8月21日 20:13:49 TwitBirdから

 そんなサプライズもありながら、どうにかタクシー捕まえ、渋滞の中、国家大劇院に開演5分くらい前に到着。よっしゃー、と勢いよく降りる我々。ところが、雨の中、ようやく入口にたどりついたのに、あわててまた走り出す森岡先生。どうやら、ホールの逆側にタクシーがついたらしく、こっちからは入れてくれないと・・・。逆側って???? そんなこと言われてももう時間ないし! このホールバカでかいし!!! 
 しかし走りました。。。雨に濡れながら、ホール半周。しかもこのホール、ただでさえでかいのに、周りに水をはってて、その周囲の長いこと長いこと。こんな感じ。


 なんとか走りきってようやく逆側入り口へ。しかし、最大の関門が! 立ちはだかるは持ち物検査ゲートと、やたらえらそうな係員! そう邪魔するのは国家権力か?

 ぐちゃぐちゃいろいろ文句付けられ、カメラとかも取り上げられ、また延々とホール内を走って、ようやく着いたときには、カツァリス入場中!! ちょっとはじまってしまったけど、なんとか席に。。。うわ、最前列ど真ん中・・・。

 さて、まずは、リストにささげる即興演奏とやら。案の定、リストは関係ない即興演奏で、きいたことある中国のメロディーも聞こえる。確か、オリンピックコンサートのときに弾いたメロディーかもしれん。
 
 だんだん落ち着いてきて、周りもようやく見渡せるように。ピアノはファツィオリ。珍しい・・・。ホールは、You Tubeでみたオリンピックコンサートのときの大ホールではなく、コンサートホールのようで、なかなかいい雰囲気のホール。音もまあまあかな。聴衆はほぼいっぱい状態。1800名くらい入っているのかも。こんなホール。
 

 2曲目は、グリーグの抒情小曲集から12曲。ひさしぶりに12曲も・・・。そして、そのあとはシューマン子供の情景。この流れは落ち着かせてくれてよかった。なにより安心して聞ける手の内に入ったレパートリーなので。
 
 さて、演奏はなかなかよかったのだが、管理人うーは、シューマンの途中からソワソワ。ホールでトイレに行こうと思っていたのにそんな時間がなかったからなのだが、あわててたため、忘れてたのだが、落ち着いたら思いだしてきたわけで・・・。まあ、でも、もうすぐ終わる・・・。
 
 ようやく子供の情景が終わって拍手ぱちぱち、さートイレ行こう、と思った瞬間、椅子に座るカツァリス。えー、前半からアンコール?? 弾き出した曲は、ショパン協奏曲第2番・・・。
 えええええ、休憩なし???? それはキツイよ・・・。他の観客もさすがに意外だったのか、ザワザワ。落ち着くまでにしばらくかかった。それにしてもこれは厳しい。すくなくともあと30−40分は拷問確定・・・。

 ところが、今回のプログラムの目玉であるこのショパンピアノ協奏曲第2番ソロバージョンというのが、秋の来日公演のメインプロでとても興味深い曲のうえ、カツァリスがかなり気合いいれて弾いているのがわかるので、ぐいぐい引き寄せられていって、いつのまにか尿意も気にならなくなってきたわけです。

 さてこのショパンピアノ協奏曲第2番ソロバージョンですが、他人のトランスクリプションではなく、ショパンのしかも、オーケストレーションする前のオリジナル版。つまりオケとの協奏曲にする前に書いた設計図のようなものだったのか、なかなかおもしろいです。ひけらかすような超絶技巧はないので、オケが透けて見えるというような快感はありません。だから、いままでのカツァリスが弾いた数多くのオケ編曲物と同じように考えると肩透かしにあうかもしれない。でもこの曲は間違いなくショパン。彼の新しいショパンレパートリーだと思うと感激です。

 第一楽章ですが、かなり慎重に弾いているカツァ。テンポはいつものように走り目だけど、弾き飛ばさず、きっちり抑えるところは抑えている。でも確証はないけど、完全にオリジナルそのままというわけではなさそう。

 第二楽章。これはただただ美しいの一言。彼の得意なノクターンを延々と聴かせてくれてるという感じで、この第二楽章を聴けただけでも今回来た甲斐があったというもの。美しく粒だった音の連続に久しぶりにカツァの美音を堪能。これは日本公演にも期待が持てる!

 第三楽章も破たんなく終了。最後まで彼には珍しく慎重に弾こうというのがみえてかなり安心して聴けた。ソウルとはえらい違いwww

 アンコール1曲目は、予想通り、ゴットシャルクのバンジョー。大盛り上がりの会場。事前に森岡さんからは、「中国の聴衆は本プロの拍手はおとなしいけど、アンコールになるとどんどんアンコールを求める拍手で盛り上がる」ときいていたけど、これ本当。どんどん盛り上がる会場www。なんか一昔前の日本のコンサートホールみたいだな。

 アンコール2曲目は、バッハシロティのプレリュード。これも予測の範囲内だなあ。終わって結構な客がぞろぞろ帰り始めるが、それでもアンコールを求める人たちもいて、さらに3曲目は、バターブレッド。

 さすがに終わったら、ほとんどの客が帰り始めたが、我々3人だけが最前列でパチパチ拍手。つられて、2−3人も一緒に拍手を続けてくれる人も。しばらく続けたら、カツァ出てきてくれて、ピアノを指さし「弾く? 弾かない?」的なジェスチャー。わずかに残った客(50名くらい?)も大盛り上がりで、4曲目のアンコールは、ショパンノクターンOp.9-2。ショパンナイトだったんだから、これはやっぱり弾かなくては!

 というわけで、いろいろあったものの、北京公演を堪能。とくに日本公演のメインとなる協奏曲ソロバージョンの仕上がりが順調なので大いに満足!! 

 終わってから、カツァリスに面会の予定を知らせていたものの、That’s官僚的な係員に楽屋口まで入れてもらえず、取り次いでももらえず、すごすごと帰ることに。まあ、最前列にいた我々にはいやでもカツァは気付いただろうから(明らかに最初の曲が終わって聴衆に礼したとき、こっちみてオウって顔そむけたもんなwww)まあいいや。中国の官僚気質は手ごわいのう。ホテルへ帰った後はカフェであれやこれやと雑談、ああ楽しかった。

 さて、大満足のコンサートでしたが、不思議なことがいくつか。まず、最初にちょっと遅れて入ってしまったのだが、それに文句をいいにくる係員がいてうざかった。でもこちらも悪いもんな、と思っていたら、演奏中、平気で他の客を席に案内しているではないか、なんで我々に文句いってきたんだ? あと、あれだけ、入口でカメラ検査があったにもかかわらず、それをすり抜け、多くの客がコンサート中も平気でバシャバシャ撮りまくり。なんで? もっと不思議なのは、その写真撮ってる客に、撮り終わった後、赤いレーザーポインターが当たって、グリグリされていること。何? 係員が注意してるつもりなのか?? レーザーポインターは寝てる客にも当たってグリグリされていた。誰かのいたずら?と思ったけど、どうもそうではない。寝てる客を注意するのもどうかと思うが、そのためにレーザーポインター? そういえば、むかし中国でアジアカップサッカーで日本代表選手がグリグリやられて問題になっていたが、どうも中国人のデフォらしいね・・・。 

 で、翌日は、万里の長城、北京ダックと続くのですが、それは割愛。でもほんとうに素晴らしい旅でした。ツイッターからはじまったこの旅にお付き合いいただいたCopin姉さん、そしてなんといっても全日程仕切っていただいた森岡先生に感謝いたします。また次回中国のどこかでカツァのコンサートがあったら、ぜひ行きたいです!! 謝謝!!