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2011/7/31(日) DeAGOSTINI   週刊零戦を作る 全100号 完成











(↑)Canon EOS Kiss
---------------------------------------(↓)Nicon COOLPIX



















ようやく、完成しました。

全体を通しての感想:満足度は90点合格です。

不満な部分(マイナス10点)は

1、主脚ドアー全般の構造が再現されていない。脚の固定方法にも疑問が残る。

2、折りたたみ翼の構造が再現されていない。

3、尾輪とフラップの固定方法の指定が無い、又は尾部を外してなどの荒い指示。

4、ステップバイステップの写真見本が粗末、特に外板の姿が痛々しい。

震災、原発事故で途中断念された方々や製作途中でお亡くなりになられた方々を思うと何か非常に重いものを感じてしまいますが、こんな時代背景と共に製作過程が走馬灯のように思い浮かびます。一生忘れられない思い出です。今回のテーマはこれで終了します。



7月26日(火)
カウリングがようやく組みあがり、各マーキングも終わったので、
99号完了と自分なりに判断しました。
こだわれば、エンドレスになりそうだからです。
全体バランスでカウリングのウエザーは可也、甘くしました。
3mm以上のデカールは使わず、基本的に塗装で仕上げています。
後はキャノピーと尾灯、脚ドアー、エンジン後方のパネルが揃えば完成に持っていけます。






7月8日(金)
今回は増槽とカウルフラップを料理した。増槽は先端をエロージョン処理し、
エンジンも仮組みして、エンジン排気処理もしてみた。
煤けた排気ではなく、完全燃焼の高温の排気で表現してみた。
来週はデカールも貼り始めます。







6月26日(日)
今回は機銃20mm/7.7mmの硝煙すす汚れを表現してみた。
すす汚れはエアーブラシで軽く吹くことが一般的でしょうが、
トップコートをせず磨きで仕上げるには(磨くと取れてしまう為)、上から吹くことが出来ないため、下地に黒を入れ、これを磨きだす方法を取っている。
非常に面倒で失敗すれば、何度もやり直しになるが、反射光にムラが出です自然な塗装面の焼け表現が出来ることが利点と思う。

今回の94/95号は3次元加工の外板作業が多く、創刊号から今までで最も時間が掛かかった。
参考までに、外板処理作業時間は一枚あたり4時間〜8時間掛かかり、難工事だった。




6月17日(金)

今回は垂直尾翼のマーキングを料理した。
ただ、吹いただけでは、ペッタリした印象でデカールと代わり映えしないので、
塗装後にエナメルクリアーの赤と黄色で変化を付けてみた。

この後も大物パーツの増漕タンク、キャノピーやエンジンカウリングが待ち構えているので
どんな風に料理するかが楽しみだ!


64()

今回の91号は左側のフィレットの取り付け

組み立て説明では前方のアールのみ確認する指示であったが、後方も後部胴体としっかり合わせて確認する必要がある。

実際に、後部胴体との合わせ目に段つきが出る。これを修正して一体で仕上げる必要がある。(下の写真は修正前)

この修正はフィレット胴体下部の外板を貼るときに行うことになるが、それまでに状況をしっかり把握しておこう。 

段差の許容範囲は外板の厚み(0.1mm)を限度とみなして、板の削りは最小限として、骨を削ってでも、極力スムースに合わせるように心がけよう。実際に飛ぶわけではないが、空力的な観点で処理しよう。

考証上もめる、細かいマーキングも少しずつ進めて行こう。(デカール使用の場合は完成後の最後に貼るべし!)


水平安定板から胴体外板の合わせ状態を確認する。肉眼だけでなく、写真判定も効果的。

わずかな隙間も発見出来る。実機ならリベット抜いて、クリコで押さえてリベット打ち直し。

再現機で外板ひしゃげたままでリベット打って、しわくちゃのまま、板がつづら折れで重なっている機体を見ますが、大戦中の工廠であんな処理したら、上官の「びんた」が飛んだことでしょう。その位の感情移入で板を貼っています。


522日〈月〉

いよいよ、ファイナルラップ。「蛍の光」が聞こえてきそうです。板貼り、塗装、研磨、マーキング(塗り)、ウエザー、しんどくて楽しい工程です。今回は、ごまかし最終兵器のトップコートはしないつもりです。

ウエザー:「汚し」ではありません。このページのテーマに繋がる塗り表現です。例えば、コクピットに座ったとしたら、ガソリン、硝煙や機械油の匂いを想像できるような、そんな表現を目指したいものです。モデルは美しい仕上がりが大切だと思います。ウェザリングは格好良く、綺麗に汚したい。矛盾

胴体周りの外板を貼る前に記念撮影です。今後 惜しげもなく板で覆います。殆どの小物は塗装後にドライブラシ/ウォシュをしていますが、可也の小物は見えなくなります。後部のバッテリーカバーの赤錆び表現には随分手間をかけましたが、構いません。本来パイピングや配線表現をすべきところなのでしょうが、週刊本で仕上がり全体像が見えないため作成指示に従い全く設定しませんでした。つまり、ストレート組みで全神経は仕上げに注ぎ込むことにしました。




先端赤、付け根と後縁に謙虚にシャドーしてメタルプライマー吹く。


ディスプレースタンドと搭乗員

 

日の丸が入ると一種の凄みが出ます。零戦が兵器だったことを再認識しました。


操縦席から左主翼を見た。零戦搭乗員の気持ちが感じられます。

 

操縦席から右主翼を見た。

 

操縦席の基本構造と田宮1/16フィギュアーで大きさを見る

 

胴体基本構造

 

エンジンの基本外観

主翼の基本構造

感想:

物を作る時はリズムが大切で、作成に間を空けるとやる気が低下します。

という訳で、暇なときでも搭乗員のフィギャー作ったり、磨いたりして、この2年間、何とかここまで来ました。

「継続は力」と信じつつ。2年間これに掛かりっきりで、プラモが進みません。昨年暮れから今年の正月に辛うじて、左側の写真にある1/48 零戦21型とP-38ライトニングを作成しました。

7月にハセガワから1/32雷電が発売されるそうです。レベルの1/32雷電からうん十年、これが次の楽しみです。この道楽なかなか止みません。

外板貼り作業の難易度は高いですが、表現力は豊かです。

少しずつ仕上がる事が楽しみです。今後もこの種の金属モデルが出ることを望みます。

内部構造や表面処理の「職人技」次第で完成度の高い作品になると思います。

 

 

 

 週刊零戦をつくる 掲示板ID「アルミ錆び止め」の作成ワンポイント

週刊零戦をつくる

零戦をつくる掲示板に私が投稿したものを補足して記載します。

 

キャノピー窓枠は接着でいこう!Oh No両面テープ!!

キャノピー仕上げ
最善かは分かりませんが、とりあえず私がやった方法を書きます。
「準備するもの」
マスキングゾル改(420円)、タミヤセメント流し込みタイプ、
良く切れるクラフトナイフ替え刃は新品)、コニシボンドG17
塗料(飴色、カウリング黒)
「作業の流れ」
1、先ずコニシボンドをタミヤセメントで2倍に希釈してエナメル黒を混ぜる(外板を貼るのと同じ)
2、キャノピーをコンパウンドでピカピカに磨く
3、マスキングゾルをキャンピーの表裏に塗り乾燥する
4、キャンピーの窓枠線に沿ってナイフで窓枠を切り抜く
5、切り抜いた窓枠とアルミの窓枠外板裏面に希釈した黒いコニシボンドを筆で塗る
6、少し乾いてから、アルミ窓枠を貼り乾燥する
7、アルミ窓枠に沿ってナイフで切り込みを入れ、マスキングを剥がす
8、ボンドや塗料の剥がれをナイフの腹でそぎ落とし、コンパウンドで磨く
9、もう一度キャノピー表面にマスキングゾルをし乾燥する
10、もう一度、新品の刃を付けたナイフで窓枠に沿って切り込みを入れる
11、窓枠部分のマスキングをはがして飴色を塗って乾燥したらはがす
枠が浮いた部分は流し込み接着剤を流せば、接着材が活性化してくっ付きます。
完成、とっても面倒ですが綺麗です。(2CH投稿記事より)

週刊零戦をつくる

1、左側の後部風防のマスキングがこれから、コニシボンドを塗る直前(裏から見えるので黒を塗る)

2、真ん中の正面風防が、コニシボンドで枠を接着したところ。接着強化のため流し込みセメントがはみ出しているのが分かる。

3、右側の中央風防が一旦マスキングをはがして綺麗にして、もう一度マスキングしたところ

この後マスキングを窓枠で切り取って、塗装して完成。おー めんどくさ。

無線空中線はやっぱりテグスでしょう。

ピアノ線が提供されましたが、何か違和感ありますし、少しでも曲げてしまったら完全にうそっぽくなります。

碍子の後ろは1mmのスプリングをほどいて、前後を繋いでます。このスプリング張力でいつでも線を引っ張るわけです。

又、多少 線に引っ掛けてもスプリングで逃げがあるので大丈夫です。

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エンジンのカウルフラップでエンジンの唸り音を感じよう

磨いた後にエッジ部をドライブラシとウォシュしてます。

綺麗に作ることを心がけている方には、ドライブラシやウォシュって、大胆な処理で怖いかもしれませんが、一歩踏み出すと、新たなものが見えてきます。

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硝煙や煤、赤錆び表現をやろう!

機首周りの点検パネルのケガキ線を書き直して色の変化を付けました。
合わせて7.7mmガス排出口を掘り直して穴の中は「さびてんねん」で処理して遊んで見ました。
機銃口やエンジン排気、オイル汚れなども大胆すぎなければ、ワンポイントになります。
程度が難しいですね!ちなみに、処理は一般的にはエアーブラシで吹き付けますが、下地を黒く塗り、研ぎだす方法もあります。
下の例は下地黒研ぎ出し手法です。


プラスチックを金属に見せよう!

増槽タンク先端部分のエロージョン(プロペラ後流で巻き上げた砂や小石による小傷)
を表現して、地肌の銀塗りをチラッと見せることで、「おーアルミ製かな」と思わせます。

それと、写真では分かり難いですが表面をでこぼこ波打たせています。足りなかったようですが。
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各マーキングは塗装で仕上げよう。(目安:3mm以上は塗る)

ステンシル作成はCraftRoboに任せました。手で切り抜いてもいいのですが、大きいマークは切れ目のゆがみが目立ちますので、最近のテクノロジーも利用させていただきました。

垂直尾翼にマーキングを。
赤はミスターカラー(68)モンザレッド、黄色は少し迷って(109)キャラクターイエローにしてみました。
退色表現として、エナメル クリヤーレッドとクリヤーイエローでトーンを調整しています。
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どうでも良いかもしれませんが、完成後の保管を考えて(ガストロック)

補助翼やフラップに手が強く触れて、ヒンジが壊れたら大変なので、保管ように作ってみました。銅板を切って半田付けした物です。翼ばさみにまでウエザーしなくてもよさそうなものですが、ドライブラシを使う事が染み付いてしまっています。
「飛行前外セ」のフラッグはご愛嬌です。

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操縦席ベルトや床を使い込んだように、リアルにしよう!

戦闘機の操縦席のベルトの種類にも色々あるでしょうけれど、収納方法等の作法は良く分かりませんが、ベルトの取り付けが、あまりに不自然な気がしたので、ベルト内部に鉛線を仕込み、しなやかさを意識して少し手を加えてみました。又、操縦席の床も操縦者や整備士の靴のかかとでこすられていたのではないかと考えて変化をつけてみました。

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しごいて、しごいて、エナメルでウォシュしてます。

ベルト穴を付けるか悩みましたが、うそっぽく見えそうなので、凹みだけにしました。

つまらないことで、長時間悩みます。下の床のペンキ剥がれも、バカバカしい位悩んでます。

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納得のいかない、主脚固定ねじのカバー処理

投稿日時:2011-05-17 12:56:03

89号作成指示の主脚固定ネジのアクセスパネルの固定方法ではブカブカ、スカスカで納得出来ませんでした。

作成指示のパネルは固定して、新たにブリキ板でアクセスパネルを作りました。
ネオジウムの強力磁石で止めています。
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外板の貼り方と外板にリベットに沿ったウエーブを再現しよう!

リベットのモールドにハセガワリベット ツール 数千本から万本? とにかく地道に押しなおすと

手首の腱鞘炎と引き換えに、外板に自然とウエーブが発生!この波を壊さずに貼り付けるのです。

投稿日時:2011-04-09 19:00:01

外板の剥がれや浮きを修正してからの処理の例です。
(エアブラシ必須、なるべく細吹き調整が出来るもの)
(1)リベット痕を打ち直し(組み上げ前に行う。組んだ後でも可能ですが、慎重に行わないと穴が開きます。)
(2) 削除
(3)リベット列に極、軽くシャドー塗装(薄く黒を吹く)
(4)色を吹く
(5)コンパウンドで磨く。
コンパウンドの過程で「ペイントのチョロはげ」が出来ますので、剥がれた部分を中心に(4)(5)は3〜5回位繰り返します。
チョロはげは丁寧にプライマーを塗ってから、(4)(5)をくり返します。
面倒くさいですが、表面に深みと透明感が出ると思います。
不安でしたら、水平尾翼下面等、目立たない部分で練習したから、チャレンジしてみてください

板の加工について、写真を添付します。
切り出した物は必ず、全ての端を指で絞り加工しています。指先で端を丹念に内側に曲げます。お盆を作るイメージです。こうすることで、貼り付け後に、浮きが発生しにくくなります。何度も現物合わして、浮きがないことを確認します。
注意:絞り加工するとき爪を立てないようにしてください。深い傷が出来ます。
板の接着はコニシボンド(黄色いもの)を機体の骨側と外板に薄く塗り、手で触ってもべたつかない状態になってから貼り付けます。
接着後に浮いた部分は瞬間をナイフの先に着けて流し込んでいます。両面テープは一切使用していません。
接着が乾燥したら、拡大鏡を覗きながら、外板端の角面をナイフで全て面取り加工しています。これは板の角部分の塗装の剥がれ防止のためです。手間はかかりますが、仕上がりは綺麗になると思います。

コニシボンドG17はタミヤセメント流し込みタイプで2倍に薄めて筆で塗る。

タミヤセメントのビンで希釈すれば、筆はビンに付属の物が使えます。

又、タミヤのエナメル塗料と親和性があるので、クリヤーブルーやグリーンを混入すれば、外板の裏側の着色も兼用できる。

 

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リベット痕を一本づつハセガワツールで再生し、シャドーをエアーブラシする。

この処理は後の仕上げで効果を発揮する。

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尾輪の処理(デ社の指示ではロックのために、尾部覆いを外せとあるが、これは異常で大不満な処理であるので、以下の機構を作った。

投稿日時:2011-06-04 15:47:15

いよいよ尾輪が覆われる段階に来ましたので、ロック機構を作成しました。
極力、シンプルな物を模索したつもりですが、果たして如何なものでしょう。
写真に補足書きましたが

1、シリンダーの首に銅板でブラケット付きのクランプを半田と接着剤でがっちり固定設置。
2、1.5mmのスプリングを右側のブラケットと車軸と連結。(常にロック方向に働く)
3、左側にまち針の先端をクランクに曲げ、ブラケットに取り付け。(ブラケットの位置は写真参照)
4、まち針が上下にスライドできるように尾輪に1mmの穴を開ける。この時、極力ピストンと平行にあける。(スムースに上下出来るよう)

尾輪を収納するときだけ、尾輪を一旦、左に一杯きると、ベルクランクがまち針を押して、シリンダーが回転しアンロックになる
尾輪のベルクランクのスプリングは無くても大丈夫ですが、引き込み時のアシストとセンタリングとして働きます。

実機とは全く関係ない構造ですが、これで心置きなく、尾部が覆えます。

週刊零戦をつくる

 

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まち針の動きとアンロックの動きを角度を変えて撮影しました。
(写真1) 軽く下に引っ張って、尾輪を左に振って、アンロックにするところです。ベルクランクで押す部分は回転中心付近にして、接着剥がれ過重がかからない様にしています。
(写真2) 完全に引き込んだ状態:一旦アンロックになれば、少し尾輪を押し込んでやれば、指で尾輪をニュートラルにして押し込みます。
3、引き出せば、ロック位置で自然に溝にキーが落ち込みロックとなります。

ここのポイントは2点
1、まち針がピストンの動きに追従して如何にスムースにスライドするかにかかっています。私は、一旦、ベルクランクを外し、車輪を外し、下から、1mmのドリルで穴を開けました。

2、ピストンに巻きつけた銅板をしっかり取り付ける。少しピストン側に刻み傷を付けて、そこに半田が流れ込むようにして、回転方向に滑らないようにして、さらに瞬間ゼリーで覆っています。耐久性、機能優先で、ごつごつしてます。

その他:
細かい部分では銅板のブラケットはスプリング側とまち針(クランク曲げ)取り付け側で90度で取り付けていますが
スプリングの張力調整はブラケットの角度を変えてやれば調整可能です。ロックがきつい時は、スプリング側に曲げ、緩いときは反対側に曲げて調整します。

尾部覆いを何度も付けたり、外したすることには将来的に破損の危険性大ですし、ただ、差し込んだだけでは、合わせ面の隙間や段差も気になります。
図面を引いたわけではなく、現物を「ジィーーート」見て作りましたので、各部、目見当です。
もっとシンプルな方法があるかも知れませんが、尾輪のセンタリングと引き込み力の補助と保持、ロック/アンロックと可也盛りだくさんな要求ですので、ちょっと複雑ですが、こんなところで妥協しました。

週刊零戦をつくる

週刊零戦をつくる
以下は外板工程の一部で

板を貼っていく毎にきっちり磨いて完結していきます。

これはモチベーション維持にも重要な工程です。

製作過程2011・7.9(97号まで)



92号 2011年6月11日