ノウサギ(ニホンノウサギ)の頭骨

ウサギ目ウサギ科ノウサギ属 本州産
Lepus brachyurus Temminck,1845



頭骨全長90mm 頭骨幅(頬骨弓幅)45mm 歯式 2/1・0/0・3/2・3/3

上下の切歯は齧歯目の切歯同様一生伸び続けますが、その構造は大きく違います。エナメル質が切歯の前面と後面を覆い(齧歯目は前面のみ)、縦溝の入った上の切歯は2対(齧歯目は1対)あります。咀嚼する時は下顎を左右に(齧歯目は上下に)動かし、専ら植物食です。


ウサギの上顎切歯は表と裏の2枚重ね計4本になっています。(下顎切歯は2本です。)上下とも2本ずつ切歯を持つネズミとはこの点で大きく違います。



ノウサギは家畜種のアナウサギ(画面右側)とは骨格も生態も違い、別系統です。ノウサギは全体的にがっちりとした大きな骨格を持ち、手足の長さの比率が大きく、頭骨もアナウサギよりも幅があります。特に頭骨で目立つ両者の差は鼻骨の形状です。ノウサギの鼻骨は幅広く、吻全体が太く見えます。



→ウサギの大きさと特徴を見る

→「頭骨のつくり」を見る

→トップページにもどる